C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
てにおはっ! (root nuko)
2012/7/27
©root nuko
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4645字)
<共通>
飯泉宏人はGW連休開けの学園生活を、幼馴染の姫川絢美とその親友の水島薫、クラスメイトの山田義男たちと気だるく過ごしていた。放課後になり、宏人は絢美と同じく所属している知的文化学研究同好会に顔を出す。
部員の楠木未梨、江坂春希、響七瀬の四人と共に、知的探求を題目にかかげた気ままな部活が今日も始まる。
一年前、ちょっとしたことで知り合いとなっていた七瀬に陥れられる形で新規部活の部長になった宏人。そんな幼馴染を見かねて入部を請け負った絢美だが、薫や周囲からはその水泳の能力を惜しまれていた。
その後未梨が入部したことで、部活昇格の条件である五人の部員を確保した知的文化研究会。部長の宏人は七瀬に押される形で昇格の為に必要な書類に手をつけるのだった。
<個別>
楠木未梨(下級生)
ある日宏人は部室に置いてあった女物の下着を見つけ、それで自慰をしてしまう。その現場を未梨に見られカメラで撮影されてしまった宏人は、未梨の知的好奇心を満たす為に身体を張った協力をすることになる。
深夜のコンビニで宏人と出くわした未梨は、宏人が一人暮らしをする単身赴任中の兄の新居に上がりこんでしまう。
そこで初体験の前に後ろの処女を失ってしまう未梨。しかし、いつものように口では宏人を悪く言うものの、早くもその行為を受け入れ始めていく。
翌日社会科の教師に頼まれ、元々は準備室だった部室から書類を捜すことになった宏人。
昼休みはいつも独りで部室にいた未梨はそれを手伝うと言い出す。探しやすいよう着替えを促して時間を置いた宏人が見たものは、なぜか裸になった未梨だった。
そこに春希と絢美が現れ、二人はロッカーに隠れてやり過ごす。春希と絢美が出て行き部室には二人だけになったが、宏人が手を出さないことに彼女は今更だと憤る。
それからの数日、二人の間によそよそしい空気が漂う。それを察した部員の三人は、宏人に解決を促す。
不機嫌の理由を問う宏人に、未梨はスカートの中を見せる。宏人の家を出てからずっとローターをつけていたという未梨は、膣口が小さすぎて危ないと言われた為にこの数日拡張していたのだという。
そのちょっとしたずれ具合に当惑する宏人だが、それ以上は断りきれず未梨とついに関係を持つ。
その夜、家出してきたといい突如宏人の家に上がりこんでくる未梨。男の責任を果たすという言質を取られていた宏人は、後輩とはいえ女の子を軽々しく家に置くのはよろしくないと逸らす。結局、恋人になれば問題ないという未梨に押し切られてしまう。
修学旅行という学生の一大イベントを迎えた宏人。しかし、未梨といられない三泊が味気なく思えるほどになってしまっていた。
夏休み前の終業式の前日、未梨は宏人と付き合っていることを部活の面々に報告する。突然のことに驚く部員たちだが、未梨は更に夏休みが始まり次第海外へ引っ越さなければならないことを明かす。
実は宏人は数日前にかかってきた未梨の父からの電話でその話を聞いており、父子家庭となり仕事に入れ込まざるを得なかった彼は、その間だけでも未梨に思い出を作ってやって欲しいと宏人に頼んでいた。
別れが避けられないことを自覚した上で二人は、お互いの愛情を改めて確かめ合う。
夏休みも最後の日を迎え、宏人は勉強に追われていた。そんな中いつかと同じように部屋に猛烈なインターホン連打が響き、宏人の前に未梨が現れる。
未梨は父にも協力してもらった狂言であることを明かす。そうでもしなければ余りに鈍い宏人との関係も進められなかっただろう。
二人はお互いが傍にいる日常を取り戻し、今日も気だるい午後の部活を過ごす。
