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注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
少女マイノリティ -慰めの愛- (pure more)
2016/7/29
©pure more
(注意)
ゲームのコンセプト上予備知識を得た上でプレイされた場合、娯楽性を大きく損ないます。
プレイ予定の方は閲覧を避けて頂くよう、強く推奨いたします。
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:2770字)
<ストーリー>
その日、新居のある千中沢の街に越してきた伊達秋人。アパートの整理が落ち着く頃には外も薄暗く、ふと散歩に出た秋人は夜の温泉街の橋上で、今まさに手すりを乗り越えようとしている人影を目にする。とっさにその身体を抑えこんだ秋人に、少女は思いがけない言葉をかけた。温泉宿の一室、秋人は名も知らぬ少女を抱いている。何が彼女に捨て鉢な行為をさせているのか、その理由さえもわからないまま。
秋人がこの街に住むことになったのは父親の病気の為だった。治療の間の、仕事の肩代わり。まだ学生の秋人には荷が重い。それが大手アパレル企業での秘書ともなれば殊更に。だが山中の屋敷で側仕えする相手とされたのは、さほど歳の変わらない少女だった。それが秋人が抱いた少女、片倉凪咲との再会となった。
面通しさせられた秋人に対して一週間前の出来事を匂わす素振りもなく、あの時とはまるで違う温度の感じない凪咲の横顔は、屋敷の冷徹な女主人を思わせる。それでも、二年前にブランドディレクターとして役職に収まった社長令嬢の凪咲は、自身の秘書の子息として秋人に幾らか手心を加えているらしく、クビを言い渡されることはなかった。だが相思相愛の婚約者があるという噂ながら思い出したように肉体関係に及び自虐する、そんな彼女の心境も境遇も、秋人には窺い知ることはできない。
スケジュールに余裕のある時は、凪咲は地元の名門校である純心学園に通っている。そこで秋人は以前の学園でクラスメイトだった最上結と再会を果たす。かつては恋人でありながら、父子家庭にある父親の仕事の都合から引っ越しを余儀なくされ、泣く泣く秋人に別れを切り出した結。思いがけない再会は二人にかつての時間を取り戻させ、そして結は秋人に二度目の告白をする。だが秋人の脳裏からは凪咲の陰のある面影が離れない。その日、屋上で独り涙を流していた凪咲を前に、秋人の身体は無意識の内に動いていた。理由も道理もないセックス。その恋人の背信を、結は目の当たりにする。
だが結は自身も凪咲のように抱いて欲しいと秋人に縋りついた。幾ら思い悩んでも、秋人が好きで離れたくないという想いは変えようがない。秋人は凪咲に、結は秋人に、想いはそれぞれにすれ違う。結を抱く秋人は流される自身に歯止めをかけることができない。
そんな中、秋人は凪咲から解雇を言い渡される。部屋を後にする際の押し殺すような呻きは、忘我の中にある秋人の耳には届かなかった。その夜秋人は、海外メーカーからの敵対的買収に対する防衛策としてのワンワード片倉と国内最大手アパレルとの資本提携、そして片倉凪咲の婚約というニュースに接する。
<綾子エンド>
先輩秘書である梵戸ジェームズのとりなしによって、片倉のメインブランドであるLALA GARCONS、そのデザイン部門での雑用という形で屋敷に残ることになった秋人。そこで秋人は、以前から世話を焼いてくれていたデザイナーの相馬綾子と近しくなっていく。凪咲や一方的に離れることになってしまった結のことは傷としてまだ生々しく残っているが、あまり歳上然としたところのない、陽だまりのような綾子の性格は秋人のそんな心を癒していく。酒の酔いがあったとはいえ綾子と結ばれたことも、前を向いてこれから先を歩いて行く、大切なきっかけのように思えた。綾子とならば、いつかきっとこの胸の痛みも思い出としてしまえる。
