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身代り淫行生活 ～援交してた親友を守るため、外道教師のいいなりになる優等生“映舞”～ (ぱちぱちそふと黒)
2017/1/27


©ぱちぱちそふと黒

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト：2353字)

<ストーリー>

冴えない田舎町の学園で英語教師として働く英奏佑は今、深夜のファミレスで一人の少女を待っている。その待ち人は自身の教え子だった。援助交際でのやり取りで送られてきた自撮り写真。その制服や顔の輪郭から、それが七草心々菜ということは容易に知れた。代わり映えのない日常にほとほと飽いていた奏佑は今日、教え子と姦通する。だがそこに現れたのは脅しつけた七草ではなく、その友人の月成映舞だった。資産家の祖父に囲われ育てられた、美しい箱入り娘。友人の代わりに相手を説得しようと足を運んだ純粋な少女は、この世の汚さに初めて触れたようだった。



言葉や金などでは、その初々しい身体には到底代えられない。奏佑は身代わりだとして、映舞を抱いた。侮蔑の表情、節々まで整えられた身体と瑞々しく汚れなき肌、嫌悪と戸惑いの混じった声。そのどれもが、恐らくは映舞を都合よく利用したのだろう、垢擦れた商売女などとは比べようもない。映舞の言うような一度きりの関係など考えられもしなかった。
その処女喪失の隠し撮り動画、そして七草の写真も未だ手の内にある。その行いが事態を厄介にしただけで結果として友人の為になどなっていないと吹き込まれる映舞は、奏佑に抗い難い。

だがその自罰的な性向と、放置プレイで失神する映舞の姿は、奏佑の目にも異様に映った。月成の屋敷を訪問した奏佑は家政婦の口から両親の事故死と、孫娘を不憫に思った祖父が事故を伏せ、よい子にしていれば両親が帰ってくると幼い頃の映舞を慰めていたことを知る。そして精神を病み一年前に亡くなった祖母が息子夫妻の死の原因を孫娘に求め辛く当たっていたとも。それが、悪い子だと詰られることと孤独を病的に恐れる映舞の源泉だった。映舞を心から屈服させようと、そんなトラウマまでも利用する奏佑。
そんな中、事件が起きた。七草が再び援助交際を行ったばかりか警察に補導されるという、救いようのない始末。担任として職員会議で追及される奏佑にとってはもはや単なる厄介者でしかないが、映舞はなおもその身を案じ、また深く傷ついたようだった。(※1)

奏佑はいつからか気詰まりに似た、苛立ちのようなものを感じるようになっていた。映舞を抱き貶めることは楽しい。だがそれとは別に、暗く沈んだ生気のない彼女の顔を見るたびに心がざわつく。幾ら性のはけ口とはいえ壊してしまっては元も子もない。そうした思いで映舞を街に連れ出す奏佑だったが、歳の差から来る勝手の違いはどうにも厄介だった。なればと奏佑は連休を利用し、映舞を伴い温泉街へと足を伸ばす。
宿からカップルとして扱われる映舞は気恥ずかしげだった。なぜかそんな彼女を見るのは悪い気がしない。そう接するようになってから気づかされたことだが、地元の名士で優等生の映舞には友人と呼べるような者はいない。だからか、ここ数日の行いは彼女の顔に明るい色を差すことになったようだった。映舞が自ら進んで身体を重ねてきたのは、二人きりの旅先のその夜が初めてだった。(※2)

<茫洋とした闇のなかでエンド>

(※1)
それからも奏佑は彼女の境遇の全てを利用して映舞を責め抜き続けた。だがある日ふと我に返る。幾ら抱いてもどんなに過剰なプレイを施しても、以前のように心躍ることがない。ありていに言えば飽きてしまった。心焦がれたのは気高い姿の彼女であって、現在のように口元と股ぐらから涎を垂れ流しながら主人を待つ犬ではない。
だから奏佑は映舞を売った。同好の変態中年たちに。悲痛な声に背を向け、そしてファミレスから戻ってきた頃には、その瞳からはすっかり正気が失われていた。生臭い体液を身体中に張り付かせながらなおも奏佑の名を呼ぶ、路上に打ち捨てられた映舞は、もはや裏切られたことさえわかっていないようだった。
そんな映舞を一瞥し、奏佑は車に乗り込む。次の獲物を求めて暗い街の中を探るように、車は暗がりの中へと消えていくのだった。