江坂春希(同級生・男の娘)
それまで女装を部室でしかしてこなかった春希。しかし修学旅行の朝、春希はその姿のままだった。
周囲にそれを明かす意味を考え、これからもずっと春希のことが(親友として)大切だと宏人は告げる。しかし春希はそれを言葉通りの意味に捉え、それ以降宏人は猛烈にアプローチを受け続ける。
誤解を解こうと宏人は家に春希を呼び出して説明するが、甘い言葉に流され逆に関係を持ってしまう。
なぜ自分にそこまで執着するのか聞いた宏人だが、始まりは二人のプレイしたネットゲームだという。ネカマであることを明かした春希はゲーム中で例外なく罵倒されたが、宏人だけは色眼鏡で見なかったことがきっかけとなって好きになっていった。
宏人は他の女性との付き合いを繰り返すもその度に身体の相性に悩み、そして結局は春希の元に戻ってくるのだった。
姫川絢美(幼馴染・クラスメイト)
これまで頑なに絢美を性的な対象として見まいと努力してきた宏人だが、日々美しくなっていく幼馴染に我慢しきれず、ついに自慰のオカズに使ってしまう。
その気まずさから翌日絢美を避けてしまう宏人。避けられる理由に見に覚えがなく気落ちする絢美に、宏人はついその理由を漏らしてしまう。
戸惑いながらもその感想を問いただした絢美は宏人とホテルに向かう。随分と長い間遠回りしながらも、ついに二人は結ばれる。
翌日も普段通りの絢美だが、宏人だけが逆にぎくしゃくしてしまう。そんな幼馴染を見てどう思ったのか、校舎でも人気のないところで絢美は宏人の股間にかしずく。
絢美が口をすすぎにその場を離れた後、宏人は薫と出くわしてしまう。いまだ余韻を引きずっていた股間の張りを見られてしまい、気まずい思いをする宏人だった。
深い仲になるにつれて絢美は宏人の家に入り浸るようになり、半ば同棲に近い生活を過ごしていた。そんな環境でお互いにますます依存する二人はセックスフレンドのような関係になってゆく。
宏人と絢美が連れ立って登校したある朝、二人は校門で薫と鉢合わせになる。
屋上に呼び出された宏人はそこで、直前に絢美の下駄箱にラブレターが入っていたことと、それが恐らく前日に相談してきたバスケ部主将のものであることを薫に明かされる。絢美が水泳部を辞めて自堕落になっていったのは宏人のせいであって、絢美と宏人が元々釣り合うような関係ではなく邪魔をしないよう、薫は暗に言い渡す。
絢美とは明確な恋人関係ではないと煙に巻く宏人だったが、その胸中にはなんともいえない苛立ちを覚えていた。
放課後、告白を受けに行くことで部活に遅れるという絢美。そんな彼女を強引に引きとめ抱いた上で送り出した宏人だが、告白が破談する結果になったのは予定通りだったのだろう。
修学旅行の班決めで、宏人は絢美と義男の三人の班になる。しかし絢美はクラス中から誘われており、それを断っての行動だった。
放課後薫に呼び出された宏人は、告白の現場を見ていたことを告げられる。薫は自身が代わりとなることで絢美には手を出さないよう提案するが、宏人はそれを断る。
修学旅行が終わり宏人は、放課後の教室で絢美に告白する。薫の言葉にわだかまりを感じとっさについて出た告白はお互いにとって急なものであったのかあるいはようやくのものであったのだろうか。
絢美はそれを受け、曖昧な関係を終わらせた二人は晴れて恋人となる。
翌日部活で正式な付き合いを告げた二人は、戸惑われながらも祝福を受けることができた。
恋人にはなったものの曖昧な身体だけの関係が続く二人。そんなある日、絢美は宏人を夜の学園への散策に誘う。
恋人になっても今までと変わらない関係を指して後悔していないかと問う絢美。
表には出さないだけで、自らは極度の面倒くさがりだと絢美は明かす。どんなことも要領よくこなすのもその方が最終的には楽なだけで、宏人と付き合ったのも周りからの告白を断るのに疲れたことも理由の一端にあったという。
