C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
女装学園(孕) (の~すとらいく)
2016/8/26
©の~すとらいく
(注意)
いわゆる男の娘・女装・同性愛といった属性を持つ作品です。
抵抗感の強い方は閲覧を避けて頂くよう、強く推奨いたします。
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:4121字)
<ストーリー>
ある日、生物保健教師の蓬田昌に呼び出された野木勝人。そこには他に二人の生徒、学内でも有名な男の娘の姿があった。勝人の目つきの悪さを、男の娘を目の敵にする保守的な男と入学時に早合点し、それ以来嫌悪を露わにする舘山寺玲。勝人をタチ側としての男臭いBL妄想に日夜ふける長久千晴。呼びだされた三人は学園地下で昌から思いがけない言葉を言い渡される。これから子供を作ってもらうと。
少子化と女性比率の低下に苦慮した政府が目をつけたのは、近年その数を増し社会的認知も広がりつつあった男の娘だった。男の娘の妊娠が可能であると科学的に証明されれば、国は財政や法的支援など全面的に舵を切る用意がなされているという。だが恋愛観自体はノーマルな三人の返事は当然芳しいものではない。研究者に交尾を観察され、交配を促される実験動物。それと変わらぬ扱いを軽々と受け入れられるはずもない。
だが昌に、ラブホテル風に改造された地下室に閉じ込められてしまった勝人と玲は、一晩を明かすことを余儀なくされる。そのさなかに昌の遠隔操作によって可視化された風呂場のスモークガラス。その向こうには固く張った男性器を扱く玲の姿が映しだされていた。先程まで憎まれ口を叩いていたその口は、今頃自慰に耽っているであろう勝人の名をうわ言のように呟いている。そこには昌に事前に言いつけられていた精液のサンプル採取という義務感には見て取れない熱があった。スピーカーを通して耳朶にねっとりと染みこむ昌の声に、気がつけば勝人は玲と同時に射精をしていた。
一方の千晴は長年の友人である玲が国からの支援を約束されるということから、強い拒否感は見られない。女装までして学内の有力子女を取り込み、没落した家の出である母を支えようとしている玲の助けになりたい。千晴はそう考えているようだった。そして男の娘を母にもち、社会的に出生が疑問視されているマイノリティの為に、この実験を国に認めさせる強い意志を抱く昌。その男の娘三人いずれかとの生活が始まるにあたって、戸惑いに翻弄される勝人だった。
<千晴ルート>
地下室での一夜に放たれた、男とは思えないほどに可愛いという一言以来、前にも増して勝人に懐くようになった千晴。男の娘の趣味はないと公言していた勝人の為にか、自身を妹と呼ぶようになった千晴は、兄妹という擬似関係を全面に押し出して迫るようになる。同性だと幾ら唱えてみても、その身体は勝人の目を捉えて離さない。そうして勝也はいよいよ建前を飲み込まれ、ついに千晴を抱いてしまう。
だがそうした中で千晴は勝人の家から離れることに疑問を呈するようになっていく。野木の子として自然に振舞っているその表情に紛れはまるで感じられない。その自己暗示は一度強く突き放すことで解消したが、それ以来千晴は学園に姿を見せなくなった。勝人に後をつけさせ、その理由を問いただす玲。そうして返された答えは驚くべきものだった。
<千晴バッドエンド>
千晴が妊娠したこと、何より学生の身で父親になるという覚悟から勝人は逃げ出した。それから一年が過ぎ、勝人は今日も千晴の身体を貪っている。華奢な手足も薄い肌の腹も、千晴の身体はあれからも変わりがない。その意味も今の勝人には理解することすらできない。わかっているのは千晴の身体が自身の官能を楽しませてくれるということだけだった。無責任な精液を幾ら吐き出しても面倒を起こすこともない、男の娘の身体。それはいかにも素晴らしい、生きた性玩具のようだった。
そうして二人は濁った目で今日も、そして明日も身体を繋げあったまま夜を明かす。
<千晴エンド>
妊娠したという言葉を聞いた時、勝人の胸に去来したのは千晴に対する想いだった。
