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当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。

18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。

記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。

作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。

特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
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2012

11

17

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鎖 -クサリ- ストーリー

鎖 -クサリ- (Leaf)
2005/9/22

kusari.jpg
©Leaf/AQUAPLUS

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:5811字)

<補足>

当該作品には多数のBADエンドがありますが、キャラ個別エンディングのみを記してあります。
進行ルートそのものが分岐する為に、ストーリーをエンド側に付属させています。


<ストーリー>

外洋を行くクルーズ船バシリスク号。香月恭介は幼馴染の折原明乃の母、志乃がその開発チームの主任である縁から、友人たちと共に一週間の試験航海を楽しんでいた。
そんな中バシリスク号の航海レーダーが船影を捉え、遭難船であることが無線応答でわかる。救難信号がなかったことに一抹の違和感を覚えながらも船長と志乃は、岸田洋一と名乗るその男をバシリスク号に迎え入れる。その男の背後に転がる何者かの身体に、気づく者はいなかった。

綾之部可憐やその妹の珠美、クラスメイトの片桐恵や恭介の妹のちはや。海洋資源の研究者を名乗る岸田という男に程度の差こそあれ皆が警戒を抱く中、船の旅は穏やかに過ぎていく。
しかしバーベキューの際に停電が起き、船内に移動中の一同はラウンジで、天井のシャンデリアに縛り付けられた志乃を発見する。恭介と恵の機転によって、落下するシャンデリアから助け出された志乃だが、その身体には白濁した体液がまとわりついていた。恵と共に操舵室に向かった恭介がそこで見たものは、皆殺しにされた船員たちの変わり果てた姿だった。奇しくも船内の男性が激減したことで、犯人は三人の男に絞り込まれる。

岸田は恭介の親友の早間友則と共に操舵室におり、疑いの目を向けられる恭介。閉鎖区画に監禁されるものの、妹のちはやによって助け出された恭介は、船内のビデオから岸田が犯人であると確信する。通路で岸田と出くわす恭介だが、その表情を見た岸田は全てを悟ったように、もはや取り繕うことをやめた。
その獣じみた威圧感に気圧された恭介は逃げ出し、近場のモニタールームにたたらを踏んで飛び込む。出てこようとしない恭介に対して、岸田は焦れた様子を見せない。主導権はいつでも容易に取り戻せた。そして岸田はモニターに向かって楽しげに語り始める。

kusari1.jpg

岸田は狩る側、そして恭介は護る側。狭く閉鎖された海上の密室で、二人の男の戦いが始まる。

<以下Aルート>

<明乃エンド・守るべき家族>

明乃を除いた全ての人間が一度岸田の手に落ちるものの、船底の区画に岸田のみを閉じ込めることに成功した恭介。にも拘らず可憐が再び襲われ、一同は疑心暗鬼に陥る。岸田に対抗すべく武器を探す恭介は、志乃の部屋の隠し金庫からオートマチック拳銃を発見する。
そして恵と友則の会話を聞いた恭介は、可憐を襲ったのが岸田ではなく友則であり、恵もまた裏切っていたことを知る。話を聞く為に調理室に移動した二人だが、食材を運ぶ業務用エレベーターを使い恵は階下へ逃げ出し岸田に襲われる。

恵を救いに向かった恭介は銃弾が一発残った拳銃を奪われるものの、クロスボウの矢を岸田の足に命中させる。モニタールームに逃げ込む岸田。恵が持ってきた針金で扉を外から封鎖した恭介は、恵と岸田の関係を聞き出す。
岸田が船員を皆殺しにした際、恵はその一人に手を下すことを強要されていた。岸田をあのまま船倉での拘禁で済ませるのではなく、どうしても消さなければならない理由が口封じの為であることを恭介は知る。つまり岸田がモニタールームから出られないというのは恵の望む状況ではなく、細工がしてあったのか岸田はラウンジに現れる。
先ほどの足の傷などまるで感じさせない岸田。もみ合いで岸田の腰から滑り落ちた拳銃も、素人の恵と明乃には当てられず最後の銃弾を使い果たす。

kusari3.jpg

矢を恭介の足に撃ちこみ、そのクロスボウを叩き壊した岸田は全ての飛び道具を片付けたことで、恵を追って階下へ向かう。
だが恭介は志乃の部屋にあった旗立てを持って吹き抜けから飛び降りる。三階分の落下力でもって旗立てを、恵を刺し殺そうとしていた岸田の背中に突き立てた恭介。時間にすればそう長くない悪夢はようやく終わった。

