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注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
PRIMAL×HEARTS2 (ま~まれぇど)
2015/10/30
©MARMALADE/ま~まれぇど
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4284字)
<ストーリー>
引きこもりの性根を叩き直す為として、姉の美智に三年間の山篭りを強いられた幸塚大智。生還を果たした大智が編入することになった間ノ島学園は、二つの生徒会による選挙のまっただ中だった。運動部連合と月華会、文化部連合と天道会。対立する両勢力に担ぎ出される生徒会だが選挙は全くの同数票続きで、学生自治は停滞している。そんな中に現れた777人目の学園生。それは学園に伝わる伝説の再来だった。スリーセブンと呼ばれる生徒が学園を左右したかつての歴史に色めき立ち、大智を巡って鍔競り合いを始める両勢力。美智の在学時とは違い、生徒の為というよりは部活関係者による利権闘争の様相を呈している選挙だったが、大智はキーパーソンとして否応なくそれに巻き込まれていく。
その状況に心を痛めていた級友の、天道会役員でもある館林たてはの漏らした言葉から大智は、部活間対立の解消に乗り出す。両生徒会を糾合しその協力を得、ライバル校との親善試合という場での応援合戦を通して、特に不仲だった吹奏楽部と空手部の和解にこぎつけた。それを契機として大智が初めて迎える選挙は、この数年絶えて久しかった、組織に依らない自由投票となった。
<杏那ルート>
クラスから度々姿を消す綿貫杏那。学園祭の準備もありその姿を探して校内を巡る大智は、彼女が学園の名物、選挙DJだったことを知ってしまう。二つの生徒会と同じように伝統ある中庸の報道者。その正体が公のものとなれば引退を免れないことから、二人は秘密を共有する協力者となった。
必要に駆られる放送の際に、クラスメイトへのフォローを買って出る大智。そして風邪で動けない中、中止するしかなかった重要放送を、被り物をした大智が慣れない口上で代役を務め上げたことは、杏那に仲間意識を超えた絆を抱かせる。周囲からそれとなく迫られ続けている大智の人間関係に焦りを抱く杏那は、その気持ちを強引に、飾り気なく伝えた。そうして二人の間には、恋人という関係が加わった。今日も二人は周囲にそうと知られぬまま、新たな学園名物となった選挙DJコンビを務めている。
<たてはルート>
クラスの一致によって学園祭の催し、歌劇喫茶店の実行委員を任されるたては。それを支え学園祭を成功裏に終えた大智はその翌日、たてはから告白を受ける。叶った初恋に喜びを露わにするたてはだが、彼女に想われれば想われるほど、大智はその乖離に違和感を拭えなくなっていく。姉の美智に学ばされた、好青年としての振る舞い。たてはが見ているのはそんな虚像ではないかという虚無感と、思いの定まらない自身への不信感は大智を苛む。だが彼女は違った。大智本来のオタク気質を目の当たりにしてもその想いは変わらない。あの日、知り合って間もない大智に手を差し伸べられた時から。誰かの為に懸命になれるその姿を好きになったという彼女の思いに触れ、大智は改めてたてはに恋をする。
互いを恋人と紛れなく呼び合えるようになった二人。影響力の毀損に不満を持つ旧態依然とした文化部・運動部の一部生徒たちが騒ぎ立て学園に再び動揺が走るものの、二人はそれさえも乗り越えていく。学園の未来を考えた上で協力して投票に臨むことは何も悪いことではないと、組織活動を通した強制のみを禁じて騒動を収めた二人は新しく変わっていく学園、それを体現するパートナーのように生徒たちの目に映った。
それから数ヶ月後。二人は以前にも増してその絆を強くしている。今では同じ趣味にすっかりのめり込んでいる、たてはのコスプレ。その格好で迫られながら、続いていく自分たちだけの物語、それを大智は思い描く。
<真白ルート>
