C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
新妻LOVELY×CATION (hibiki works)
2017/4/28
©hibiki works
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:3643字)
<ストーリー>
大手文具メーカーに勤める新人営業マンの和久須響。良い先輩や上司に恵まれた社会人生活は順調な滑り出しで、それが響にある思いを抱かせている。それは将来を見据えた交際相手をというものだった。同じマンションに越してきた親戚夫婦とその娘の存在が、響にその思いを強くさせている。そんな響には今気にかかる異性が三人いた。
<雪エンド>
寿退社した先輩の後任として、名門私立明稜学院に足を運んだ響。オフィス用品を提案しその手配と搬入を担うことになった響はそこで一人の女子生徒と出会う。商品の仮置き場であるその空き教室にはいつも彼女、石動雪の姿があった。聞けばそこは一人きりの天文学同好会の部室でもあるのだという。品行方正で物静かな、大病院を実家にもつ学年首席。そんな彼女と同じ空間で同じ時間を過ごす内に、身の上話を通して響は徐々に雪との友人関係を深めていく。ラブレター等を貰っても恋愛というものがわからず、それが将来に渡れば父がその相手を用意することになる。そんな微かな焦燥を相談されるほどに、響と過ごす穏やかなひと時は雪にとっても快いもののようだった。
時に恋愛のアドバイス役を務め、時には保護者役として夜の天体観測に付き添う響。雪と出会ってから半年以上が過ぎ、気がつけば年が明けていた。インフルエンザで倒れたことを会社の先輩から伝え聞いた雪に病院に運ばれた響は、彼女の父と初めて顔を合わせる。診察したその人は礼節をもって響に接するが、その一方でもう会わないようにと雪には言い渡したようだった。一周り近く歳の離れた男女の上に社会人と学生。家の問題を別にしても、世間的に褒められたものではない。何ら咎められるところのない、自身でさえ理解できる大人の常識。だが自らの想いを殺し、また雪の生まれて初めての告白に応えないそれが正しいことだと自身に言い聞かせられるほどには、響は大人ではなかった。
雪と結ばれ、望んで責任を負う為にその両親と面会し全てを明かす響。娘を傷物にされなおかつその男に結婚の許しを求められる父親が冷静でいられるはずもなく、取り付く島もない。だが雪はその覚悟を示す為に独りで考え抜いた結論、家を出るという決意を父に突きつける。その話に狼狽し翻意を促す雪の父だが、それを遮ったのは雪の母だった。以前天体観測の際に雪を家まで送ったことで面識があった母はその後、響の素性を徹底的に調べ上げていた。
賛成はできないが娘の意志は尊重する。母のそんな言葉に送り出されはしたが、信用と共に預けられた雪を蔑ろにすることはできない。そんな思いで響は、春を迎え最終学年となった雪との新婚生活を始める。互いに支え合いながらそれは春から冬へと積み重ねられていく。
そんな冬のある日、響は雪に近づく不審者を取り押さえる。だがそれは雪の父だった。家族との元通りの生活を諦めきれない父に、二人は粘り強く向き合う。父も含めて祝福されなければ幸せにはなれない。この一年間結婚式を引き伸ばしにし続けてきたのも、親を無視しての選択肢などない為だった。そんな二人の思いを悟った雪の父はついにその結婚を認める。
そして再びの春、雪が学生の時間を終えるその時に、二人は結婚式を挙げる。響と出会ったことで変わった雪が得た友人である天文部の面々や、会社の同僚たち、互いの家族に見守られながら、二人は一年越しの一つの夢を叶えることができた。そして明らかになった雪の妊娠。新たな幸福をその輪に加えて、二人の日々はこれからも続いていく。
<乃々エンド>
老婆の道案内を買って出、それに説明しあぐねる成瀬乃々。そんな彼女を見かねて助け舟を出したのが、桜木市に越してきたばかりの乃々との出会いだった。そして会社近くの行きつけの喫茶店で乃々が働き始めたことは、偶然を越えて縁のようなものを響に感じさせた。
