注意


当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。

18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。

記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。

作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。

特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
『母性カノジョ2』を応援しています!

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holnisse

遅くなりましたがコンプリートしました。

心がべキッと折られた訳じゃないんですが
一般人と主人公のクズっぷりとか、バッドエンドの悲惨さとか
「この程度、慣れてるから平気」と思いつつ
やっぱり心の奥にジワってたみたいで
「今日やろう今日やろう」
と思いながら別のことに逃げる日々が続いてました。
明るい作品を何本か挟んでなんとか泳ぎきりました。
ご心配させてたら申し訳ありません。

プレイ後に読んでみて思ったのですが、
やっぱりrex兄のあらすじ素晴らしかです。
内容の理解、咀嚼がしっかりしていて、
正確ながら詩的で、
かつ意味不明瞭になっている箇所がありません。

今回のようにプレイ期間が延びてしまったとき、
全体像を把握しにくくなるのですが
このブログは本当に頼もしいです。
力作ですね。
本当に遅くなりましたが、要約お疲れ様でした。

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20:42

rex(管理人)

おつおつかれさまです。万華鏡と畑の大根しか目にしてない日々が続いててここを見てなかったです…スミマセン。

バッドエンドはメチャクチャ悲惨でしたね。特にエリス肉欲エンドとか…。でも自分エクシールの敗北系肉欲系陵辱系のエンドどれも好きかも…。超昂シリーズはエスカレイヤーRしかしたことないんですが、そちらのダーク系エンドはチ○ポー!チ○ポいっぱいー!しやわせー!とか、産め!神の子を!とか、クズチ○ポ!絶対許さない!とか、どのエンドもエロスを重視してたのに比べて、エクシールは肉欲エンドでさえどこか物悲しい終わり方だったのが。こういう悲恋的なものを感じさせる終わりってこうなんか感じ入っちゃうんですね。ストーリー自体はアトラクナクアとか夜来るに次ぐくらい好きかも…。
僕はなんかもっと単純なので、豚にヤラれるのが直接的でそれを4回も繰り返す作業がとても辛かった。まあオベロンは愛嬌ある豚だったのでマシですが、名前も思い出せないあのオークはホントきつかったです。浮遊城第一階層だけで2日くらいかかったかも。

なんかとても褒められてる気がして面映い。個人的には一文がどうしても長くなりがちで読みにくいと思ってるのでとても。でもほるさんの役に立ったようでよかったと思います。
でもネタバレ記事ってどうしてもこうなんというか、うん…。ほるさんのゲームについての概略と要点について私感を短くまとめた概要記事の方が、エロゲとしては販促になるだろうから素晴らしいと思います。

ていうかエクシール発売の直後におにぎりくん画集なんてものが出てたんですね…。アリス公式通販からのお知らせメールにそんなのなかった気が。クッソそんなの知らない…。

10

21

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2017

08

28

コメント:2

超昂神騎エクシール ストーリー

超昂神騎エクシール (ALICESOFT)
2017/7/28

超昂神騎エクシール
©ALICESOFT

(注意)
ゲームのコンセプト上予備知識を得た上でプレイされた場合、娯楽性を大きく損ないます。
プレイ予定の方は閲覧を避けて頂くよう、強く推奨いたします。


キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:6658字)

<ストーリー>

平凡な学生だった央道継彦はその日、魔王エイダムとして生まれ変わる。転生体である継彦を見い出して数年、次代の王の目覚めを見守ってきた魔宰相ベゼルにとってそれは待ち望んだ瞬間だった。だがその場に突如、光り輝く天使が現れる。神の使徒、神騎。魔の気配を察知し討伐に赴いてきた天使エクシールだが、その直前に目撃していた、継彦が不良に絡まれる少年を救うような人間だったことが彼女を大いに困惑させていた。
その虚を突き離脱するベゼル。忠臣の機転に安堵する継彦だったが、その思いは唐突に裏切られた。魔王というには継彦は余りにも人間臭く甘すぎる。存亡の危機に主君を頼りにできないのであればその力を奪い、自らが新たな魔王となる他ない。そうベゼルは決意し、継彦を魔王たらしめる七つの魔力の源泉、その過半を奪う。同時に命をも失いかけた継彦、それを救ったのは偶然そこに通りがかった美門学園の親しい後輩、報生キリカだった。身を投げ出し致命傷を負うキリカ。惨劇に遭遇したエクシールはその力を用いて、キリカに神騎としての命を吹き込む。神の御業を模した行いで全ての神気を失った彼女に、地上に這い出た魔軍に抗う術はない。だが光明は一つあった。繋がれた手から流れ込む魔力。それは継彦にただ一つ残された魔王の力、「色欲」だった。
肉欲から変換された魔力を受け取り魔物たちを討つエクシール。その姿は人間世界の危機を度々救ってきた伝説の、超昂戦士を思わせた。天界へのゲートをベゼルによって封じられたエクシールは誅滅するべき魔王と手を組み、戦いへと身を投じていく。

