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姪のビッチ化が許せない！ (Blue Devil)
2014/9/26


©Blue Devil

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト：2559字)

<ストーリー>

大学で教鞭をとる芦原弘樹は、姪である千咲の家庭教師を兄夫婦から頼まれることになった。その幼い頃から親愛を超えた感情を密かに抱いてきた弘樹。もちろん大人の分別をわきまえ、許されないその思いを露わにしたことは一度としてない。だが数年ぶりとなる再会は、想像とはかけ離れたものとなった。小麦色の肌、明るく染めた髪、がさつな口調。出張の合間に変貌してしまっていたのだと兄は語る。進級さえ危ぶまれるようになった娘に怒り心頭に発した父が、家を出るか学業だけでもと迫った、それがこの経緯だった。
戸惑いながらも千咲を相手に自宅学習を始めた弘樹だが、肝心の彼女の熱意は欠けていた。ある日宿題を忘れたという千咲は誠意と称して、その口元を歳不相応な色艶に染める。何の躊躇も見せず、叔父の下半身にかしずいてみせる姪。愛した少女の堕落ぶりに、弘樹は激しいショックを受ける。



千咲が洗面場へ消え独りとなった自室で、弘樹はその魂胆にたどり着いた。本棚にいつの間にか仕掛けられていたビデオカメラ。大方兄に垂れ込み自由を得る算段なのだろうと想像しつつ弘樹は、すり替えたそのメモリを再生する。何の気なしに削除データまで復元したそこには、かつての千咲とセックスフレンドの動画が紛れ込んでいた。予想外のものを目にした弘樹だが、もはや驚きはない。代わりに湧いたのは強い怒り。そのスマートな容貌と代償行動から、多岐にわたる女性遍歴を持つ弘樹にとってその交わりは、子供同士の稚拙な遊びにしか映らない。にもかかわらず、あられもない喘ぎ声を上げる画面の中の愛しい姪。こんな下らない男に大切な者を汚されたと考えるだけで、腸が煮えくり返る思いだった。
男からであろう入れ知恵が外れ、翌日いきり立って乗り込んでくる千咲を、動画をちらつかせ逆に追い込む弘樹。この夏限りで愛姪を奪い返す。それが弘樹の出した答えだった。



<淫乱ルート>

父親と血を分けた存在から与えられる禁忌の快楽は少しずつ、だが確実に心と所作を後追いさせていく。千咲に素気なく扱われるようになったセックスフレンド。当初は取るに足らないとして捨て置くつもりだった。だがストーキングばかりか、千咲に手を上げるDVにまで至ったことは、弘樹の癇に障った。目障りなハエは叩き潰されるもの。
ついに弘樹は、コンドームのない挿入をねだらせるほどに千咲を骨抜きにする。千咲がこれまで誰に対しても許してこなかった行為に、盗み見ていた男は激しく嫉妬し身を乗り出した。当然それを予期し、千咲を腕に守りながら身をかわした弘樹。勢い余った男は頭を打って昏倒する。男の携帯データからその悪党ぶりを悟った弘樹は、幾人ものセックスフレンドを売り捌いていた記録と下半身丸出しの映像を、その父親に送り付けた。後日男は、唐突に海外へと姿を消したという。

この話を弟に持っていってからというものの、瞬く間に成績を回復させた娘は悪い友人と付き合うこともなくなった。その期間を終えてなお通い続けることを、両親は諸手を上げて歓迎する。そんな思惑とは裏腹に、娘は全く別の意味で変わっていた。叔父に抱かれるただ一人の対象として、身体に証を刻まれることを至上の悦びとするようになった千咲。今その胸と下半身は、弘樹が選んだピアスで飾られている。かつて愛した姪はそこにはいない。だがこの姿もまた、間違いなく千咲のものだった。弘樹は千咲を愛していく。これが歪んだ形だとはわかっているが。叔父の表情に、跨がりながら腰を振る姪は蕩けた媚を向けるのだった。

