C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
太陽のプロミア (SEVEN-WONDER)
2011/5/27
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アマリ編
ジゼル編
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。
<共通>
太陽都市ミルサント。その一角を警備兵に追われながら駆け抜ける男がいた。
名をコダマと言い、何故か身体にくくり付けた紐の先には子供が繋がれた、風体怪しげな男。
太陽神の加護を受け、忠勇な僕たる六花の神官に守られた太陽の国に、彼が現れることで物語は始まる。
<第一章>
警備兵に追われていたコダマだが、その道中で女性としこたまにぶつかり気を失ってしまう。
目を覚ますと、ぶつかった相手、神官のニーナと名乗る少女が宿でコダマと頭の上にいた子供ぷぅを手当てしていた。
太陽の塔への登庁を控えたニーナに何故かコダマも連れていかれ、そこで六花の長レノと面会することになる。
レノはニーナの不肖を詫び、そこで記憶がないことを告げたコダマの世話を命じる。
イリシア領の案内を兼ねて光路馬車で観光をしていた三人だが、イリシアとランベルの境界で行き倒れになっていた神官の女性と光の杖を発見する。
少女は自らを赤い武の六花フレアルージュと名乗り、イリシアまでの同行を申し出る。
その帰路、一行はジゼルと名乗る黒髪の少女の襲撃を受ける。三人が出会う前夜にフレアルージュを打ち倒した彼女だったが、今回はぷぅの持つ光の杖によって暴走した光路馬車に乗って戦闘を離脱することに成功する。
がイリシア郊外に達したその時、リノワールというかつて太陽神と戦ったとされる伝説の魔獣王の名を持つ少女が待ち構えていた。
六地方の象徴にして六花の力の源である六大樹の一つ大イリシアを、黒禍という力でぬいぐるみのような怪物と変貌させ、四人を襲わせるリノワール。フレアルージュさえ苦戦するほどの強さだったが、その時コダマの脳裏に見覚えのない女性の姿が蘇る。
その声に導かれ、コダマは記憶のないまま持ち続けていた自らの緑の光路をフレアルージュに用いる。記憶がなくともそれを使いこなせることを確信していたコダマは、先んじて自らの大アルクスを汚染されていたことで、失っていたフレアルージュの力を一時的に復活させる。
力を取り戻したフレアルージュによって汚染大イリシアを弱らせたところへ、ぷぅが光の杖を振りかざす。その光によって大イリシアは浄化され、元の姿を取り戻す。
浄化された大イリシアから生まれた、コダマが核と呼ぶ黒い本を、リノワールとジゼルは奪いそして撤退する。
後には混乱する三人とぷぅが残された。
<第二章>
ぷぅが黒禍を浄化したことは六花庁にも伝わり、六花長レノはぷぅを18年ぶりに降臨した太陽神プロミアであることを認める。
が、イリシアを除く五地方とその中心プロミアの塔は黒禍に汚染されており、レノはその浄化をコダマとぷぅに託す。
コダマとぷぅ、そしてニーナとフレアルージュはまず、青い知の六花アマリの治めるランベルを目指す。
ランベル湖にたどり着いた一行だったが、ぷぅのトイレの為に茂みへ入った際、コダマとぷぅは開いていた穴の中へ落ちてしまう。
偶然にもその穴はランベル大図書館に繋がっており、そこでコダマはアマリと出会う。
各地の光路が活性化されていることから、アマリもまたぷぅが降臨したプロミアであることを認め、大ランベルの浄化へ乗り出す。
ランベル湖湖面下に根を張る大ランベルの、その根に張り付いた黒禍のツタを切り取る為、アマリは記録物を実体化させる能力を持つ青の光路を使い斧をコダマに渡す。同時に大ランベルを汚染されているアマリは反動で眠りに落ちてしまう。
その時、湖面上にジゼルが突如現れ、アマリの持っていた本を核にして大ランベルを第二の「憑影」にされてしまう。
本とツタの怪物となった憑影は湖面上にいたニーナとフレアルージュを襲い出す。
大アルクスが浄化されていないフレアルージュでは赤の光路を使えずピンチに陥るが、二人目の乱入者である虎の着ぐるみが憑影の攻撃からフレアルージュを救う。
そこへ湖面下から現れたコダマは、苦戦するフレアルージュたちを見て緑の光路をアマリに使う。
目を覚ましたアマリは憑影の元が本であることから推測し、青の光路を使い湖を周囲の空間に実体化させる。水に濡れた憑影は弱体化し、ぷぅの光の杖によって浄化される。
<第三章>