その後漁船に発見されたバシリスク号。奇跡的に全員が生き残り、誰もが疲労困憊ながらも、船はゆっくりと陸を目指す。


<ちはやエンド・怪物の名は>

明乃を除いた全ての人間が一度岸田の手に落ちるものの、船底の区画に岸田のみを閉じ込めることに成功した恭介。にも拘らず可憐が再び襲われ、一同は疑心暗鬼に陥る。岸田に対抗すべく武器を探す恭介は、志乃の部屋の隠し金庫からオートマチック拳銃を発見する。
可憐が襲われた光景をモニターで見ていた恭介はその違和感を思い出す。工作室の作業台の脚がほとんど地面すれすれまで降ろされていたことを確認し、カメラの位置を通して岸田の体格を装う狙いであったことを看過する。恭介と友則に対して指紋採取を迫る珠美。
その場を逃げ出した友則は気を違えたのか、船底に繋がるハッチを開こうとする。恭介の必死の努力も空しく、岸田の膂力の前にハッチはこじ開けられてしまう。上階へ急ぐ恭介。先に逃げ出し先行していた友則に隔壁を閉じられるものの、その向こうに現れた恵によって隔壁は再度開かれ事なきを得る。
一階層を失ったものの再び岸田を閉じ込めることに成功した恭介は、友則を拘禁してロッカーに放り込む。だが今度は珠美が襲われる。白濁液がヨーグルトであることに気づく恭介だが、明乃たちが目を放した隙に珠美の姿は忽然と消えていた。そして船内モニターに映る、船倉を引きずられる珠美の姿。
それを見た可憐は、最後に残った男である恭介に銃を突きつけ怒りを爆発させる。
説得が無理と判断した恭介は自ら拘禁を受け入れた。

だがしばらく経ち、恭介が拘禁された工作室にちはやが飛び込んでくる。隔壁がいつのまにか開放されており、岸田の侵入を許したという。
追われていた明乃を助けに出る恭介だが、岸田は可憐から奪ったのであろう銃を取り出す。だがその背後から、ちはやが岸田の腹部にクロスボウの矢を命中させる。その場から逃げ出し工作室に再び隠れる二人だが、ちはやはあろうことか部屋に鍵をかけ、そしてその鍵を呑み込んでしまう。
内部からは開けられず、マスターキーを持つ岸田のみが扉を開けられる状況。岸田の狂気に感染したちはや、そしてちはやの狂気が伝染した恭介。閉鎖された二人きりの異常な空間で、兄妹はお互いの身体を求め合う。それを目の当たりにした岸田は狂気に満ちた哄笑を残し、二人には手を出さずにその場を離れた。

その後岸田を、そして船内の全ての人間を殺し尽くした兄妹。バシリスク号に火を放ち、岸田が修復した無線機を使い、救助に現れた客船へ乗り込む。それは次の惨劇の舞台。

kusari4.jpg


<恵エンド1・真実の扉・真>

※ちはやエンド・青字に同じ
だが珠美が襲われていた時間、恭介は恵と一緒にいたと主張する。実際には明乃とちはや、恵、そして恭介とそれぞれが別行動であったが、恵は恭介の言い分に同意する。そして恭介の突然の主張に、恵は自身の裏切りが明らかになったことを悟る。恭介はここに来る以前、岸田の部屋にあったビデオテープから、船員たちが殺された際に恵が犯され協力を強要されていたことを現実に知っていた。
話を聞く為に調理室に移動した二人だが、食材を運ぶ業務用エレベーターを使い恵は階下へ逃げ出し岸田に襲われる。

恵を救いに向かった恭介は銃弾が一発残った拳銃を奪われるものの、クロスボウの矢を岸田の足に命中させる。モニタールームに逃げ込む岸田。恵が持ってきた針金で扉を外から封鎖した恭介は、恵と岸田の関係を聞き出す。
岸田が船員を皆殺しにした際、恵はその一人に手を下すことを強要されていた。岸田をあのまま船倉での拘禁で済ませるのではなく、どうしても消さなければならない理由が口封じの為であることを恭介は知る。そして恭介は岸田を必ず倒し、恵を護ることを誓う。