<嬌乱の園エンド>

(※2)
それから数年後。その日、月成の屋敷では葬儀が執り行われていた。ついには一度たりとも顔を合わせることのなかった映舞の祖父だがこの数年、楔としてその存在を感じなかったことはない。それも今日ようやく終わる。
あれ以来映舞は心身共に深く奏佑に依存するようになった。そんな彼女が月成の家を継いだことで奏佑は、世の男が望み得る全てを手にした。今や屋敷のメイドたちも奏佑を旦那様と呼ぶことに躊躇いもない。女たちをかしずかせながら映舞とまぐわう奏佑。だが不意に映舞が奏佑に縋りつく。その水底を思わせる深く暗い瞳に、奏佑は思わず怖気を覚えた。いつまでもずっと、例えこの先自らに翻意があろうとも決して逃れられない。囚われたのは一体どちらだったのだろう。不慮の事故だという祖父。
奏佑は一瞬頭によぎった何かを振り払い、そして再び映舞の身体に覆い被さるのだった。

<正しい笑顔のつくりかたエンド>

(※2)
そして奏佑は週末の遊園地、観覧車の中で映舞から告白を受ける。自分でも驚くほど素直に、自身の想いと向き合いそれを受け入れることができた。
だが喜びも束の間、奏佑は教頭から呼び出しを受ける。映舞とホテルから出てきた所を目撃したという生徒の証言と、それを撮影した写真。とても言い逃れができるようなものではなかった。
月成の娘に手を出したとなればこの街に留まることはできない。免職を前に荷物を纏めていた奏佑だが、そこに息を切らせた映舞が現れる。目に見えて憔悴した映舞を前にして、奏佑は気がつけば一緒に付いてきて欲しいと口にしていた。
全てをこの街に置き捨てて、二人はその一歩を踏み出す。行くあてのない逃避行。二人の前に広がる夜はどこまでも寒々しい。だがその心は、繋がる手から伝わる温もりに満たされている。

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<プレイ時間>
茫洋とした闇のなかでエンド(初回ルート)4時間46分、嬌乱の園エンド1時間47分、正しい笑顔のつくりかたエンド1時間4分。計7時間37分。

<グラフィッカー情報・敬称略>
アサシロ、チ豆、卯月、まどそふと(彩色協力)

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<あとがき・2016/2/9>

・CG+エロ
相変わらずいい塗り。結構薄味というか淡い感じですが、そういう塗りのメーカーの中では一番エロく感じます。おしおき生意気ギャルでも思いましたが、股間まわりの尻肉の質感が凄く好き。
淫行ということで制服少女とのラブホという舞台が多いのが素晴らしいです。それに加えて学園という日常的舞台の合間合間に、援交？ものらしい縛りとか露出系が散りばめられていていい具合でした。
後半には温泉宿もあるということで、部屋の中を段々と乱れさせながら一夜漬けセックスの俯瞰描写なんかも期待していたんですが、そのあたりはなかったので少し残念。

・ストーリー
教師としてはお前のこと思ってる友達なんているの？などと触れてほしくないであろうところを突いたり、年端もいかない女の子をより効率よく責める為に両親との死別という傷を利用したり、人としてもなかなかに外道。そんな主人公なので、ハッピーエンドルートで温泉に到着してしばらくした頃にはヒロインが心を許していた、そこがちょっと性急だったかなという気はします。ゲーセンとの間にもうワンクッションあればよかった。ヒロインに同じような境遇を感じたという主人公の内心を、そこで何かうまいこと扱っていればなおしっくりきたかなと思います。
前半はそんな感じでまだ自己が形成されきっていない年頃の子の未熟な心をえぐりつつ、孤独恐怖症の人間に数時間放置プレイを食らわせたり、俺のケツにキスしろ！と強いたりするのでホント可哀想です。なので純愛ルート後半の温泉街あたりからの、心安らげる相手を見つけた時のヒロインの穏やかな言動は凄く微笑ましい。



先生と二人できました、の有名なニュース映像を思い出しました。
ただその純愛エンド自体にはあえてかもしれませんが、逃避行後のエピソードがなく、それはまた別のお話的な終わり方だったのはやっぱり残念でしたね。


基本CG数29(内胸露出以上のエロCG数29)、回想数29。
エロ1CGあたりの尺は8分(剃毛-放置プレイ)から17分半(温泉旅行・浴衣69)。平均12分。
永続ループBGVなし(台詞ボイス永続ループ機能なし)、永続ループBGエロSEあり、連戦時付着精液残留なし、尻モザなし、淫語修正なし、立ち絵鑑賞モードなし。