月華会会長を手助けした経緯からその副会長、真白との面識を得た大智。不遇な友人をどうにか助けたいと願いながらも力及ばずにいた日々に現れた大智の存在は、彼女にとって新鮮で大きなものだった。年下の月華会副会長から敬慕の念を寄せられていること、それに気づかないまま大智は、クラスが学園祭で主催するミスコンテストへの出場を真白に頼み込む。控えめで可憐な年下の、自身にも温かく接してくれる後輩。そんな真白の、壇上の水着姿に対して向けられる視線に大智は、得も言われぬわだかまりを覚える。
学園祭後に誘われたデート、そして真白の両親を巻き込んだ大きな誤解から、大智は彼女から向けられていた思いと自身の内に燻っていたその答えにたどり着く。
恋人となった大智の支えによって変わっていく真白。それまでは仕事にかんしてはどちらかといえば事務的な嫌いさえあった真白だが、月華会次期会長を見据えたその眼差しは力強い。予算要求における天道会のカフェテリア設置の案に対して、自身が手入れをしてきた花壇の老朽化と将来に残る価値を訴える真白の姿は、物静かで儚げなそれまでの副会長像からとは違う、よりよい学園への希望を生徒に抱かせた。
それから季節は流れ、冬。真白の花壇は今や大きな温室へと形を変え、生徒たちの憩いの場となっていた。この花たちが移ろい新たな形を咲かせるように。二人の関係も形を変えながら新たなものを育み、そしてその拠り所となる想いは変わらずそこにある。
<兎姫ルート>
現役アイドルと天道会会長、二足の草鞋を両立している月夜野兎姫。学園、そしてメディアの中での振る舞いと、ラーメン屋で出くわしたその素顔はまるで違うものだった。大智はそんな兎姫の家庭の事情、父親の他界と、病気がちだった母親の手術費を芸能事務所に頼るしかなかったことを知ってしまう。そんな境遇をまるで感じさせない表の華やかな顔と、遠慮のないあけすけとした裏の顔。過労で倒れるほどに、だが挫けない強い意志に、大智は彼女に対してこれまでにない感情を抱き始める。そして兎姫もまた、よろけそうになる身体がふと気がつけば支えられていたような、だが何も語らず去ってしまう大智の背に、胸を焦がすような息苦しさを覚えていた。それはまるで失われてしまった、自身を包み守ってくれた大きく懐かしい背中を兎姫に思い起こさせる。そんな大智に気がつけば兎姫は、学園祭の劇で自身が演じるジュリエット、その相手となるロミオの練習相手を頼んでいた。
芸能人を擁する学園祭ということもあり横行する招待チケットの転売と偽造。それを阻止する為に両生徒会は権限の拡大を求めていた。だが学園祭の準備に追われている生徒たちに選挙活動を行う余裕はない。そこで兎姫たちは数年前に存在した、生徒会の越権行為を抑えこむ「月天和」と呼ばれる監督機関の再設立を考えつく。月天和の監視の下であれば選挙を経ずに、生徒会の権限強化に踏み切ることができる。その会長には両生徒会が推す大智がネット投票によって即日任命されることになった。学園祭に向けて日々はめまぐるしく過ぎていく。
そして迎えた学園祭の日。ロミオ役の急な怪我によって、兎姫は急遽その役に大智を推薦する。劇のクライマックスとなるキスシーンに、互いに思い悩んでいた二人。その二人が見せる世界は観客に、まるで眼前で今まさに繰り広げられる本物の恋愛を思わせた。
すでに明白な二人の気持ち。だがそれを大人たちは許さない。世間を焚き付け、再び倒れた母親の扱いを無言の圧力とする事務所は、兎姫に転学を強いて金づるとしか見ない。最後の夜に思いを伝えあい、一晩限りの逢瀬を惜しむ二人。だが大智は諦めきれない。姉の知り合いで自身の旧知でもある、学園OBにして大財閥総帥、天神平陽姫にかけあい、兎姫の負担の肩代わりを請う大智。陽姫が天神平のボディーガードにと出した条件は、大智の山篭り中の師匠、著名な武術家にして婚約者の帯刀和馬に力を見せることだった。小細工を弄しての一打とはいえ、弟子の気概を見た和馬は大智の勝利を認め、陽姫に促す。