パティシエとなり自分の店を構える為に喫茶店のマスターの元で励む乃々。だが調理師の免許はあるものの、乃々の菓子を口にしたマスターの反応はどうにも鈍い。マスターの後追いではなく自分の味で勝負すること。それに気づかせたのは営業後の習作に付き合い続けた響だった。その出来事は知人から友人に、二人の関係を進めるきっかけとなる。
マスターに認められた乃々は厨房に立ち一部のメニューを担うようになった。それに伴い増え続ける体重におののきダイエットを決意した響は、その間避けるような形になってしまった乃々の寂しげな横顔に、胸が締め付けられるような思いを覚える。手料理を日々のお礼として頂く約束を前にして会社の仕事が長引き、それでも自宅の前で自身を待ち続けていた乃々の姿に、その感情を説明する言葉は響の中で確信となった。それを響は乃々に告げる。
秋が深まる中、恋人となった響と乃々。互いの家を行き来する半ば同棲のような日々が始まる。乃々の父が倒れたという報せが入ってきたのはそんな矢先だった。幸い大事には至らなかった、それでも乃々は悩み抜いた上でその夢を諦めきれない。娘の開業資金の為に無理を押していた両親にその分の仕事を控えてもらい、負担の少ない一歩を踏み出すことを決めた乃々。そんな彼女を生涯に渡って支えていきたい。そう決意して響はプロポーズする。
そして春、結婚式を挙げた響は会社を辞め、乃々と共にクレープの移動販売を始める。マスターや元同僚、地元の人々に支えられ、順調な滑り出しとなったクレープ屋。仕事の合間に新婚旅行や海水浴、温泉といった旅行を通して、短かった恋人の時間を埋め合わせて行く二人。そんな新婚生活一年目の里帰りで響は義父との会話から子供のことを意識し始める。経営は軌道に乗りつつあるとはいえ家計、そして乃々が仕事から離れることへの不安はある。それでも二人はそう望むのが自然な形で子供を作ることを決めた。そうして冬の終わり、二人はクリスマスに子供を授かっていたことを知る。
そして春。喫茶店にいた、乃々を慕う後輩がスタッフとしてその穴を埋めてくれたこともあり、響だけでもどうにか店は回っている。そして家では乃々の身体にそうとはわからないほどの、だが確かな変化が現れ始めていた。今二人には新しい夢がある。生まれてくる子供に、二人の作ったクレープを食べさせてやりたいというささやかな夢。そんな何でもない普通の幸せを二人はこれからも一つ一つ重ねていく。
<愛子エンド>
あいこせんせー。長期出張で母親が欠けた親戚の子を響が保育園に送り迎えする時、応対してくれるのが子供たちからそう呼ばれる彼女、栗原愛子だった。保母さんという職業像を体現するその姿を見るたびに、一緒になるのなら彼女のような人が、と響は思う。街中で出会う愛子の変わらない朗らかさが一層そう思い募らせ、響は彼女にその思いを打ち明ける。だがそれが届くことはなかった。親戚の子との会話にあったように、告白に敗れた男たちの一人になってしまった響。ただそれでも、その思いが消えることはない。
元の関係、知人という立ち位置から再び愛子に接し始める響。彼女もそれを厭うような様子はない。ただ時折、腫れ物に触れてしまった際に沈黙の瞬間があるのは避けられないことだった。それでも幾度となく子供たちへの世話に付き添われるたびに募る、増々抑えがたくなっていく想いはどうしようもない。その感情の発露を響は再び自然と口にしていた。
愛子には自身を重い女と考えている節があった。父を幼い頃に亡くし、それ以来女手一つで自身を守ってきてくれた母を蔑ろにするようなことはできない。恋愛一つを取っても、生涯を賭けるような誠実さが先に立つほどに。だが今回の告白を遠慮した時、響とそういった関係になることは二度とない。その想像に心騒ぐほどには、これまで接してきた響との日々は愛子を変えたようだった。
秋の折に恋人となり、響と愛子は恋人生活の中でその愛情を確かなものとして互いに感じ、また自覚しあっていく。その確信は、年が明ける頃には結婚を強く意識させるようになっていた。そして春に二人は結婚式を挙げ、愛子は保育園を退社して専業主婦に収まることになった。
