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当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。

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記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。

作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。

特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
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清流

特典はやはりCG1枚でしたか。
アンドラスは格好良かったですね、彼が主人公の物語も見てみたいなって思うくらいに。
男キャラを褒める事余りしないんですが、本性隠さないで言動と行動が殆どブレないのがイイ。
個人的にはお気に入りですが、rex11iさんも好感触みたいでちょっと嬉しかったりします。

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rex(管理人)

アンドラスは僕も好きです。I LOVE。ドレッドヘアーみたいな頭頂部が生理的に受け付けないことだけが残念。後やっぱり勝利分岐後がね…。まるで爬虫類のごとき冷徹さが明らかに不自然だったと思います。いやアニキ爬虫類なのは確かなんだけど。ノワールの扱いがまるでただの子袋。なんつーか違うの!感が凄かったです。地下洞穴の下りがあったとはいえ、ラブラブ純愛である必要はないんですが、なんというんでしょう、むつかしいな。ああそうだ、アークキャリバーのレゾン×ヤドカリ君。ああいうアットホームな繁殖がイイ。
これまでの経験上、脇役をメインにするのは△、なんだかうまくなさそうな気がなんとなくするので、フォルネウスを通してのアンドラスをメインに据えたストーリー展開とかであれば自分も見たい気がします。俺が昔イケメンだった時の話、結局語られることがなかったゲーティアの魔導師として求める目的、フォルネウスと知り合った前後の話と友になった経緯、辺り。

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2015

07

03

コメント:2

幻聖神姫LINEAGE セイクリッドリネージュ ストーリー

幻聖神姫LINEAGE -セイクリッドリネージュ- (Triangle)
2015/6/26

「セイクリッドリネージュ」2015年6月26日発売
©Triangle/Route2

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:5193字)

<ストーリー>

異世界エッダでは、無限魔力の源とされる神剣アールヴを擁するアークスローネ王国と、魔導組織ゲーティアの戦争が続いていた。その72の一柱であるフォルネウスは戦争とは直接関係のない、連絡が途絶えた調査団の追跡を命じられる。人間世界から魔力を搾取しゲーティアの継戦能力を維持するという調査団の任務。だが主戦線から程遠い副次的なその辺境に、ちらつく影があった。フォルネウスの放った斥候を退けた、セイクリッドクレールなる者。その護衛らしき結城雪が通う私立若桜学園へと、阿久津理人という経歴を用意したフォルネウスは学生として潜入を始める。その目的は人間世界に滞在しているという、アークスローネの姫君であるティエルナ=アエルライド=スローネにあった。ティエルナすなわちセイクリッドクレール、そして雪が学園で側に控える七座ティナ、この三者は同一線上にあるとフォルネウスは見ていた。クレールをおびき出し捕獲を試みるものの、生命に危機が及ぶことで発動する暴走状態はフォルネウスの手にも余った。ゆえにフォルネウスは自身の最も得意とする手管で、彼女の内面を攻める。

