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注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
「彼氏いない歴=年齢」じゃ、どうしてイケナイのよ!?聖トレア学園恋愛禁止令 (裸足少女)
2012/11/22
©裸足少女
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4302字)
<ストーリー>
九城瑠璃 (生徒会会長・理事長の娘)
一昨年駿林学園と合併した聖トレア学園。そこに通う学園生の成島奈月は、まるで女のような自身の容姿にコンプレックスを抱いていた。男らしくありたいと願いつつも、周りからはマスコットのように扱われ、自身の気の弱さもあり変われない日々。その日も、昼食を共にしたシスターの累りんずから子供のような扱いを受けてしまう。
学園では生徒会会長である九城瑠璃によって「恋愛禁止令」という一つのルールが作られており、違反者には制裁さえあった。だがつい一週間前から、生徒会書記でもある奈月は瑠璃と秘密の交際を始めていた。恵まれた家庭で何不自由なく育ちわがまま気質な瑠璃は、禁止令を撤回するよう初めての恋人に勧められてもそれを受け入れようとはしない。
かねてから瑠璃と衝突することが多かった、生徒会副会長の藍浦一千花。生徒会選挙に僅差で敗れ副会長に甘んじていた一千花は、役員たちのストライキが続き生徒会が機能不全に陥っていたこともあり、瑠璃を追い落とすべく二人の間柄を狙った。スマートフォンで録音した睦言らしきものを二人の前に突きつける。
校則にもある通り一千花は罰の執行を決定し、二人は学園生徒たちの前で二人にとって初めてのキスをしてしまう。それでも自らの作った校則に捉われず別れることはしないという瑠璃。性的なことに耐性がなく奈月を貶めたいわけではない一千花は苦慮しながらも、制裁の継続を二人に言い渡すのだった。
罰ゲームを受けながらも二人に別れる気配は一向に見えない。そして瑠璃の行過ぎた暴言が引き金となり、一千花は強硬手段に出る。生徒会全役員の2/3の票を集め、瑠璃を罷免してしまう。後任を決める選挙には瑠璃と一千花、そして奈月が出馬することとなった。
恋愛禁止令のみが争点となっていた二人に対して、社会活動を通して恋愛だけではない学生の本分を訴えた奈月。姉で学園教師でもある亜月のバックアップもあり、地道な活動を通して旧生徒会役員や風紀委員を地盤に、その支持を増していく。その結果、奈月が首位に立ち生徒会長へ、二人は同着二位となり副会長へと就任することとなる。就任演説で恋愛禁止令を廃止した奈月、そして謝罪した瑠璃に対して、生徒たちからは温かい拍手が送られた。
瑠璃も相変わらず一千花とは反目しあいながらも、生徒会の仕事に手を出すようになり、学園は元の姿を取り戻していく。
そして8年後。瑠璃と結婚した奈月は九城の家に入り、婿養子としての日々を送っていた。
性格にはそれほど変わりがない瑠璃だったが少し落ち着いただろうか。そして奈月にべったりで、二人の子供をせがむ瑠璃。これからも、二人の慌ただしくも幸せな日々は続いていくだろう。
藍浦一千花 (生徒会副会長)
生徒会役員選挙の際、有力生徒たちの弱みを握り選挙戦を進めた一千花。副会長となった後もその行動には変わりがなく、周りからは一様に恐れられていた。だが仕事には真摯で、至らないところを手助けされることも多かった奈月は一千花に惹かれていく。
瑠璃の横暴によって生徒会が機能不全に陥る中、二人きりでの放課後の業務。ふとしたきっかけで恋人の是非についての話題になり、なけなしの勇気を振り絞って奈月は告白する。奈月のことを気にかけながらも自身のような捻くれ者がと、恋心に蓋をしていた一千花。ぎこちないながらも、二人は恋人としての一歩を踏み出す。