そして宏人も自らと同じように面倒くさがりの人となりであることを指して、だからこそ一緒にいることを選んだのだと明かす。
そんな絢美に宏人は、付き合い云々ではなく自分が好きかを尋ねる。自らは絢美のことが好きだと言った上で。
言葉を濁す絢美に宏人は以前薫に迫られたことを明かし、彼女を揺さぶる。そしてついに絢美も自らの気持ちを認めるのだった。
夏休みに入った部は海へと遊びに繰り出す。
そんな中、見慣れない部員の水着姿に目を奪われる宏人を絢美はこってりと搾り取るのだった。
姫川絢美・水島薫(クラスメイト)
放課後薫に呼び出された宏人は、絢美の身代わりになるという提案を気まぐれに受ける。
薫の初めてを奪った後であっても、宏人は絢美との関係を続ける。それを薫に問い詰められるも、前回だけでは満足させられなかったからと煙に巻き、宏人は再び薫を抱く。
絢美との身体だけの関係はそれからも続き、夏休みの間ひっきりなしに二人は身体を重ねていた。部活にも学校にも顔を出さなくなった二人を心配して連絡を取ってきた七瀬や未梨、薫。
その身体を思い描いた宏人は、邪な思いを抱いて学校に向かうのだった。
響七瀬(同好会の実質会長・上級生)
七瀬との二人きりの部活中、お互いの服の所有権をめぐっての脱衣麻雀が始まる。
その勝負に負けた宏人は七瀬になじられながら足でイカされてしまう。
翌日も屋上に呼び出され胸で奉仕された宏人は、一年前の七瀬と出会った頃を思い出す。
一年前の引越しの夜、マンションを突然訪れてきた知り合い程度の仲の先輩。弄り甲斐のありそうな年下として一目見て気に入ったという彼女は、その童貞を奪いたいと誘惑する。
変わり者の響七瀬という人物評は聞き及んでおり、その美貌にも文句のつけようのない宏人は言われるままに身体を重ねるが、どういったわけか七瀬は処女だった。
今はセックスのことだけという七瀬の言葉に、深く考えることなくその濃艶な身体に溺れる宏人。
朝宏人が目を覚ますと七瀬の姿は消えていた。それ以降、あの出来事についての言及もなく二人は普通の先輩後輩の関係を続けていた。
そして現在。唐突に再び肉体関係の匂いを嗅ぎ取り、一年前のことを思い出した宏人は自身の心境の変化を感じ取るのだった。
テスト明けに催された部での打ち上げ。その帰りに宏人は、一年ぶりに七瀬を抱く。
それからの二人は、たがが外れたようにセックスに興じる。
そのさなかの七夕の日、部室には竹と短冊が飾られる。七瀬との部活の帰り道、一年前から曖昧に続く関係に付き合ってきたことを思い、七瀬が好きだということを宏人は認めざるを得なかった。
期末試験も終わり七夕の竹を片付ける中で、七瀬の短冊を見た宏人は七瀬を呼び出す。
一年前からずっと好きだったと告白した宏人を七瀬はホテルに誘う。
まぐわいの後、七瀬は自身が不妊症であることを明かす。一年前のこともそれが本当のことかを試したもので、宏人のことは都合がよかった相手だったという。
宏人に恋人が出来ますようにという願いの書かれた短冊を、宏人は七瀬に見せる。男一人の部活があればその内誰かと一緒になるだろうと立ち上げた部活であり、三年生で潮時だという七瀬は宏人に別れを告げ、謝罪の言葉を残して去る。
翌日退部届けを携えてやってきた七瀬。一様に驚く部員たちの前で、宏人は七瀬に勝負を持ちかける。
あの日の再現のような麻雀勝負。自身が女として欠陥品だと自認した病院でのことを思い出した七瀬は、宏人との勝負に初めて敗れる。
自分のことを愛しているか否かを問う宏人。予想外の質問に、七瀬は慌てそしてついに自身の気持ちを認める。
十年後。研究職として不妊治療の研究に携わってきた二人には、念願の子供ができていた。
しかし七瀬はまだまだ実験の余地があるとして、宏人に早くも二人目を望むのだった。
<グラフィッカー情報・敬称略>
夕燈とび(グラフィックチーフ)、アマクラ(原画)、路、斎賀さつき、かやか、天乃アト
(関連記事:てにおはっ2)