SacredLineage1.jpg

学園での情報収集を経て、夜の戦闘の中に恥辱でもってクレールの挟持を蝕んでいく日々。そんな中でフォルネウスは力強い増援を得る。同じ72柱の魔人であり、学者肌の自身とはまるで正反対の戦士気質ながら妙に気の合う竜人のアンドラス。フォルネウスはアンドラスと共に、敗北の無力感と身体を穢される汚辱をクレールに植え付けていく。
それは若桜生徒を使った凌辱の際にセイクリッドリネージュとしての力を失わせ、ティナとしての正体を現してしまうほどに彼女を追い込む。だがそこでフォルネウスは予想外の障害に遭遇した。それは護衛などといっても所詮は貧弱な人間にすぎなかったはずの雪だった。何者かに施された首の拘束封印を強引に破り、闇精霊シェイドの力をもってセイクリッドノワールへと変身を遂げた雪は、クレールも攻めあぐねたフォルネウスの防御障壁を物ともせず突破する。アンドラスの救援によって危うい所で撤退に成功したフォルネウス。それでもクレールが無力化されている現状、アンドラスと共に消耗のない状態でノワールと当たれるのであれば問題はない。フォルネウスは凌辱の矛先をノワールへと向ける。(※1)
かつて、魔力を持たない為に追放されたアークスローネの王族。その一族は人間世界で財を成し楮財団と呼ばれる集団となり、アークスローネでの戦いで両親を失っていた雪はその財団から社会的経済的支援を受けていた。それと同時に、好色な財団幹部から身体を要求されていた雪。幼い頃幻獣を暴走させ、それを抑える為に財団から受けた拘束封印が結果として彼女の傷を抉り続けていた。嫌悪しかなかったはずの望まぬ性行為はだが、フォルネウスの手によって嫌悪感はそのままに、信念だけを蝕む腐食性を伴った、人知を超えた官能の源泉となっていく。
ノワールとしての挟持を失いかける雪。その時、フォルネウスが密かに願ってやまなかった展開が訪れた。貶められ穢されることを恐れながら友の為に立ち上がる気高い魂に、幻獣ユニコーンが応える。(※2)

SacredLineage2.jpg

クレールの姿と力を取り戻したティナは毒薬を仰ぐことで自身を暴走状態、ガーディアンモードへと追い込みフォルネウスを追い詰める。更には友を案じるあまりノワールが同じく覚醒に至る中、アンドラス、そしてホムンクルスであるラジエルの生命維持の予備魔力さえ投じた救援によって最大の危機を凌いだフォルネウスは、戦いを痛み分けに終わらせた。揃ってしまった白と黒、両刃のセイクリッドリネージュ。だがフォルネウスにとってはそれこそが望みで、二騎を手に入れる決意には微塵の揺らぎもない。(※3)

SacredLineage3.jpg

<籠絡エンド>

(※1)
ティナと雪、そして二人の共通の友人である堀越陽乃は、転入生の理人に触れ合う中で異性を越えた、恋慕にも似た友情を募らせていく。そのように仕向け、また三人の友人たることに努めたフォルネウス。その毒牙は陽乃を足がかりとして、ティナたちをそうと気づかせぬまま、傀儡へと仕立てあげていく。

アールヴはフォルネウスの求めたような力ではなかったがその秘密が明らかとなったことにより、アークスローネは72柱の一、フォルネウスたちの戦友であるストラスの掌握するところとなった。人々の祈りを汲み上げ魔力を生むというアールヴの性質上、国家体制の存続は必須であり、その為には兵のアンドラスや参謀のフォルネウスではなく、軍政官たる能力を持つストラスが適任だった。一方フォルネウスはその母体である楮財団に圧力を加え、若桜学園の支配者となっていた。発情時に魔力を放出する人間の特性と人口の高さ、そしてエッダに比べ時間経過の緩やかな人間世界は、フォルネウスにとって中々に快適な研究環境だった。フォルネウスの結界の中、見かけは変わりのない学園風景。その一角でティナたちは、生徒たちから魔力を集め蓄える便器となっていた。男たちに汚されながら、理人との交わりに打ち震える三人。その虚ろな瞳は、目の前の相手ももはや認識できない。

<ハーレムエンド>

(※3)
それまでの夜間襲撃をやめ、民間人を巻き込んだ昼間の市街戦を始めたフォルネウスとアンドラス。人々を守りながらの消耗戦、その上危機感の欠如した男たちから浴びせかけられる心ない言葉は、クレールたちの精神を磨耗させていく。二人の嬌態に抱いた劣情を、フォルネウスの甘言に渡りに船と飛びつき、人間世界を巻き込み敗北した制裁というもっともらしい題目で正当化しクレールたちを犯す男たち。そしてその光景は楮財団の持つ空間チャンネルによってアークスローネに届けられていた。人間の醜さ、エッダ界からの干渉を疎ましく考える財団の裏切り、変身の強制解除というアークスローネが魔力供給を断った証左。これらが二人に最後の打撃を与える。忘我にある精神は、フォルネウスの放った魔力に屈しそれと一体となった。