アルクスの浄化を終え、アマリと謎の虎の着ぐるみが加わった一行はローゼリアへと向かう。
大ローゼリアもすでに汚染されており、樹の周囲が無音になる現象が起きていた。
様子見に向かった広場で、一行は行き倒れになっていた女性を助け出す。女性は芸術を司る黄の六花エレガノの姉、エノセラを名乗る。
その後一行は大ローゼリアに接近を試みるが、その度に樹から発する大音量の音波に阻まれていた。
アマリの献策により、一定の音波、バイオリンの音によって大ローゼリアの動きを封じられることがわかる。エノセラがその役目を果たすが、身体の弱い彼女では長時間の演奏に耐えられず、一行は一度出直すことを決める。
後日フレアルージュにより神官楽団が招集され、改めて大ローゼリアの浄化が行われる。コダマとぷぅが浄化を始めようとしたその矢先、乱入してきたジゼルとリノワールにより大ローゼリアが憑影化してしまう。
雑多な楽器を組み込んだ戦車の憑影は音波によって周囲をなぎ倒しながら、一行に迫る。バイオリンで憑影を止めようとする着ぐるみを助けつつ、コダマは光路馬車に乗って引きつけることで時間を稼ぐ。
追い詰められたその時、ぷぅが突然光の杖を振り始める。大量の発光により憑影の動きが止まり、そしてコダマの持つ緑の光路が反応を始め光の種を生む。
光の種は着ぐるみに吸い込まれ、黒禍の反動により声が出せず着ぐるみが脱げなくなっていた、黄の六花エレガノがその姿を現す。
エレガノの持つ黄の光路、音の速度を制御する力により、音波を攻撃手段とする戦車の憑影は無力化され浄化される。
戦闘後、リノワールとジゼルが現れる前にすでに変容を始めていた大ローゼリアにアマリは不可解さを覚え、イリシアへの帰還とレノとの対応を促す。
<第四章>
六花長レノは対応が後手に回っていることから、フレアルージュ、アマリ、エレガノの三人を牽制としてアルクスへ向かわせ、自らはコダマとぷぅ、ニーナと共にリリ地区の確保を目指す。
道中レノは謎の仮面の女により手傷を負い、その戦いにリノワールが介入する。
一方三人は大リリの火トカゲとなった憑影と対峙していたが、ニーナが力を強化する能力を持つ白の光路に目覚め、憑影は浄化される。
レノと合流したニーナはそこで改めて、空席となっていた白い力の六花に任じられる。
その後ぷぅのトイレの為、二人から離れたコダマは何者かに拉致されてしまう。
<第五章>
ジゼルによってどこかの屋敷に拉致されたコダマだったが、特に暴行を受けるでもなく、無くした記憶について尋ねられる。
なにも思い出せないコダマだったが、そこへ救出にきた六花たちが突入してくる。
屋外での戦闘が始まり、コダマはそこがジュエルリップの旧六花庁舎であることを知るが、戦闘のさなか突如黒禍の雷撃と共に巨大な顔の憑影がプロミアの塔に、目玉の憑影が大ジュエルリップに落ちる。
正規の手順で発生したわけではない為、黒の光路を持つジゼルも協力し目玉の憑影を再封印するが、浄化には失敗する。
<個別>
アマリ(白の六花)
<第五章>
次いで連続で隣のアルクスにも大口の憑影が現れる。
コダマの白と黄の光路をフレアルージュに接続するという緑の光路の力でアルクスの憑影を逃走させるものの、プロミアの塔へ向かった憑影は健在でその姿はかつての魔獣王を思わせた。
<第六章>
魔獣王によってプロミアの塔の上層を占拠されてしまい、時を同じくしてレノが行方不明になってしまった六花たちは今後の方針を検討し始める。
塔をプロミア聖誕祭の名目で封鎖し、その一ヶ月の間にレノの捜索と、かつて魔獣王を封印したという三賢者の記録を調べることが決まる。
<第七章>
ランベル図書館でアマリと共に300年前の記録を調べていたコダマだったが、出てきたその書類はどことなく恣意的で、コダマはそれをアマリに読まされている感覚におちいる。
三賢者の調査というよりは、ミルサントの歴史を学ばされているようだった。
<第八章>
アマリはその過程で、コダマの失われた記憶を取り戻させようとしていた。そこになにか自分との関わりを感じているようだった。
コダマはランベル図書館に侵入し、アマリに出会うという奇妙な夢を見る。そして後日仮面の女に図書館へ侵入され鉢合わせたという、アマリの言葉を聞き混乱する。
それと時を同じくして、アルクスに再び大口の憑影が現れる。
前回と同じくコダマの緑の光路による複数光路の接続によって、フレアルージュが攻撃を試みるが、大口の憑影の全距離対応能力と驚異的な回復力によって致命傷を与えられずにいた。
プロミアの塔周辺まで侵攻されるが、これまでの行動から憑影を放置したままにはできないと踏んだアマリの読み通り、ジゼルと仮面の女が助勢に現れる。