陽姫の支援によって天神平グループに移籍することになった兎姫。母親の容体も持ち直し、授業から仕事の時間までボディーガードとして兎姫に付き添い、今では三人での新たな日常を過ごしている。二人力を合わせての完済、そして結婚と子供、母の完治。健やかに幸福に、二人が思い描くハッピーエンドの物語はあの日に始まり、そしてこの先も続いていく。
<アリスティアルート>
人見知りが激しく極端な上がり症の月華会会長、アリスティア・ヴァレンベリ・華蔵寺。緊張の為に据わった目と口ごもるその姿は魔女や邪神などと生徒たちを恐れさせていたが、そんな彼女の本当の人となりを知った時、大智はアリスティアを助けたいと思った。誰一人として訪れる者のなかった茶会にクラスメイトたちを呼び込み、巷間で囁かれる呪いなどないのだと証明するべく月華会との対立を装った選挙でそれを晴らした大智。その甲斐あって少しずつではあるが、アリスティアに対する誤解も生徒たちの間で晴れていった。
謂れのない孤独の中で決して何かを恨まず、人や動物たちに優しくあったアリスティア。そんな彼女に大智は、父兄がそう抱くに似る愛くるしい感情を募らせていく。面識のない相手は変わらず苦手にもかかわらず、学園祭の出し物である占いの館への呼び込み役に励むアリスティアに、その努力が報いられるよう願う大智。そんな大智に抱いた感謝の念は、アリスティアの中で恋心へと育っていった。
だが思いを通じあわせ恋人となった二人を悪意が襲う。生徒会主催のクリスマスパーティにむけての投票で、アリスティアの指導力が乏しいとして辞任を求める、引退した前月華会。余りにも不躾なその態度に割って入る大智だったが、前役員たちはそれを暴行事件に仕立てあげ、その退学処分を選挙議題へと上げてしまう。陳述書があればそれはルールとして受理せざるを得ない。だがアリスティアは大智を守る為に天道会にも協力を仰ぎ、前役員たちとの対決を決意する。
家格を傘に着た選挙妨害さながらのデモに対して内心不快感を抱いていた生徒たちの前で、あの日起きた出来事を率直に語りその判断を仰ぐアリスティア。頼りなかったはずの月華会会長の毅然としたその姿は生徒たちの心を動かし、協力を快諾していた選挙DJがどこからか用意したあの日の一部始終を収めた映像は、冤罪への決め手となった。
前月華会役員たちの失脚からほんの少し時は流れて。愛らしい会長として親しまれるようになったアリスティアとその恋人スリーセブン、周囲からの視線は幾らか変化を遂げたが、二人の日常は変わらず続いている。互いに笑いあいながら、アリスティアが袖を引き、大智がその頭を撫でる、そんな日々は変わることなく続いていく。きっといつまでも。
<プレイ時間>
杏那ルート(初回ルート)13時間49分、たてはルート6時間28分、たてはサイドストーリー59分、真白ルート7時間8分、真白サイドストーリー51分、兎姫ルート6時間53分、兎姫サイドストーリー2時間16分、アリスティアルート7時間39分、アリスティアサイドストーリー47分。計46時間50分。
初回特典ディスク・聖良アフター1時間57分。総計48時間47分。
<印象に残ったシーン>
(守りたい、この笑顔)
<グラフィッカー情報・敬称略>
ばんろっほ(CGチーフ)、笹本瑞希、平凡蛙、井上拓也、戌鈴。、伊武もいな、ヌルコ*、村地由衣、浅葱純、huccu、(株)アルトワークス、AXL、CLEARRAVE、NanaWind、芝浦トレーディング(株)
<あとがき・2015/11/25>
純プレイで約50時間。丸1ヶ月かかってしまいました。
・CG+エロ
まーまれぇどといえば、くぱあした穴の中から外を描くなど斬新な、それでいて妙にエロいカットイン。今回も真白の尻舐めとか兎姫のニーソコキやゴム外し、アリスティアの股ぐら覗き込み等々…。塗りが素晴らしいのでパンストやニーソやスパッツの黒い質感がまた映える。
そしてパンティが美しい。これがまたイベントごとにパンティの柄が全て違い、まーまれぇどのたゆまぬエロへの追求心を感じさせます。ずらし挿入も結構あるのでそれが好きな方にはなかなかよいエロの方向性ではないでしょうか。