ゲーティアによって覇権が打ち立てられたエッダに勝者として凱旋したフォルネウス。その傍らには偉大な魔導師の下僕として二騎のセイクリッドリネージュ、そして主の手によって復活したラジエルが控えている。

<ノワールエンド>

(※2)
再び立ち上がったクレールにノワールを奪還されたフォルネウス。だがガーディアンモードやアールヴといったジョーカーの札を積み上げることができないクレールに、傾いた天秤を戻す力はない。誘い出されては衆目に晒されるクレールを前に、病み上がりの身体を押して戦場に出るノワール。それはフォルネウスにとっての王手となる。ノワールが一度折れたあの時、快楽を受け入れたあの時点で、フォルネウスは彼女に服従の刻印を植え付けていた。クレールが奮い立ちノワールが今こうして再起したことも、その予測の内でしかない。精霊の力を使い変身したことでノワールはその瞬間から、フォルネウスの支配下にある。自身を守り続けた闇精霊シェイドが異形と化す様を目の当たりにし、そして股間に植えられた肉塊の痛痒に抗うことができないノワールは、クレールと共に肉欲の虜となった。

ティエルナがゲーティアに引き渡されアークスローネが陥落、そして人間界に興味を失ったフォルネウスがエッダへの帰還を考え始めていた頃。精霊との繋がりを絶たれセイクリッドリネージュの力を失った雪は、様々な実験を施された奴隷騎士となっていた。アークスローネの遺産を狙い拠点に侵入した賊を一刀のもとに切り捨てながら、フォルネウスの戯れに喜悦を浮かべる雪。その様相は姫の騎士とされたあの頃よりも、黒い守護者と呼ぶに相応しい。

SacredLineage4.jpg


<クレールルート>

(※3)
ある日単独行動中に遭遇したアンドラスとノワール。落盤で地下洞穴へと落ちた二人は不安定な足場を危惧し、一時休戦の上で脱出の為に協力しあう。その道程でノワールは、悦に入る為の暴威は求めていないというアンドラスの、言下にはされない、闘争の先を望む理由を感じとる。何かを守る為に力を振るうノワールにも、強者を求める思いは理解できた。財団幹部に罠を張られ犯されるノワールを救ったアンドラス。ノワールはこれまで同じように自身を汚してきたアンドラスに、敵として出会ってしまった相容れない男に、強者への敬意にも似た感情を抱き始める。それは、次の出会いが互いの存在を賭けた最後の戦いになるという、戦場に身を置く者同士の誓いでしか表せない。
そして始まった最後の戦い。アンドラスはフォルネウスの為に、自身の為に、ノワールとの一騎打ちを望む。それに応えるノワール。その戦いの果てにアンドラスはノワールの剣に敗れる。だがアンドラスは友との約束を決して違えない。(※4)

SacredLineage5.jpg

一方フォルネウスとクレール、二人の戦いにも終止符が打たれようとしていた。戦いに勝利したフォルネウスはクレールに最後の責めを施す。快楽を認めればそれだけ魔力を吸収される特殊な肉触手。耐えてみせる。その決意はだが、これまで散々に苛まれ続けたクレールの肉体を従わすに足り得ない。口でどう取り繕おうと、現実に失われていく魔力。敵に際限なく力を奪われていくにあたって、ユニコーンはついにクレールとの契約を放棄する。アークスローネ王位継承の前提であるセイクリッドリネージュの力、守護者たる幻獣、友人の雪、全てを失ったティエルナに、自らのものになるよう迫るフォルネウス。

<クレール恥辱エンド>

だがその拒否の理由はフォルネウスにとって意外なものだった。セイクリッドリネージュとしての力を失った自身に、フォルネウスの責めを受ける資格はないと嘆くティエルナ。かつての気高さのその何もかもがいつしか、快楽の前に捧げられる為の代償へと貶められていた。その予想外の姿に、フォルネウスはこみ上げる哄笑を留めることができない。