そんな夢想は二人でいたある夜のニュースでかき消された。片倉凪咲の投身自殺。川から引き上げられ、ほどなくして死亡確認。頭に入ってくるそんな単語は理解できない。そうしたくないが為の、これは絶叫だろうか。崩れ落ちる綾子の隣で秋人は、頭を抱えて喉を枯らす。そこから遠ざけた自身が彼女の側から離れた時、初めて出会ったあの日へ戻ってしまうであろうことをどうして予期しなかったのだろう。シグナルじみたものに幾度も際しながら、肉欲に流されてしまったのは誰だっただろう。
この罪が消える日は、もう来ない。
<結エンド>
結婚する凪咲に対する狂おしいまでの恋。それはどうにもならない。そんな秋人に結は、自分を凪咲の代わりとして扱うよう願う。怒りも哀しみも劣情も全て受け止めると。例え秋人が他の女を見ていてもそれは、別れを切り出し寂しい思いをさせた自身の罪だという結。自身を蔑ろにしてまで結が尽くそうとすればするほどに、秋人を苛む。それでも結と過ごす中で徐々に、秋人の内に小さな変化が現れ始めた。それはそうあるべきという強迫観念を多分に含むものではあったろうが。不義を詰ることもなくこうして家に足繁く通っては家事に励み、どこであろうといつであろうと身体を開く、そんな女性は恐らく結をおいて他にない。
父の好意で宿泊することになった温泉宿で、激しいセックスに疲れ眠りこける結。その髪を撫でながら秋人は虚空を見つめていた。その視線の先には早朝のテレビから流れる、片倉凪咲自殺の一報が続いている。声のない叫びに静寂が満たされる部屋。どこか嬉しげに身体を撫でながら、朝に大切な報せがあると昨晩語っていた結、その余韻はここにはない。
あの日々はもう戻らない。
<凪咲エンド>
二年前に自殺した前ディレクター、支倉一正は凪咲の婚約者だった。取引先の子息で出入りのデザイナーとはいえ政略結婚には違いなかったが、幼い頃から兄のように慣れ親しんだ凪咲にとって彼は間違いなく初恋の相手だった。だが支倉は妹のような凪咲ではなく、もはや叶わない彼自身の恋に殉じた。代わりに父が充てがおうとしたのは、祖父と孫ほどにも歳の離れた、今回婚約発表があった提携先の男だった。自身がその都度に阻んできたものの凪咲は幾度か自殺未遂を起こしている。今回も目を離すべきではなかったと車中の秋人に語る、先輩秘書の梵戸。婚約者の元に宿泊することになるであろうその前日の今現在、凪咲は姿を消していた。今二人は温泉街を目指している。そこはかつての恋人が身を投げた橋でもあった。
自身の境遇と運命にささやかな泥を塗る為に始まった、愛のないセックス。それはいつしか凪咲の中で憤りのはけ口でしかなかったはずの相手に対する、情のわきどころとなっていた。今、確かに恋をしている。この気持ちは、これ以上偽ることができない。差し挟めば何百人もの人間を不幸にしかねない私情。二人はその恋を、貫くことを決めた。
それから二年後。海外へ身を隠していた二人は、一年前に欧州で立ち上げた新たなブランドがアジア東京コレクションでの成功から軌道に乗り始めたこともあり、千中沢を訪れていた。前回この温泉宿に入った時とはその関係の何もかもが変わってしまっているが、新たに芽吹いたこの気持ちに紛れはない。未来を共にする秘書、そしてパートナーとして。一生その側で、凪咲を守っていく。
<プレイ時間>
綾子エンド(初回ルート)7時間42分、結エンド1時間47分、凪咲エンド1時間26分。計10時間55分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
南浜よりこ、北風つかさ、おりーぶ、あいにぃ一号、まろ
<あとがき・2016/8/16>
梵戸さんは死ぬほど恰好よかったです。ダブルオーセブンみたい。
・エロ+CG