一晩ぶっ通しセ○クス後の布団に入ったままでのおはようフ○ラや、たてはとの玄関や路地裏といった場所なんかどうでもいいと言わんばかりの発情セ○クス、兎姫の子作り実況ハメ撮りなど、エロのシチュエーションも少しあけすけなこの感じがまーまれぇどらしい。テキストも今回はやたらと妊娠を意識した台詞が多くて好みでした。欲を言えばボテ腹ックスが欲しかったけども。
それと相変わらずモザイクの境界が細かいのでゴムつけてもくびれとかがわかって非常にエロくて興奮しますね。僕はホモじゃないけど。
・キャラクター
まーまれぇどはキャラの作りが本当にいいですね。もこもこさんことアリスティアは小動物的な可愛さの王道ぶり、真白は清楚なナリなのにドスケベ献身若妻的なギャップが。
そして攻略対象ではない兎姫ママン。なで肩に結いだ髪、肩に掛けたストールからはみ出る縦セーターおっぱい、病気がちな未亡人…。こどものじかんの秋さんの影響か、こういう奥さん大好きです。守りたい、そして子供を産んで欲しい。まーまれぇどは本当によくわかってるね。攻略対象じゃないんだけども。兎姫のアフター枠が一人だけ4つだったので親子丼確定だとばかり。杏那好きな方には申し訳ないんですが、正直、ママンこそサブ攻略キャラ枠であってほしかったです。
主人公も共通で、たてはの悩みに新参者だからこそできることを実践したり、アリスティアに対する謂れのない中傷をあっていいはずがないと立ち回ったり、善良でいいやつでしたね。それが姉に作られた性格から出てきた行動だったとしても。それに向き合ったルートもありましたし。たてはとアリスティアは明確なきっかけがあり、これは惚れても仕方がない。特にアリスティアは言ってみれば、たった一人だけ味方になってくれた異性の男の子といじめられっ子という構図で、不幸娘を笑顔にとの、萌えゲの王道的な展開でした。
基本CG数94(内エロCG数53)、回想数27。初回特典基本CG数3(内エロCG数2)。
エロ1CGあたりの尺は6分半(たてはメイドコスプレ前戯)から29分(アリスティア初体験前戯)。平均17分。
永続ループBGVあり、永続ループBGエロSEなし、尻モザなし、淫語P音修正あり。
特殊システム(エロイベント時ヒロイン台詞主人公固有名なし・三人称呼びかけ)
(関連記事:PRIMAL×HEARTS)
2015/10/30
©MARMALADE/ま~まれぇど
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4284字)
<ストーリー>
引きこもりの性根を叩き直す為として、姉の美智に三年間の山篭りを強いられた幸塚大智。生還を果たした大智が編入することになった間ノ島学園は、二つの生徒会による選挙のまっただ中だった。運動部連合と月華会、文化部連合と天道会。対立する両勢力に担ぎ出される生徒会だが選挙は全くの同数票続きで、学生自治は停滞している。そんな中に現れた777人目の学園生。それは学園に伝わる伝説の再来だった。スリーセブンと呼ばれる生徒が学園を左右したかつての歴史に色めき立ち、大智を巡って鍔競り合いを始める両勢力。美智の在学時とは違い、生徒の為というよりは部活関係者による利権闘争の様相を呈している選挙だったが、大智はキーパーソンとして否応なくそれに巻き込まれていく。
その状況に心を痛めていた級友の、天道会役員でもある館林たてはの漏らした言葉から大智は、部活間対立の解消に乗り出す。両生徒会を糾合しその協力を得、ライバル校との親善試合という場での応援合戦を通して、特に不仲だった吹奏楽部と空手部の和解にこぎつけた。それを契機として大智が初めて迎える選挙は、この数年絶えて久しかった、組織に依らない自由投票となった。
<杏那ルート>
クラスから度々姿を消す綿貫杏那。学園祭の準備もありその姿を探して校内を巡る大智は、彼女が学園の名物、選挙DJだったことを知ってしまう。二つの生徒会と同じように伝統ある中庸の報道者。その正体が公のものとなれば引退を免れないことから、二人は秘密を共有する協力者となった。