黒の光路の完全な制御は望めないジゼルに代わり、仮面の女が黒の光炉で憑影を束縛、強化されたフレアルージュの一刀により憑影は浄化される。
戦後の会議では、黒の光路を完全に使いこなし再び姿を消した仮面の女が、黒の前六花長エコーではないかと推測される。
<第九章>
ランベル図書館に戻ったアマリはコダマの正体を、300年前の三賢者の一人コダマ、18年前の前六花長エコーであると断じる。
古文書に残るコダマとエコーと現在のコダマの筆跡の一致、存在しない都市エガルタや記録がなく誰にも仔細は知られていないはずのコダマの演説を知っていたこと、登録された生体波でのみ開く扉を登録していないコダマが開けられること、様々な事実がそれを示していた。
コダマ、エコー、ヒビキと名を変えミルサントに1000年間君臨し、六地区の独自勢力を殺ぎミルサント周辺の魔獣を制圧し六花制度を作りあげそれに絶対の権限を与え、18年の転生の度に常にその六花の地位にあった女性。それがコダマであり、現在の六花長レノも300年前からその補佐として噛んでいるという。
18年前時代の六花長エコーの個人記録を調べていく内に、アマリはエコーによって自らが黒の六花候補者として拾われ、18年前の先代六花失踪後、新たに青の六花に就いていた事実を知る。
封印された憑影を7つに分割しその完全な消滅を目指していた赤白青黄の六花、緑のエコーと金のプロミアが全滅したのは、憑影に憑依されたアマリが黒の光路を暴走させた結果だった。
その夜再び仮面の女が侵入し、コダマと同じ筆跡の手紙を残す。そこには魔獣王討伐の為、コダマの持つ緑の接続光路の引渡しと六花の協力が求められていた。
<第十章>
コダマが緑の光路を引渡す為エコーとジゼルの前に現れたところに、憑影と意識的に繋がることである程度それを制御できるようになったアマリの手によって、前回封印した目玉の憑影を出現させる。
エコーが緑の光路を、コダマが黒の光路を使うことで浄化、六分割された憑影を全て処理することに成功する。
最後に残された憑影本体を叩く為、一行はプロミアの塔地下へ向かう。
接続光路で六花たちから力を得たエコーは憑影を打撃のみで殲滅する。その内部から現れた、終末を司る銀の光路を奪い、エコーは地下最奥の封印された再生の間への侵入を果たす。
再生の間に安置されていた再生を司る金の光路。それを巡ってエコーと六花たちの間で戦闘が始まる。
ジゼルの黒の光路を奪い六花たちを圧死させにかかるが、コダマとアマリの参戦によって黒の光路を奪われ、青の光路によって黒が赤に勝てない空間を創造されたことにより、エコーはフレアルージュに敗れる。
しかし致命傷を負ったはずのエコーは立ち上がり、再生の間の花柱の中に消える。それを追ったコダマとアマリだったが、ついた先はミルサントを見下ろす天空に浮かぶ施設だった。天空花と呼ばれ、太陽神とコダマがその活動を終える際眠りにつき、再び新たな身体を得る為の。
天空花の中で、コダマはかつてのコダマからの、1012年前と812年前に追加された伝言があることを知る。それはコダマが失った1000年の記憶だった。
そのさなか、天空花に爆発音が響き渡る。音声案内は、治療中エコーの身体に埋め込まれた終末光路を取り除こうとした際、エコーが突然暴走し施設を破壊し始めたことを告げる。
天空花がその機能を喪失しミルサントへ落下することを防ぐ為、コダマとアマリはエコーの排除に乗り出す。
エコーを施設内のエレベータに体当たりで押し込め、天空花とその先との間の封鎖区域でそれを止めようという計画だったが、黒禍汚染度が規定上限を超えていたエコーはルディナス星系への侵入は許可されず失敗してしまう。
その時点で落下が迫っていた天空花だったが、コダマは1000年前の記録を消去することで、その空いた容量を施設制御に振り向けさせ時間を稼ぐ。
アマリはその時間で、エコーを天空花の外に放り出すことを提案する。
エコーに組み付いたコダマは緑の光路の光紐で彼女の身体に接続する。その身体を操るエコーではない始まりの北天の呪詛がコダマに流れ込むが、最後に残った本来の彼女の人格がコダマを鼓舞する。
エアロックからエコーの身体が放り出される中で、エコーはかつて裏切らざるを得なかった狂った北天を抱いて、そして自分自身であるコダマに別れを告げ、暗闇の中へ消えていった。
<エピローグ>
三ヵ月後、コダマはランベル図書館勤務となり、新たな六花には加わらず緑の守護者を拝命していた。
そしてぷぅを伴い、ミルサントに落ちてきていないエコーの所在を調べる目的もあって天空花を訪れる。
