C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
そして明日の世界より (etude)
2007/11/22
©etude
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:2584字)
<共通>
これといった産業もない、過疎化の進む島。葦野昴はそんな故郷に強い愛着を持つ珍しい若者で、隣人の幼馴染である日向姉妹、学友の水守御波と樹青葉たちと共に変哲のない日常を過ごしていた。
それが唐突に終わることなど、その瞬間まで露ほども思わず。ある夕食の席、テレビから政府の緊急特別放送が流れた。今から3ヵ月後の地球に小惑星が激突するという、俄かには信じがたいその内容。そして太陽周回軌道上の小惑星に対して、米国を主体として全世界からミサイル攻撃が敢行されたことに続き、その軌道に変化がなかったことが明らかとなる。海上に落下する小惑星が引き起こす有史最大の大津波によって、人類の痕跡が洗い流されてしまう未来はもはや避けられない。
世界中の、そして本土の治安が日増しに悪化していく中、島はかろうじて平静を保っていた。それでも先を悲観した自殺者が出始め、また昴たちの通う学園も近い内の閉鎖が決まる。だが昴はこれまでの生活を捨てず最後まで学園に通い、八島宗一郎というお爺さんの温泉掘りを手伝い続け、日常を守ろうとする。
そんな中で昴は母の海と父の竜から、自身が生存できる可能性を伝えられる。政府が地下1500メートルに建設した5ヶ所の最終処分場を流用し、5万人を収容する地下シェルターが突貫で整備されているという。その内の一人に昴が選ばれたのだった。息子が助かることを心の底から喜ぶ海だが、両親と知り合い全てを捨てて生きる選択に昴は苦悩する。そしてその翌日にはすでに、昴が避難民に選ばれたという噂が島に流れていた。
日向夕陽(幼馴染)
シェルターの一件を聞いた夕陽はそれを喜ぶが、そう時を置かず昴のいない生活に怯えるようになる。常に昴が傍にいなければ落ち着かず、眠る度に飛び起きては昴を探すようなことが数日続いた。それを見た昴はやはり彼女を捨て置くことができず、島に残る決心を下す。その決断を両親も、自分たちの息子ならそうするのだろうと、あえて制止するようなことはなかった。
だがそれが昴の死を意味すると気づいた夕陽。今度は逆に昴を遠ざけ、これまで幼馴染に任せきりだった身の回りのことを自身でこなし始める。その意味を知り昴は改めて選択を迫られる。宗一郎に自身の気持ちに気づかされた昴は、夕陽にありのままを伝えた。
夕陽の母親であるひかりの墓前で昴は誓う。最期の時までを彼女と共に、そして守り抜くことを。
日向朝陽(幼馴染・学園教師)
暴走車に轢かれかけたところを庇われ、その結果母のひかりを失った朝陽。家族から母を奪ったという罪悪感を感じ続け、オペラ歌手という夢を捨て島に残る道を選ぶ。そして朝陽は幼い昴に、一緒に妹を守って欲しいと懇願した。
月日が流れるにつれ朝陽は、同じ使命を持つはずの昴への気持ちを抑えられなくなっていく。その苦悩を知る昴は朝陽を受け入れ、彼女をも支えていきたいと願う。
だが二人の関係は夕陽の知るところとなる。昴に依存する夕陽は、自身の気持ちを知っているはずの姉の裏切りともいえる行為を許さず二人を拒絶する。外へ駆け出した夕陽とそれを追う昴。そんな二人の前にトラックが飛び出し、そして朝陽が二人を庇う。薄れゆく意識の中で朝陽は、母の言葉を確かに聞いた。
学園の閉鎖と共に昴たちは卒業式を迎える。朝陽と夕陽と、ひかりの墓前へ報告に向かう昴。三人は今までもこれからも、最期の時までを寄り添っていく。
樹青葉(同級生)
家族を捨てた奔放な母親を憎み、その血に蔑みさえ抱きながら生きてきた青葉。だが小惑星の一件は青葉に一つの決心をもたらした。昴を振り向かせることはこれまで叶わず、そして許された時間は後たったの三ヶ月しか残っていない。
青葉はこれまでの自身を捨て化粧を施して着飾り、昴の気を引こうとする。それは彼女が嫌悪した母親の姿そのものだった。急激に変わっていく青葉に困惑する昴。
青葉のことをまるで男友達の親友のように思っていた昴は、彼女の本質を見てこなかったことを知った。昴は出会った頃の、ただの少女である青葉を求める。
昴は青葉のその手を取り、卒業式前日の最後の運動会に臨む。最期のその時まで、その手を離すことはない。
水守御波(同級生)
星の終わりという話を受けてさすがに不安を隠せない一同。だがそんな中で御波だけは違った。元々身体の弱い彼女は自身の行く末に覚悟を抱いており、それが三ヵ月先になったとしても動揺を覚えることはなかった。
知らず知らずの内に心労が祟ったのか、体調を崩し風邪に倒れた昴。普段とは逆の立場となった御波は自身の気持ちを抑えられず、昴も彼女の身体のことはあったが、二人は結ばれる。