(関連記事:てにおはっ2リミットオーバー)
2012/7/27
©root nuko
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4645字)
<共通>
飯泉宏人はGW連休開けの学園生活を、幼馴染の姫川絢美とその親友の水島薫、クラスメイトの山田義男たちと気だるく過ごしていた。放課後になり、宏人は絢美と同じく所属している知的文化学研究同好会に顔を出す。
部員の楠木未梨、江坂春希、響七瀬の四人と共に、知的探求を題目にかかげた気ままな部活が今日も始まる。
一年前、ちょっとしたことで知り合いとなっていた七瀬に陥れられる形で新規部活の部長になった宏人。そんな幼馴染を見かねて入部を請け負った絢美だが、薫や周囲からはその水泳の能力を惜しまれていた。
その後未梨が入部したことで、部活昇格の条件である五人の部員を確保した知的文化研究会。部長の宏人は七瀬に押される形で昇格の為に必要な書類に手をつけるのだった。
<個別>
楠木未梨(下級生)
ある日宏人は部室に置いてあった女物の下着を見つけ、それで自慰をしてしまう。その現場を未梨に見られカメラで撮影されてしまった宏人は、未梨の知的好奇心を満たす為に身体を張った協力をすることになる。
深夜のコンビニで宏人と出くわした未梨は、宏人が一人暮らしをする単身赴任中の兄の新居に上がりこんでしまう。
そこで初体験の前に後ろの処女を失ってしまう未梨。しかし、いつものように口では宏人を悪く言うものの、早くもその行為を受け入れ始めていく。
翌日社会科の教師に頼まれ、元々は準備室だった部室から書類を捜すことになった宏人。
昼休みはいつも独りで部室にいた未梨はそれを手伝うと言い出す。探しやすいよう着替えを促して時間を置いた宏人が見たものは、なぜか裸になった未梨だった。
そこに春希と絢美が現れ、二人はロッカーに隠れてやり過ごす。春希と絢美が出て行き部室には二人だけになったが、宏人が手を出さないことに彼女は今更だと憤る。
それからの数日、二人の間によそよそしい空気が漂う。それを察した部員の三人は、宏人に解決を促す。
不機嫌の理由を問う宏人に、未梨はスカートの中を見せる。宏人の家を出てからずっとローターをつけていたという未梨は、膣口が小さすぎて危ないと言われた為にこの数日拡張していたのだという。
そのちょっとしたずれ具合に当惑する宏人だが、それ以上は断りきれず未梨とついに関係を持つ。
その夜、家出してきたといい突如宏人の家に上がりこんでくる未梨。男の責任を果たすという言質を取られていた宏人は、後輩とはいえ女の子を軽々しく家に置くのはよろしくないと逸らす。結局、恋人になれば問題ないという未梨に押し切られてしまう。
修学旅行という学生の一大イベントを迎えた宏人。しかし、未梨といられない三泊が味気なく思えるほどになってしまっていた。
夏休み前の終業式の前日、未梨は宏人と付き合っていることを部活の面々に報告する。突然のことに驚く部員たちだが、未梨は更に夏休みが始まり次第海外へ引っ越さなければならないことを明かす。
実は宏人は数日前にかかってきた未梨の父からの電話でその話を聞いており、父子家庭となり仕事に入れ込まざるを得なかった彼は、その間だけでも未梨に思い出を作ってやって欲しいと宏人に頼んでいた。
別れが避けられないことを自覚した上で二人は、お互いの愛情を改めて確かめ合う。
夏休みも最後の日を迎え、宏人は勉強に追われていた。そんな中いつかと同じように部屋に猛烈なインターホン連打が響き、宏人の前に未梨が現れる。
未梨は父にも協力してもらった狂言であることを明かす。そうでもしなければ余りに鈍い宏人との関係も進められなかっただろう。
二人はお互いが傍にいる日常を取り戻し、今日も気だるい午後の部活を過ごす。
江坂春希(同級生・男の娘)
それまで女装を部室でしかしてこなかった春希。しかし修学旅行の朝、春希はその姿のままだった。