エコーが死なず、コダマの記憶が完全に戻ることで現在の人格に影響が出ることを危惧するコダマだったが、アマリはもはやそれを恐れない。
変化を恐れない強さを、アマリはコダマから知ったのだった。
ジゼル(黒の六花)
<第五章>
目玉の憑影を逃走させた一行は、イリシアの六花庁から召集を受ける。
レノの補佐官であるサーサとユーユは、ジゼルを黒の六花に任命するというレノの命令を一行に伝える。
反発するフレアルージュに二人は、4体の憑影がレノたちによって意図的に現界させられたものであること。ジゼルがかつての計画責任者の前六花長エコーにより、黒の光路保持者として育てられたこと。魔獣王本体の殲滅の為に残り分割体2体を倒さなければいけないこと。レノは本体を足止めする封印の為プロミアの塔におり、その封印は二週間で破られることを告げる。
<第六章>
ぷぅの仮の在所として、ジュエルリップの六花庁に滞在することになったコダマは、そこでジゼルにコダマの記憶を取り戻すよう執拗に迫られる。
常々の行動からコダマにエコーの匂いを感じ取るジゼルだったが、その矢先仮面の女が屋敷内に侵入する。
それを追ったが見失い戻ってきたジゼルに、コダマは仮面の女の危険さを語りジゼルを心配する。しかし突然激昂したジゼルに、コダマはやはりコダマではないと言われてしまう。
<第七章>
翌日お互いに謝罪しあった二人。コダマが記憶を取り戻すまで、エコーとは別人と思うようジゼルに言われたコダマはそうしてほしいと願う。そんなコダマにエコーと出会い彼女の養子となった頃のことを聞かせるジゼル。
ようやくレノとの通信が繋がった六花たちは、レノによって現界させられる憑影を殲滅する為アルクスへ向かう。
能力の高い口の憑影に苦戦するが、コダマが緑の接続光路を使いフレアルージュを強化することで憑影を浄化する。
その一部始終を見ていた仮面の女が戦場を離脱し、コダマとぷぅとジゼルがそれを追う。追いついた三人に対峙して、仮面の女はジゼルの黒の光路の制御を奪い、三人を封鎖空間へ閉じ込め立ち去る。
ぷぅの持つヘリアンサスの太陽杖により封鎖空間は解かれ、コダマは憔悴しきったジゼルを連れてジュエルリップへ戻る。
その際、仮面の女を指してあれはお前だと、コダマはジゼルに言われる。
<第八章>
部屋に篭っていたジゼルは、コダマの料理を食べ、それがかつてエコーがジゼルに作ったものと同じ味であることに涙する。
改めてジゼルは前日の戦いについてをコダマに語る。
光路の力を自身に向けてくることなど昔の彼女からは考えられず、ジゼルは困惑する。そしてコダマにも表面的なものではなく、もっと根本的なところにエコーと同じものを感じていた。
<第九章>
イリシアで行われた六花の会議では、奪われた黒の光路と最後の憑影の対策が話し合われる。
ジゼル以上の使い手となると前六花長エコー以外にはありえず、その行方が捜索されることが決定した。
その行動範囲から、仮面の女が東の黒禍の森に出入りしていることを知ったジゼルは、コダマと共に黒禍の森へ向かう。
そこにはジゼルの産みの親であり、かつてエコーと戦い敗れた魔獣の長の墓が作られていた。その墓には真新しい花が添えられており、それを供えたであろうエコーがジゼルを襲うことに、コダマはますます疑問を深める。
ジュエルリップへ戻った二人の前に再び仮面の女が現れる。野外での戦闘になり、ジゼルを黒の封鎖空間で自分ごと捕らえようとするエコーだったが、コダマの機転によりジゼルはそれを回避し、エコーはランベルの湖に沈む。
<第十章>
不穏当な動きを見せるエコーだが、その前提に憑影殲滅の意思があるのは間違いないことから、六花たちは最後に残された分割体の目玉の憑影を発現させる。
しかし攻撃を始めた矢先、エコーからの介入を受けることになる。黒の光路によって全ての光路を封鎖空間の中に封印し、エコーは憑影を伴ってプロミアの塔へ向かって移動を始める。
憑影の光線発射による目くらまし効果を狙ってエコーを奇襲するも、それを読んでいたエコーはジゼルを除く全員を封鎖空間の中に閉じ込めてしまう。
薄れる意識の中でコダマは、エコーと出会う。操られ磨り減り切ったエコーはミルサントの未来をコダマに託して消えた。
コダマが目を覚ますとそこではジゼルが憑影を一人食い止めていた。目を覚ました六花たちによって憑影は殲滅される。
コダマはジゼルに、消えていったエコーの、娘に宛てた最後の伝言を伝える。
<エピローグ>
ジゼルは黒禍の森、父親である魔獣の長の墓、その隣にエコーの仮面を埋める。