だが御波は自身が言い知れない不安を抱えていることに気づく。それはこれまで何も望みを持たなかった彼女が初めて知る、持ち得た者の絶望だった。大切なものを失う恐怖に怯えながらも、島の悪意から昴を守ろうとする御波。
そんな御波を前にして、昴はシェルター行きの辞退を伝える。幾千万の満天の下で、残された時間を星に願掛ける二人。それは二人がたどり着いた、楽園の姿。
<アフターシナリオ>
大災害から30年後。地上のあらゆる文明は大洪水によって洗い流されていたが、かろうじて人類はその存続を許されていた。だがその行く末は明るくない。
全世界に140ヶ所あった地下シェルターの内、80ヶ所は大洪水に持ちこたえられず壊滅。30ヶ所は内部の統制が壊乱し全滅。25年後に再び地上に戻れたのは、たった30ヶ所のコミュニティだけだった。
当時6歳で選ばれ、幸運にも生き残ったある男は、この5年間、各地のシェルターを捜索する任にあたっていた。だが探し当てたそこでかつて起きただろう、地獄絵図の残滓を目にするにつれ、男は希望を失いつつあった。そんな中で男は旧文明のボーリング用掘削重機を発見し、その地下からのビーコンを受信する。
気が進まないながらも任務とあって、男は若い助手と共に掘削を続ける。そして深度が千メートルを越えた時、湯が湧き出すと共に、送信機を内蔵した遺物が現れた。中からは一枚の写真と手紙。男はこれが大災害直前の出来事であったことを知り、わけもなく笑いと涙が溢れ、それを留めることができない。男は昨日の世界からの希望を受け取り、彼らの祈りは明日の世界へと受け継がれた。
そして東からは太陽が昇り、長い夜は終わりを告げる。
<プレイ時間>
初回夕陽ルート10時間15分、朝陽ルート4時間10分、青葉ルート4時間15分、御波ルート4時間45分、一般エンドルート2時間50分、AFTER20分。計26時間35分。
<印象に残ったシーン>
<グラフィッカー情報・敬称略>
植田亮(グラフィックチーフ)、はんぺん、川上一輝
<あとがき・3/23>
このゲームはアフターストーリーの破壊力の余韻が半端ないんですが…。点数づけると酷いことになってしまう残念なゲーム。
小惑星に対してミサイル攻撃と書いてありますが、作中でもMDと書いてあったのであえてそう書きました。実際どうやるんでしょうね…。ペイロードには惑星探査機辺りの技術が使われそうな気もしますが。某8連装120cm対空レールガンが完成さえしていれば…。
2007/11/22
©etude
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:2584字)
<共通>
これといった産業もない、過疎化の進む島。葦野昴はそんな故郷に強い愛着を持つ珍しい若者で、隣人の幼馴染である日向姉妹、学友の水守御波と樹青葉たちと共に変哲のない日常を過ごしていた。
それが唐突に終わることなど、その瞬間まで露ほども思わず。ある夕食の席、テレビから政府の緊急特別放送が流れた。今から3ヵ月後の地球に小惑星が激突するという、俄かには信じがたいその内容。そして太陽周回軌道上の小惑星に対して、米国を主体として全世界からミサイル攻撃が敢行されたことに続き、その軌道に変化がなかったことが明らかとなる。海上に落下する小惑星が引き起こす有史最大の大津波によって、人類の痕跡が洗い流されてしまう未来はもはや避けられない。
世界中の、そして本土の治安が日増しに悪化していく中、島はかろうじて平静を保っていた。それでも先を悲観した自殺者が出始め、また昴たちの通う学園も近い内の閉鎖が決まる。だが昴はこれまでの生活を捨てず最後まで学園に通い、八島宗一郎というお爺さんの温泉掘りを手伝い続け、日常を守ろうとする。
そんな中で昴は母の海と父の竜から、自身が生存できる可能性を伝えられる。政府が地下1500メートルに建設した5ヶ所の最終処分場を流用し、5万人を収容する地下シェルターが突貫で整備されているという。その内の一人に昴が選ばれたのだった。息子が助かることを心の底から喜ぶ海だが、両親と知り合い全てを捨てて生きる選択に昴は苦悩する。そしてその翌日にはすでに、昴が避難民に選ばれたという噂が島に流れていた。
日向夕陽(幼馴染)
シェルターの一件を聞いた夕陽はそれを喜ぶが、そう時を置かず昴のいない生活に怯えるようになる。常に昴が傍にいなければ落ち着かず、眠る度に飛び起きては昴を探すようなことが数日続いた。それを見た昴はやはり彼女を捨て置くことができず、島に残る決心を下す。その決断を両親も、自分たちの息子ならそうするのだろうと、あえて制止するようなことはなかった。
だがそれが昴の死を意味すると気づいた夕陽。今度は逆に昴を遠ざけ、これまで幼馴染に任せきりだった身の回りのことを自身でこなし始める。その意味を知り昴は改めて選択を迫られる。宗一郎に自身の気持ちに気づかされた昴は、夕陽にありのままを伝えた。
