C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
恋色マリアージュ (まーまれぇど)
2012/10/26
©Marmalade
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:3780字)
<共通>
旧華族の家柄である琴城家。現代では市井の人へと落ち、旅館を経営していた。
その跡取りである直は、偶然宿泊することとなった森川グループの創業者森川剛健に気に入られ、一人娘の美穂乃を寄越される。
父の頭ごなしの決定に憤る美穂乃だが、直とその祖母菖蒲の手前、作法の手ほどきを受けることもあり琴城旅館に留まることは認めるのだった。
突如許婚兼若女将候補となった美穂乃、旅館の板前長の娘で仲居の秋吉ねここ。そして美穂乃のお付きとしてやってきた鷹宮久遠。新たな二人を迎えた、天郷温泉での日常が始まる。
菖蒲から接客の基本であるところの挨拶を一日かけて学んだ美穂乃。そんな彼女に次の仕事として、直は掃除を教え込む。
しかしそんな矢先、菖蒲が疲労の為に倒れてしまう。歳のこともあり安静が必要だが、客足の多い土日に女将が不在など初めてのことだった。人見知りながらもどうにか挨拶だけはこなせるようになっていた美穂乃を、女将代理として立てざるを得なかった。
久遠の手助けもありどうにか二日を凌いだ臨時女将。ここへ来てよかったかと問う久遠に対して、美穂乃は素直に頷くことができた。
先だってねここが宿泊客の土産物を破損した際、客とねここと旅館への、直の真摯さを目の当たりにした美穂乃。出会いの時のスケベでお調子者という印象は未だ拭えずにいたがそれだけの男ではないと、直に対して感じ始めていた。
そして菖蒲を看病していた直。両親の死によって旅館へ預けられた頃、自身が風邪で寝込んだ時のことを思い出していた。強く厳格な女将で、そして不器用に優しかった祖母。いつのまにかその身体が酷く小さくなっていたことに、直は今更ながらに気づくのだった。
経営の改善に皆が奔走するある日、直のことを兄と呼ぶ少女が旅館を訪ねてくる。名をルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨といい、直もその名前には覚えがあった。
かつて幼い頃療養の為に滞在したことがあり、キスをされたことで直を婚約者として見ていた。絵画に類まれな才能を示し生まれも王族の連なりということで、人目避けと療養を兼ねて再び天郷温泉を訪れたルリア。母方の御厨から特別に扱う必要はないと連絡を受けた菖蒲は、ルリアの世話と軽い業務の手ほどきを直に申しつける。
突然のことに困惑しながらも、直はそれを承知するのだった。
そして日を置き、ルリアもまた天郷学園へ転入してくることとなる。
宿泊客の連れた猫探しや紛失したアンティーク財布の捜索など、様々なトラブルをどうにか解決し、宿泊客たちからの評判も上々の琴城旅館。ここのところのトラブルの際不在がちだったことを菖蒲は詫び、四人を海に連れていくよう直に提案する。
海水浴客で賑わう季節を前に、直は四人から客の目線に立った意見を募る。そして一同は久々の息抜きを楽しむのだった。
<個別>
鷹宮久遠(森川家メイド)
森川家の危機を聞いた直と久遠。気丈に振舞う美穂乃を心配した二人は、彼女の為にできることを考え始める。
久遠と共に手作りのケーキを振舞う直。美穂乃の為に直と過ごすことが多くなる久遠だが、二人への矛盾した思いを募らせていく。
そんな中で直は何気ない質問に、久遠のことが好きだという答えを返す。翌日から距離を置かれる直だが、偶然海で鉢合わせた二人はお互いの気持ちを通じ合わせる。
時期を見計らったかのように、美穂乃がねここの家に泊まることになったという。直は久遠に歩み寄り、彼女もそれを強くは拒めず二人は身体を重ねる。
それからも密かな関係を続けていく二人だが、偶然通りがかった美穂乃に海でのキスを見られてしまう。
その場から駆け出した美穂乃を追う二人。久遠は主人の気持ちを知った上でなお赦しを請う。姉とも母とも思っていた久遠のことを考えた美穂乃は、自らが舞台を降りることを決めるのだった。
