C￥Documents and Settings￥User￥My Document￥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロｇ彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた

僕と恋するポンコツアクマ。 (スミレ)
2015/9/25


©smile/clearrave

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト：3047字)

<まえがき>

サブエンドは省略しています。

<ストーリー>

義妹の咲莉、幼馴染の桐谷梨々愛と共に、かしましい日常を送っていた藤真蓮。そんなある日蓮は、積もるばかりの女っ気に危機感を募らせた梨々愛に迫られる。だが生来のうぶさから関係を始める以前に失敗した梨々愛は、それをけしかけた母親であり三人が通う青邪馬学園の理事長でもある怜香から、問題児矯正寮への入居を命じられてしまう。通称ポンコツ寮へと纏めて送り出された三人だが、そこには蓮の知人たちの顔ぶれがあった。そして蓮は長年連れ添った妹たちも含め、彼女たちがもう一つの人間世界、マ界からやってきたマ族だったことを知る。咲莉の同級生にして友人、包帯嫌いのミイラ族である有瀬川アルル。先日蓮と梨々愛のクラスに転入してきた寒がりな雪女、綾崎優。誰もが憧れる上級生ながら、調合にまるで才能のない魔女の葵雅妃。そして性行為に照らいがあるサキュバスの幼馴染と、自らを律することが嫌いな天使である義妹。当人は至って普通の人間である蓮は、寮母であり担任でもある竜泉寺愛花から、業務の補佐を行うことを条件にポンコツ寮への逗留を認められる。

<アルルルート>

咲莉の友人ということで、短くはない付き合いだったアルルと蓮。寮での生活の中である日、いつでも側にいて気にかけてくれていた家族のような異性に対する、兄へのような、だが肉親への情とは違う感情の正体をペット相手に問いかけるアルルに、蓮は出くわす。それが自身に向けられた思いと知った蓮は、同じように相手について考え、自分が思う以上に彼女のことを知っていたことに気づいた。それを本人に確かめようとした蓮だが、着付けの下手な母親に巻かれた包帯で窒息しかけたトラウマから無意識の内に服を脱いでしまうアルルは、自身が相応しい相手という自信を持てない。互いに相思相愛とわかりながら今一歩が踏み出せないでいたアルルだが、荒療治として自身に課した性行為、蓮に触れられる快さは、その心に変化をもたらした。学園祭で肌を重ねあったアルルは蓮に恋人になってほしいと、自らの言葉で踏ん切りをつける。
夏休みを利用して帰省する、恋人となった二人。王族という彼女の両親に気後れはあるものの、アルルを見ていればその人となりや気心は知れるようだった。そんな蓮は以前のデートで購入し、気持ちが定まるまではと留めおかれていた指輪をアルルの指に収める。それは二人が思い描いていた夢未来をなぞらせる。それに気づき、照らいに顔を伏せ合う二人。この気持ちはここから、薬指を結ぶその日も、そしてその先の未来に渡っても変わらない。

<雅妃ルート>

自作の発情薬を誤って口に含んでしまった雅妃を慰めることになった蓮。なんでもない異性には見せないという彼女の言葉は、蓮の胸中をざわつかせる。それを持て余す蓮はその思いを打ち明けた。雅妃もまた、周囲が寄せるような雑誌モデルへの憧憬といった上辺ではなく、医師の両親のように人々を笑顔に変えたいという落ちこぼれ魔女を尊敬する年下の後輩に、胸をかき乱される感情を抱いていた。



恋仲となった蓮から、その側で支えていく将来への思いを告げられた雅は、両親へ手紙を出すことを決める。娘を慈しみながらも、その才能の恵まれなさを危惧していた両親だが、文面からの決意と心から信頼しあえる伴侶の存在は二人を安堵させたようだった。
ベッドの中で絡みあう手。愛を囁きながら二人はその将来に思いを馳せる。

<優ルート>

足をつまずかせての口づけ。まるで拒むことなくその事故を受け入れる優に対して、蓮はこの日々までに重ねた感情を自覚していく。旧態依然とした村社会である雪女の郷から青邪馬学園に出されたのも花嫁修業の一環で、それが終わればお見合い結婚が待っているという優。憂いなその横顔に蓮は思わず、自分がその代わりになると口走っていた。
優の半ば計略というべきか、ともかくもその婚約者となった蓮。その睦まじさはポンコツ寮を訪れた優の母親が一目に全てを悟るほどで、二人は両親公認の関係となった。人間とマ族、近いようでいて、その隔たりがないわけでは決してない。優の母はそんな娘と生涯を添い遂げるその覚悟を問う。人間とマ族、違いはあっても、誰かを想う形に変わりはない。震える彼女の冷たい手に、結ばれそして絡みあった指先、そこから温もりを通じて伝えるように。蓮はその問いに力強く応える。



<咲莉ルート>

マ界の子役モデルとして芸能人でいたところを、親善大使を務めていた蓮の両親の目に止まり、その養子となってこの世界を訪れた咲莉。華やかな舞台の輝き以上にその裏の陰に倦んでいたことで、そこから救い出してくれた家族と近しい者以外には心を開こうとしない。そんな妹を案じ続ける蓮はふと自問する。何故ここまで、と。それは家族の親愛を超えた感情だった。ようやく蓮はそれに気づく。
異邦人で、家族で、恋人で。願い続けた、片や無自覚に、望んでいた男と女の関係を新たに築き始めた兄妹。それでもこれまでと変わらないように続く兄妹の延長線上のような関係に咲莉は不安を抱き始める。
そんな咲莉に蓮は、人間が信じるに足るということを自らの身で証明する。咲莉は愛の天使の末裔として男女を結びつける黄金の矢と、愛を否定する鉛の矢を持っていた。鉛の矢を射させることで、それでも変わらない愛を誓う蓮。兄の思いを形あるものとして受け止めた咲莉は、ようやくかつてのような屈託のない、それでいてどこかはにかんだような笑顔を見せるのだった。