神騎エクシール、改めエリス・エクシリアとの奇妙な同居生活を始めた継彦。二人にとって、命は繋いだものの神気が足りず眠り続けているキリカへの魔力補給は急務だった。魔王の力を分け与えられた六魔将によって美門市は制圧され、ベゼルは人々の生命力を糧に地上征服の為の魔力を吸い上げている。そんな中でエクシールは肉体接触を伴う魔力供給に戸惑いながらも、どうにか第一の魔将、強欲のワーズリーを討ち果たした。そして継彦の手に戻った魔力によってキリカは目を覚まし、また人から生まれた神騎としても覚醒する。

ixseal1.jpg

エロゲー仲間だったキリカはさほど抵抗なく継彦の魔力供給を受け入れ、神騎キリエルとしてエクシールと共に第二将、傲慢のハウトを討つ。だがその間際に言い放たれた、裏切り者のエクシール。その言葉が継彦たちに陰を落とした。エクシールは前代のエイダムと共に両陣営へ何も告げることなく、姿を消した過去があるのだという。その理由は未だ定かではない。二人を発見した際、彼女はまるで恐慌を起こした新兵のように、息絶えたエイダムを繰り返し刺突していた。そしてエリスはそれ以前のことを覚えていない。恐らくそれはエイダムが生前に予め記憶操作を施していたのだろう。魔将が欠け封印が綻んだことで接触を図ってきた、天使長のアズエルは継彦たちにそう語る。
第三将、暴食のオベロンも討ち魔力を取り戻していく継彦にはわかったことがある。ベゼルに奪われた魔力はエイダム本来のものの半分に過ぎない。残りは魔王の記憶と共にこの地に封じられている。それを感じ取り、封印地に辿り着いた継彦。そこには同じように半身の魔力を探し当てたベゼルの姿があった。(※1)
激闘の果てにベゼルを下した継彦たち。だがそこにベゼルの妃であるシェムザード、次いで天使長アズエルが現れる。圧倒的な神気で半身を消し飛ばそうとするアズエルを前に、シェムザードは間隙を縫ってその魔力を暴走させた。その折、継彦は封じられたエイダムの記憶に触れる。

エイダムが天使たちと出会ったのは、創造神アマツの手から人間が離れる創世期末だった。眠りについた神に代わり人類を導き、その役目を終えようとしていた天使。その中にいた天使エクシールに人間であるエイダムは恋をした。エクシールもまた誠実なエイダムに未知の感情を揺さぶられていたが、定めに逆らうことはできない。
だが天界に退く天使たちへの謝恩祭中、葡萄酒を口にした人々が毒死するという事件が起きた。諍いから人は人を殺す。千年の導きの中で幾度も裏切られてきた天使長アズエルは、自らの前でなおも殺し合おうとする人間を目にしてついに堕天した。救いの為に目覚めようとしない神に代わる絶対的支配者が愚かな人類を知性なき家畜として管理する。その思想の陰にはシェムエルという天使の存在があった。
それ以来天使と、堕天使と彼らが人間の欲望という魔力を用いて生んだ魔族の戦いが始まった。エイダムもエクシールら神騎と共に天界の武具を与えられた勇者として戦い、その果てに魔軍を打ち負かした。アズエルは神なき世でその絶大な魔力を大地に封じることも叶わず、地の底の業火で永遠に焼かれる他ない。だがエクシールに次いで心を寄せていたアズエルを、エイダムは救いたかった。自らの魂を生贄にしてその魔力を取り込み、転生の度に死ぬことで出来うる限りこの世に出さない、その決意をエクシールに打ち明ける。アズエルの記憶を封じたエイダムはそんな責めをエクシール一人に負わせた。

ixseal2.jpg

だがそれからも魔族は種として罪なくして生まれ続け、エイダムは魔王となって彼らを保護し抑える必要に駆られた。幼い転生体を討たれればそれだけ多くの魔族が犠牲となる。記憶と半分の魔力を自らの外に封印し、神騎の目を眩ますと同時に転生体の成熟を図ってきた。だが数万年に渡って幾度もエイダムを殺し続け、その苦しみを誰にも明かせないエクシールが折れてしまった。愛する男をこれ以上手にかけるのであれば、全てを捨てたい。そう堕天を望むエクシールを抱き止めたエイダムは彼女の記憶を消した。