翌日旅館の従業員一同の前で久遠とのことを直は報告する。それは驚きをもって受け止められるが、美穂乃の表情を見てあえて反対するものはいなかった。
そして数ヶ月後、全ての仕事を引き継いだ美穂乃は森川の家へと戻っていく。
数年後。琴城に留まる者、去る者、時と共に人も移ろう。そんな中で二人も変わらないままではいられない。
途中思いがけず美穂乃が訪れ腰を折られるものの、二人は逆に晴れやかな気持ちで。直は久遠のその左手を手に取る。
秋吉ねここ(幼馴染・旅館従業員)
猫を連れた宿泊客、和倉夫妻がある日琴城旅館を再訪する。ねここが失踪した孫であるとして引き取りたいと申し出る和倉夫妻。
両親とは死別しており、料理長の鉄が育ての親であることは直も知っていた。菖蒲も直も、その判断はねここ自身にゆだねるのだった。
これからのことについてねここから相談を受ける直。お互い両親がおらず、だからこそ家族に近い仲になっていった子供の頃のことを直は思い出す。急速に近づいていく二人の距離を見て取った美穂乃は一つの決断を下す。
ねここから向けられる純粋な好意。その意味を考えた直はねここに告白し、その夜二人は結ばれる。晴れて恋人となった二人は、その新しい関係を育み始めるのだった。
最後に残った、和倉夫妻への返答。ねここは卒業までの期間を琴城で過ごし、その後は和倉夫妻の元へと身を寄せることを決める。
そしてねここと直の卒業の日。しばしの別れとなる二人だが、直は和倉夫妻を天郷温泉へと呼び寄せる。その結果、ねここは和倉夫妻の元で暮らしながら、琴城旅館に再び勤めることができるようになった。
将来のオーナーと女将として日々を励む二人。幼い頃に結んだ、二人の赤い糸が解けることはないだろう。祖父母たちのように、きっと。
ルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨(王族)
絵描きとしてスランプに陥っていたルリア。そんな彼女に専門の風景画ではなく、人物画と背景を描いてはどうかと直は提案する。それを受けてルリアは直をそのモデルに選ぶ。
スケッチブックを見た直は絵に対する熱意を褒めるが、ルリアは絵を描くことよりも直が好きだと告白する。
翌日風邪に倒れるルリア。返事を曖昧にしたことが彼女の負担になったのではと思い、直はルリアに付きっ切りで看病をする。目を覚ました彼女を前に直は改めて告白し、そしてルリアは長年の思いを実らせる。
直とルリアは美穂乃と共に女将の部屋へ呼び出される。ルリアも美穂乃も譲らず、菖蒲は二人に旅館での業務を通じた勝負を言い渡す。
最後の審査員を務める直。勝負自体には美穂乃に軍配を上げる直だが、その出された料理を前にルリアのものを選ぶ。元よりこの行方を悟っていた美穂乃はそれを受け入れ、二人は皆から祝福されるのだった。
そしてある日、ルリア宛ての電話がかかってくる。それは国元の父からのものだった。
直とルリアが正式な仲になったことはルリアの両親も知っており、二人に渡航を促す。しかし直が旅館を空けられるはずもなく、ルリアはその為旅館を絵に残すことを決める。
旅立ちの日。従業員たちの前で、直はルリアに結婚を申し込む。
そして半年後。渡航費用を貯めるべく奮闘していた直の元に、いつかのように唐突にルリアがやってくる。
あの時の答えをルリアから聞かされる直。そして幾千万の星空の下、二人は永遠を誓い合う。
森川美穂乃(婚約者・女将候補)
森川の従業員から、グループが分裂しかけていることを聞いた美穂乃と久遠。不安を隠せない美穂乃に対して、久遠は様子を見るべきだと諭す。
こんな時でも父と連絡さえ取れず落ち込む美穂乃。直はそんな彼女の目の前で携帯を使い、剛健の留守電にメッセージを入れる。そして二人はお互いに対しての気持ちを再確認する。
翌日直はその返事を聞くこととなる。
グループの破綻が決定的となり、森川の本部へ確認に行っていた久遠が戻ってくる。剛健自身は健在であり、琴城の美穂乃にまで影響を及ぼすことは避けられると見通しを語る久遠。その言葉に直は一応の安心を得る。