色恋沙汰に疎く、なにごとにも過剰な反応を見せる一千花。少しでも慣れる為に、彼女はあることを奈月に頼んでいた。
だがその携帯をなくしてしまい、奈月は一千花の携帯に電話をかける。生徒会室に置き忘れられていたそれを預かっていたのは瑠璃だった。生徒会室に入ってきた瑠璃の前で響く着信音。それは、好きだという告白の言葉だった。恋愛禁止令への違反が明るみになった二人。怒り狂う瑠璃は、罰として二人に生徒会室でのキスを命じるのだった。
罰ゲームを続ける中で、瑠璃は二人に男装と女装を命じる。男装した一千花の姿を見た奈月は、かつて子供の頃に遊んだ幼馴染の男の子のことを思い出す。しかし男の子と思っていたその子が一千花であったことを、彼女の言葉から知った奈月。
二人が離れる原因となった引越しの間際交わした、プロポーズの言葉。それを二人は今再びここで確かめ合う。婚約者となった二人。もはや恋人ではすまないことを主張し、一千花は恋愛禁止令の廃止を瑠璃に迫る。
それから4年後。学園を卒業した二人は晴れの舞台に臨んでいた。かつての友人たちである出席者たちに見守られながら、二人は永遠の愛を誓い合う。
成島亜月 (姉・学園教師)
血の繋がっていない姉弟の亜月と奈月。過剰ともいえる姉の愛情に、奈月はほとほと困り果てていた。
生徒会のホームページを管理していた奈月は、ある日アクセスログに見慣れないブログからのリンクを発見する。お姉ちゃん通信というそのブログの内容に、亜月の行動と似たものを感じた奈月。性的な出来事も記されており、自身の境遇との乖離もあったそのブログをブックマークした奈月は、そのことを亜月に尋ねる。弟を前にしては嘘のつけない亜月。
姉が誰とも知れない男と、などと考えていた奈月は不思議と安堵感に包まれる。しかし自身の弟への願望を書いていたことを告白した亜月は涙を流す。突然のことに驚いた奈月は戸惑いながらも、自身も家族の枠を越えて亜月のことが好きだと告白してしまう。そして晴れて二人は通じ合う仲となった。
だがそのパソコンのブックマークを見てしまった瑠璃。奈月と同じ感想を持った瑠璃はその事実を迫り、最終的に二人はそれを認めてしまう。一千花の擁護も空しく罰ゲームが決まる二人だが、逆に亜月にしてみればそれは、我が意を得たりといった始末だった。
しかし亜月のブログが姉コミュニティで賞を取り、ポータルサイトで取り上げられたことをきっかけに、学園内でもその噂が広まるようになる。学園側に言質をとられてしまえば亜月の失職は確実であり、奈月は一千花との会話にヒントを得て、行動を始める。
あれほど拒んでいた女装の姿で奈月は新聞部を訪ね、ブログの管理人が自身であると偽の情報を流す。新聞部がその誤情報を広める内、無事に亜月への追及も沙汰止みとなる。そして聖トレア学園の変わった校則がメディアの下に晒されたことで、学園側の主導により恋愛禁止令は廃止となった。
それから1年後。あの騒動で姉コミュニティ大賞の景品であるハワイ旅行を辞退した二人は、それからコツコツとお金を貯め、ここハワイへ旅行に訪れていた。
二人で貯めたとはいえ、ほとんどが亜月の出費。奈月は次は自分が必ず連れてくると約束し、亜月はそれに対して次は新婚旅行でと、二人は幸せな夢想に浸るのだった。
累りんず (学園教師・シスター)
ある日シスターのりんずから一度お姉ちゃんと呼んで欲しいとせがまれた奈月。つい口が滑り、それ以上の関係にも見えると言ってしまう。奈月としては母子という意味のつもりのそれを、りんずは夫婦という意味と解釈してしまった。奈月からプロポーズを受けたと勘違いしたりんず。