岸田の持っていた長剣をどうにか奪い、岸田の目を突いた恭介。だが岸田は死んでおらず、恵と恭介はブリッジに追い詰められる。暗がりの中で恵は、自身が囮になることを買って出る。岸田に拳銃を打ち込まれ、倒れる恵。
恵に駆け寄る恭介。その背後で長剣を振りかぶる岸田だが、その時恵が目を開け、手に持っていたクロスボウの矢を岸田の顔面に命中させる。駄目押しに恭介がその喉を切り裂く。
岸田が右目を失っていた為か、銃弾は恵を捉えていなかった。血の海の中に佇みながらも、悪夢はついに終わる。


<恵エンド2・遅れてきた救援>

※ちはやエンド・青字に同じ(以下、エピローグを除き真実の扉とも同じ)
だが珠美が襲われていた時間、恭介は恵と一緒にいたと主張する。実際には明乃とちはや、恵、そして恭介とそれぞれが別行動であったが、恵は恭介の言い分に同意する。そして恭介の突然の主張に、恵は自身の裏切りが明らかになったことを悟る。恭介はここに来る以前、岸田の部屋にあったビデオテープから、船員たちが殺された際に恵が犯され協力を強要されていたことを現実に知っていた。
話を聞く為に調理室に移動した二人だが、食材を運ぶ業務用エレベーターを使い恵は階下へ逃げ出し岸田に襲われる。

恵を救いに向かった恭介は銃弾が一発残った拳銃を奪われるものの、クロスボウの矢を岸田の足に命中させる。モニタールームに逃げ込む岸田。恵が持ってきた針金で扉を外から封鎖した恭介は、恵と岸田の関係を聞き出す。
岸田が船員を皆殺しにした際、恵はその一人に手を下すことを強要されていた。岸田をあのまま船倉での拘禁で済ませるのではなく、どうしても消さなければならない理由が口封じの為であることを恭介は知る。そして恭介は岸田を必ず倒し、恵を護ることを誓う。

岸田と恭介の戦いが始まってまもなく、第七艦隊の哨戒艇が現れる。バシリスク号に直接射撃はありえず乗組員は軽武装であろうとも現役軍人が現れたことで、岸田は恭介との戦闘どころではなくなった。恭介は生存者を集め、接舷された哨戒艇に乗り移る。
だがその時バシリスク号の内部で爆発が起きた。上部構造物も燃え出し、岸田の確保を断念した哨戒艇は離脱を始める。そしていつの間にかバシリスク号に戻っていた恵。
燃え落ちる船内で、二人の戦いが始まる。

kusari6.jpg

それからしばらく時が流れた。
クルージングを楽しんでいた若者たちは、波間に漂う無人の救命ボートを発見する。

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<以下Bルート>

<恵エンド3・夜は明けず>

岸田を船底の区画に閉じ込め、取引で恵を救出した恭介。だが明乃と志乃が取り残されたままだった。岸田の隙をつき、自らの首のチョーカーを託し明乃を逃がす志乃。しかし後わずかのところで明乃は岸田に連れ戻されてしまう。かろうじて受け取ったチョーカーだが、それが不自然に重いことに気づく恭介と恵。その中には二発の拳銃弾が入っていた。
展示されていたリボルバー拳銃とあわせ、岸田に対抗できる道具をようやく得た恭介は船倉へ向かう。

しかし封鎖されていたはずのそこに岸田の姿はなく、踵を返した恭介は隔壁のそばで友則を見つける。ちはやを襲ったことで岸田との共謀が発覚し拘束されていた友則だが、恭介に何かを伝えようとした矢先、恵によって射殺されてしまう。
取っ組み合いと勘違いしたという恵。扱いの難しい手製クロスボウと拳銃を取り替えた恭介は食堂で岸田と相対する。深手を負いながらも、珠美の作ったペットボトル爆弾と手製スタンガンを使い、岸田を吹き抜けの階下に落とした恭介。だがそんな恭介に、恵は銃口を向ける。
隔壁を開き船内電話で連絡を取っていた内通者が誰であったのかを、恭介は知るのだった。

kusari2.jpg

あれから一月ほど後のこと。洋上から帰還した恭介は恵と共に病院にいた。
あの時拳銃を撃った恵。だが模造品だったのか銃口はふさがれており、腔発の衝撃で恵は気絶する。そして目を覚ました恵はあの事件についての記憶を失っていた。
岸田が死んだ後のことを知るのは独りだけとなり、恭介はそのことを恵に打ち明けるつもりはなかった。そして二人は日常へと戻っていく。