二人が正式に付き合いだすことは、ルリアの耳にも入っていた。彼女から祝福の言葉を受けることができた二人。
身体も重ね恋人としての絆を着実に深めていく直と美穂乃。そんな二人を、剛健が唐突に訪ねてくる。グループの後処理を終えた剛健に対して、再起までの間琴城旅館に留まることを提案する菖蒲。
これまでは遠い存在だった剛健。ようやく傍にいる機会を得た美穂乃は父との間にあった溝を少しずつ埋めていく。
ある日剛健に呼び出された二人は、そこで美穂乃が嫁に出された本当の理由を知る。部下の裏切りによって会社の先が長くないことを悟った剛健は、娘を渦中から遠ざける為に天郷温泉へ送ったのだった。だが何も明かさず独りでそれを決めたことに、きっぱりとノーを下す美穂乃。父娘はお互いに本音を打ち明け、そして二人のわだかまりは消える。
そんな美穂乃と直を見た菖蒲は二人に課題を出す。美穂乃に時期女将として客を一人担当させることとし、直をそのサポートに充てる。そしてその相手として選ばれたのは剛健本人だった。
従業員への指示出しや接客を、至らない点はあったもののどうにかこなしきった美穂乃。菖蒲に及第点と認められ、美穂乃は女将としての道を歩み始めた。
出会いはお世辞にも褒められた出来ではなかった二人。その二人はここまで辿りつく。
初めて口にした時は皮肉な当て擦りだったその名を、美穂乃は今一度投げかける。
<プレイ時間>
共通3時間15分、久遠個別2時間15分、ねここルート2時間45分、ルリアルート2時間35分、美穂乃ルート3時間20分、おまけ45分。計14時間55分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
ばんろっほ(グラフィックチーフ)、笹本瑞希、平凡蛙、井上拓也、戌鈴。、伊武もいな、ヌルコ*、2ndELATiON、山咲かりあ、鳩崎亜紋、ねみぎつかさ、(他FAVORITE、AXL出向)
<印象に残ったシーン>
<あとがき・11/7>
ババア!俺だ!長生きしてくれーッ!(28歳男性・自営業)
2012/10/26
©Marmalade
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:3780字)
<共通>
旧華族の家柄である琴城家。現代では市井の人へと落ち、旅館を経営していた。
その跡取りである直は、偶然宿泊することとなった森川グループの創業者森川剛健に気に入られ、一人娘の美穂乃を寄越される。
父の頭ごなしの決定に憤る美穂乃だが、直とその祖母菖蒲の手前、作法の手ほどきを受けることもあり琴城旅館に留まることは認めるのだった。
突如許婚兼若女将候補となった美穂乃、旅館の板前長の娘で仲居の秋吉ねここ。そして美穂乃のお付きとしてやってきた鷹宮久遠。新たな二人を迎えた、天郷温泉での日常が始まる。
菖蒲から接客の基本であるところの挨拶を一日かけて学んだ美穂乃。そんな彼女に次の仕事として、直は掃除を教え込む。
しかしそんな矢先、菖蒲が疲労の為に倒れてしまう。歳のこともあり安静が必要だが、客足の多い土日に女将が不在など初めてのことだった。人見知りながらもどうにか挨拶だけはこなせるようになっていた美穂乃を、女将代理として立てざるを得なかった。
久遠の手助けもありどうにか二日を凌いだ臨時女将。ここへ来てよかったかと問う久遠に対して、美穂乃は素直に頷くことができた。
先だってねここが宿泊客の土産物を破損した際、客とねここと旅館への、直の真摯さを目の当たりにした美穂乃。出会いの時のスケベでお調子者という印象は未だ拭えずにいたがそれだけの男ではないと、直に対して感じ始めていた。
そして菖蒲を看病していた直。両親の死によって旅館へ預けられた頃、自身が風邪で寝込んだ時のことを思い出していた。強く厳格な女将で、そして不器用に優しかった祖母。いつのまにかその身体が酷く小さくなっていたことに、直は今更ながらに気づくのだった。