必要に駆られる放送の際に、クラスメイトへのフォローを買って出る大智。そして風邪で動けない中、中止するしかなかった重要放送を、被り物をした大智が慣れない口上で代役を務め上げたことは、杏那に仲間意識を超えた絆を抱かせる。周囲からそれとなく迫られ続けている大智の人間関係に焦りを抱く杏那は、その気持ちを強引に、飾り気なく伝えた。そうして二人の間には、恋人という関係が加わった。今日も二人は周囲にそうと知られぬまま、新たな学園名物となった選挙DJコンビを務めている。
<たてはルート>
クラスの一致によって学園祭の催し、歌劇喫茶店の実行委員を任されるたては。それを支え学園祭を成功裏に終えた大智はその翌日、たてはから告白を受ける。叶った初恋に喜びを露わにするたてはだが、彼女に想われれば想われるほど、大智はその乖離に違和感を拭えなくなっていく。姉の美智に学ばされた、好青年としての振る舞い。たてはが見ているのはそんな虚像ではないかという虚無感と、思いの定まらない自身への不信感は大智を苛む。だが彼女は違った。大智本来のオタク気質を目の当たりにしてもその想いは変わらない。あの日、知り合って間もない大智に手を差し伸べられた時から。誰かの為に懸命になれるその姿を好きになったという彼女の思いに触れ、大智は改めてたてはに恋をする。
互いを恋人と紛れなく呼び合えるようになった二人。影響力の毀損に不満を持つ旧態依然とした文化部・運動部の一部生徒たちが騒ぎ立て学園に再び動揺が走るものの、二人はそれさえも乗り越えていく。学園の未来を考えた上で協力して投票に臨むことは何も悪いことではないと、組織活動を通した強制のみを禁じて騒動を収めた二人は新しく変わっていく学園、それを体現するパートナーのように生徒たちの目に映った。
それから数ヶ月後。二人は以前にも増してその絆を強くしている。今では同じ趣味にすっかりのめり込んでいる、たてはのコスプレ。その格好で迫られながら、続いていく自分たちだけの物語、それを大智は思い描く。
<真白ルート>
月華会会長を手助けした経緯からその副会長、真白との面識を得た大智。不遇な友人をどうにか助けたいと願いながらも力及ばずにいた日々に現れた大智の存在は、彼女にとって新鮮で大きなものだった。年下の月華会副会長から敬慕の念を寄せられていること、それに気づかないまま大智は、クラスが学園祭で主催するミスコンテストへの出場を真白に頼み込む。控えめで可憐な年下の、自身にも温かく接してくれる後輩。そんな真白の、壇上の水着姿に対して向けられる視線に大智は、得も言われぬわだかまりを覚える。
学園祭後に誘われたデート、そして真白の両親を巻き込んだ大きな誤解から、大智は彼女から向けられていた思いと自身の内に燻っていたその答えにたどり着く。
恋人となった大智の支えによって変わっていく真白。それまでは仕事にかんしてはどちらかといえば事務的な嫌いさえあった真白だが、月華会次期会長を見据えたその眼差しは力強い。予算要求における天道会のカフェテリア設置の案に対して、自身が手入れをしてきた花壇の老朽化と将来に残る価値を訴える真白の姿は、物静かで儚げなそれまでの副会長像からとは違う、よりよい学園への希望を生徒に抱かせた。
それから季節は流れ、冬。真白の花壇は今や大きな温室へと形を変え、生徒たちの憩いの場となっていた。この花たちが移ろい新たな形を咲かせるように。二人の関係も形を変えながら新たなものを育み、そしてその拠り所となる想いは変わらずそこにある。
<兎姫ルート>
現役アイドルと天道会会長、二足の草鞋を両立している月夜野兎姫。学園、そしてメディアの中での振る舞いと、ラーメン屋で出くわしたその素顔はまるで違うものだった。大智はそんな兎姫の家庭の事情、父親の他界と、病気がちだった母親の手術費を芸能事務所に頼るしかなかったことを知ってしまう。そんな境遇をまるで感じさせない表の華やかな顔と、遠慮のないあけすけとした裏の顔。過労で倒れるほどに、だが挫けない強い意志に、大智は彼女に対してこれまでにない感情を抱き始める。そして兎姫もまた、よろけそうになる身体がふと気がつけば支えられていたような、だが何も語らず去ってしまう大智の背に、胸を焦がすような息苦しさを覚えていた。それはまるで失われてしまった、自身を包み守ってくれた大きく懐かしい背中を兎姫に思い起こさせる。そんな大智に気がつけば兎姫は、学園祭の劇で自身が演じるジュリエット、その相手となるロミオの練習相手を頼んでいた。