翌日にはシスター長への報告とその許可が早くも通っており、結婚を前提としたお付き合いという話になってしまう。恐ろしく天然なりんずに対して、早合点だとは今更言えない奈月。そしてそのことを隠すこともなく、りんずは周囲に公言してしまう。
姉の立場を奪われた亜月はりんずへ、どちらが奈月の姉としてよりふさわしいかの勝負を申し込み、瑠璃は罰ゲームを持ち出す。一方のりんずは性知識など皆無で、時々学園で起きていた謎のゲームを、二人でできることを喜ぶ有様だった。
そんな中で奈月はシスター長と出会い、りんずに両親がいないことを打ち明けられる。そして姉と呼ばれたがるのも家族を求めてのことであり、りんずのことを託された奈月は、早合点となった一連のやりとりを指摘した上で改めて将来の結婚をりんずに申し込む。
罰ゲームと姉勝負をこなしながら、仲を深めていく二人。
姉勝負のさなか、りんずの境遇を知った亜月。りんずは争っているという自覚もなかったものの二人は和解し、亜月からの女装要望の攻勢にうんざりした瑠璃は恋愛禁止令を放棄してしまう。
それから8年後。学園を卒業した奈月は一般企業に就職し、待望の女児を二人はようやく授かる。姉から母、そして妻へ。奈月のりんずに対する呼びかけが変わっても、二人の気持ちが変わることはないだろう。
風冬しずね(前生徒会長)
ある日の生徒会室。普段と変わりない一日を送る生徒会の役員たちだったが、そこへ旧駿林学園生徒会長であり聖トレア学園前生徒会長の風冬しずねと、その幼馴染の佐山和人が訪ねてくる。恋愛禁止令の廃止を求めて陳情するしずねだが、瑠璃が簡単にそれを受け入れるはずもなかった。一千花のとりなしによって意見参考としてその場は収まるが、瑠璃はしずねと和人の仲を疑い、奈月にその調査を命じる。
一方で和人としずねはコスプレ同好会の合宿を通して、数ヶ月前に晴れて正式な恋人となっていた。現れた奈月に対してそれを隠さず打ち明けた和人。二人は友人となり、恋愛の素晴らしさを瑠璃に知ってもらいたいという和人の考えに奈月も強く賛同する。
和人としずね、瑠璃と奈月で訪れた映画館。恋と愛の違いというしずねの言葉に瑠璃はなにかを感じ取り、いつでも傍にいた奈月に対してなにかを心寄せるようになる。
そしてそれを聞いていた和人もまた、時期を見てからと決めていた二人の付き合いを、しずねの両親へ伝えるきっかけとなった。
しずねの母は華道家元、父は大企業の社長であり、必死の説得の結果二人が交際を認められたことは、風冬家との付き合いのある瑠璃としても驚きのことだった。叱咤の言葉によってその一歩を踏み出せたことを和人に感謝された瑠璃はしばらく考えに耽り、そして生徒会を招集する。
しかし瑠璃の発言を遮り、一千花が生徒会会長の解任を発表する。このリコール劇によって再び混乱が起きるも、しずねの本気の一喝によってその場は収まる。しかしリコールを取り消すことはできず再選挙となり、その結果しずねが会長に、二人は副会長となり、奈月が書記に留任し和人は会計となった。そしてしずねによって、恋愛禁止令は廃止される。
それから数年後。入り婿の和人は風冬の次期社長となり、二人はかつての生徒会の仲間たちに見守られながら結婚式を挙げる。
そして二人の間には娘が生まれた。二人が出会って二十数年。二人にとって一つの節目が終わり、そして三人の新たな幕がここから始まる。
<プレイ時間>
初回瑠璃ルート6時間15分、一千花ルート3時間40分、亜月ルート3時間45分、りんずルート3時間35分、しずねルート2時間50分、ハーレムルート15分。計20時間10分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
一睡、せんや、ぽん介、OKU
<あとがき・12/4>
凛が…出ない…。しずねえはしずねえでゴチソウサマデシタ。和人としずねえの結婚は何故か感慨深いものがあった。凛との完結編を次のINOゲーでマッテマス。