エコーとのしがらみから解放されたジゼルは、コダマと共にミルサントで生きていくことを決める。
2011/5/27
共通
アマリ編
ジゼル編
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。
<共通>
太陽都市ミルサント。その一角を警備兵に追われながら駆け抜ける男がいた。
名をコダマと言い、何故か身体にくくり付けた紐の先には子供が繋がれた、風体怪しげな男。
太陽神の加護を受け、忠勇な僕たる六花の神官に守られた太陽の国に、彼が現れることで物語は始まる。
<第一章>
警備兵に追われていたコダマだが、その道中で女性としこたまにぶつかり気を失ってしまう。
目を覚ますと、ぶつかった相手、神官のニーナと名乗る少女が宿でコダマと頭の上にいた子供ぷぅを手当てしていた。
太陽の塔への登庁を控えたニーナに何故かコダマも連れていかれ、そこで六花の長レノと面会することになる。
レノはニーナの不肖を詫び、そこで記憶がないことを告げたコダマの世話を命じる。
イリシア領の案内を兼ねて光路馬車で観光をしていた三人だが、イリシアとランベルの境界で行き倒れになっていた神官の女性と光の杖を発見する。
少女は自らを赤い武の六花フレアルージュと名乗り、イリシアまでの同行を申し出る。
その帰路、一行はジゼルと名乗る黒髪の少女の襲撃を受ける。三人が出会う前夜にフレアルージュを打ち倒した彼女だったが、今回はぷぅの持つ光の杖によって暴走した光路馬車に乗って戦闘を離脱することに成功する。
がイリシア郊外に達したその時、リノワールというかつて太陽神と戦ったとされる伝説の魔獣王の名を持つ少女が待ち構えていた。
六地方の象徴にして六花の力の源である六大樹の一つ大イリシアを、黒禍という力でぬいぐるみのような怪物と変貌させ、四人を襲わせるリノワール。フレアルージュさえ苦戦するほどの強さだったが、その時コダマの脳裏に見覚えのない女性の姿が蘇る。
その声に導かれ、コダマは記憶のないまま持ち続けていた自らの緑の光路をフレアルージュに用いる。記憶がなくともそれを使いこなせることを確信していたコダマは、先んじて自らの大アルクスを汚染されていたことで、失っていたフレアルージュの力を一時的に復活させる。
力を取り戻したフレアルージュによって汚染大イリシアを弱らせたところへ、ぷぅが光の杖を振りかざす。その光によって大イリシアは浄化され、元の姿を取り戻す。
浄化された大イリシアから生まれた、コダマが核と呼ぶ黒い本を、リノワールとジゼルは奪いそして撤退する。
後には混乱する三人とぷぅが残された。
<第二章>
ぷぅが黒禍を浄化したことは六花庁にも伝わり、六花長レノはぷぅを18年ぶりに降臨した太陽神プロミアであることを認める。
が、イリシアを除く五地方とその中心プロミアの塔は黒禍に汚染されており、レノはその浄化をコダマとぷぅに託す。
コダマとぷぅ、そしてニーナとフレアルージュはまず、青い知の六花アマリの治めるランベルを目指す。
ランベル湖にたどり着いた一行だったが、ぷぅのトイレの為に茂みへ入った際、コダマとぷぅは開いていた穴の中へ落ちてしまう。
偶然にもその穴はランベル大図書館に繋がっており、そこでコダマはアマリと出会う。
各地の光路が活性化されていることから、アマリもまたぷぅが降臨したプロミアであることを認め、大ランベルの浄化へ乗り出す。
ランベル湖湖面下に根を張る大ランベルの、その根に張り付いた黒禍のツタを切り取る為、アマリは記録物を実体化させる能力を持つ青の光路を使い斧をコダマに渡す。同時に大ランベルを汚染されているアマリは反動で眠りに落ちてしまう。
その時、湖面上にジゼルが突如現れ、アマリの持っていた本を核にして大ランベルを第二の「憑影」にされてしまう。
本とツタの怪物となった憑影は湖面上にいたニーナとフレアルージュを襲い出す。
大アルクスが浄化されていないフレアルージュでは赤の光路を使えずピンチに陥るが、二人目の乱入者である虎の着ぐるみが憑影の攻撃からフレアルージュを救う。
そこへ湖面下から現れたコダマは、苦戦するフレアルージュたちを見て緑の光路をアマリに使う。
目を覚ましたアマリは憑影の元が本であることから推測し、青の光路を使い湖を周囲の空間に実体化させる。水に濡れた憑影は弱体化し、ぷぅの光の杖によって浄化される。
<第三章>
アルクスの浄化を終え、アマリと謎の虎の着ぐるみが加わった一行はローゼリアへと向かう。
大ローゼリアもすでに汚染されており、樹の周囲が無音になる現象が起きていた。
