C￥Documents and Settings￥User￥My Document￥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロｇ彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた

逆転魔女裁判 －痴女な魔女に裁かれちゃう－ (エレクトリップ)
2014/11/28


©erectlip/AMUSE CRAFT

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト：1667字)

<ストーリー>

親の都合でこれまで転入を繰り返してきた相羽栄。深い友人もなく、放課後にこれといった予定もない栄は、機会を生かすこともなく学級委員の姫野ゆきに手を振って別れ、居候先の教会へと向かっていた。その道中に見かけた、学園の高嶺の花である艶間薫。帰り道が同じなのか、誰もが見惚れるその見事な胸を揺らしながら歩く彼女を図らずも追うことになった栄だが、突如振り向いた薫の瞳に捉えられるや否や昏倒してしまう。



気がつけばそこは怪しげな一室。そしてとんでもない格好に変わっていた薫が立っていた。中世の迫害より数百年、この地に根付いた魔女の一族という薫は、自身の後を追って歩いていた栄を異端審問官と見なして疑っていなかった。魔女の正装にどぎまぎする栄に、逆転魔女裁判なる宣告を下す薫。それは栄が罪人かどうかを、審判の魔女というこの世の何者かに問う神明裁判だった。誤解だという栄の必死の訴えに、判事である薫は聞く耳を持たない。



翌日気疲れから屋上で眠っていた栄の隣にいつの間にか、なぜか置かれていたパンティ。抗えずそれを鼻に寄せた栄だが、そこに薫が突然現れる。女性を襲った事後に浸る変態聖職者と罵る薫は早速裁判を始めた。そしてそこには、薫の正体を知る数少ない関係者というゆきの姿があった。
栄の弁護人を命じられるゆきだが、事件の有無など、当初から彼女に関知できようはずもない。童貞の性器に塗りこむと耐え難い苦味を発する薬を用いられ、ゆきの口淫を受けることになった栄。元より身に覚えがないと楽観し、密かに好意を寄せていたゆきとの粘膜接触に胸を高鳴らせる栄だが、彼女は熱に浮かされたようにその行為に浸る。予想外のことに無実を叫ぶ栄は薫の過去視から、自身が眠っている間にゆきに童貞を奪われていたことを知った。過去に薫に仕込まれたことで誰かれ構わず男を求める痴女になっていたゆき。薫さえ与り知らない暴走の結果とはいえ、起訴内容を覆せなかった栄の処遇は決まった。薫による激しい折檻という罰が。



時や相手を問わない身体の繋がりを貪欲に求めるゆき。折檻を前に無様な姿を晒す栄に、嗜虐的なときめきを抱き始める薫。中年の汚濁を浴びる、栄のものよりも大きなそれが好きと叫ぶゆきを前に、栄がその恋を貫くことはできなかった。自室に引きこもってしまう栄。だが送られてきた、ゆきのまぐわいを収めたDVDを目にしただけで、その身体は意思に反して卑屈な快楽を求め始める。ゆきと心を通じ合わせられない痛み、審判の断罪を控える絶望、そして何より正気を失いつつある自覚への恐怖を、栄はいつしか隣に立っていた薫に吐露していた。気が触れたように泣きじゃくる栄を、薫は優しく抱き止める。母親に包まれているような安堵感の中で栄は、彼女に身を任せ、運命を委ねることを誓った。だが魔女のサバトに出向いた薫は、魔女たちに責められ醜態を晒す栄に判決は成ったと言い残し、姿を消す。