しかし抜きゲにしては20時間越えのいいボリュームでした。
2012/11/22
©裸足少女
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4302字)
<ストーリー>
九城瑠璃 (生徒会会長・理事長の娘)
一昨年駿林学園と合併した聖トレア学園。そこに通う学園生の成島奈月は、まるで女のような自身の容姿にコンプレックスを抱いていた。男らしくありたいと願いつつも、周りからはマスコットのように扱われ、自身の気の弱さもあり変われない日々。その日も、昼食を共にしたシスターの累りんずから子供のような扱いを受けてしまう。
学園では生徒会会長である九城瑠璃によって「恋愛禁止令」という一つのルールが作られており、違反者には制裁さえあった。だがつい一週間前から、生徒会書記でもある奈月は瑠璃と秘密の交際を始めていた。恵まれた家庭で何不自由なく育ちわがまま気質な瑠璃は、禁止令を撤回するよう初めての恋人に勧められてもそれを受け入れようとはしない。
かねてから瑠璃と衝突することが多かった、生徒会副会長の藍浦一千花。生徒会選挙に僅差で敗れ副会長に甘んじていた一千花は、役員たちのストライキが続き生徒会が機能不全に陥っていたこともあり、瑠璃を追い落とすべく二人の間柄を狙った。スマートフォンで録音した睦言らしきものを二人の前に突きつける。
校則にもある通り一千花は罰の執行を決定し、二人は学園生徒たちの前で二人にとって初めてのキスをしてしまう。それでも自らの作った校則に捉われず別れることはしないという瑠璃。性的なことに耐性がなく奈月を貶めたいわけではない一千花は苦慮しながらも、制裁の継続を二人に言い渡すのだった。
罰ゲームを受けながらも二人に別れる気配は一向に見えない。そして瑠璃の行過ぎた暴言が引き金となり、一千花は強硬手段に出る。生徒会全役員の2/3の票を集め、瑠璃を罷免してしまう。後任を決める選挙には瑠璃と一千花、そして奈月が出馬することとなった。
恋愛禁止令のみが争点となっていた二人に対して、社会活動を通して恋愛だけではない学生の本分を訴えた奈月。姉で学園教師でもある亜月のバックアップもあり、地道な活動を通して旧生徒会役員や風紀委員を地盤に、その支持を増していく。その結果、奈月が首位に立ち生徒会長へ、二人は同着二位となり副会長へと就任することとなる。就任演説で恋愛禁止令を廃止した奈月、そして謝罪した瑠璃に対して、生徒たちからは温かい拍手が送られた。
瑠璃も相変わらず一千花とは反目しあいながらも、生徒会の仕事に手を出すようになり、学園は元の姿を取り戻していく。
そして8年後。瑠璃と結婚した奈月は九城の家に入り、婿養子としての日々を送っていた。
性格にはそれほど変わりがない瑠璃だったが少し落ち着いただろうか。そして奈月にべったりで、二人の子供をせがむ瑠璃。これからも、二人の慌ただしくも幸せな日々は続いていくだろう。
藍浦一千花 (生徒会副会長)
生徒会役員選挙の際、有力生徒たちの弱みを握り選挙戦を進めた一千花。副会長となった後もその行動には変わりがなく、周りからは一様に恐れられていた。だが仕事には真摯で、至らないところを手助けされることも多かった奈月は一千花に惹かれていく。
瑠璃の横暴によって生徒会が機能不全に陥る中、二人きりでの放課後の業務。ふとしたきっかけで恋人の是非についての話題になり、なけなしの勇気を振り絞って奈月は告白する。奈月のことを気にかけながらも自身のような捻くれ者がと、恋心に蓋をしていた一千花。ぎこちないながらも、二人は恋人としての一歩を踏み出す。
色恋沙汰に疎く、なにごとにも過剰な反応を見せる一千花。少しでも慣れる為に、彼女はあることを奈月に頼んでいた。