様子見に向かった広場で、一行は行き倒れになっていた女性を助け出す。女性は芸術を司る黄の六花エレガノの姉、エノセラを名乗る。
その後一行は大ローゼリアに接近を試みるが、その度に樹から発する大音量の音波に阻まれていた。
アマリの献策により、一定の音波、バイオリンの音によって大ローゼリアの動きを封じられることがわかる。エノセラがその役目を果たすが、身体の弱い彼女では長時間の演奏に耐えられず、一行は一度出直すことを決める。
後日フレアルージュにより神官楽団が招集され、改めて大ローゼリアの浄化が行われる。コダマとぷぅが浄化を始めようとしたその矢先、乱入してきたジゼルとリノワールにより大ローゼリアが憑影化してしまう。
雑多な楽器を組み込んだ戦車の憑影は音波によって周囲をなぎ倒しながら、一行に迫る。バイオリンで憑影を止めようとする着ぐるみを助けつつ、コダマは光路馬車に乗って引きつけることで時間を稼ぐ。
追い詰められたその時、ぷぅが突然光の杖を振り始める。大量の発光により憑影の動きが止まり、そしてコダマの持つ緑の光路が反応を始め光の種を生む。
光の種は着ぐるみに吸い込まれ、黒禍の反動により声が出せず着ぐるみが脱げなくなっていた、黄の六花エレガノがその姿を現す。
エレガノの持つ黄の光路、音の速度を制御する力により、音波を攻撃手段とする戦車の憑影は無力化され浄化される。
戦闘後、リノワールとジゼルが現れる前にすでに変容を始めていた大ローゼリアにアマリは不可解さを覚え、イリシアへの帰還とレノとの対応を促す。
<第四章>
六花長レノは対応が後手に回っていることから、フレアルージュ、アマリ、エレガノの三人を牽制としてアルクスへ向かわせ、自らはコダマとぷぅ、ニーナと共にリリ地区の確保を目指す。
道中レノは謎の仮面の女により手傷を負い、その戦いにリノワールが介入する。
一方三人は大リリの火トカゲとなった憑影と対峙していたが、ニーナが力を強化する能力を持つ白の光路に目覚め、憑影は浄化される。
レノと合流したニーナはそこで改めて、空席となっていた白い力の六花に任じられる。
その後ぷぅのトイレの為、二人から離れたコダマは何者かに拉致されてしまう。
<第五章>
ジゼルによってどこかの屋敷に拉致されたコダマだったが、特に暴行を受けるでもなく、無くした記憶について尋ねられる。
なにも思い出せないコダマだったが、そこへ救出にきた六花たちが突入してくる。
屋外での戦闘が始まり、コダマはそこがジュエルリップの旧六花庁舎であることを知るが、戦闘のさなか突如黒禍の雷撃と共に巨大な顔の憑影がプロミアの塔に、目玉の憑影が大ジュエルリップに落ちる。
正規の手順で発生したわけではない為、黒の光路を持つジゼルも協力し目玉の憑影を再封印するが、浄化には失敗する。
<個別>
アマリ(白の六花)
<第五章>
次いで連続で隣のアルクスにも大口の憑影が現れる。
コダマの白と黄の光路をフレアルージュに接続するという緑の光路の力でアルクスの憑影を逃走させるものの、プロミアの塔へ向かった憑影は健在でその姿はかつての魔獣王を思わせた。
<第六章>
魔獣王によってプロミアの塔の上層を占拠されてしまい、時を同じくしてレノが行方不明になってしまった六花たちは今後の方針を検討し始める。
塔をプロミア聖誕祭の名目で封鎖し、その一ヶ月の間にレノの捜索と、かつて魔獣王を封印したという三賢者の記録を調べることが決まる。
<第七章>
ランベル図書館でアマリと共に300年前の記録を調べていたコダマだったが、出てきたその書類はどことなく恣意的で、コダマはそれをアマリに読まされている感覚におちいる。
三賢者の調査というよりは、ミルサントの歴史を学ばされているようだった。
<第八章>
アマリはその過程で、コダマの失われた記憶を取り戻させようとしていた。そこになにか自分との関わりを感じているようだった。
コダマはランベル図書館に侵入し、アマリに出会うという奇妙な夢を見る。そして後日仮面の女に図書館へ侵入され鉢合わせたという、アマリの言葉を聞き混乱する。
それと時を同じくして、アルクスに再び大口の憑影が現れる。
前回と同じくコダマの緑の光路による複数光路の接続によって、フレアルージュが攻撃を試みるが、大口の憑影の全距離対応能力と驚異的な回復力によって致命傷を与えられずにいた。
プロミアの塔周辺まで侵攻されるが、これまでの行動から憑影を放置したままにはできないと踏んだアマリの読み通り、ジゼルと仮面の女が助勢に現れる。
黒の光路の完全な制御は望めないジゼルに代わり、仮面の女が黒の光炉で憑影を束縛、強化されたフレアルージュの一刀により憑影は浄化される。