経営の改善に皆が奔走するある日、直のことを兄と呼ぶ少女が旅館を訪ねてくる。名をルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨といい、直もその名前には覚えがあった。
かつて幼い頃療養の為に滞在したことがあり、キスをされたことで直を婚約者として見ていた。絵画に類まれな才能を示し生まれも王族の連なりということで、人目避けと療養を兼ねて再び天郷温泉を訪れたルリア。母方の御厨から特別に扱う必要はないと連絡を受けた菖蒲は、ルリアの世話と軽い業務の手ほどきを直に申しつける。
突然のことに困惑しながらも、直はそれを承知するのだった。
そして日を置き、ルリアもまた天郷学園へ転入してくることとなる。
宿泊客の連れた猫探しや紛失したアンティーク財布の捜索など、様々なトラブルをどうにか解決し、宿泊客たちからの評判も上々の琴城旅館。ここのところのトラブルの際不在がちだったことを菖蒲は詫び、四人を海に連れていくよう直に提案する。
海水浴客で賑わう季節を前に、直は四人から客の目線に立った意見を募る。そして一同は久々の息抜きを楽しむのだった。
<個別>
鷹宮久遠(森川家メイド)
森川家の危機を聞いた直と久遠。気丈に振舞う美穂乃を心配した二人は、彼女の為にできることを考え始める。
久遠と共に手作りのケーキを振舞う直。美穂乃の為に直と過ごすことが多くなる久遠だが、二人への矛盾した思いを募らせていく。
そんな中で直は何気ない質問に、久遠のことが好きだという答えを返す。翌日から距離を置かれる直だが、偶然海で鉢合わせた二人はお互いの気持ちを通じ合わせる。
時期を見計らったかのように、美穂乃がねここの家に泊まることになったという。直は久遠に歩み寄り、彼女もそれを強くは拒めず二人は身体を重ねる。
それからも密かな関係を続けていく二人だが、偶然通りがかった美穂乃に海でのキスを見られてしまう。
その場から駆け出した美穂乃を追う二人。久遠は主人の気持ちを知った上でなお赦しを請う。姉とも母とも思っていた久遠のことを考えた美穂乃は、自らが舞台を降りることを決めるのだった。
翌日旅館の従業員一同の前で久遠とのことを直は報告する。それは驚きをもって受け止められるが、美穂乃の表情を見てあえて反対するものはいなかった。
そして数ヶ月後、全ての仕事を引き継いだ美穂乃は森川の家へと戻っていく。
数年後。琴城に留まる者、去る者、時と共に人も移ろう。そんな中で二人も変わらないままではいられない。
途中思いがけず美穂乃が訪れ腰を折られるものの、二人は逆に晴れやかな気持ちで。直は久遠のその左手を手に取る。
秋吉ねここ(幼馴染・旅館従業員)
猫を連れた宿泊客、和倉夫妻がある日琴城旅館を再訪する。ねここが失踪した孫であるとして引き取りたいと申し出る和倉夫妻。
両親とは死別しており、料理長の鉄が育ての親であることは直も知っていた。菖蒲も直も、その判断はねここ自身にゆだねるのだった。
これからのことについてねここから相談を受ける直。お互い両親がおらず、だからこそ家族に近い仲になっていった子供の頃のことを直は思い出す。急速に近づいていく二人の距離を見て取った美穂乃は一つの決断を下す。
ねここから向けられる純粋な好意。その意味を考えた直はねここに告白し、その夜二人は結ばれる。晴れて恋人となった二人は、その新しい関係を育み始めるのだった。
最後に残った、和倉夫妻への返答。ねここは卒業までの期間を琴城で過ごし、その後は和倉夫妻の元へと身を寄せることを決める。
そしてねここと直の卒業の日。しばしの別れとなる二人だが、直は和倉夫妻を天郷温泉へと呼び寄せる。その結果、ねここは和倉夫妻の元で暮らしながら、琴城旅館に再び勤めることができるようになった。
将来のオーナーと女将として日々を励む二人。幼い頃に結んだ、二人の赤い糸が解けることはないだろう。祖父母たちのように、きっと。
ルリアスティス・ティアリヘイネ・御厨(王族)
絵描きとしてスランプに陥っていたルリア。そんな彼女に専門の風景画ではなく、人物画と背景を描いてはどうかと直は提案する。それを受けてルリアは直をそのモデルに選ぶ。