それから幾らか時が流れ、今日も勝人は我が家へと帰る。そこには夫の帰りを待つ妻の姿があった。卒業後すぐに地元で就職した勝人は両親や国からの支援を受けながら、夜間大学に通っている。目が回るほど忙しく、またつましい生活だが、そこに苦はない。仕事疲れを労る千晴が勝人をいつでも温かい気持ちにさせてくれる為に。
眠りについた子供を起こさないよう声を殺しながら今夜も夫婦の営みを始める二人。千晴の腹は新しい命で大きく膨れているが、夫婦の愛情を確かめる行為に歯止めがかかることはない。自身を幾度も孕ませた勝人の遺伝子を新たに胎内に受け入れる悦びを射精で迎えながら、二人の子供に囲まれた将来の家庭を夢に見る千晴。その笑顔に、勝人は家族を守っていく父親の決意を新たにするのだった。
<昌ルート>
三人の中では最も角が立たないと思われた昌を実験相手に選んだ勝人。だがその認識は誤りだったと早々に気付かされる。その性技は一介の学生が対峙するにはあまりにも巧みに過ぎた。実験の為なら授業中など、時も場所も問わないそのマッドぶりに勝人は、昌と距離を取ることを決める。その間際にかけられた、一度自身と交わった男はその身体を作り変えられるという大言。失笑ものと思っていたその言葉に絡められたように、勝人の身体の熱は日を追うごとに増していく。その上どうあがいても、自慰で達することができない。
夜遅くに学園に赴き、実験にこれ以上付き合えないと言い放つ勝人。だが昌の返事は素っ気ない。勇ましい啖呵を切りながら股間を膨らませていることにも気づいていない、意思薄弱な身体と精神では実験に堪えない。新しい被験者を見繕い始める昌を前に、見切りをつけられた勝人がとった行動は一つだった。
<昌バッドエンド>
身体を苛むこの熱を抑えられるのは昌しかいない。恥も外聞もなく昌に縋りついた勝人。その情けない姿は昌の何かに触れたようだった。実験体としては使い物にならない男だが、自身を楽しませる豚としての価値は見いだせる。そうして昌は勝人に従属を求めた。
昌に仕事中の片手間に素気無く性器を扱われる、そんな新たな日々は勝人にとって悦びに満ちている。人間ではなくペットとして。そんな残りの人生に、勝人は何の悔いもない。
<昌エンド>
衝動のまま昌を押し倒す勝人。それは実験に真摯に向きあわさせる為の試みだったが、勝人の振る舞いは昌にとって予想外のものとなった。独りよがりな快楽は欲しくないなどという言葉は、それまでの経験にはなかったものだった。その上可愛いなどと囁かれたことも。
その日を境に昌の勝人に対する態度は一変した。それまでの冷淡ぶりが嘘だったのかのように、しおらしいものへと。それはまるで十になったばかりの生娘、乙女のようだった。勝人を自宅に招き料理に腕を振るうその姿は、実験の為という言葉が建前でしかないように映る。
そして以前なら考えられもしなかった、玲や千晴に対する嫉妬まで、昌は見せるようになった。周囲への注意を欠いた、いきすぎた感情表現を募らせていたこともあって、勝人はつい強く昌をたしなめてしまう。駆け出したその姿を求めて学園をさまよう内に、勝人は胸を占める気持ち、それに気づき始める。そしてようやく探し当てた昌に謝罪した勝人はその想いを伝え、教師と教え子である二人は恋人となった。
昌が大学の研究職というその本職に戻ったことで、その手助けを受けながら進学を果たした勝人。同じ大学に通う喜びと禁欲の解放から激しく愛しあった二人だったがその結果、昌の妊娠が明らかとなった。そして今日結婚の日を迎える二人。純白のドレスに二人の精液を染み込ませてしまいながらも、昌の両親のように幸せになることを、今日この日に誓うのだった。
<玲ルート>
それ以来音沙汰のなくなった昌だが、それが逆に不気味だった。無茶を振られる前に、ほどほどに歩み寄った姿を示す、玲のその提案は真っ当なものに思われた。だが千晴に迷惑をかけない為に自身が勝人の下半身を躾けるという話は理解不能だった。それでも、玲の身体と繋がり思う存分に腰を振るうこと、その誘惑を理性で押さえつけるのは難しい。