戦後の会議では、黒の光路を完全に使いこなし再び姿を消した仮面の女が、黒の前六花長エコーではないかと推測される。
<第九章>
ランベル図書館に戻ったアマリはコダマの正体を、300年前の三賢者の一人コダマ、18年前の前六花長エコーであると断じる。
古文書に残るコダマとエコーと現在のコダマの筆跡の一致、存在しない都市エガルタや記録がなく誰にも仔細は知られていないはずのコダマの演説を知っていたこと、登録された生体波でのみ開く扉を登録していないコダマが開けられること、様々な事実がそれを示していた。
コダマ、エコー、ヒビキと名を変えミルサントに1000年間君臨し、六地区の独自勢力を殺ぎミルサント周辺の魔獣を制圧し六花制度を作りあげそれに絶対の権限を与え、18年の転生の度に常にその六花の地位にあった女性。それがコダマであり、現在の六花長レノも300年前からその補佐として噛んでいるという。
18年前時代の六花長エコーの個人記録を調べていく内に、アマリはエコーによって自らが黒の六花候補者として拾われ、18年前の先代六花失踪後、新たに青の六花に就いていた事実を知る。
封印された憑影を7つに分割しその完全な消滅を目指していた赤白青黄の六花、緑のエコーと金のプロミアが全滅したのは、憑影に憑依されたアマリが黒の光路を暴走させた結果だった。
その夜再び仮面の女が侵入し、コダマと同じ筆跡の手紙を残す。そこには魔獣王討伐の為、コダマの持つ緑の接続光路の引渡しと六花の協力が求められていた。
<第十章>
コダマが緑の光路を引渡す為エコーとジゼルの前に現れたところに、憑影と意識的に繋がることである程度それを制御できるようになったアマリの手によって、前回封印した目玉の憑影を出現させる。
エコーが緑の光路を、コダマが黒の光路を使うことで浄化、六分割された憑影を全て処理することに成功する。
最後に残された憑影本体を叩く為、一行はプロミアの塔地下へ向かう。
接続光路で六花たちから力を得たエコーは憑影を打撃のみで殲滅する。その内部から現れた、終末を司る銀の光路を奪い、エコーは地下最奥の封印された再生の間への侵入を果たす。
再生の間に安置されていた再生を司る金の光路。それを巡ってエコーと六花たちの間で戦闘が始まる。
ジゼルの黒の光路を奪い六花たちを圧死させにかかるが、コダマとアマリの参戦によって黒の光路を奪われ、青の光路によって黒が赤に勝てない空間を創造されたことにより、エコーはフレアルージュに敗れる。
しかし致命傷を負ったはずのエコーは立ち上がり、再生の間の花柱の中に消える。それを追ったコダマとアマリだったが、ついた先はミルサントを見下ろす天空に浮かぶ施設だった。天空花と呼ばれ、太陽神とコダマがその活動を終える際眠りにつき、再び新たな身体を得る為の。
天空花の中で、コダマはかつてのコダマからの、1012年前と812年前に追加された伝言があることを知る。それはコダマが失った1000年の記憶だった。
そのさなか、天空花に爆発音が響き渡る。音声案内は、治療中エコーの身体に埋め込まれた終末光路を取り除こうとした際、エコーが突然暴走し施設を破壊し始めたことを告げる。
天空花がその機能を喪失しミルサントへ落下することを防ぐ為、コダマとアマリはエコーの排除に乗り出す。
エコーを施設内のエレベータに体当たりで押し込め、天空花とその先との間の封鎖区域でそれを止めようという計画だったが、黒禍汚染度が規定上限を超えていたエコーはルディナス星系への侵入は許可されず失敗してしまう。
その時点で落下が迫っていた天空花だったが、コダマは1000年前の記録を消去することで、その空いた容量を施設制御に振り向けさせ時間を稼ぐ。
アマリはその時間で、エコーを天空花の外に放り出すことを提案する。
エコーに組み付いたコダマは緑の光路の光紐で彼女の身体に接続する。その身体を操るエコーではない始まりの北天の呪詛がコダマに流れ込むが、最後に残った本来の彼女の人格がコダマを鼓舞する。
エアロックからエコーの身体が放り出される中で、エコーはかつて裏切らざるを得なかった狂った北天を抱いて、そして自分自身であるコダマに別れを告げ、暗闇の中へ消えていった。
<エピローグ>
三ヵ月後、コダマはランベル図書館勤務となり、新たな六花には加わらず緑の守護者を拝命していた。
そしてぷぅを伴い、ミルサントに落ちてきていないエコーの所在を調べる目的もあって天空花を訪れる。
エコーが死なず、コダマの記憶が完全に戻ることで現在の人格に影響が出ることを危惧するコダマだったが、アマリはもはやそれを恐れない。