響のマンションで新婚生活を始めた二人。だがその満たされた、妻の為に働き夫の為に尽くす日々に、徐々に物足りなさにも似たものを感じ始める。それは親戚の子の世話だったり、路上で見かけるその光景の為だったりした。そうして夫婦生活の中で相談を重ね、響と愛子は子供を作ることを決める。夫婦として二人きりで過ごすことのできる、最後になるかもしれないクリスマスと正月を満喫し、本格的な子作りに励みだす二人。それが叶い、愛子の妊娠が明らかになったのはそれからほどなくしてのことだった。
まだ完全には見通せない将来への漠然とした不安はあるが、愛子の内に育まれる未来、そこに幸福があることは確信できる。そんな愛子の側に、響は今日も寄り添い続ける。そうやって響もまた一人の子供から夫に、そして父親へとなっていくのだろう。
<プレイ時間>
雪ルート(初回ルート)13時間57分、乃々ルート13時間8分、愛子ルート12時間10分。本編計39時間15分。
アペンドライフVol.1+誕生日・55分、アペンドライフVol.2・35分、アペンドライフVol.3・38分、アペンドライフVol.4・34分、アペンドライフVol.5・1時間1分、アペンドライフVol.6・24分、
<印象に残ったシーン>
(おじさん、おばあちゃんのこういう話に弱いの…)
<グラフィッカー情報・敬称略>
YOU、さくらめ、みどりざめ、たけお、さんぼんづの、朝蔵ひより、kurogane、狛、pass
<あとがき・2017/6/6>
・エロ+CG
エロイベントは休日行動で選択という形。なので通常の流れで踏む季節のイベントはあくまで日常の延長で、自然な形でセ○クス、という感じは薄いです。それでも愛情を確かめ合うものから徐々に子作りを意識した営みに変わっていくという感じはあって、そこがこう妊娠願望台詞好きとしては結構好感。とはいってもボテ腹セックスはないんですが。
絵はもう唯々月氏原画にいつもの塗りということで、以前のラブリケと同じように全く問題なくエロいです。エロ下着に包まれて突き出された尻が最高なのでそこはもう少し見てみたかったかもしれない。
・ストーリー
作中の経過が一年二年と年単位に渡る、時間の流れが長いゲームはやっぱりいいですね。出会いから恋愛に至り、同居を経て結婚してそこから続いていく夫婦生活という過程が割愛されることなく一つ一つしっかりと描写されるので。
ただどのヒロインも側にいる主人公のことを自然と好きになっていくという感じが強く、基本的に穏やかな展開のゲームだったと思います。こう刺激的なトラブルであるとか燃えるような恋、という強烈さはありません。続いていく結婚生活というテーマもあって全体的に平穏無事に物事は進んでいきます。
それでもキャラクターは母性あふれる保母さんでフラれるという正直予想外の行動に出る愛子、リーマンとは正反対に夢を追う快活なパティシエ見習いで脱サラということになる乃々、現役JK幼妻ということで当然親の厳しい目に晒される雪と、歳上・同い年・年下キャラそれぞれに結構多彩でした。
本編基本CG数90(内胸露出以上のエロCG数53)…エロ割合59%、本編回想数42。
アペンドライフVol.1基本CG数2(内胸露出以上のエロCG数2)、アペンドライフVol.2基本CG数1(内胸露出以上のエロCG数1)、アペンドライフVol.3基本CG数2(内胸露出以上のエロCG数2)、アペンドライフVol.4基本CG数1(内胸露出以上のエロCG数1)、アペンドライフVol.5基本CG数3(内胸露出以上のエロCG数3)、アペンドライフVol.6基本CG数3(内胸露出以上のエロCG数0)、
エロ1CGあたりの尺は5分半(愛子電車内プレイ)から19分(雪メイド服セックス)。
永続ループBGVあり(台詞ボイス永続ループ機能なし)、永続ループBGエロSEなし、エロシーン連続時付着精液残留なし、尻モザなし、淫語P音修正なし、立ち絵鑑賞モードあり。
特殊システム(立ち絵E-motion、主人公呼称ボイス選択可、陰毛オンオフ)
