注意


当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。

18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。

記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。

作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。

特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
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2015

05

30

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プレイ!プレイ!プレイ!屍 ストーリー

プレイ!プレイ!プレイ!屍 (わるきゅ~れ)
2015/5/29

『プレイ!プレイ!プレイ!屍』応援バナー
©わるきゅ~れ

(注意)
ゲームのコンセプト上予備知識を得た上でプレイプレイプレイされた場合、娯楽性を大きく損ないます。
プレイプレイプレイ予定の方は閲覧を避けて頂くよう、強く推奨いたします。


キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:2970字)

<まえがき>

作品には固有名詞のないバッドエンドが多数存在しますが省略しています。

<ストーリー>

生まれながらに心臓に重い障害を抱える丘嶋紅朗は、それでも日々に希望を持って生きていた。それには幼馴染の、舞木咲友菜の存在によるところが大きい。ある日薬の補充の為に病院へと足を運んだ紅朗はそこで、咲友菜とその母親で自身の主治医でもある芹佳の会話を小耳に挟む。幼馴染の誕生日を祝う予定の娘に、もって数年の余命しかない相手に入れ込むことをたしなめる母の会話。与り知らなかった話に衝撃を受けながらも、紅朗はその残された時間で咲友菜と共に生きることを願う。だが何かを気遣うような素振りを見せる咲友菜の答えは予想だにしないものだった。

playplayplay4_1.jpg

告白を受け入れられず、幼い頃交わした結婚という思い出に縋ることもできない紅朗は、自らの命の証明を狂気でもって他者に求め始める。それは自身の遺伝子を残し種の保存を図る、動物的な行動だった。
そしてその頃、紅朗に強姦をそそのかしたみすぼらしい風体の男が、自身の獲物を求めて路地裏を歩いていた。そこへ響く、金属が風をきる音。辺りには鈍い音が鳴り響く。

<殺人鬼エンド>

本能のままに女性を犯し続けた紅朗。だがその報いは突如訪れた。薄暗い路地裏で頭を鉄パイプで殴打された紅朗は自身が相対する女が、街を騒がせている連続殺人鬼であることを理解する。これまでの行いを逆になぞる、恐怖の中の性暴力を前に紅朗は、鉄塊に潰されつつある頭で考える。どうしてこうなったのかと、そして死にたくないと。それに応えるのは殺人鬼の叫声のみ。

<学園狂乱エンド>

ある日気づけば全ての状況が変わっていた。絶海の孤島。学園の生徒たちはそこにいた。突如施行となった、選定された学園の生徒に性交を強要させ、絶頂した者を軍が処刑していくという、理由も意図もまるで理解の及ばない法。そして紅朗と咲友菜もそこにいた。心臓移植のドナーと適合したことで命を長らえた紅朗の為に、自らの死を選ぶ咲友菜。進んで彼女の死を願うような人非人と化していた紅朗だったが、絶頂の演技を兵士に見抜かれ嗚咽するその姿に、遠い記憶を呼び覚ます。気がつけば紅朗の視界は朱色に染まっていた。その脳裏には、この狂った儀式を望む何者かに対する疑問だけが残る。ある政治家が心臓移植を受けて以来狂ったことを、紅朗が知ることはない。

<殺人鬼レ○プエンド>

紅朗は追われていた。もんどり打って伏したその眼前に現れたのは、まだ年端もいかないような容貌の、街を恐怖に陥れている連続殺人鬼だった。恐慌をきたしながら死にたくない一心で足掻く紅朗。だがそこに割って入った、忍者の末裔である相楽渚沙によって救われる。この数日の間に抜け忍である渚沙を追跡者の手から庇い、駆け落ちした恋人と引きあわせた、偶然が重なった紅朗の気まぐれ。それに対する、恋人との逃避行を続ける渚沙の去り際の報恩だった。
鬱憤を晴らすべく、打ち倒された殺人鬼の白後那美に襲いかかる紅朗。かつて強姦されたことから性犯罪者に殺意を漲らせていた那美だが、手を出したのは街で一人と紅朗の、二人だけだという。それを見え透いた言い逃れと、更に嗜虐心をたぎらせた紅朗はその華奢な身体を貪り続ける。