だがその携帯をなくしてしまい、奈月は一千花の携帯に電話をかける。生徒会室に置き忘れられていたそれを預かっていたのは瑠璃だった。生徒会室に入ってきた瑠璃の前で響く着信音。それは、好きだという告白の言葉だった。恋愛禁止令への違反が明るみになった二人。怒り狂う瑠璃は、罰として二人に生徒会室でのキスを命じるのだった。
罰ゲームを続ける中で、瑠璃は二人に男装と女装を命じる。男装した一千花の姿を見た奈月は、かつて子供の頃に遊んだ幼馴染の男の子のことを思い出す。しかし男の子と思っていたその子が一千花であったことを、彼女の言葉から知った奈月。
二人が離れる原因となった引越しの間際交わした、プロポーズの言葉。それを二人は今再びここで確かめ合う。婚約者となった二人。もはや恋人ではすまないことを主張し、一千花は恋愛禁止令の廃止を瑠璃に迫る。
それから4年後。学園を卒業した二人は晴れの舞台に臨んでいた。かつての友人たちである出席者たちに見守られながら、二人は永遠の愛を誓い合う。
成島亜月 (姉・学園教師)
血の繋がっていない姉弟の亜月と奈月。過剰ともいえる姉の愛情に、奈月はほとほと困り果てていた。
生徒会のホームページを管理していた奈月は、ある日アクセスログに見慣れないブログからのリンクを発見する。お姉ちゃん通信というそのブログの内容に、亜月の行動と似たものを感じた奈月。性的な出来事も記されており、自身の境遇との乖離もあったそのブログをブックマークした奈月は、そのことを亜月に尋ねる。弟を前にしては嘘のつけない亜月。
姉が誰とも知れない男と、などと考えていた奈月は不思議と安堵感に包まれる。しかし自身の弟への願望を書いていたことを告白した亜月は涙を流す。突然のことに驚いた奈月は戸惑いながらも、自身も家族の枠を越えて亜月のことが好きだと告白してしまう。そして晴れて二人は通じ合う仲となった。
だがそのパソコンのブックマークを見てしまった瑠璃。奈月と同じ感想を持った瑠璃はその事実を迫り、最終的に二人はそれを認めてしまう。一千花の擁護も空しく罰ゲームが決まる二人だが、逆に亜月にしてみればそれは、我が意を得たりといった始末だった。
しかし亜月のブログが姉コミュニティで賞を取り、ポータルサイトで取り上げられたことをきっかけに、学園内でもその噂が広まるようになる。学園側に言質をとられてしまえば亜月の失職は確実であり、奈月は一千花との会話にヒントを得て、行動を始める。
あれほど拒んでいた女装の姿で奈月は新聞部を訪ね、ブログの管理人が自身であると偽の情報を流す。新聞部がその誤情報を広める内、無事に亜月への追及も沙汰止みとなる。そして聖トレア学園の変わった校則がメディアの下に晒されたことで、学園側の主導により恋愛禁止令は廃止となった。
それから1年後。あの騒動で姉コミュニティ大賞の景品であるハワイ旅行を辞退した二人は、それからコツコツとお金を貯め、ここハワイへ旅行に訪れていた。
二人で貯めたとはいえ、ほとんどが亜月の出費。奈月は次は自分が必ず連れてくると約束し、亜月はそれに対して次は新婚旅行でと、二人は幸せな夢想に浸るのだった。
累りんず (学園教師・シスター)
ある日シスターのりんずから一度お姉ちゃんと呼んで欲しいとせがまれた奈月。つい口が滑り、それ以上の関係にも見えると言ってしまう。奈月としては母子という意味のつもりのそれを、りんずは夫婦という意味と解釈してしまった。奈月からプロポーズを受けたと勘違いしたりんず。
翌日にはシスター長への報告とその許可が早くも通っており、結婚を前提としたお付き合いという話になってしまう。恐ろしく天然なりんずに対して、早合点だとは今更言えない奈月。そしてそのことを隠すこともなく、りんずは周囲に公言してしまう。