2017/4/28
©hibiki works
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:3643字)
<ストーリー>
大手文具メーカーに勤める新人営業マンの和久須響。良い先輩や上司に恵まれた社会人生活は順調な滑り出しで、それが響にある思いを抱かせている。それは将来を見据えた交際相手をというものだった。同じマンションに越してきた親戚夫婦とその娘の存在が、響にその思いを強くさせている。そんな響には今気にかかる異性が三人いた。
<雪エンド>
寿退社した先輩の後任として、名門私立明稜学院に足を運んだ響。オフィス用品を提案しその手配と搬入を担うことになった響はそこで一人の女子生徒と出会う。商品の仮置き場であるその空き教室にはいつも彼女、石動雪の姿があった。聞けばそこは一人きりの天文学同好会の部室でもあるのだという。品行方正で物静かな、大病院を実家にもつ学年首席。そんな彼女と同じ空間で同じ時間を過ごす内に、身の上話を通して響は徐々に雪との友人関係を深めていく。ラブレター等を貰っても恋愛というものがわからず、それが将来に渡れば父がその相手を用意することになる。そんな微かな焦燥を相談されるほどに、響と過ごす穏やかなひと時は雪にとっても快いもののようだった。
時に恋愛のアドバイス役を務め、時には保護者役として夜の天体観測に付き添う響。雪と出会ってから半年以上が過ぎ、気がつけば年が明けていた。インフルエンザで倒れたことを会社の先輩から伝え聞いた雪に病院に運ばれた響は、彼女の父と初めて顔を合わせる。診察したその人は礼節をもって響に接するが、その一方でもう会わないようにと雪には言い渡したようだった。一周り近く歳の離れた男女の上に社会人と学生。家の問題を別にしても、世間的に褒められたものではない。何ら咎められるところのない、自身でさえ理解できる大人の常識。だが自らの想いを殺し、また雪の生まれて初めての告白に応えないそれが正しいことだと自身に言い聞かせられるほどには、響は大人ではなかった。
雪と結ばれ、望んで責任を負う為にその両親と面会し全てを明かす響。娘を傷物にされなおかつその男に結婚の許しを求められる父親が冷静でいられるはずもなく、取り付く島もない。だが雪はその覚悟を示す為に独りで考え抜いた結論、家を出るという決意を父に突きつける。その話に狼狽し翻意を促す雪の父だが、それを遮ったのは雪の母だった。以前天体観測の際に雪を家まで送ったことで面識があった母はその後、響の素性を徹底的に調べ上げていた。
賛成はできないが娘の意志は尊重する。母のそんな言葉に送り出されはしたが、信用と共に預けられた雪を蔑ろにすることはできない。そんな思いで響は、春を迎え最終学年となった雪との新婚生活を始める。互いに支え合いながらそれは春から冬へと積み重ねられていく。
そんな冬のある日、響は雪に近づく不審者を取り押さえる。だがそれは雪の父だった。家族との元通りの生活を諦めきれない父に、二人は粘り強く向き合う。父も含めて祝福されなければ幸せにはなれない。この一年間結婚式を引き伸ばしにし続けてきたのも、親を無視しての選択肢などない為だった。そんな二人の思いを悟った雪の父はついにその結婚を認める。
そして再びの春、雪が学生の時間を終えるその時に、二人は結婚式を挙げる。響と出会ったことで変わった雪が得た友人である天文部の面々や、会社の同僚たち、互いの家族に見守られながら、二人は一年越しの一つの夢を叶えることができた。そして明らかになった雪の妊娠。新たな幸福をその輪に加えて、二人の日々はこれからも続いていく。
<乃々エンド>
老婆の道案内を買って出、それに説明しあぐねる成瀬乃々。そんな彼女を見かねて助け舟を出したのが、桜木市に越してきたばかりの乃々との出会いだった。そして会社近くの行きつけの喫茶店で乃々が働き始めたことは、偶然を越えて縁のようなものを響に感じさせた。