南浜氏担当のイベントCGではおなじみの、顔伏せでのセ○クスやフ○ラ。これが好きだという方は絶対に買いのゲームです。全体の1/5強と、これまでで飛び抜けてその割合が高いです。屋上で夕陽の中汗だくで壁を支えに、身体をのけぞらせながらの凪咲の立ちバックがエロすぎた。元恋人に結合部を凝視されながら、それでも生殖行動をやめない動物のようなセ○クスである。
・シナリオ+ストーリー
pure moreといえば学生の刹那的なセ○クスというのがブランドカラーですが、今作はよりその傾向が強くなった感じでした。自傷的な凪咲に対して、自分を蔑ろにするほどに盲目的な結と、ヒロイン二人との肉体関係が綺麗に対比されています。
ただこのゲームはダブルヒロインであると思っていたので、ほぼバッドエンドという扱いだった結ルートは意外でした。一応妊娠が確定していそうですが、それを打ち明けることなく終わり、そして凪咲も上記のようになってしまったので、正直後味はあまりよくありませんでしたね。まあ妊娠っていってもあの状況では、○ク○ズの誠並に無責任な孕ませなんですけど。彼ほど自己正当化はしない主人公だったので、そこまでの不快さはありませんでしたが…。心がかさぶたに覆われたような無気力主人公になってしまっていたので、結ルートをどうにかハッピーエンドにもっていくのは難しかったでしょうが、そこはどうにかしてほしかった。だって病んでしまったけど結基本的にはメッチャいい子だし…。
で結を犠牲に強いる形でハッピーエンドを成し遂げる凪咲ルートですが、これも思いが通じ合うまでが盛り上がりの頂点で、その後は結構あっさりと終わってしまった感じです。いわゆる駆け落ちエンドになるんですが、曲がりなりにも片倉グループという大企業が、創業家一人娘の失踪に対処できないとも二年で廃業するとも思えず、実家との対決がバッサリ切られた感がどうしても拭えませんでした。
ただ繰り返しになりますが、登場キャラクターたちが物語で織りなす享楽的で退廃的な雰囲気は、このメーカーの得意とするであろう特色で、今回はそこに濃厚な死の気配という新しい要素もあわさって、それは今作も素晴らしいです。
・BGM+ソング
これが素晴らしいのはMore系列なので当然そうなります。特にpuremoreは他ブランドに比べて、耽美なメロディーで作られている感じが好きです。契約彼女だけは毛並みが違うけども。
綾子・結エンドで流れる「confess」は歌詞にルート内容があわさって特に素晴らしい。完全にバッドエンドソングであり、結の為のイメージソングです。
基本CG数66(内胸露出以上のエロCG数55)、回想数21。
エロ1CGあたりの尺は1分(凪咲自室脱衣)から10分(凪咲自室後背位顔伏せ)。平均5分。
永続ループBGVあり、永続ループBGエロSEなし、連戦時付着精液残留なし、尻モザなし、淫語P音修正なし。
2016/7/29
©pure more
(注意)
ゲームのコンセプト上予備知識を得た上でプレイされた場合、娯楽性を大きく損ないます。
プレイ予定の方は閲覧を避けて頂くよう、強く推奨いたします。
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:2770字)
<ストーリー>
その日、新居のある千中沢の街に越してきた伊達秋人。アパートの整理が落ち着く頃には外も薄暗く、ふと散歩に出た秋人は夜の温泉街の橋上で、今まさに手すりを乗り越えようとしている人影を目にする。とっさにその身体を抑えこんだ秋人に、少女は思いがけない言葉をかけた。温泉宿の一室、秋人は名も知らぬ少女を抱いている。何が彼女に捨て鉢な行為をさせているのか、その理由さえもわからないまま。
秋人がこの街に住むことになったのは父親の病気の為だった。治療の間の、仕事の肩代わり。まだ学生の秋人には荷が重い。それが大手アパレル企業での秘書ともなれば殊更に。だが山中の屋敷で側仕えする相手とされたのは、さほど歳の変わらない少女だった。それが秋人が抱いた少女、片倉凪咲との再会となった。