夕陽の母親であるひかりの墓前で昴は誓う。最期の時までを彼女と共に、そして守り抜くことを。
日向朝陽(幼馴染・学園教師)
暴走車に轢かれかけたところを庇われ、その結果母のひかりを失った朝陽。家族から母を奪ったという罪悪感を感じ続け、オペラ歌手という夢を捨て島に残る道を選ぶ。そして朝陽は幼い昴に、一緒に妹を守って欲しいと懇願した。
月日が流れるにつれ朝陽は、同じ使命を持つはずの昴への気持ちを抑えられなくなっていく。その苦悩を知る昴は朝陽を受け入れ、彼女をも支えていきたいと願う。
だが二人の関係は夕陽の知るところとなる。昴に依存する夕陽は、自身の気持ちを知っているはずの姉の裏切りともいえる行為を許さず二人を拒絶する。外へ駆け出した夕陽とそれを追う昴。そんな二人の前にトラックが飛び出し、そして朝陽が二人を庇う。薄れゆく意識の中で朝陽は、母の言葉を確かに聞いた。
学園の閉鎖と共に昴たちは卒業式を迎える。朝陽と夕陽と、ひかりの墓前へ報告に向かう昴。三人は今までもこれからも、最期の時までを寄り添っていく。
樹青葉(同級生)
家族を捨てた奔放な母親を憎み、その血に蔑みさえ抱きながら生きてきた青葉。だが小惑星の一件は青葉に一つの決心をもたらした。昴を振り向かせることはこれまで叶わず、そして許された時間は後たったの三ヶ月しか残っていない。
青葉はこれまでの自身を捨て化粧を施して着飾り、昴の気を引こうとする。それは彼女が嫌悪した母親の姿そのものだった。急激に変わっていく青葉に困惑する昴。
青葉のことをまるで男友達の親友のように思っていた昴は、彼女の本質を見てこなかったことを知った。昴は出会った頃の、ただの少女である青葉を求める。
昴は青葉のその手を取り、卒業式前日の最後の運動会に臨む。最期のその時まで、その手を離すことはない。
水守御波(同級生)
星の終わりという話を受けてさすがに不安を隠せない一同。だがそんな中で御波だけは違った。元々身体の弱い彼女は自身の行く末に覚悟を抱いており、それが三ヵ月先になったとしても動揺を覚えることはなかった。
知らず知らずの内に心労が祟ったのか、体調を崩し風邪に倒れた昴。普段とは逆の立場となった御波は自身の気持ちを抑えられず、昴も彼女の身体のことはあったが、二人は結ばれる。
だが御波は自身が言い知れない不安を抱えていることに気づく。それはこれまで何も望みを持たなかった彼女が初めて知る、持ち得た者の絶望だった。大切なものを失う恐怖に怯えながらも、島の悪意から昴を守ろうとする御波。
そんな御波を前にして、昴はシェルター行きの辞退を伝える。幾千万の満天の下で、残された時間を星に願掛ける二人。それは二人がたどり着いた、楽園の姿。
<アフターシナリオ>
大災害から30年後。地上のあらゆる文明は大洪水によって洗い流されていたが、かろうじて人類はその存続を許されていた。だがその行く末は明るくない。
全世界に140ヶ所あった地下シェルターの内、80ヶ所は大洪水に持ちこたえられず壊滅。30ヶ所は内部の統制が壊乱し全滅。25年後に再び地上に戻れたのは、たった30ヶ所のコミュニティだけだった。
当時6歳で選ばれ、幸運にも生き残ったある男は、この5年間、各地のシェルターを捜索する任にあたっていた。だが探し当てたそこでかつて起きただろう、地獄絵図の残滓を目にするにつれ、男は希望を失いつつあった。そんな中で男は旧文明のボーリング用掘削重機を発見し、その地下からのビーコンを受信する。
気が進まないながらも任務とあって、男は若い助手と共に掘削を続ける。そして深度が千メートルを越えた時、湯が湧き出すと共に、送信機を内蔵した遺物が現れた。中からは一枚の写真と手紙。男はこれが大災害直前の出来事であったことを知り、わけもなく笑いと涙が溢れ、それを留めることができない。男は昨日の世界からの希望を受け取り、彼らの祈りは明日の世界へと受け継がれた。
そして東からは太陽が昇り、長い夜は終わりを告げる。
<プレイ時間>
初回夕陽ルート10時間15分、朝陽ルート4時間10分、青葉ルート4時間15分、御波ルート4時間45分、一般エンドルート2時間50分、AFTER20分。計26時間35分。
<印象に残ったシーン>
<グラフィッカー情報・敬称略>
植田亮(グラフィックチーフ)、はんぺん、川上一輝
<あとがき・3/23>
このゲームはアフターストーリーの破壊力の余韻が半端ないんですが…。点数づけると酷いことになってしまう残念なゲーム。
小惑星に対してミサイル攻撃と書いてありますが、作中でもMDと書いてあったのであえてそう書きました。実際どうやるんでしょうね…。ペイロードには惑星探査機辺りの技術が使われそうな気もしますが。某8連装120cm対空レールガンが完成さえしていれば…。
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