芸能人を擁する学園祭ということもあり横行する招待チケットの転売と偽造。それを阻止する為に両生徒会は権限の拡大を求めていた。だが学園祭の準備に追われている生徒たちに選挙活動を行う余裕はない。そこで兎姫たちは数年前に存在した、生徒会の越権行為を抑えこむ「月天和」と呼ばれる監督機関の再設立を考えつく。月天和の監視の下であれば選挙を経ずに、生徒会の権限強化に踏み切ることができる。その会長には両生徒会が推す大智がネット投票によって即日任命されることになった。学園祭に向けて日々はめまぐるしく過ぎていく。
そして迎えた学園祭の日。ロミオ役の急な怪我によって、兎姫は急遽その役に大智を推薦する。劇のクライマックスとなるキスシーンに、互いに思い悩んでいた二人。その二人が見せる世界は観客に、まるで眼前で今まさに繰り広げられる本物の恋愛を思わせた。
すでに明白な二人の気持ち。だがそれを大人たちは許さない。世間を焚き付け、再び倒れた母親の扱いを無言の圧力とする事務所は、兎姫に転学を強いて金づるとしか見ない。最後の夜に思いを伝えあい、一晩限りの逢瀬を惜しむ二人。だが大智は諦めきれない。姉の知り合いで自身の旧知でもある、学園OBにして大財閥総帥、天神平陽姫にかけあい、兎姫の負担の肩代わりを請う大智。陽姫が天神平のボディーガードにと出した条件は、大智の山篭り中の師匠、著名な武術家にして婚約者の帯刀和馬に力を見せることだった。小細工を弄しての一打とはいえ、弟子の気概を見た和馬は大智の勝利を認め、陽姫に促す。
陽姫の支援によって天神平グループに移籍することになった兎姫。母親の容体も持ち直し、授業から仕事の時間までボディーガードとして兎姫に付き添い、今では三人での新たな日常を過ごしている。二人力を合わせての完済、そして結婚と子供、母の完治。健やかに幸福に、二人が思い描くハッピーエンドの物語はあの日に始まり、そしてこの先も続いていく。
<アリスティアルート>
人見知りが激しく極端な上がり症の月華会会長、アリスティア・ヴァレンベリ・華蔵寺。緊張の為に据わった目と口ごもるその姿は魔女や邪神などと生徒たちを恐れさせていたが、そんな彼女の本当の人となりを知った時、大智はアリスティアを助けたいと思った。誰一人として訪れる者のなかった茶会にクラスメイトたちを呼び込み、巷間で囁かれる呪いなどないのだと証明するべく月華会との対立を装った選挙でそれを晴らした大智。その甲斐あって少しずつではあるが、アリスティアに対する誤解も生徒たちの間で晴れていった。
謂れのない孤独の中で決して何かを恨まず、人や動物たちに優しくあったアリスティア。そんな彼女に大智は、父兄がそう抱くに似る愛くるしい感情を募らせていく。面識のない相手は変わらず苦手にもかかわらず、学園祭の出し物である占いの館への呼び込み役に励むアリスティアに、その努力が報いられるよう願う大智。そんな大智に抱いた感謝の念は、アリスティアの中で恋心へと育っていった。
だが思いを通じあわせ恋人となった二人を悪意が襲う。生徒会主催のクリスマスパーティにむけての投票で、アリスティアの指導力が乏しいとして辞任を求める、引退した前月華会。余りにも不躾なその態度に割って入る大智だったが、前役員たちはそれを暴行事件に仕立てあげ、その退学処分を選挙議題へと上げてしまう。陳述書があればそれはルールとして受理せざるを得ない。だがアリスティアは大智を守る為に天道会にも協力を仰ぎ、前役員たちとの対決を決意する。
家格を傘に着た選挙妨害さながらのデモに対して内心不快感を抱いていた生徒たちの前で、あの日起きた出来事を率直に語りその判断を仰ぐアリスティア。頼りなかったはずの月華会会長の毅然としたその姿は生徒たちの心を動かし、協力を快諾していた選挙DJがどこからか用意したあの日の一部始終を収めた映像は、冤罪への決め手となった。
