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母性カノジョ -子宮 帰還編- (あかべぇそふとつぅ)
2018/3/30


©AKABEi SOFT2

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト：1918字)

<ストーリー>

医療品を扱う株式会社プラネッツエイジに一年前から勤め始めた種村一也は、今日も課長にどやされる一日を送っていた。課長の言動が何かにつけて理不尽なこともあるが、仕事ができないのは確かで、あえて面倒事に関わろうとする社員は少ない。そんな部署内で入社が先の、新人教育を担当してくれた橘美織だけが一也の側に立ってくれる唯一の先輩社員といっていい。歳下ながら美織は包容力、母性に溢れた女性で、そんな彼女がいるから会社に勤め続けられていた。だからといってそのようなことになるとは、一也は思いもしていなかった。
パワハラ紛いの残業の夜、飲み会を抜け出してきた美織が今、一也の足元に跪いて男性器を口に含んでいる。一也を慰めようと抱き締めその身体の反応に気づいた時、美織は恥じらい戸惑いながらも、微笑みを浮かべてその勃起に手を添えた。そうして二人はそれだけに留まらずセックスにまで至る。美織は処女だった。

幾ら心優しい女性とはいえどうして自分にここまで尽くしてくれるのか、性のはけ口にして妊娠させても構わないなどとまで言うのか、その明確な理由はわからない。だがせめて自身にできるのならその真心に報いたいと思う。そうしてその言葉はこれまた予想外にも、躊躇の一つもなく受け入れられた。
一也の恋人となってくれた美織。表情を見れば恐らく本気なのだろう、会社を辞めても自分が養うなどと、ともすれば行き過ぎた過保護ぶりで迫ってくる彼女に半ば押し切られ、一也は美織のアパートで一緒に暮らすようになった。父子家庭の父と弟にも紹介することになった美織は快く受け入れられ、同時に母を随分前に事故で亡くしている一也たちの身の上を明らかにされる。家族の為にも泣いてはいけない、弱くあってはいけない。一也がなぜ会社の仕打ちに耐えるのか、その根っこのところを知った美織は母親の役割をも負おうとし始める。



だが課長のパワハラはエスカレートする一方だった。一也が担当している会社向けと伝えられ手がけていた仕事が、実際は全く別の取引先のもので、契約元と納品先を取り違えさせられるなど嫌がらせの域を超えている。会社に損害を与えてまで、なぜそこまでするのか、一也には理解できない。

<ママエンド>

それでも一也は耐える。だが当然そんな行為に意味も条理もなく、報いることのない会社にそれからも散々に使い倒された一也は心身を損なってしまった。クビを宣告された一也を、美織は見捨てることはしない。だがこのような状況を看過してしまった後悔から、美織は以前にも増して一也を全肯定し、愛を注ぐようになった。それがいいことか悪いことかはわからない。今アパートには、慈母のようにあろうとする美織に対してママと呼びながら胸に吸い付く一也がいる。一日中アパートに引きこもり、美織と生殖器を繋げ腰を振るだけの存在は、ヒモと呼ぶに何ら紛れがない。ただ一也も、そして美織も、この上なく幸福な顔をしているが。



<伴侶エンド>

土下座はしようと思えばできた。だがそれを行動に移す前に、美織の顔と言葉が浮かんだ。すでに彼女が側にいてくれるのに、何の為にこの会社にしがみつくのだろう。このまま留まったとして、何を得るでもない。美織のことを考えると心は落ち着いた。その日、一也は会社を辞める。
その出来事を美織は我がことのように喜ぶ。生活のことは何の心配もいらないと、子離れできない母親のように振る舞う美織の言葉に甘えて、気楽な日々を送り始める一也。恋人に朝起こされ、待ち合わせて昼食デートをしては気が向いたことに時間を使う日中を送り、夜はどんなプレイも喜んで受け入れる従順で淫らな身体を好きにする。世の男性が夢に見るような、自堕落でさえある暮らしに不満などない。だがそんな自分に齟齬のようなものを徐々に覚えるようになっていく。今のままでも美織は嬉しいと言うが、やはりできることなら今とは違う真っ当な日々を過ごしたい。
そう考えて実行に移した努力の結果を一也は美織に伝える。面接を受け採用された、数週間前に解雇されるきっかけとなった取引先の零細企業はプラネッツエイジとは違い誠実な会社で、再スタートを切るには相応しい場所に思えた。一也の抱える重荷を案じていた美織だがその晴れ晴れとした表情を見て安堵したのだろう、その新たな一歩を心から祝福してくれている。実は美織も後を追ってプラネッツエイジを退社していたことが明らかとなり、一也の懸念も綺麗に拭い去られた。



全てが望むところに収まり、今日という記念の日に激しく子作りに励んだ二人はベッドの中で余韻に身体を絡みつかせている。その温もりの中に睦言をささやきあい、二人は幸福の内に眠りにつく。

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<プレイ時間>
ママエンド3時間57分、伴侶エンド4時間。計7時間57分。

<グラフィッカー情報・敬称略>
pass

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<あとがき・2018/4/9>

・CG+エロ
表情がそう思わせるのか、可愛い系の絵柄なのにどことなくすらっとしたシャープな、大人びた容貌な感じがしてとてもいい。その上でパケ絵や風呂場でのM字開脚や、ベッドの上での開脚膣口見せなど、下品なポーズが妙に自然で大変にエロい。おりょう氏の描く、この綺麗に下品な構図が凄くいいんだよね…。
同人誌の表紙を確認したんですが、母性カノジョの塗りは御本人監修でしょうか。これまで原画担当してたあかべぇ作品とは違い、おりょう氏自身の塗りに限りなく近いように思えましたが。この塗りメチャいいですね…。ただ絶頂時の舌出しが多かったのは素晴らしいんですが、舌の塗りだけは妙に味気ない感じ。粘膜のヌルヌル感やテラテラ感がもっとあればなおよかったと思います。これは直前に妹ぱらだいす3をやっていたのでよりそう感じるのかも。
それとタイトルからしてボテ腹セックスがあると思ってたんですが、これがなかったのは意外でありちょっと残念。子宮に宿らせるんだよ。

今回母性カノジョやってみて、既刊がすでにだいぶ多い＆自力入手の難しい会場限定本の割合の多さと、難しい点が見受けられますが、おりょう氏の同人誌集めるかどうかで凄く悩む。

・ストーリー
ひたすらに美織さんが甘やかしてくれるストーリー。正直ここまで無条件に自分を貶めるほどに尽くされると不自然さを感じることもあるし、初めて世話をした新人が繊細で危うい子だったので守ってあげないといけないと母親のような気持ちが湧いたという、いざその理由を聞いても釈然としないものがありますが、まあ美織さんが素晴らしい女性だということは確かです。その生活の模様を見てるだけでおじさん癒やされる。


基本CG数25(内胸露出以上のエロCG数24)…エロ割合96％、回想数15。
エロ1CGあたりの尺は7分30秒(授乳手コキ)から20分30秒(バニー服コスプレセックス)。平均15分。
永続ループBGVあり(台詞ボイス永続ループ機能なし)、永続ループBGエロSEなし、エロイベント連戦時付着精液残留あり、尻モザなし、淫語P音修正なし、立ち絵鑑賞モードなし。