スケッチブックを見た直は絵に対する熱意を褒めるが、ルリアは絵を描くことよりも直が好きだと告白する。
翌日風邪に倒れるルリア。返事を曖昧にしたことが彼女の負担になったのではと思い、直はルリアに付きっ切りで看病をする。目を覚ました彼女を前に直は改めて告白し、そしてルリアは長年の思いを実らせる。
直とルリアは美穂乃と共に女将の部屋へ呼び出される。ルリアも美穂乃も譲らず、菖蒲は二人に旅館での業務を通じた勝負を言い渡す。
最後の審査員を務める直。勝負自体には美穂乃に軍配を上げる直だが、その出された料理を前にルリアのものを選ぶ。元よりこの行方を悟っていた美穂乃はそれを受け入れ、二人は皆から祝福されるのだった。
そしてある日、ルリア宛ての電話がかかってくる。それは国元の父からのものだった。
直とルリアが正式な仲になったことはルリアの両親も知っており、二人に渡航を促す。しかし直が旅館を空けられるはずもなく、ルリアはその為旅館を絵に残すことを決める。
旅立ちの日。従業員たちの前で、直はルリアに結婚を申し込む。
そして半年後。渡航費用を貯めるべく奮闘していた直の元に、いつかのように唐突にルリアがやってくる。
あの時の答えをルリアから聞かされる直。そして幾千万の星空の下、二人は永遠を誓い合う。
森川美穂乃(婚約者・女将候補)
森川の従業員から、グループが分裂しかけていることを聞いた美穂乃と久遠。不安を隠せない美穂乃に対して、久遠は様子を見るべきだと諭す。
こんな時でも父と連絡さえ取れず落ち込む美穂乃。直はそんな彼女の目の前で携帯を使い、剛健の留守電にメッセージを入れる。そして二人はお互いに対しての気持ちを再確認する。
翌日直はその返事を聞くこととなる。
グループの破綻が決定的となり、森川の本部へ確認に行っていた久遠が戻ってくる。剛健自身は健在であり、琴城の美穂乃にまで影響を及ぼすことは避けられると見通しを語る久遠。その言葉に直は一応の安心を得る。
二人が正式に付き合いだすことは、ルリアの耳にも入っていた。彼女から祝福の言葉を受けることができた二人。
身体も重ね恋人としての絆を着実に深めていく直と美穂乃。そんな二人を、剛健が唐突に訪ねてくる。グループの後処理を終えた剛健に対して、再起までの間琴城旅館に留まることを提案する菖蒲。
これまでは遠い存在だった剛健。ようやく傍にいる機会を得た美穂乃は父との間にあった溝を少しずつ埋めていく。
ある日剛健に呼び出された二人は、そこで美穂乃が嫁に出された本当の理由を知る。部下の裏切りによって会社の先が長くないことを悟った剛健は、娘を渦中から遠ざける為に天郷温泉へ送ったのだった。だが何も明かさず独りでそれを決めたことに、きっぱりとノーを下す美穂乃。父娘はお互いに本音を打ち明け、そして二人のわだかまりは消える。
そんな美穂乃と直を見た菖蒲は二人に課題を出す。美穂乃に時期女将として客を一人担当させることとし、直をそのサポートに充てる。そしてその相手として選ばれたのは剛健本人だった。
従業員への指示出しや接客を、至らない点はあったもののどうにかこなしきった美穂乃。菖蒲に及第点と認められ、美穂乃は女将としての道を歩み始めた。
出会いはお世辞にも褒められた出来ではなかった二人。その二人はここまで辿りつく。
初めて口にした時は皮肉な当て擦りだったその名を、美穂乃は今一度投げかける。
<プレイ時間>
共通3時間15分、久遠個別2時間15分、ねここルート2時間45分、ルリアルート2時間35分、美穂乃ルート3時間20分、おまけ45分。計14時間55分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
ばんろっほ(グラフィックチーフ)、笹本瑞希、平凡蛙、井上拓也、戌鈴。、伊武もいな、ヌルコ*、2ndELATiON、山咲かりあ、鳩崎亜紋、ねみぎつかさ、(他FAVORITE、AXL出向)
<印象に残ったシーン>
<あとがき・11/7>
ババア!俺だ!長生きしてくれーッ!(28歳男性・自営業)
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