過去視から目覚めた時、継彦はそこに禍々しい姿を見る。エイダムの、元々は自分のものだった魔力を浴びたことで、その人格と記憶を呼び起こされたアズエル。シェムザード、かつてはシェムエル、今はシェムールと名乗る堕天使の謀略によって、天使長アズエルは再び堕天使アゼルとなった。そうしていずれはアマツさえも滅ぼそうと、堕天使たちは再び地上の支配を目論む。残った魔将たちも抗う術なく、その配下に入った。
最大の味方が敵になったとはいえ、人々を守る為に戦うという継彦たちの意志は変わらない。堕天使の打倒という目的の為に様々な葛藤を乗り越え、ベゼルも再び継彦に仕えることになった。
継彦から新たな魔力を注がれるエリスとキリカの成長は、堕天使側についた怠惰のダイアンの実力を凌ぐほどのものになっていた。だが次いで現れた嫉妬の女魔将ジュラウスは、キリカの不安を突く搦め手を用いてくる。堕天使を下したとして、魔王を討つ神騎という構図は変わらない。そして何より継彦とエリスが愛し合っているのではないか。ジュラウスには自身と同調する肉体を乗っ取る能力があり、そんな危惧と嫉妬につけこまれたキリカは身体を奪われてしまう。堕天使の如き姿になったキリエル、もといジュラウスは、継彦とエリスをアゼルへの手土産に、愛するベゼルを手に入れるつもりでいるようだった。エリスはそれまでに封じた魔将たちを解放しその魔力をベゼルに託させてでも、継彦たちの奪回を誓う。(※2)
不意を突かせたベゼルに魔力を流し込ませ、その圧に耐えきれず分離したジュラウスを打ち負かしたエリスは、継彦とキリカを取り戻した。その夜、エリスとキリカは互いの心の内を打ち明け合う。エクシールとしてエイダムをではなく、エリスとして継彦を。故障で陸上を諦めざるを得なかった自身に新たな世界を見せてくれた継彦を。それぞれに愛していると。そして神に背くことになっても愛しい男を守る決意を確かめ合った。
そして最後の魔将、憤怒のイジールと継彦たちは相対する。堕天使に抗いシェムールに実験を施されたその姿からは、以前継彦たちに見せた、狂戦士ながらの武人の誇りは失われていた。だが魔獣となった身体を渾身の力で打ち倒したその神気が狂気を払ったのか、死の間際にイジールは正気を取り戻す。その残された時間でイジールは継彦との決闘を望んだ。腕力だけが先行した、まるでガキ大将同士の殴り合い。そのどこか清々しい時間はシェムールが投じた巨石にイジールが押し潰されたことで唐突な終わりを迎える。その最後を満たす魔力をもって堕天使たちの古の居城、浮遊城フレナンジェロが封印から解かれ、海中から姿を現した。

浮遊城に攻め入り、シェムールを討った継彦たちはついにアゼルの前に立つ。その力は同じ神気と魔力を併せ持った存在のエクシールとキリエルを凌駕していた。だが継彦から受けた魔力、欲望の力は、人の向上心や探究心といった正のものを含んでいる。可能性を切り拓くその力はエクシールたちの姿を進化させた。人間の成長の力と天使の力を持つ超昂神騎となったエクシールとキリエルはアゼルの力を超える。(※3)

<キリカ肉欲エンド>

(※発生時期任意)
幾度も捕らえられ、陵辱の限りを尽くされたキリカ。その度に救い出されはするものの、抱える暗い欲情を継彦にさらけ出すことも打ち明けることもできない。
激しさを増す戦いの中でキリカが姿を消したことでエリス、そして継彦もほどなくして捕らえられた。場所も知れない敵のねぐら、そこで継彦はキリカと再会する。汚れて緩んだ、化物に組み伏せられるその身体に神騎の頃の面影はない。だがその眼差しは、まだ継彦を覚えていることを物語っていた。それでいて主人と呼ぶ化物が戯れに言うがままに、娼婦じみた誘い文句を並べ継彦の身体に伸し掛かる。それが壊れ切れない彼女が自らに向ける、ささやかな慰めなのだと知れた。その汚れた口づけを継彦は拒まない。共に堕ちていく為に。