言われるがままにその身体に手を伸ばしたことで、勝人の立場は玲の下となる。だが自身のものとなった相手に対して玲は、気っ風がいい性格でもあった。それまでの剣呑さとは打って変わって親しく接する玲。それは風邪をひいた勝人を見舞い身体で看病を行うなど、まるで恋人の馴れ初めのような。
今ではそんな玲に惹かれていることを勝人は認めざるをえない。だが家やバイト先、玲の背景を何も知らない。玲を知り自身のことをもっと知ってもらうまで、この漠然とした思いはしまっておくべきだと思えた。
そんなクラスメイトの女子との会話を、勝人は玲に聞かれてしまう。何度も身体を重ねておきながら、未だに男の娘を受け入れられないような勝人の言葉は玲を傷つけたようだった。
<玲バッドエンド>
時間が解決するだろうと、距離を置いた勝人。だが玲はいつまで経っても頑なだった。その内に勝人の身体には異変が起き始める。どれだけ自慰を重ねても一向に引かない身体の熱。それを見た玲は奴隷になるのならばと、今度こそ酷薄な眼差しを向ける。勝人に選択肢はなかった。
玲の命令がなければ服一枚すら纏うことの許されない奴隷。それに身をやつしていることに、今はこの上ない喜びを感じている。恐らくは生涯に渡って。
<玲エンド>
玲と向き合うことを決めた勝人は、その想いを真正面から伝える。いがみあっていた過去があったからこそ、得難い現在の関係に気付かされた。それは玲のバイトに暮れる苦学生の姿を見ても変わらない。
回り道を重ねて二人はようやく収まるところに収まった。クラスの男子たちからやっかみを集めたこともあり、衆目の前で婚約を申し込み玲の薬指にそれを収める勝人。そしてその場で玲の妊娠も明らかとなった。
それからの周囲の様々な反対と戸惑いを乗り越え、二人は今日、結婚の日を迎える。進学にかかる問題や舘山寺の家の復興など願いはあれど、今はただ今日この日の幸福に浸っていたい。そう願う玲は勝人の身体に手足を絡め、その幸福を確かめるようにしがみつく。二人の間にその愛情の結晶の存在を感じながらなおも愛し合う、それは夫婦となる二人にとって何にも替えがたい、恋人としての最後のひと時だった。
<プレイ時間>
千晴バッドエンド(初回ルート)4時間31分、千晴エンド39分、昌バッドエンド1時間14分、昌エンド1時間12分、玲バッドエンド2時間19分、玲エンド1時間44分、エクストラ33分。計12時間12分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
ねむ(彩色統括)、白坂りお、むちりんご、遊月ことな、冬至
<あとがき・2016/9/22>
・CG+エロ
ジャンル的に安定のあおぎりぺんた氏原画。これは天草帳氏とかもそうですが、手足は女の子、胸板は男の子な男の娘を描いてくれるので凄く好きです。それに膝頭の彫りが深くなっていてとてもいい。
塗りは脳内彼女と比べてかなり濃い、はっきりした色合いのものに変わっています。精液だけは色や質感など似ていますが。現在のの~すとらいくの塗りの方が好み。
エロシチュは普通の挿入トコロテンが多いです。後は足コキとか。もう少し、男の娘にしかできないプレイもほしかったかも。フ○ラオ○ニーとか兜あわせとか四両連結とか…。
・ストーリー
作りは山脈や海峡と同じで、個別にハッピーエンドと肉欲バッドエンドの二本立て。
昌先生は年増男の娘とかいう異色の存在ですが、一番好きなキャラです。なんというか恋とか愛とか自分にできるわけないと達観してるような歳上のキャラが初めての恋愛に戸惑う姿…好きなんです。せっかくの研究者というおいしい立場なので、肉欲エンドではもっとそっちのカラーが出てるとよかったですね。男の娘の性教育ビデオ実演撮影して他の二人に見せるか、もうセ○クスを目前でしながら解説してあげるとか。
基本CG数30(内胸露出以上のエロCG数29)、回想数25。
エロ1CGあたりの尺は6分(千晴バッドエンド)から15分(エクストラシナリオ・挿入)。平均10分30秒。
永続ループBGVなし、永続ループBGエロSEあり(挿入時のみ)、連戦時付着精液残留あり、尻モザあり、淫語無音修正あり。