パティシエとなり自分の店を構える為に喫茶店のマスターの元で励む乃々。だが調理師の免許はあるものの、乃々の菓子を口にしたマスターの反応はどうにも鈍い。マスターの後追いではなく自分の味で勝負すること。それに気づかせたのは営業後の習作に付き合い続けた響だった。その出来事は知人から友人に、二人の関係を進めるきっかけとなる。
マスターに認められた乃々は厨房に立ち一部のメニューを担うようになった。それに伴い増え続ける体重におののきダイエットを決意した響は、その間避けるような形になってしまった乃々の寂しげな横顔に、胸が締め付けられるような思いを覚える。手料理を日々のお礼として頂く約束を前にして会社の仕事が長引き、それでも自宅の前で自身を待ち続けていた乃々の姿に、その感情を説明する言葉は響の中で確信となった。それを響は乃々に告げる。
秋が深まる中、恋人となった響と乃々。互いの家を行き来する半ば同棲のような日々が始まる。乃々の父が倒れたという報せが入ってきたのはそんな矢先だった。幸い大事には至らなかった、それでも乃々は悩み抜いた上でその夢を諦めきれない。娘の開業資金の為に無理を押していた両親にその分の仕事を控えてもらい、負担の少ない一歩を踏み出すことを決めた乃々。そんな彼女を生涯に渡って支えていきたい。そう決意して響はプロポーズする。
そして春、結婚式を挙げた響は会社を辞め、乃々と共にクレープの移動販売を始める。マスターや元同僚、地元の人々に支えられ、順調な滑り出しとなったクレープ屋。仕事の合間に新婚旅行や海水浴、温泉といった旅行を通して、短かった恋人の時間を埋め合わせて行く二人。そんな新婚生活一年目の里帰りで響は義父との会話から子供のことを意識し始める。経営は軌道に乗りつつあるとはいえ家計、そして乃々が仕事から離れることへの不安はある。それでも二人はそう望むのが自然な形で子供を作ることを決めた。そうして冬の終わり、二人はクリスマスに子供を授かっていたことを知る。
そして春。喫茶店にいた、乃々を慕う後輩がスタッフとしてその穴を埋めてくれたこともあり、響だけでもどうにか店は回っている。そして家では乃々の身体にそうとはわからないほどの、だが確かな変化が現れ始めていた。今二人には新しい夢がある。生まれてくる子供に、二人の作ったクレープを食べさせてやりたいというささやかな夢。そんな何でもない普通の幸せを二人はこれからも一つ一つ重ねていく。
<愛子エンド>
あいこせんせー。長期出張で母親が欠けた親戚の子を響が保育園に送り迎えする時、応対してくれるのが子供たちからそう呼ばれる彼女、栗原愛子だった。保母さんという職業像を体現するその姿を見るたびに、一緒になるのなら彼女のような人が、と響は思う。街中で出会う愛子の変わらない朗らかさが一層そう思い募らせ、響は彼女にその思いを打ち明ける。だがそれが届くことはなかった。親戚の子との会話にあったように、告白に敗れた男たちの一人になってしまった響。ただそれでも、その思いが消えることはない。
元の関係、知人という立ち位置から再び愛子に接し始める響。彼女もそれを厭うような様子はない。ただ時折、腫れ物に触れてしまった際に沈黙の瞬間があるのは避けられないことだった。それでも幾度となく子供たちへの世話に付き添われるたびに募る、増々抑えがたくなっていく想いはどうしようもない。その感情の発露を響は再び自然と口にしていた。
愛子には自身を重い女と考えている節があった。父を幼い頃に亡くし、それ以来女手一つで自身を守ってきてくれた母を蔑ろにするようなことはできない。恋愛一つを取っても、生涯を賭けるような誠実さが先に立つほどに。だが今回の告白を遠慮した時、響とそういった関係になることは二度とない。その想像に心騒ぐほどには、これまで接してきた響との日々は愛子を変えたようだった。
秋の折に恋人となり、響と愛子は恋人生活の中でその愛情を確かなものとして互いに感じ、また自覚しあっていく。その確信は、年が明ける頃には結婚を強く意識させるようになっていた。そして春に二人は結婚式を挙げ、愛子は保育園を退社して専業主婦に収まることになった。