<エリス肉欲エンド>

(※発生時期任意)
幾度も捕らえられ、陵辱の限りを尽くされたエリス。その度に救い出されはするものの、抱える暗い欲情を継彦にさらけ出すことも打ち明けることもできない。
エリスが姿を消し、それでもまだ継彦は孤独な戦いを続けている。それは全て、いつかまたという彼女の別れ際の言葉の為にだった。主敵にも繋がらないような雑魚に追われその日も身を隠す継彦。それを見たのは偶然だった。うらぶれた裏路地に横たわる、目隠しされた裸体。発情を露わに男を誘うも、汚物に塗れきった惨状に誰もが目を背ける。まるで哀れな盲目の乞食にも似たその姿に、継彦は気づけば足を踏み出していた。よがり狂いながらも何か戸惑う素振りを見せた彼女に、心が軋む。喘ぐように嗚咽するように。そうして二人は共に光の差さないところに落ちていく。

<ベゼル敗北エンド>

(※1)
ベゼルに敗北した継彦たち。それ以来、意識を操られたエクシールとキリエルは継彦との子と疑わず、異形の何かを産み落とし続けている。そしてそれを見せつけられる継彦は、白濁した魔力を吐き出す炉とされていた。それはシェムザードの一存であるらしい。堕ちた天使がその憎悪を晴らす、半ば永劫の時間はまだ始まったばかりだった。

<ジュラウス敗北エンド>

(※2)
エリスの決意は届かず、ジュラウスの前に屈した。敗北したエリスは堕天させられ、堕天使に魔力を絞り尽くされた継彦は今こうしてジュラウスの慰み物となっている。ベゼルを愛しているにも関わらず、その行動は肉体の影響を排せないようだった。その絶頂の忘我の一瞬、意識を浮き上がらせる彼女と再会したいが為に、今日も継彦は無為の中で生き続けている。

<キリカ鬼畜エンド>

(※3)
アゼルを下した継彦の願いは新たな支配者となることだった。もうだいぶ以前から、魔力生成の為にキリカたちに苛烈な責めを施してきた継彦の精神はその行為に引きずられていた。ベゼルも封印から脱してきたシェムールも、そして継彦から愛していると告げられていたキリカも、魔王の足元にかしずく。継彦はもはやかつてのその人ではない。愛と良心の呵責に苛まれるエクシールをキリエルに殺させることに、何の躊躇いもなかった。

それから一年後、継彦はエリスが引き払ったマンションでキリカと共に暮らしていた。堕天使との戦いで両足を失った継彦はキリカの介助がなければ生きていけず、それがなくとも将来を約束する二人は仲睦まじい。エロゲーのシナリオを継彦が、原画をキリカが。それは学生時代から続く二人の幸せな日々の営みだった。
その、無知な男と神を裏切った女の小さな箱庭の楽園を守る為に、キリカは堕天使となって今日も天使たちと戦っている。継彦から記憶と力をシェムールに奪わせたのは、これ以上戦いと罪を重ねさせない為だった。シェムールが魔王となり地上は破壊の限りを尽くされたが、そんなことにはもはやキリカには関心がない。だがようやく手にしたその幸せにも終わりが訪れる。深手を負ったキリカは最後の力で、生命の絶えた中に一つだけ灯るその家の明かりを目指し、そして倒れた。自身の帰りを一人待つその姿を思いながらも眠気には抗えず、キリカは継彦に詫びながら目を瞑るのだった。

ixseal3.jpg

<エリス鬼畜エンド>

(※3)
アゼルを下した継彦の願いは新たな支配者となることだった。もうだいぶ以前から、魔力生成の為にエリスたちに苛烈な責めを施してきた継彦の精神はその行為に引きずられていた。ベゼルも封印から脱してきたシェムールも、そして継彦から愛していると告げられていたエリスも、魔王の足元にかしずく。継彦はもはやかつてのその人ではない。愛と良心の呵責に苛まれるキリカを再びベゼルに殺させることに、何の躊躇いもなかった。