周囲にそれを明かす意味を考え、これからもずっと春希のことが(親友として)大切だと宏人は告げる。しかし春希はそれを言葉通りの意味に捉え、それ以降宏人は猛烈にアプローチを受け続ける。
誤解を解こうと宏人は家に春希を呼び出して説明するが、甘い言葉に流され逆に関係を持ってしまう。
なぜ自分にそこまで執着するのか聞いた宏人だが、始まりは二人のプレイしたネットゲームだという。ネカマであることを明かした春希はゲーム中で例外なく罵倒されたが、宏人だけは色眼鏡で見なかったことがきっかけとなって好きになっていった。
宏人は他の女性との付き合いを繰り返すもその度に身体の相性に悩み、そして結局は春希の元に戻ってくるのだった。
姫川絢美(幼馴染・クラスメイト)
これまで頑なに絢美を性的な対象として見まいと努力してきた宏人だが、日々美しくなっていく幼馴染に我慢しきれず、ついに自慰のオカズに使ってしまう。
その気まずさから翌日絢美を避けてしまう宏人。避けられる理由に見に覚えがなく気落ちする絢美に、宏人はついその理由を漏らしてしまう。
戸惑いながらもその感想を問いただした絢美は宏人とホテルに向かう。随分と長い間遠回りしながらも、ついに二人は結ばれる。
翌日も普段通りの絢美だが、宏人だけが逆にぎくしゃくしてしまう。そんな幼馴染を見てどう思ったのか、校舎でも人気のないところで絢美は宏人の股間にかしずく。
絢美が口をすすぎにその場を離れた後、宏人は薫と出くわしてしまう。いまだ余韻を引きずっていた股間の張りを見られてしまい、気まずい思いをする宏人だった。
深い仲になるにつれて絢美は宏人の家に入り浸るようになり、半ば同棲に近い生活を過ごしていた。そんな環境でお互いにますます依存する二人はセックスフレンドのような関係になってゆく。
宏人と絢美が連れ立って登校したある朝、二人は校門で薫と鉢合わせになる。
屋上に呼び出された宏人はそこで、直前に絢美の下駄箱にラブレターが入っていたことと、それが恐らく前日に相談してきたバスケ部主将のものであることを薫に明かされる。絢美が水泳部を辞めて自堕落になっていったのは宏人のせいであって、絢美と宏人が元々釣り合うような関係ではなく邪魔をしないよう、薫は暗に言い渡す。
絢美とは明確な恋人関係ではないと煙に巻く宏人だったが、その胸中にはなんともいえない苛立ちを覚えていた。
放課後、告白を受けに行くことで部活に遅れるという絢美。そんな彼女を強引に引きとめ抱いた上で送り出した宏人だが、告白が破談する結果になったのは予定通りだったのだろう。
修学旅行の班決めで、宏人は絢美と義男の三人の班になる。しかし絢美はクラス中から誘われており、それを断っての行動だった。
放課後薫に呼び出された宏人は、告白の現場を見ていたことを告げられる。薫は自身が代わりとなることで絢美には手を出さないよう提案するが、宏人はそれを断る。
修学旅行が終わり宏人は、放課後の教室で絢美に告白する。薫の言葉にわだかまりを感じとっさについて出た告白はお互いにとって急なものであったのかあるいはようやくのものであったのだろうか。
絢美はそれを受け、曖昧な関係を終わらせた二人は晴れて恋人となる。
翌日部活で正式な付き合いを告げた二人は、戸惑われながらも祝福を受けることができた。
恋人にはなったものの曖昧な身体だけの関係が続く二人。そんなある日、絢美は宏人を夜の学園への散策に誘う。
恋人になっても今までと変わらない関係を指して後悔していないかと問う絢美。
表には出さないだけで、自らは極度の面倒くさがりだと絢美は明かす。どんなことも要領よくこなすのもその方が最終的には楽なだけで、宏人と付き合ったのも周りからの告白を断るのに疲れたことも理由の一端にあったという。
そして宏人も自らと同じように面倒くさがりの人となりであることを指して、だからこそ一緒にいることを選んだのだと明かす。