<真殺人鬼エンド>

深夜、病院地下棟の芹佳の前に現れた男、水原拓海。街から街へと渡り歩き長年強姦を重ねてきた、凶悪な強姦魔に襲われかけた芹佳だがその間際、男は崩れ落ちる。頭痛にのたうち回る拓海を足元に、芹佳は一つの考えに至っていた。
紅朗が目を覚ますとそこは見慣れぬ病室。舞木総合病院は身元を明かせない相手に対して非合法な医療を提供する、表沙汰にできない仕事を請け負っていた。それを芹佳から明かされた紅朗は、自身が発作で昏倒していたこの間、正規ではない心臓移植を受けていたことを知る。娘の喜びが自身の全てと語る芹佳の相貌は狂気に塗れていた。(※1)
だが日に日に、紅朗の意識は混濁していく。脳裏に何かが混じるような、それでいて身体は驚くほどクリアで、性衝動に素直な反応を示す。そして紅朗は自身の行いの、その最後の対象に目を向ける。それは当然、彼女以外になかった。咲友菜を犯した紅朗は、地下病棟で彼女を強姦し続ける。そこへ強姦魔の臭いを嗅ぎつけ現れた那美。だが返り討ちにした那美を強姦する紅朗にこれまでにない怒りを見せる咲友菜は、手にとった鉄パイプを振りかぶった。
そこは遺体安置所。紅朗はそこで棺の中に収まっている。周囲には数え切れないほどの死体の山。それは咲友菜が夜な夜な街を徘徊し求めていた「心臓」の、成れの果てだった。紅朗の中にいる何者かを憎悪する咲友菜。身体の自由を失わせた紅朗から絞った精を自身の卵と結合させる夢想に浸りながら咲友菜は、かつての幼馴染を取り戻す為の心臓を探し当てる決意を、再び新たにする。

<ハッピーエンド?>

(※1)
そんな芹佳の目の前で咲友菜を犯す紅朗。かつての姿しか知ることがない咲友菜はその豹変ぶりに困惑するが、罪悪感もあってそんな紅朗を次第に受け入れていく。そして咲友菜に幸福を与え続けていくことができるのは自身しかいないという紅朗の言葉に、半狂乱となっていた芹佳も、娘のその表情を認めるしかない。
それから幾らかの時がすぎた。その日は紅朗と咲友菜の結婚式。だが招待客はその異様な入場に言葉を失う。つがいながら現れた新郎新婦と、大きく膨らんだ娘の腹に頬ずりするその母。神前での証として咲友菜の首輪に鎖をかけた紅朗は、その生涯に渡って消えることのない彼女への愛憎を強姦という形で誓う。

<屍エンド>

女たちを襲い続けた紅朗。今では彼女らを地下病棟へと押し込め、そこで強姦を続けている。芹佳に全国へと拡散させた拓海の臓器、それを移植された男たちと共に。床に伏す女たちに欲望を浴びせかけながら男たちは、雌を組み伏せ再び身体をのしかからせ始める。紅朗たちが屍となるその日まで、この狂宴はいつまでも終わらない。

<心中エンド>

山奥の朽ち果てた廃屋で、交接に没入する紅朗と咲友菜。咲友菜を口汚く罵る紅朗だが、その遺伝子を放つ間際、突如として顔を歪ませ身体を離す。熱い飛沫を感じる中で咲友菜は、求め続けた幼馴染が戻ってきたことを知る。そしてその紅朗に憎悪はもはやなく、女に対する暗い欲望も失せていた。恋人として身体を重ねれば彼の命を失うと恐れた彼女と、彼女を失いたくないという思いが道を誤らせた彼。あの時すれ違い分かたれた二人の線は今重なり、あるべきところへと結ばれた。
だがこの身体から忌むべき遺伝子が消えることはなく、いつまた自身を失うかわからない。それを悟った紅朗は一つの決断を下す。これが最初で最後の、愛を交わしあう繋がり。そして紅朗は病弱だった自身の為に咲友菜がいつでも持ち歩いていた、絆創膏や消毒液を収めたポーチから、彼女がそれを取り出すところを見る。咲友菜と一つになり混ざりあったことにこれ以上ない幸福を感じながら紅朗は、彼女が口に含んだそれを互いの舌の中で絡めあった。
互いに願ったものは一つだけ。誤った道をどこかで引き返すことはついにできなかった。そうしてここに、物言わぬ屍となった二人。だがその二人の顔は安らかで、その手は二度と離れることがないよう固く結ばれていた。