変化を恐れない強さを、アマリはコダマから知ったのだった。
ジゼル(黒の六花)
<第五章>
目玉の憑影を逃走させた一行は、イリシアの六花庁から召集を受ける。
レノの補佐官であるサーサとユーユは、ジゼルを黒の六花に任命するというレノの命令を一行に伝える。
反発するフレアルージュに二人は、4体の憑影がレノたちによって意図的に現界させられたものであること。ジゼルがかつての計画責任者の前六花長エコーにより、黒の光路保持者として育てられたこと。魔獣王本体の殲滅の為に残り分割体2体を倒さなければいけないこと。レノは本体を足止めする封印の為プロミアの塔におり、その封印は二週間で破られることを告げる。
<第六章>
ぷぅの仮の在所として、ジュエルリップの六花庁に滞在することになったコダマは、そこでジゼルにコダマの記憶を取り戻すよう執拗に迫られる。
常々の行動からコダマにエコーの匂いを感じ取るジゼルだったが、その矢先仮面の女が屋敷内に侵入する。
それを追ったが見失い戻ってきたジゼルに、コダマは仮面の女の危険さを語りジゼルを心配する。しかし突然激昂したジゼルに、コダマはやはりコダマではないと言われてしまう。
<第七章>
翌日お互いに謝罪しあった二人。コダマが記憶を取り戻すまで、エコーとは別人と思うようジゼルに言われたコダマはそうしてほしいと願う。そんなコダマにエコーと出会い彼女の養子となった頃のことを聞かせるジゼル。
ようやくレノとの通信が繋がった六花たちは、レノによって現界させられる憑影を殲滅する為アルクスへ向かう。
能力の高い口の憑影に苦戦するが、コダマが緑の接続光路を使いフレアルージュを強化することで憑影を浄化する。
その一部始終を見ていた仮面の女が戦場を離脱し、コダマとぷぅとジゼルがそれを追う。追いついた三人に対峙して、仮面の女はジゼルの黒の光路の制御を奪い、三人を封鎖空間へ閉じ込め立ち去る。
ぷぅの持つヘリアンサスの太陽杖により封鎖空間は解かれ、コダマは憔悴しきったジゼルを連れてジュエルリップへ戻る。
その際、仮面の女を指してあれはお前だと、コダマはジゼルに言われる。
<第八章>
部屋に篭っていたジゼルは、コダマの料理を食べ、それがかつてエコーがジゼルに作ったものと同じ味であることに涙する。
改めてジゼルは前日の戦いについてをコダマに語る。
光路の力を自身に向けてくることなど昔の彼女からは考えられず、ジゼルは困惑する。そしてコダマにも表面的なものではなく、もっと根本的なところにエコーと同じものを感じていた。
<第九章>
イリシアで行われた六花の会議では、奪われた黒の光路と最後の憑影の対策が話し合われる。
ジゼル以上の使い手となると前六花長エコー以外にはありえず、その行方が捜索されることが決定した。
その行動範囲から、仮面の女が東の黒禍の森に出入りしていることを知ったジゼルは、コダマと共に黒禍の森へ向かう。
そこにはジゼルの産みの親であり、かつてエコーと戦い敗れた魔獣の長の墓が作られていた。その墓には真新しい花が添えられており、それを供えたであろうエコーがジゼルを襲うことに、コダマはますます疑問を深める。
ジュエルリップへ戻った二人の前に再び仮面の女が現れる。野外での戦闘になり、ジゼルを黒の封鎖空間で自分ごと捕らえようとするエコーだったが、コダマの機転によりジゼルはそれを回避し、エコーはランベルの湖に沈む。
<第十章>
不穏当な動きを見せるエコーだが、その前提に憑影殲滅の意思があるのは間違いないことから、六花たちは最後に残された分割体の目玉の憑影を発現させる。
しかし攻撃を始めた矢先、エコーからの介入を受けることになる。黒の光路によって全ての光路を封鎖空間の中に封印し、エコーは憑影を伴ってプロミアの塔へ向かって移動を始める。
憑影の光線発射による目くらまし効果を狙ってエコーを奇襲するも、それを読んでいたエコーはジゼルを除く全員を封鎖空間の中に閉じ込めてしまう。
薄れる意識の中でコダマは、エコーと出会う。操られ磨り減り切ったエコーはミルサントの未来をコダマに託して消えた。
コダマが目を覚ますとそこではジゼルが憑影を一人食い止めていた。目を覚ました六花たちによって憑影は殲滅される。
コダマはジゼルに、消えていったエコーの、娘に宛てた最後の伝言を伝える。
<エピローグ>
ジゼルは黒禍の森、父親である魔獣の長の墓、その隣にエコーの仮面を埋める。
エコーとのしがらみから解放されたジゼルは、コダマと共にミルサントで生きていくことを決める。
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