そんな絢美に宏人は、付き合い云々ではなく自分が好きかを尋ねる。自らは絢美のことが好きだと言った上で。
言葉を濁す絢美に宏人は以前薫に迫られたことを明かし、彼女を揺さぶる。そしてついに絢美も自らの気持ちを認めるのだった。
夏休みに入った部は海へと遊びに繰り出す。
そんな中、見慣れない部員の水着姿に目を奪われる宏人を絢美はこってりと搾り取るのだった。
姫川絢美・水島薫(クラスメイト)
放課後薫に呼び出された宏人は、絢美の身代わりになるという提案を気まぐれに受ける。
薫の初めてを奪った後であっても、宏人は絢美との関係を続ける。それを薫に問い詰められるも、前回だけでは満足させられなかったからと煙に巻き、宏人は再び薫を抱く。
絢美との身体だけの関係はそれからも続き、夏休みの間ひっきりなしに二人は身体を重ねていた。部活にも学校にも顔を出さなくなった二人を心配して連絡を取ってきた七瀬や未梨、薫。
その身体を思い描いた宏人は、邪な思いを抱いて学校に向かうのだった。
響七瀬(同好会の実質会長・上級生)
七瀬との二人きりの部活中、お互いの服の所有権をめぐっての脱衣麻雀が始まる。
その勝負に負けた宏人は七瀬になじられながら足でイカされてしまう。
翌日も屋上に呼び出され胸で奉仕された宏人は、一年前の七瀬と出会った頃を思い出す。
一年前の引越しの夜、マンションを突然訪れてきた知り合い程度の仲の先輩。弄り甲斐のありそうな年下として一目見て気に入ったという彼女は、その童貞を奪いたいと誘惑する。
変わり者の響七瀬という人物評は聞き及んでおり、その美貌にも文句のつけようのない宏人は言われるままに身体を重ねるが、どういったわけか七瀬は処女だった。
今はセックスのことだけという七瀬の言葉に、深く考えることなくその濃艶な身体に溺れる宏人。
朝宏人が目を覚ますと七瀬の姿は消えていた。それ以降、あの出来事についての言及もなく二人は普通の先輩後輩の関係を続けていた。
そして現在。唐突に再び肉体関係の匂いを嗅ぎ取り、一年前のことを思い出した宏人は自身の心境の変化を感じ取るのだった。
テスト明けに催された部での打ち上げ。その帰りに宏人は、一年ぶりに七瀬を抱く。
それからの二人は、たがが外れたようにセックスに興じる。
そのさなかの七夕の日、部室には竹と短冊が飾られる。七瀬との部活の帰り道、一年前から曖昧に続く関係に付き合ってきたことを思い、七瀬が好きだということを宏人は認めざるを得なかった。
期末試験も終わり七夕の竹を片付ける中で、七瀬の短冊を見た宏人は七瀬を呼び出す。
一年前からずっと好きだったと告白した宏人を七瀬はホテルに誘う。
まぐわいの後、七瀬は自身が不妊症であることを明かす。一年前のこともそれが本当のことかを試したもので、宏人のことは都合がよかった相手だったという。
宏人に恋人が出来ますようにという願いの書かれた短冊を、宏人は七瀬に見せる。男一人の部活があればその内誰かと一緒になるだろうと立ち上げた部活であり、三年生で潮時だという七瀬は宏人に別れを告げ、謝罪の言葉を残して去る。
翌日退部届けを携えてやってきた七瀬。一様に驚く部員たちの前で、宏人は七瀬に勝負を持ちかける。
あの日の再現のような麻雀勝負。自身が女として欠陥品だと自認した病院でのことを思い出した七瀬は、宏人との勝負に初めて敗れる。
自分のことを愛しているか否かを問う宏人。予想外の質問に、七瀬は慌てそしてついに自身の気持ちを認める。
十年後。研究職として不妊治療の研究に携わってきた二人には、念願の子供ができていた。
しかし七瀬はまだまだ実験の余地があるとして、宏人に早くも二人目を望むのだった。
<グラフィッカー情報・敬称略>
夕燈とび(グラフィックチーフ)、アマクラ(原画)、路、斎賀さつき、かやか、天乃アト
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