その日もフォルネウスは街へと繰り出す。その前には白の騎士、セイクリッドクレールが立ちはだかっていた。だがそれは以前とは違う。フォルネウスから与えられた、かつての聖衣に似せて作られた魔具。そんな紛い物でなおも続けられる茶番劇にすぎない。名乗りを上げながら股ぐらと相好をとろけさせるティエルナに、すっかりお馴染みとなったこの後の展開を期待して股間をいきり立たせる野次馬たち。そこから湧き出す腐臭のする魔力はフォルネウスの糧となり続ける。

<フォルネウスの奴隷にエンド>

それから一ヶ月後。ティエルナはフォルネウスの足元にかしずいていた。ラジエルへの魔力補給が終わり結合部から漏れだす体液、その残りカスのようなものを嬉々として舐め取るティエルナ。輝きを失ったその姿に、フォルネウスの態度はいかにも素っ気ない。それがティエルナ=アエルライド=スローネという光り輝く存在の末路だった。

<王位就任エンド>

(※4)
一方フォルネウスとクレール、二人の戦いにも終止符が打たれようとしていた。魔力を肉体の感覚反応増幅に利用する魔術は、ガーディアンモードを発動させたクレールを一転して窮地に追い込む。アールヴから供給される魔力は止むことのない絶頂となり、またフォルネウスの存在はガーディアンモードが解除されない根拠となり続けた。だが意識を失ってなお消えることのないその輝きは彼女の抵抗が未だ残されていることの証で、フォルネウスは苦々しく顔を歪める。

人間界で1年を過ごしたことにより、より時の流れの速いエッダ界において、帰還したティエルナは王位継承を認められる年齢として扱われていた。先王崩御によって空位となっていた王位と、アールヴの所有権を引き継いだ女王の苦難の道のりに、アークスローネ国民の歓喜の声が応える。ゲーティアの侵略は頓挫し、王国には平和が訪れた。
だがそれは偽りの平和にすぎない。王城地下奥深く、ティエルナは今日もフォルネウスと交わり続けている。あの時フォルネウスはクレールに一つの契約を持ちかけた。アールヴの生む魔力の一部とティエルナの身体を要求する見返りとしてゲーティアに和平の働きかけを行い、その戦後体制を支援すると。他の72柱による王国の乗っ取りや武断さえ考えられる申し出の拒絶は、王族として選択できるものではなかった。ティエルナは王国と国民の生存権を得、フォルネウスはアールヴから膨大な魔力を得る為に人々の幸福を演出する。
国にその身を捧げることに躊躇いなどないと口にするティエルナ。だがその相貌は浅ましい色に染まりきっている。気が狂わんばかりのあの責めを受け続けたティエルナにとって目の前の男は、正気を保つ為にももはや、なくてはならない存在だった。それでいて決して気を許すことはできない男。ティエルナは愛憎半ばするその男を仇のように睨みつけながら、恋人のように身体を絡みつかせる。

SacredLineage6.jpg



<プレイ時間>
籠絡エンド(初回プレイ、戦闘敗北ゲームオーバー込み)10時間14分、籠絡ルート回収(以下全て戦闘スキップ不使用)2時間50分、ハーレムエンド4時間24分、ハーレムルート回収1時間24分、ノワールエンド3時間22分、クレール恥辱エンド3時間18分、フォルネウスの奴隷にエンド40分、王位就任エンド57分。計27時間9分。
メディオ特典9分、ソフマップ特典11分、げっちゅ特典9分、公式通販特典13分。計42分。
総計27時間51分。

<印象に残ったシーン>

SacredLineage8.jpg
(セイクリッドグラウンド2がいつか出たら、ぜひ背中合わせのタッグを組んでほしい二人です。)

<グラフィッカー情報・敬称略>
星林良夫(CGディレクター)、佐倉井なな(CGディレクター)、轟らい、水瀬くうる、アサシロ、ヤマグチコウコ、加納保宏、神楽貴弘、たのますずめ