前月華会役員たちの失脚からほんの少し時は流れて。愛らしい会長として親しまれるようになったアリスティアとその恋人スリーセブン、周囲からの視線は幾らか変化を遂げたが、二人の日常は変わらず続いている。互いに笑いあいながら、アリスティアが袖を引き、大智がその頭を撫でる、そんな日々は変わることなく続いていく。きっといつまでも。
<プレイ時間>
杏那ルート(初回ルート)13時間49分、たてはルート6時間28分、たてはサイドストーリー59分、真白ルート7時間8分、真白サイドストーリー51分、兎姫ルート6時間53分、兎姫サイドストーリー2時間16分、アリスティアルート7時間39分、アリスティアサイドストーリー47分。計46時間50分。
初回特典ディスク・聖良アフター1時間57分。総計48時間47分。
<印象に残ったシーン>
(守りたい、この笑顔)
<グラフィッカー情報・敬称略>
ばんろっほ(CGチーフ)、笹本瑞希、平凡蛙、井上拓也、戌鈴。、伊武もいな、ヌルコ*、村地由衣、浅葱純、huccu、(株)アルトワークス、AXL、CLEARRAVE、NanaWind、芝浦トレーディング(株)
<あとがき・2015/11/25>
純プレイで約50時間。丸1ヶ月かかってしまいました。
・CG+エロ
まーまれぇどといえば、くぱあした穴の中から外を描くなど斬新な、それでいて妙にエロいカットイン。今回も真白の尻舐めとか兎姫のニーソコキやゴム外し、アリスティアの股ぐら覗き込み等々…。塗りが素晴らしいのでパンストやニーソやスパッツの黒い質感がまた映える。
そしてパンティが美しい。これがまたイベントごとにパンティの柄が全て違い、まーまれぇどのたゆまぬエロへの追求心を感じさせます。ずらし挿入も結構あるのでそれが好きな方にはなかなかよいエロの方向性ではないでしょうか。
一晩ぶっ通しセ○クス後の布団に入ったままでのおはようフ○ラや、たてはとの玄関や路地裏といった場所なんかどうでもいいと言わんばかりの発情セ○クス、兎姫の子作り実況ハメ撮りなど、エロのシチュエーションも少しあけすけなこの感じがまーまれぇどらしい。テキストも今回はやたらと妊娠を意識した台詞が多くて好みでした。欲を言えばボテ腹ックスが欲しかったけども。
それと相変わらずモザイクの境界が細かいのでゴムつけてもくびれとかがわかって非常にエロくて興奮しますね。僕はホモじゃないけど。
・キャラクター
まーまれぇどはキャラの作りが本当にいいですね。もこもこさんことアリスティアは小動物的な可愛さの王道ぶり、真白は清楚なナリなのにドスケベ献身若妻的なギャップが。
そして攻略対象ではない兎姫ママン。なで肩に結いだ髪、肩に掛けたストールからはみ出る縦セーターおっぱい、病気がちな未亡人…。こどものじかんの秋さんの影響か、こういう奥さん大好きです。守りたい、そして子供を産んで欲しい。まーまれぇどは本当によくわかってるね。攻略対象じゃないんだけども。兎姫のアフター枠が一人だけ4つだったので親子丼確定だとばかり。杏那好きな方には申し訳ないんですが、正直、ママンこそサブ攻略キャラ枠であってほしかったです。
主人公も共通で、たてはの悩みに新参者だからこそできることを実践したり、アリスティアに対する謂れのない中傷をあっていいはずがないと立ち回ったり、善良でいいやつでしたね。それが姉に作られた性格から出てきた行動だったとしても。それに向き合ったルートもありましたし。たてはとアリスティアは明確なきっかけがあり、これは惚れても仕方がない。特にアリスティアは言ってみれば、たった一人だけ味方になってくれた異性の男の子といじめられっ子という構図で、不幸娘を笑顔にとの、萌えゲの王道的な展開でした。
基本CG数94(内エロCG数53)、回想数27。初回特典基本CG数3(内エロCG数2)。
エロ1CGあたりの尺は6分半(たてはメイドコスプレ前戯)から29分(アリスティア初体験前戯)。平均17分。
永続ループBGVあり、永続ループBGエロSEなし、尻モザなし、淫語P音修正あり。
特殊システム(エロイベント時ヒロイン台詞主人公固有名なし・三人称呼びかけ)
(関連記事:PRIMAL×HEARTS)
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