魔軍によって地上はほぼ制圧され、人類は魔王がそうと認めた善の者以外は絶滅しようとしている。そうしていよいよ天界への反逆の時を迎えた。明日にも魔軍は空へと翔け上がり、聖と魔の戦いが再び始まる。その大戦前夜、継彦は魔王の妃となったエリスに呼び出された。ついにその腹に未来が宿った望外の喜びをもたらしてくれたエリスだが、天界への侵攻にはなぜか二の足を踏んでいる。だが幾ら引き止められようと、生まれてくる我が子の為にも完全に平和な世界を築く戦いをやめるつもりは継彦にはなかった。その瞬間、継彦はエリスに心臓を穿たれていた。天界と争えば継彦を失うやもしれず、そうなれば次なる数百年もの別離にはもう耐えられないと、エリスは涙ながらに語る。そして融合法を用いれば継彦の魂をこの腹の中の胎児に移すことができるとも。
それから永い時が過ぎた。戦いの果てに地上と天界は荒みきり、今や僅かに残った天使と堕天使と魔族と人間はなおも互いを喰らい合い、全てが滅びを迎えようとしている。そんな狭間でエリスは今日も生きていた。その腹は長い時を経ても膨らんだままで、瓦礫の丘でその温もりを慈しむ姿は、さながら聖母のようだった。
千年か二千年か、いずれにせよじきに世界は滅びる。全てが死に絶えた、その静謐で無垢な新世界でエリスは継彦を産み落とし、そして始まりの男女として生きていく。そこは素晴らしい楽園だろう。その日を夢見ながらエリスは、この残酷な世界が目覚めの時には終わっているよう祈り、眠りにつく。

<ノーマルエンド・エリス純愛エンドエピソード・キリカ純愛エンドエピソード>

(※3)
だがアゼルから切り離された魔力は、封印空間から脱したシェムールに奪われてしまう。もはやアゼルがその意志を手放し元のアズエルの姿に戻った以上、その魔力を振るうのは自分しかいない。そう言い放ち、イジールやジュラウスへの研究で確立した融合法を用いて半身の魔力と融合したシェムールは、アマツの姿を模った偽神マガツへと変貌する。僭神の紛い物とはいえ禍ツを名乗るその力は神と呼ぶに差し支えない。だがそんな神の力さえも人の成長の力は超えていく。エクシールとキリエルに核を打ち抜かれたマガツは塵となって消えていった。

戦いが終わり、全ての魔力を取り戻した継彦は魔王となった。それは欲望の力を悪用した人間や魔族たちが引き起こす事件を未然に防ぐ、地上の魔力の管理者という立場になる。そして神騎エクシールとキリエルは魔王の補佐役として、また神騎アズエルはその監視者として地上に留まることになった。アゼルと魔将たちも継彦に人の姿を与えられ、人間社会での融和を目指し始めている。そこには肉体を失ったジュラウスとイジールの姿もあった。
そして今日も継彦はその務めを果たしている。超昂神騎と共に魔王はその日も駆け出すのだった。

ixseal4.jpg

ixseal5.jpg



<プレイ時間>
ベゼル敗北エンド(初回ルート、以下鬼畜ルート進行、日数切れバッドエンド(魔将)含む)12時間14分、ジュラウス敗北エンド6時間18分、キリカ肉欲エンド(中位階シェムール敗北時発生、日数切れバッドエンド(堕天使)含む)9時間23分、エリス肉欲エンド(中位階シェムール敗北時発生)7分、ノーマルエンド3時間24分、キリカ鬼畜エンド1時間25分、エリス鬼畜エンド(残り日数最終日までプレイ)1時間32分
キリカ純愛エンド(二周目初めから、以下純愛ルート進行、65日クリア)7時間53分、エリス純愛エンド1時間32分、ハーレムエンド38分。計44時間26分。
クリア特典ベゼルの応援5分、クリア特典アズエルのお仕置き7分。計12分。
総計44時間38分。

<グラフィッカー情報・敬称略>
天然水(CGチーフ)、ひさと(CG)、えびちり(CG)、るりまる(彩色協力)、とんちゃん(彩色協力)、とりも(彩色協力)


<あとがき・2017/09/12>

・CG+エロ
おにぎりくん氏の原画がやっぱり素晴らしいです。エスカレイヤーでも思ったけど、腹周りのほどよい肉つきとなだらかなラインのバランスが絶妙でたまらんです。エリス×ショタ継彦の後背位とか、水着風コスのキリカ×継彦の駅弁のけぞり絶頂とか…。オッパイ腹脚尻と全てが強調されてる構図で死ぬほど抜ける。
後エロCG中にカットイン多用されますが、アリスのこれは好き。というかおにぎりくん氏が基本CGにとらわれず自由に描けるからか、特にフ○ラの表情がとてもいい。二本のチ○コ舌でねぶってるカットインとかエロすぎる。
エロシチュは鬼畜敗北共にエスカレイヤーよりはライト寄りだったように思います。暴力オヤジとかいなかったし、何より対怪人の数が少なかった。自分は純愛とライト凌辱な方が好きなのでシチュはこちらの方が抜けましたが。