<更生ルート>

あの頃の千咲はもういない。だがせめて今のような状況だけは解消したい。それが彼女には余計なお世話で、結果嫌悪されることになろうとも。その為にはあの男を排除する必要があった。情報工学専門の弘樹にとって、細工を施した千咲の携帯を介して男の端末に侵入することは、さして難しくはない。そして弘樹は男が売春斡旋で荒稼ぎしている事実と、市議会議員である父親の存在を知る。その匿名情報を議員事務所に送ったところ翌日には、男の急な転校という結果を得た。勝手な行動を罵倒する千咲を前に、売り言葉に買い言葉でその身体に手を出した弘樹は極まって、長年秘めていたその内心を吐露してしまっていた。熱に浮かされた自身の軽率さに戦々恐々としていた弘樹だが、その数日後に姿を見せた千咲の態度は、全く予想外のものだった。



まるで新たな、とびきりのセックスフレンドを得たように、叔父との交わりに溺れていく千咲。そんな中で弘樹は奔放な彼女が、人目に晒される自慰だけには強い抵抗を抱いていることに疑問を持つ。それ自体が心境の変化であろう、千咲はその過去を語り始める。受験のストレスから全裸での自慰に開放感を得ていた千咲はある日、それを目撃した父に凄まじい叱咤を受けた。それがトラウマとなり鬱屈した感情のやり場を失った千咲は、進学先であの男に出会うことになってしまう。
それを聞いた弘樹はあえて、自身の前での自慰を強く頼み込む。躊躇う千咲の手を導き、お互いの顔を見つめ合いながらの絶頂。漠然とした恐怖感を一度飛び越えてしまった千咲は、憑き物が落ちたような表情で帰っていく。その数日後、弘樹の部屋には、セルフタンニングを止め髪を染め直した千咲がいた。トラウマを克服したことでその原因となった父に対する反抗心も鳴りを潜め、反発の為の手段も必要なくなった。悪友の存在を排除していなければ、こうもスムーズにはいかなかっただろう。



優等生としての面を取り戻した千咲は以前にも増して情熱的に、そして一途に弘樹を慕うようになった。その数カ月後、学業の為の同居という千咲の言い分をその実績から、渋々ながらも認めた兄。母娘の表情からそれには義姉の口添えもあったのかもしれない。
それから一年が過ぎた。千咲は今、そのお腹を大きく膨らませ、弘樹の上で腰を振っている。滲む母乳に、最愛の男の種を自身の胎内に宿すことができた、女としての実感に浸る千咲。一方で弘樹には頭痛の種があった。叔父と姪が毎夜身体を繋げ合い、子作りに至るような仲であることを露ほども知らない兄の存在。千咲が喜びの表情で語る妊娠の報告という、恐ろしくも幸せな想像に、弘樹の思考は出口のない袋小路の中を巡り続ける。

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<プレイ時間>
淫乱ルート(初回ルート)2時間30分、更生ルート1時間47分。計4時間17分。

<グラフィッカー情報・敬称略>
カズオ、うろこ、BB

<あとがき・11/3>
すっばらしい同人でした。めちゃくちゃ抜いた。同人に80点つけるとは思わなかった。
夏にゴムから始まる関係→ビッチ行為を主人公に諌められる→貴方が好き。他には何もいらない→せめて後ろの初めてだけは捧げたい→今日はゴムしないでいいから→1年後幸せな二人
という展開に物凄く下級生の真由美ルートを思い出します。久しぶりにやったな、こういうエロゲ…。おっさんになるほどこういう郷愁的なものが強くなる。後、叔父姪・父娘っていう歳の差狂気恋愛。
とかくビッチ純情娘ものとして傑作でした。原画家さんのサークルでの仕事をまた見たい。

2014冬コミ枕シーツ。チ○ポ私に向かって凄い伸ばしてるね…クスッ、みたいな台詞言いそうなスケベすぎる視線が素晴らしいです。純情ビッチ。いいと思いませんか？おっさんのボクはとてもいいと思います。



(姪のビッチ化が許せない！：感想)

(関連記事：姪のビッチ化が許せない！小説版)