後日、天使としての能力が未熟だったことで鉛の矢が効果を発揮していなかった事実が怜香から明かされ、咲莉は愛のキューピットを改めて志し始めるが、それは二人のまだ見ぬ未来の、また別の物語。

<梨々愛ルート>

酔いつぶれた梨々愛に足首を捕まれ頭を床にぶつけたことで気絶してしまった蓮は、気がつけば夢の中にいた。サキュバスの能力の内だという梨々愛だが、その恥じらいから何の出来事も起こらない淫夢。それを梨々愛は度々、添い寝という形で求めるようになった。精神的な疲労を溜め込む蓮は意味もなく男を誘うことを窘めるが、それを聞いた梨々愛は蓮にのし掛かる。悪戯でも冗談でもない、それは彼女にとって精一杯の表れだった。謝る蓮に、それを拒絶と早合点し泣き崩れる梨々愛。その泣き顔に蓮は、胸が締め付けられるような思いを自覚する。勇気がなかったのはどちらだったのか。それを認めて蓮は、今度こそ大切な幼馴染を悲しませまいと口を開く。一歩を踏み出しあった幼馴染たちはその日から、男と女の関係となった。



交わり疲れた二人はある日、件の能力で再び夢を見る。幼い頃の記憶。その日珍しく喧嘩をした二人は怜香の前に立たされていた。だがその顔は嬉しげですらあった。時にはすれ違いそれでもなお側にいたいと思える存在。喧嘩はそれに気づかせてくれるという怜香は、心に決めた一人の相手を想っているようだった。
目が覚めた二人。あの頃はわからなかった親の言葉が、今ではよくわかる。幼馴染という近く長い関係はいつしか、二人に一線のようなものを引かせていた。踏み込んでも互いの重荷になりたくないという気後れ。愛しあうということはそうではないのだと、かつての言葉は時を越えて二人に語りかける。幼馴染から恋人へ、そして二人は今、将来を寄り添っていく生涯の半身、その温もりを隣に感じあっていた。これから先いつまでも、二人で生きていく。その誓いを二人は唇に重ねる。

---

<プレイ時間>
アルルルート(初回ルート)11時間23分、アルル後日談26分、愛花ルート57分、凛ルート58分、怜香ルート1時間、雅妃ルート4時間21分、雅妃後日談26分、優ルート4時間23分、優後日談34分、咲莉ルート3時間57分、咲莉後日談34分、梨々愛ルート3時間30分、梨々愛後日談28分。計32時間57分。

<グラフィッカー情報・敬称略>
さより(彩色監修・彩色・原画)、33paradox、月見キララ、りこ子、ふじみとわ、じぐまる、株式会社アンノックアウト(CG彩色補助)、アンコウ(CG彩色補助)、胡太郎(CG彩色補助)

---

<あとがき・2015/10/31>

今年プレイした中で最もエロかった純愛ゲー。

・CG+エロ
汗だく汁だくが本当にエロいゲームでした。汗だくセ○クスというと故今中光太郎氏+クロックアップとか最高でしたが、さより氏+スミレというベストパートナーを新たに発見。メーカーへのストーキングを開始します。
今は中出し固定といいますか中外一方選択といいますか、まあ中出し至上主義なことが多いですが、このゲームはそのシーンの大半で、全身にぶっかけた後に二回戦で中出しするという、身体中汁まみれのドボドボにしてしまうのが何よりも素晴らしい。もちろん連戦後には、ぶっかけたはずの汁が流れ落ちてしまうということもなし。
昔のゲームは外出し固定なことが結構ありましたがその頃の、白濁汁は画面映えする故に塗りの見せどころである、という気概に近いものを感じました。その上で汗だく、子作り妊娠宣言多用な台詞。もう素晴らしいという言葉しかありません。ボテ腹があればなお素晴らしかった。
塗りがあまりによくなりすぎると、正直全裸同士の絡みが一番エロく映る。

・AEアニメ
後メイン一人につき2枚づつと数は多くありませんが、AEアニメがあります。事前には全く知らなかったので、初めて見た時は一人で勝手にサプライズ感に驚いていました。そしてこのAEアニメの動きが非常に滑らかで美しい。オメガスターの美少女万華鏡のクオリティに匹敵します。その上ウィンドウサイズでアニメ中画質の劣化はほぼなし。手書きに比べたらどうしてもAEは…と長いこと思ってましたが、最近のうまいメーカーの作るAEアニメは本当に抜群ですね。

・テキスト+演出
5人キャラで文量的にこのくらいで纏まったようにストーリーの展開が劇的ということはありませんが、場面場面でのテキストの掛け合いが中々に愉快です。特にどうぶつたち。純愛の中でもコミカル調の強いものは久しぶりにやりましたがとてもよかった。


基本CG数93(事後・スケベイベント系を除いたエロCG数56)、回想数80。
エロ1CGあたりの尺は4分半(優朝寝起きフェラ)から25分半(優子作り)。平均14分半。
永続ループBGVあり、永続ループBGエロSEあり、尻モザなし、淫語修正1文字P音修正あり。
特殊システム(AEアニメ数10)


(関連記事：僕と恋するポンコツアクマ。 すっごいえっち！)