2016/8/26
©の~すとらいく
(注意)
いわゆる男の娘・女装・同性愛といった属性を持つ作品です。
抵抗感の強い方は閲覧を避けて頂くよう、強く推奨いたします。
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:4121字)
<ストーリー>
ある日、生物保健教師の蓬田昌に呼び出された野木勝人。そこには他に二人の生徒、学内でも有名な男の娘の姿があった。勝人の目つきの悪さを、男の娘を目の敵にする保守的な男と入学時に早合点し、それ以来嫌悪を露わにする舘山寺玲。勝人をタチ側としての男臭いBL妄想に日夜ふける長久千晴。呼びだされた三人は学園地下で昌から思いがけない言葉を言い渡される。これから子供を作ってもらうと。
少子化と女性比率の低下に苦慮した政府が目をつけたのは、近年その数を増し社会的認知も広がりつつあった男の娘だった。男の娘の妊娠が可能であると科学的に証明されれば、国は財政や法的支援など全面的に舵を切る用意がなされているという。だが恋愛観自体はノーマルな三人の返事は当然芳しいものではない。研究者に交尾を観察され、交配を促される実験動物。それと変わらぬ扱いを軽々と受け入れられるはずもない。
だが昌に、ラブホテル風に改造された地下室に閉じ込められてしまった勝人と玲は、一晩を明かすことを余儀なくされる。そのさなかに昌の遠隔操作によって可視化された風呂場のスモークガラス。その向こうには固く張った男性器を扱く玲の姿が映しだされていた。先程まで憎まれ口を叩いていたその口は、今頃自慰に耽っているであろう勝人の名をうわ言のように呟いている。そこには昌に事前に言いつけられていた精液のサンプル採取という義務感には見て取れない熱があった。スピーカーを通して耳朶にねっとりと染みこむ昌の声に、気がつけば勝人は玲と同時に射精をしていた。
一方の千晴は長年の友人である玲が国からの支援を約束されるということから、強い拒否感は見られない。女装までして学内の有力子女を取り込み、没落した家の出である母を支えようとしている玲の助けになりたい。千晴はそう考えているようだった。そして男の娘を母にもち、社会的に出生が疑問視されているマイノリティの為に、この実験を国に認めさせる強い意志を抱く昌。その男の娘三人いずれかとの生活が始まるにあたって、戸惑いに翻弄される勝人だった。
<千晴ルート>
地下室での一夜に放たれた、男とは思えないほどに可愛いという一言以来、前にも増して勝人に懐くようになった千晴。男の娘の趣味はないと公言していた勝人の為にか、自身を妹と呼ぶようになった千晴は、兄妹という擬似関係を全面に押し出して迫るようになる。同性だと幾ら唱えてみても、その身体は勝人の目を捉えて離さない。そうして勝也はいよいよ建前を飲み込まれ、ついに千晴を抱いてしまう。
だがそうした中で千晴は勝人の家から離れることに疑問を呈するようになっていく。野木の子として自然に振舞っているその表情に紛れはまるで感じられない。その自己暗示は一度強く突き放すことで解消したが、それ以来千晴は学園に姿を見せなくなった。勝人に後をつけさせ、その理由を問いただす玲。そうして返された答えは驚くべきものだった。
<千晴バッドエンド>
千晴が妊娠したこと、何より学生の身で父親になるという覚悟から勝人は逃げ出した。それから一年が過ぎ、勝人は今日も千晴の身体を貪っている。華奢な手足も薄い肌の腹も、千晴の身体はあれからも変わりがない。その意味も今の勝人には理解することすらできない。わかっているのは千晴の身体が自身の官能を楽しませてくれるということだけだった。無責任な精液を幾ら吐き出しても面倒を起こすこともない、男の娘の身体。それはいかにも素晴らしい、生きた性玩具のようだった。
そうして二人は濁った目で今日も、そして明日も身体を繋げあったまま夜を明かす。
<千晴エンド>
妊娠したという言葉を聞いた時、勝人の胸に去来したのは千晴に対する想いだった。