薫を失い、学園を辞め再び教会にこもった栄。それから数年の時が過ぎた。皮肉にも神父の見習いを始めていた栄はその日も、ゆきが働く店へと顔を出す。ビデオへの出演を経て父親も知れない子を幾度も身籠り、その度に堕胎を繰り返したゆきは今、泡姫となっていた。それでも彼女の愛らしさと愛しさは、栄にとってあの頃と変わらない。その帰り、公園に佇む栄。最後にゆきを抱いたことで虚無感の中に、これまで先延ばしにし続けていた思いに栄は踏ん切りをつける。だがそこに、自殺を押しとどめる声が響く。それはまるで小さな彼女、薫と生き写しの少女のものだった。彼女こそが審判の魔女。薫が産んだ栄の娘だった。その裁きは、有罪・人権剥奪刑。
栄はもはや人ではない。薫と娘に飼われ、二人の肉欲を満たす肉の塊でしかない。だが栄にはそれでよかった。蔑みながらも父以外には興味さえ持たない、何者とも比べることをしない愛おしい娘と、彼女をもたらしてくれた愛しい薫。二人とひたすらに交わり合いながら、栄は心底から幸福を感じていた。その相貌、そして思考はもはや、人のものではなかった。

---

<プレイ時間>
4時間7分。分岐なし。

<グラフィッカー情報・敬称略>
無月庭、MOZUKU

---

<あとがき・12/7>
なんか発売日に東京と大阪で当日配布されたっていう、購入者向け特典ポスターが超絶欲しいです。行けねぇ～だったので中古買いしかなさそう。エロゲグッズにかんして中古は本当、メーカーに対価行かないので至高の無駄かつ汁的な意味で最高に嫌なんですが。お金で可否がつくのなら、公式通販に店舗当日配布特典は乗っけて欲しいものです。
と思っていたらいつのまにか公式で配布特典用イラストが公開されていました。気づいたのが26日ですが。素晴らしい。即一発でした。織澤氏とエレクトリップありがとう…。

・CG+エロ
薫さんは今までに見たエロゲの中でも、トップクラスに酷い立ち絵。立ち絵だけで抜けるというのはアトリエかぐやのナスおま涼子さん以来でした。織澤あきふみ氏はアミュクラ他ブランドだと丸くて小さい子を描かれることが多いような気がしますが、今回はかなり意識して差別化されたのか、恐ろしく肉感が強かったです。腰回りと足回りがパンパンで、特に固そうな膝と、反対にM字開脚で太ももに圧迫され柔らかくたわんだふくらはぎが物凄く好みでした。個人的にはこの路線が好きです。まあ塗りの力も相当に大きそうですが。でも無月庭って外注なんですよね。
薫は蔑みを中心とした、授乳コキやハイハイ格好でのコキといった飴鞭なぶりシチュエーション。ゆきは主人公・おっさん・乱交と混在していますが、基本的に相手の顔は映っておらず両者ともノーマルのまぐわいです。ストーリー的には特に後ろの方に不穏な流れがありますが、視覚的絵的なエロはそこまでハードではなく、普通の絡みなのである程度広く受け入れられやすいものだと思います。

・ストーリー
開幕から審判が強く意識されていただけに、処断が下されたシーンそのもので物語が締められたことで、最後は余韻が足らずあっさり終わってしまったという印象。どう考えてもロクな結末になりそうではないですが、ゆきがどうなったのかはちょっと興味がありました。栄が明らかに正気を失い、薫への信奉を色のない真顔で語った時、戸惑いと共に思案げな振る舞いを一瞬見せたことが最後まで気にかかりました。

・シナリオ
何者かに審判を仰ぐというコンセプトから、最後に選択肢でギルティオアノットギルティというメタを想像していましたが、今回はそういうものはなかったです。さして好き嫌いはありませんが、短篇集のような作りだったりとるびっちとは違い、バックボーンの物語がある今作には必要なかろうものなので、今回はこれでよかったと思います。

・システム
りとるドSびっちから変わらず、ウィンドウデフォルト解像度は1280*720と一般的な大型ワイド。これがなかなか、ロープライスだと少ない。他システムもおよそフル・ミドルプライスのそれと比べて遜色ありません。個人的には右クリック、ウィンドウ消去でオート解除はあまり好きではありませんが。充分に使いやすい、プレイしやすい部類。

基本CG数25(内エロCG数20)、回想15。
エロ1CG辺りの尺は4分(ホムンクルス挿入)から13分半(魔女たちとのサバト)。平均7分半。
BGVあり、BGエロSEあり、尻モザなし、ボイス淫語修正なし。


(関連記事：逆転魔女裁判小説版)