<珠美エンド・勇者最小版>

岸田を船底の区画に閉じ込め、取引で明乃を救出した恭介。だが恵と志乃が取り残されたままだった。そんな中で岸田は機関部の電力供給を止めたのか、船が暗闇に包まれる。外は時化で、バラスト制動が回復しなければ転覆は免れない。
可憐と共に船底に向かう恭介だが、岸田の罠にかかり感電して気を失ってしまう。全ての人間が岸田の手に落ち、恭介は珠美と共に一室に閉じ込められる。だが二人に使われた手錠は性遊具の偽物であり、簡単に外すことができた。
裏切った友則を殴り倒し、持っていたリボルバー拳銃を奪った二人。そして珠美は岸田ともみ合った際、その場にうずくまっていた志乃のところまで殴り飛ばされ、チョーカーを偶然持ち帰っていた。だが拳銃は模造品であり、それを岸田に使わせることを二人は考える。

恭介は岸田と相対し、銃のトリガーを引く。だがセイフティのかかった拳銃からは弾丸は発射されず、岸田は銃を珠美に向けて撃つ。
腔発した拳銃は岸田の右手を酷く傷つけ、指の何本かを失わせた。珠美と恭介は最初で最後のチャンスを前に立ち上がり、岸田を艇外へ押しまくる。そして屋内ガラスを破り、岸田は冷たい海へと消えていく。

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それからしばらく時が流れた。
クルージングを楽しんでいた若者たちは、波間に漂う無人の救命ボートを発見する。

kusari9.jpg


<可憐エンド・かごめかごめ>

岸田を船底の区画に閉じ込め、取引で明乃を救出した恭介。だが恵と志乃が取り残されたままだった。そんな中で岸田は機関部の電力供給を止めたのか、船が暗闇に包まれる。外は時化で、バラスト制動が回復しなければ転覆は免れない。
可憐と友則と共に船底に向かう恭介だが、罠にかかり友則が感電する。なんとか岸田をやり過ごした恭介と可憐。その姿は船底から消え、二人はモニタールームで様子を窺う。
ちはやを襲った友則を刺殺した恭介は、客室の区画にいた岸田の元へ向かった。船首と船尾側から挟み撃ちにされ、岸田は可憐の側に向かうが、可憐は地面に敷いていた救命ボートのタグを引く。半自動的に組み上がる救命ボートによって通路はふさがれ、逃げ場を失った岸田に向かって恭介はクロスボウで何度も射掛ける。
何本もの矢を身体に受けながらも、それでも恭介を接近戦で圧倒する岸田。

船倉の最奥の燃料室に恭介は追い詰められる。防火服を見つけた恭介は岸田が燃料室に入ったことを確認し、発電用燃料を放出して火をつける。恭介を逃がさない為に鍵を閉めたことが仇となり、岸田は逃げ遅れ焼死する。
奥に設置されていた昇降用の非常はしごから甲板に逃れた恭介。時を置いて甲板に上がってきた可憐と共に、恭介は空を見上げた。

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<プレイ時間>
夜は明けず5時間、守るべき家族4時間45分、怪物の名は1時間30分、真実の扉・偽・真45分、遅れてきた救援15分、勇者・最小版1時間15分、かごめかごめ40分。計14時間10分。

<印象に残ったシーン>

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<あとがき・11/22>
「ただの岸田さん語録じゃねーか!」
いやいや、大概の人はそうなっちゃうんです…。雌豚三段活用からのうるせえ!の序破急コンボはぜひプレイして、岸田さんの生声つきでお楽しみください。
ところでリボルバー拳銃にセイフティってうわなn

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