それから幾らか時が流れ、今日も勝人は我が家へと帰る。そこには夫の帰りを待つ妻の姿があった。卒業後すぐに地元で就職した勝人は両親や国からの支援を受けながら、夜間大学に通っている。目が回るほど忙しく、またつましい生活だが、そこに苦はない。仕事疲れを労る千晴が勝人をいつでも温かい気持ちにさせてくれる為に。
眠りについた子供を起こさないよう声を殺しながら今夜も夫婦の営みを始める二人。千晴の腹は新しい命で大きく膨れているが、夫婦の愛情を確かめる行為に歯止めがかかることはない。自身を幾度も孕ませた勝人の遺伝子を新たに胎内に受け入れる悦びを射精で迎えながら、二人の子供に囲まれた将来の家庭を夢に見る千晴。その笑顔に、勝人は家族を守っていく父親の決意を新たにするのだった。
<昌ルート>
三人の中では最も角が立たないと思われた昌を実験相手に選んだ勝人。だがその認識は誤りだったと早々に気付かされる。その性技は一介の学生が対峙するにはあまりにも巧みに過ぎた。実験の為なら授業中など、時も場所も問わないそのマッドぶりに勝人は、昌と距離を取ることを決める。その間際にかけられた、一度自身と交わった男はその身体を作り変えられるという大言。失笑ものと思っていたその言葉に絡められたように、勝人の身体の熱は日を追うごとに増していく。その上どうあがいても、自慰で達することができない。
夜遅くに学園に赴き、実験にこれ以上付き合えないと言い放つ勝人。だが昌の返事は素っ気ない。勇ましい啖呵を切りながら股間を膨らませていることにも気づいていない、意思薄弱な身体と精神では実験に堪えない。新しい被験者を見繕い始める昌を前に、見切りをつけられた勝人がとった行動は一つだった。
<昌バッドエンド>
身体を苛むこの熱を抑えられるのは昌しかいない。恥も外聞もなく昌に縋りついた勝人。その情けない姿は昌の何かに触れたようだった。実験体としては使い物にならない男だが、自身を楽しませる豚としての価値は見いだせる。そうして昌は勝人に従属を求めた。
昌に仕事中の片手間に素気無く性器を扱われる、そんな新たな日々は勝人にとって悦びに満ちている。人間ではなくペットとして。そんな残りの人生に、勝人は何の悔いもない。
<昌エンド>
衝動のまま昌を押し倒す勝人。それは実験に真摯に向きあわさせる為の試みだったが、勝人の振る舞いは昌にとって予想外のものとなった。独りよがりな快楽は欲しくないなどという言葉は、それまでの経験にはなかったものだった。その上可愛いなどと囁かれたことも。
その日を境に昌の勝人に対する態度は一変した。それまでの冷淡ぶりが嘘だったのかのように、しおらしいものへと。それはまるで十になったばかりの生娘、乙女のようだった。勝人を自宅に招き料理に腕を振るうその姿は、実験の為という言葉が建前でしかないように映る。
そして以前なら考えられもしなかった、玲や千晴に対する嫉妬まで、昌は見せるようになった。周囲への注意を欠いた、いきすぎた感情表現を募らせていたこともあって、勝人はつい強く昌をたしなめてしまう。駆け出したその姿を求めて学園をさまよう内に、勝人は胸を占める気持ち、それに気づき始める。そしてようやく探し当てた昌に謝罪した勝人はその想いを伝え、教師と教え子である二人は恋人となった。
昌が大学の研究職というその本職に戻ったことで、その手助けを受けながら進学を果たした勝人。同じ大学に通う喜びと禁欲の解放から激しく愛しあった二人だったがその結果、昌の妊娠が明らかとなった。そして今日結婚の日を迎える二人。純白のドレスに二人の精液を染み込ませてしまいながらも、昌の両親のように幸せになることを、今日この日に誓うのだった。
<玲ルート>
それ以来音沙汰のなくなった昌だが、それが逆に不気味だった。無茶を振られる前に、ほどほどに歩み寄った姿を示す、玲のその提案は真っ当なものに思われた。だが千晴に迷惑をかけない為に自身が勝人の下半身を躾けるという話は理解不能だった。それでも、玲の身体と繋がり思う存分に腰を振るうこと、その誘惑を理性で押さえつけるのは難しい。
言われるがままにその身体に手を伸ばしたことで、勝人の立場は玲の下となる。だが自身のものとなった相手に対して玲は、気っ風がいい性格でもあった。それまでの剣呑さとは打って変わって親しく接する玲。それは風邪をひいた勝人を見舞い身体で看病を行うなど、まるで恋人の馴れ初めのような。