・ストーリー
基本的には一本道なストーリーで、それに純愛/鬼畜のエピソードがそれぞれ付属しているという感じの進み方でした。なのでどのルートをやっても大筋では変化に乏しかったように思えます。とはいえそのストーリーは、目標とする倒すべき敵が何度も入れ代わり立ち代わり、前世からの定めなども絡んできて、起伏が豊かで面白いものでした。
エスカレイヤーの肉欲系バッドエンドは、動物になってセ○クスセ○クスっていうそのまんまのエンドでしたが、エクシールの場合はどちらのヒロインもちょっと毛並みが違い、戦うことができなくなった末路エンドみたいな感じでしたね。鬼畜エンドもそう。悪落ちした上での乱交とかサドマゾとかといったエロい結末はなく、非道を行ってきた結果として大切なものを失った結果の終着といった趣き。それ以前に散々に酷いことをしてきたので主人公であっても報いはあって然るべきだと思うし、それにこういう物悲しい悲恋系エンドも好きです。
けどエスカレイヤーでの遼子さんエンドにあたる、ババアエンドが今作なかったのはホント残念。アズエルっていう素晴らしくお局様で可愛いババアがいたのに…。アズエルは孕ませてほしかった。
それと、おにぎりくん×アリス塗りのボテ腹って、しっかり妊娠線が感じられつつもはっきりとした線でない、起伏といった絶妙な感じの陰影で素晴らしすぎる。

・テキスト
アリスは交尾だとか受精だとか露骨な単語をバンバン書いてくれる、その上で頭がパーみたいな感じとか下品さは抑えて仕上げてくれるので、エロテキストとても好き。今回はメイ氏がそれを読むので個人的に最高でした。
でも敗北だけでなく鬼畜に比べても純愛シーンは控えめでしたので、もうちょいそっちも乱れさせてもよかったと思いました。

・演出
OP、超昂変身、ボス誅滅には手書きアニメが使われてるんですが、これがまた凄まじいクオリティ。章のたびに毎回飛ばさずに見てた。外注かと思いましたがスタッフロール見るにアリス部内のお仕事のよう。全部あわせて一分か二分かそこらですが、その出来はジェリーフィッシュと比べても全く劣らないです。1シーンでもいいからエロシーンをアリスのアニメで見てみたい。

・音楽
アリスの音楽ってその中でも特に主題歌は本当にハズレないですね…。バトルBGMの方も含めて、これはもう鉄板だと思いますが…。



基本CG数81(内胸露出以上のエロCG数63)…エロ割合78%、回想数113。
永続ループBGVあり(台詞ボイス永続ループ機能なし)、永続ループBGエロSEあり、イベント連戦時付着精液残留なし、尻モザなし、淫語無音修正あり、立ち絵鑑賞モードなし。

holnisse

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一般人と主人公のクズっぷりとか、バッドエンドの悲惨さとか
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プレイ後に読んでみて思ったのですが、
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おつおつかれさまです。万華鏡と畑の大根しか目にしてない日々が続いててここを見てなかったです…スミマセン。

バッドエンドはメチャクチャ悲惨でしたね。特にエリス肉欲エンドとか…。でも自分エクシールの敗北系肉欲系陵辱系のエンドどれも好きかも…。超昂シリーズはエスカレイヤーRしかしたことないんですが、そちらのダーク系エンドはチ○ポー!チ○ポいっぱいー!しやわせー!とか、産め!神の子を!とか、クズチ○ポ!絶対許さない!とか、どのエンドもエロスを重視してたのに比べて、エクシールは肉欲エンドでさえどこか物悲しい終わり方だったのが。こういう悲恋的なものを感じさせる終わりってこうなんか感じ入っちゃうんですね。ストーリー自体はアトラクナクアとか夜来るに次ぐくらい好きかも…。
僕はなんかもっと単純なので、豚にヤラれるのが直接的でそれを4回も繰り返す作業がとても辛かった。まあオベロンは愛嬌ある豚だったのでマシですが、名前も思い出せないあのオークはホントきつかったです。浮遊城第一階層だけで2日くらいかかったかも。

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