<あとがき・2015/7/18>

・CG+エロ
ぱいろ氏の絵は股関節や肩甲骨、骨盤裏の腰と尻の境のえくぼ、腋や膝頭膝裏といった節の、くびれや出っ張りが妙にエロいんですよね。こういうパーツがエロい絵師さんはなかなかいない。いつも靴があるので見れないんですが、素足の裏とかアキレス腱も興奮要素なので見てみたい。なのでコスもいいけど全裸イベントもいくつか増やして欲しいです。
ただエクストラステージ2とかでもそうでしたが、△は立ち絵とイベント絵の担当が同一でないのは勘弁してほしいです。

・ストーリー
同じ姫騎士系のアークキャリバーより終わり方は淡白だったかなという印象。フォルネウス自身が淡白というか感情的になることがほとんどない、研究者然としたキャラなので、その為の道具…研究の為に…という終わり方になることが自然と多かったです。純粋さひたむきさが光る魔法少女に比べて、姫騎士はより強く高貴にという面を求めるので、アークキャリバーのエテルナ光臨エンドのようにヒロインの勝利で終わる展開も一つは欲しかったところ。
そういう意味でアークキャリバーでは、野心的な性格のラグノが主人公だったからこそ、イブリルエンドのような覇王進撃最終決戦的な熱い展開が生まれたのかなとも思います。敵としてのカリスマはフォルネウスの方が超然としてて断然上に感じましたが。
カリスマといえば、メッツァー様の名をよく聞きますがどうなんでしょう。魔法戦士の学園祭では結構普通の方でしたが。メッツァー様の正規作品はかなり古いので、その内やろうかな…と思いながらまだやってないです。オ○ニー用途にできそうにないと中々。
時にクラインハーゼやアークキャリバーでそう思いましたが、自分はリアルタイムにトライアングルのゲームをやってこなかった為か、魔法少女系統よりこういった外伝系の方が好きなようです。

・シナリオ
アールヴとエッダについての何点かの謎。アークスローネから人間界に亡命した理由は王位継承に際して、時の流れの違いを利用したというのが作中の情報。ティエルナが人間界にいる場合の1年は、エッダだとそれ以上の年月に相当するということですが、つまりはそれだけゲーティアから襲撃を受ける機会の回数を減らしたかったということでしょうか。人間界で1年過ごしエッダに戻ったとしてもティエルナ本人の実年齢は変わらないので、経年で条件を満たす必要があるのはエッダ側にある何かという感じがしますが。そこのところの理由付けが不明だったのはちょっと気になりました。人間界は魔力が薄いのでゲーティアの力は大幅に削がれる一方、ティエルナだけはアールヴから魔力の供給を無制限に受けられるのでまず遅れを取ることはない、みたいなことを最初は思っていたんですが違っていたようです。
アールヴに所有権というか継承権があるというのも少し不自然。先王が崩御しても、ハーレムエンドでのようにセイクリッドリネージュに魔力供給が行われていることから、現状機能している為。実際ストラスがアークスローネを支配した上で魔力をフォルネウスに提供している以上、アールヴに所有者による制限はないという向きが強いです。これが、所有権が消滅したことでアールヴの機能が失われている為に王位継承を急がねばならない、という形だったらわかるんですが。

・兄貴成分
アンドラスは脳筋に見えながら交尾中の舌戦でもノワールを丸め込むなどなかなかに頭脳派。と思いきやノワールに種付けした後は子供のようにはしゃぎながら酒宴を始めたり、ラジエルを怒らせた際は素直に謝罪してたりなど、なかなかに可愛いです。アンドラスのアニキと呼びたい。
粗チ○野郎と罵倒されたフォルネウスも、単語の意味はわからんがなんとなく馬鹿にされている気がすると言いながら唐突に腹パンなど、ちょっとずれてて可愛い。魔導獣も、オレ、オマエ、マルカジリ的な口調の牛さんなど可愛いです。基本的に男がいい味を出していたと思います。
アニキとノワールの相討ちは正直泣けました。アニキ漢すぎる。勝利分岐は正直何かの間違いだと思います。俺のアニキがこんなに人格変わるわけがない。アニキは犠牲になったのだ。複数ライターを採用せざるを得ないメーカー体制の。きっと。