<プレイ時間>
殺人鬼エンド(初回プレイ)1時間36分、バッドエンド1・21分、学園狂乱エンド34分、イベント飛鳥・仁美・ジル・美彩選択1時間32分、イベント真幻・能條母娘・ナカー選択55分、イベント蘭世選択53分、イベントるか選択14分、バッドエンド2・5分
バッドエンド3(全4回分・以下要複数周回ルート)24分、古都音17分、渚沙34分、みり愛17分、渚沙・みり愛18分、殺人鬼レ○プエンド19分、拓海9分、芹佳25分、里緒菜(G2)13分、日奈子11分、ナカー・美彩12分、バッドエンド4・1分、紅朗2分、咲友菜19分、咲友菜・那美15分、真殺人鬼エンド9分、咲友菜・芹佳18分、HAPPYEND?5分、屍エンド39分、心中エンド7分。
計11時間24分。

<グラフィッカー情報・敬称略>
記載なし


<あとがき・2015/6/5>
どうせ心臓病で死ぬなら女どもに種を植えまくってから死んでやる!ってまんま悪夢の紳一やなと思いました。あっちはお嬢様学園のバス丸ごと一つ拉致という、奇妙なリアルさをもって迫ってくる背景でスケールが違いますが。いや~紳一クンと一緒ということだし、いやそもそも名前からして「おかしまくろう」とかのたまってるし、胸クソのう○こ野郎なんやろうな~と思ってました。

・CG+エロ
シリーズ看板原画であるわざきた氏の担当キャラが3人と、おしゃれ教室氏の8人、ぽ~しょん氏の9人と比べて、非常に少ないです。とはいっても塗りが相変わらず素晴らしいのと、咲友菜がヒロインとしてよすぎたので総体としては不満とまではいきませんでした。夕陽の中で赤く照り返されるケツ穴とか最高でした。
時に惨のアンケートあたりでも書いた気がするけど、おしゃれ教室氏は複数原画じゃなく作品単独で見たい。
エロはいつもとだいたい同じ方向性。やたらと大仰でハッタリの効いた、シュールでコミカルな感じのアレ。わるきゅ~れのレ○プ!レ○プ!レ○プ!といえばもう、あああれハイハイあのレ○プね、と大体わかってもらえる。

・ストーリー
今回一番驚いたのがここ。最後のエンドは意表を突かれました。選択肢直後にセーブしてしまい、読む前にエンドタイトルでネタバレ食らったのが個人的には惜しかった。
正直わるきゅ~れのはコミカル凌辱だと思ってますが、こういったエンドでなおかつ茶化すような要素を挟むことなく描かれたのは、知る限りでは多分初めてです。レ○プものという究極的に自分本位な主人公のゲームで、こういうエンドを見れるとは思っていませんでした。
症状には何の役にも立たないのにそれでも絆創膏などを入れて持ち歩いていたポーチと思うだけでなんか切ないのに、その底にそんなものを忍ばせていたと考えるとなんかこう、やり切れない気持ちになります。発作で苦痛に耐え切れない時の為に入れてたんだろうな…とか。

・シナリオ
プレイになってからというもの、初代主人公の拓海が立て続けに出ており、今回はさすがにもううぜえ!毎回ちょっかいかけてくる意味何かあんのかよ!と思った。んですが、最後までプレイして今回は如実に意味があったと思い直し萎縮しました。
2の強姦フェチ、3の虐められっ子逆転レイパーだった主人公とは違い、今回の紅郎はレイパーに至った直接の動機が拓海と全く同じ、惚れた女に振り向いてもらえなかったというものなんですね。その上で至った幾つかの結末はこれまでの主人公たちにはない、それでいて拓海にもなかった展開。そういう意味で今回の屍は初代との回帰・対比の作品だったと思います。そしてこういう作品を出すのは何かに区切りをつける時であるような気がして、なんだか寂しいような気が勝手にしてます。
拓海も今回一度だけ、初代以降言及していなかったゆりねの名前を口走ってましたね。その理由はわかりませんでしたが。狂いだしたような女に対して戸惑うように口走っていたので、もしかしたら罪悪感を抱いてたりするんでしょうか。まあないか。ないわな。

・ボイス
このメーカーのお゛ーっやギギギ系といった、キチガってるシャウトはやはり現状唯香氏にしか再現できないような気がします。今回は咲友菜の他に隠しキャラのるかも演じていましたが、2作続けての正ヒロインということで、本格的にわるきゅ~れのお気に入りにされてしまったようです。かわいそう!


基本CG数37(内エロCG数37)+カットイン立ち絵CG数59。回想数54。
エロ1CGあたりの尺は2分(咲友菜バッドエンド4回目・手淫)から16分(殺人鬼レ○プエンド)。平均8分半。
BGVなし、BGエロSEなし、尻モザなし、淫語修正なし。


(関連記事:プレイ!プレイ!プレイ!惨)

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