姉の立場を奪われた亜月はりんずへ、どちらが奈月の姉としてよりふさわしいかの勝負を申し込み、瑠璃は罰ゲームを持ち出す。一方のりんずは性知識など皆無で、時々学園で起きていた謎のゲームを、二人でできることを喜ぶ有様だった。
そんな中で奈月はシスター長と出会い、りんずに両親がいないことを打ち明けられる。そして姉と呼ばれたがるのも家族を求めてのことであり、りんずのことを託された奈月は、早合点となった一連のやりとりを指摘した上で改めて将来の結婚をりんずに申し込む。
罰ゲームと姉勝負をこなしながら、仲を深めていく二人。
姉勝負のさなか、りんずの境遇を知った亜月。りんずは争っているという自覚もなかったものの二人は和解し、亜月からの女装要望の攻勢にうんざりした瑠璃は恋愛禁止令を放棄してしまう。
それから8年後。学園を卒業した奈月は一般企業に就職し、待望の女児を二人はようやく授かる。姉から母、そして妻へ。奈月のりんずに対する呼びかけが変わっても、二人の気持ちが変わることはないだろう。
風冬しずね(前生徒会長)
ある日の生徒会室。普段と変わりない一日を送る生徒会の役員たちだったが、そこへ旧駿林学園生徒会長であり聖トレア学園前生徒会長の風冬しずねと、その幼馴染の佐山和人が訪ねてくる。恋愛禁止令の廃止を求めて陳情するしずねだが、瑠璃が簡単にそれを受け入れるはずもなかった。一千花のとりなしによって意見参考としてその場は収まるが、瑠璃はしずねと和人の仲を疑い、奈月にその調査を命じる。
一方で和人としずねはコスプレ同好会の合宿を通して、数ヶ月前に晴れて正式な恋人となっていた。現れた奈月に対してそれを隠さず打ち明けた和人。二人は友人となり、恋愛の素晴らしさを瑠璃に知ってもらいたいという和人の考えに奈月も強く賛同する。
和人としずね、瑠璃と奈月で訪れた映画館。恋と愛の違いというしずねの言葉に瑠璃はなにかを感じ取り、いつでも傍にいた奈月に対してなにかを心寄せるようになる。
そしてそれを聞いていた和人もまた、時期を見てからと決めていた二人の付き合いを、しずねの両親へ伝えるきっかけとなった。
しずねの母は華道家元、父は大企業の社長であり、必死の説得の結果二人が交際を認められたことは、風冬家との付き合いのある瑠璃としても驚きのことだった。叱咤の言葉によってその一歩を踏み出せたことを和人に感謝された瑠璃はしばらく考えに耽り、そして生徒会を招集する。
しかし瑠璃の発言を遮り、一千花が生徒会会長の解任を発表する。このリコール劇によって再び混乱が起きるも、しずねの本気の一喝によってその場は収まる。しかしリコールを取り消すことはできず再選挙となり、その結果しずねが会長に、二人は副会長となり、奈月が書記に留任し和人は会計となった。そしてしずねによって、恋愛禁止令は廃止される。
それから数年後。入り婿の和人は風冬の次期社長となり、二人はかつての生徒会の仲間たちに見守られながら結婚式を挙げる。
そして二人の間には娘が生まれた。二人が出会って二十数年。二人にとって一つの節目が終わり、そして三人の新たな幕がここから始まる。
<プレイ時間>
初回瑠璃ルート6時間15分、一千花ルート3時間40分、亜月ルート3時間45分、りんずルート3時間35分、しずねルート2時間50分、ハーレムルート15分。計20時間10分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
一睡、せんや、ぽん介、OKU
<あとがき・12/4>
凛が…出ない…。しずねえはしずねえでゴチソウサマデシタ。和人としずねえの結婚は何故か感慨深いものがあった。凛との完結編を次のINOゲーでマッテマス。
しかし抜きゲにしては20時間越えのいいボリュームでした。
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