・戦闘
ADVパートの無双ぶりに比べて、戦闘パートのフォルネウスの貧弱さが甚だしい。終盤まではそうでもないんですが、最終盤にもなると得意の魔法がクレールに全く通用しないので、両パートでの落差が激しい。正直牛さんの次くらいに弱いです。最終戦では屈辱のスライムさん三匹の回復役。

・屑市民
△といえば屑市民。屑市民を用いる場合はおおまかに扇動タイプと強要タイプがあったんですが、これまでの強要タイプはアークキャリバーなどでは、やらなきゃ殺す、と問答無用感が強いものでした。犯さないと殺されるんだからそりゃやらざるを得ないよね、と。
ですが今回は、逃げてもいいがお前たちがやらないのならコイツは化け物に犯されるだけだぞ、どうした助けてやれよ?というものでした。君を助ける為なんだよ!君も化け物よりかはマシだろ?!などとのたまい、自己で結論しながらテントを張っているその矛盾、浅ましさ、滑稽さ。屑市民がどういうものかという暴きぶりが巧みであると同時に、主人公のダークな冷酷さを表すよい演出でした。

・BGM
△の歌・BGMはだいたい素晴らしいんですが、バトル系のゲームになると特に本気出してきますね。にもかかわらず曲回想すらありませんが…。主題歌、戦闘曲と今回は特にまじで素晴らしい出来です。なので曲名もないのがあまりに哀しい。そんな感じ。

・システム
アークキャリバーからワイド画面になったことに続いて、今回は卑語解禁。しかしまだBGVとBGエロSE、尻モザと、抜きゲとして求めるものは多いので頑張って欲しいです。

・スタッフ
前作のヤクモに続き、反事象氏がメインシナリオから降り監修に。この方の軍事ものはクラインハーゼがそうでしたが、非常に好きです。軍事ものにありがちな下らない政治思想や哲学や軍事ネタ的うんちくを排除した、戦史を淡々と綴るような、そこに生きる人間を捉えた作りの。いつかまた軍事系書いてほしいものです。


基本CG数76(内エロCG数66)、回想数74。4店舗特典基本CG数4。
エロ1CGあたりの尺は3分(クレール恥辱エンド)から16分半(ノワール洗脳凌辱)。平均12分。
BGVなし、BGエロSEなし、尻モザあり、淫語ボイス修正なし。


(関連記事:幻聖神姫セイクリッドFD)

清流

特典はやはりCG1枚でしたか。
アンドラスは格好良かったですね、彼が主人公の物語も見てみたいなって思うくらいに。
男キャラを褒める事余りしないんですが、本性隠さないで言動と行動が殆どブレないのがイイ。
個人的にはお気に入りですが、rex11iさんも好感触みたいでちょっと嬉しかったりします。

07

19

22:42

rex(管理人)

アンドラスは僕も好きです。I LOVE。ドレッドヘアーみたいな頭頂部が生理的に受け付けないことだけが残念。後やっぱり勝利分岐後がね…。まるで爬虫類のごとき冷徹さが明らかに不自然だったと思います。いやアニキ爬虫類なのは確かなんだけど。ノワールの扱いがまるでただの子袋。なんつーか違うの!感が凄かったです。地下洞穴の下りがあったとはいえ、ラブラブ純愛である必要はないんですが、なんというんでしょう、むつかしいな。ああそうだ、アークキャリバーのレゾン×ヤドカリ君。ああいうアットホームな繁殖がイイ。
これまでの経験上、脇役をメインにするのは△、なんだかうまくなさそうな気がなんとなくするので、フォルネウスを通してのアンドラスをメインに据えたストーリー展開とかであれば自分も見たい気がします。俺が昔イケメンだった時の話、結局語られることがなかったゲーティアの魔導師として求める目的、フォルネウスと知り合った前後の話と友になった経緯、辺り。

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