響のマンションで新婚生活を始めた二人。だがその満たされた、妻の為に働き夫の為に尽くす日々に、徐々に物足りなさにも似たものを感じ始める。それは親戚の子の世話だったり、路上で見かけるその光景の為だったりした。そうして夫婦生活の中で相談を重ね、響と愛子は子供を作ることを決める。夫婦として二人きりで過ごすことのできる、最後になるかもしれないクリスマスと正月を満喫し、本格的な子作りに励みだす二人。それが叶い、愛子の妊娠が明らかになったのはそれからほどなくしてのことだった。
まだ完全には見通せない将来への漠然とした不安はあるが、愛子の内に育まれる未来、そこに幸福があることは確信できる。そんな愛子の側に、響は今日も寄り添い続ける。そうやって響もまた一人の子供から夫に、そして父親へとなっていくのだろう。
<プレイ時間>
雪ルート(初回ルート)13時間57分、乃々ルート13時間8分、愛子ルート12時間10分。本編計39時間15分。
アペンドライフVol.1+誕生日・55分、アペンドライフVol.2・35分、アペンドライフVol.3・38分、アペンドライフVol.4・34分、アペンドライフVol.5・1時間1分、アペンドライフVol.6・24分、
<印象に残ったシーン>
(おじさん、おばあちゃんのこういう話に弱いの…)
<グラフィッカー情報・敬称略>
YOU、さくらめ、みどりざめ、たけお、さんぼんづの、朝蔵ひより、kurogane、狛、pass
<あとがき・2017/6/6>
・エロ+CG
エロイベントは休日行動で選択という形。なので通常の流れで踏む季節のイベントはあくまで日常の延長で、自然な形でセ○クス、という感じは薄いです。それでも愛情を確かめ合うものから徐々に子作りを意識した営みに変わっていくという感じはあって、そこがこう妊娠願望台詞好きとしては結構好感。とはいってもボテ腹セックスはないんですが。
絵はもう唯々月氏原画にいつもの塗りということで、以前のラブリケと同じように全く問題なくエロいです。エロ下着に包まれて突き出された尻が最高なのでそこはもう少し見てみたかったかもしれない。
・ストーリー
作中の経過が一年二年と年単位に渡る、時間の流れが長いゲームはやっぱりいいですね。出会いから恋愛に至り、同居を経て結婚してそこから続いていく夫婦生活という過程が割愛されることなく一つ一つしっかりと描写されるので。
ただどのヒロインも側にいる主人公のことを自然と好きになっていくという感じが強く、基本的に穏やかな展開のゲームだったと思います。こう刺激的なトラブルであるとか燃えるような恋、という強烈さはありません。続いていく結婚生活というテーマもあって全体的に平穏無事に物事は進んでいきます。
それでもキャラクターは母性あふれる保母さんでフラれるという正直予想外の行動に出る愛子、リーマンとは正反対に夢を追う快活なパティシエ見習いで脱サラということになる乃々、現役JK幼妻ということで当然親の厳しい目に晒される雪と、歳上・同い年・年下キャラそれぞれに結構多彩でした。
本編基本CG数90(内胸露出以上のエロCG数53)…エロ割合59%、本編回想数42。
アペンドライフVol.1基本CG数2(内胸露出以上のエロCG数2)、アペンドライフVol.2基本CG数1(内胸露出以上のエロCG数1)、アペンドライフVol.3基本CG数2(内胸露出以上のエロCG数2)、アペンドライフVol.4基本CG数1(内胸露出以上のエロCG数1)、アペンドライフVol.5基本CG数3(内胸露出以上のエロCG数3)、アペンドライフVol.6基本CG数3(内胸露出以上のエロCG数0)、
エロ1CGあたりの尺は5分半(愛子電車内プレイ)から19分(雪メイド服セックス)。
永続ループBGVあり(台詞ボイス永続ループ機能なし)、永続ループBGエロSEなし、エロシーン連続時付着精液残留なし、尻モザなし、淫語P音修正なし、立ち絵鑑賞モードあり。
特殊システム(立ち絵E-motion、主人公呼称ボイス選択可、陰毛オンオフ)
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