今ではそんな玲に惹かれていることを勝人は認めざるをえない。だが家やバイト先、玲の背景を何も知らない。玲を知り自身のことをもっと知ってもらうまで、この漠然とした思いはしまっておくべきだと思えた。
そんなクラスメイトの女子との会話を、勝人は玲に聞かれてしまう。何度も身体を重ねておきながら、未だに男の娘を受け入れられないような勝人の言葉は玲を傷つけたようだった。
<玲バッドエンド>
時間が解決するだろうと、距離を置いた勝人。だが玲はいつまで経っても頑なだった。その内に勝人の身体には異変が起き始める。どれだけ自慰を重ねても一向に引かない身体の熱。それを見た玲は奴隷になるのならばと、今度こそ酷薄な眼差しを向ける。勝人に選択肢はなかった。
玲の命令がなければ服一枚すら纏うことの許されない奴隷。それに身をやつしていることに、今はこの上ない喜びを感じている。恐らくは生涯に渡って。
<玲エンド>
玲と向き合うことを決めた勝人は、その想いを真正面から伝える。いがみあっていた過去があったからこそ、得難い現在の関係に気付かされた。それは玲のバイトに暮れる苦学生の姿を見ても変わらない。
回り道を重ねて二人はようやく収まるところに収まった。クラスの男子たちからやっかみを集めたこともあり、衆目の前で婚約を申し込み玲の薬指にそれを収める勝人。そしてその場で玲の妊娠も明らかとなった。
それからの周囲の様々な反対と戸惑いを乗り越え、二人は今日、結婚の日を迎える。進学にかかる問題や舘山寺の家の復興など願いはあれど、今はただ今日この日の幸福に浸っていたい。そう願う玲は勝人の身体に手足を絡め、その幸福を確かめるようにしがみつく。二人の間にその愛情の結晶の存在を感じながらなおも愛し合う、それは夫婦となる二人にとって何にも替えがたい、恋人としての最後のひと時だった。
<プレイ時間>
千晴バッドエンド(初回ルート)4時間31分、千晴エンド39分、昌バッドエンド1時間14分、昌エンド1時間12分、玲バッドエンド2時間19分、玲エンド1時間44分、エクストラ33分。計12時間12分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
ねむ(彩色統括)、白坂りお、むちりんご、遊月ことな、冬至
<あとがき・2016/9/22>
・CG+エロ
ジャンル的に安定のあおぎりぺんた氏原画。これは天草帳氏とかもそうですが、手足は女の子、胸板は男の子な男の娘を描いてくれるので凄く好きです。それに膝頭の彫りが深くなっていてとてもいい。
塗りは脳内彼女と比べてかなり濃い、はっきりした色合いのものに変わっています。精液だけは色や質感など似ていますが。現在のの~すとらいくの塗りの方が好み。
エロシチュは普通の挿入トコロテンが多いです。後は足コキとか。もう少し、男の娘にしかできないプレイもほしかったかも。フ○ラオ○ニーとか兜あわせとか四両連結とか…。
・ストーリー
作りは山脈や海峡と同じで、個別にハッピーエンドと肉欲バッドエンドの二本立て。
昌先生は年増男の娘とかいう異色の存在ですが、一番好きなキャラです。なんというか恋とか愛とか自分にできるわけないと達観してるような歳上のキャラが初めての恋愛に戸惑う姿…好きなんです。せっかくの研究者というおいしい立場なので、肉欲エンドではもっとそっちのカラーが出てるとよかったですね。男の娘の性教育ビデオ実演撮影して他の二人に見せるか、もうセ○クスを目前でしながら解説してあげるとか。
基本CG数30(内胸露出以上のエロCG数29)、回想数25。
エロ1CGあたりの尺は6分(千晴バッドエンド)から15分(エクストラシナリオ・挿入)。平均10分30秒。
永続ループBGVなし、永続ループBGエロSEあり(挿入時のみ)、連戦時付着精液残留あり、尻モザあり、淫語無音修正あり。
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