面通しさせられた秋人に対して一週間前の出来事を匂わす素振りもなく、あの時とはまるで違う温度の感じない凪咲の横顔は、屋敷の冷徹な女主人を思わせる。それでも、二年前にブランドディレクターとして役職に収まった社長令嬢の凪咲は、自身の秘書の子息として秋人に幾らか手心を加えているらしく、クビを言い渡されることはなかった。だが相思相愛の婚約者があるという噂ながら思い出したように肉体関係に及び自虐する、そんな彼女の心境も境遇も、秋人には窺い知ることはできない。
スケジュールに余裕のある時は、凪咲は地元の名門校である純心学園に通っている。そこで秋人は以前の学園でクラスメイトだった最上結と再会を果たす。かつては恋人でありながら、父子家庭にある父親の仕事の都合から引っ越しを余儀なくされ、泣く泣く秋人に別れを切り出した結。思いがけない再会は二人にかつての時間を取り戻させ、そして結は秋人に二度目の告白をする。だが秋人の脳裏からは凪咲の陰のある面影が離れない。その日、屋上で独り涙を流していた凪咲を前に、秋人の身体は無意識の内に動いていた。理由も道理もないセックス。その恋人の背信を、結は目の当たりにする。
だが結は自身も凪咲のように抱いて欲しいと秋人に縋りついた。幾ら思い悩んでも、秋人が好きで離れたくないという想いは変えようがない。秋人は凪咲に、結は秋人に、想いはそれぞれにすれ違う。結を抱く秋人は流される自身に歯止めをかけることができない。
そんな中、秋人は凪咲から解雇を言い渡される。部屋を後にする際の押し殺すような呻きは、忘我の中にある秋人の耳には届かなかった。その夜秋人は、海外メーカーからの敵対的買収に対する防衛策としてのワンワード片倉と国内最大手アパレルとの資本提携、そして片倉凪咲の婚約というニュースに接する。
<綾子エンド>
先輩秘書である梵戸ジェームズのとりなしによって、片倉のメインブランドであるLALA GARCONS、そのデザイン部門での雑用という形で屋敷に残ることになった秋人。そこで秋人は、以前から世話を焼いてくれていたデザイナーの相馬綾子と近しくなっていく。凪咲や一方的に離れることになってしまった結のことは傷としてまだ生々しく残っているが、あまり歳上然としたところのない、陽だまりのような綾子の性格は秋人のそんな心を癒していく。酒の酔いがあったとはいえ綾子と結ばれたことも、前を向いてこれから先を歩いて行く、大切なきっかけのように思えた。綾子とならば、いつかきっとこの胸の痛みも思い出としてしまえる。
そんな夢想は二人でいたある夜のニュースでかき消された。片倉凪咲の投身自殺。川から引き上げられ、ほどなくして死亡確認。頭に入ってくるそんな単語は理解できない。そうしたくないが為の、これは絶叫だろうか。崩れ落ちる綾子の隣で秋人は、頭を抱えて喉を枯らす。そこから遠ざけた自身が彼女の側から離れた時、初めて出会ったあの日へ戻ってしまうであろうことをどうして予期しなかったのだろう。シグナルじみたものに幾度も際しながら、肉欲に流されてしまったのは誰だっただろう。
この罪が消える日は、もう来ない。
<結エンド>
結婚する凪咲に対する狂おしいまでの恋。それはどうにもならない。そんな秋人に結は、自分を凪咲の代わりとして扱うよう願う。怒りも哀しみも劣情も全て受け止めると。例え秋人が他の女を見ていてもそれは、別れを切り出し寂しい思いをさせた自身の罪だという結。自身を蔑ろにしてまで結が尽くそうとすればするほどに、秋人を苛む。それでも結と過ごす中で徐々に、秋人の内に小さな変化が現れ始めた。それはそうあるべきという強迫観念を多分に含むものではあったろうが。不義を詰ることもなくこうして家に足繁く通っては家事に励み、どこであろうといつであろうと身体を開く、そんな女性は恐らく結をおいて他にない。
父の好意で宿泊することになった温泉宿で、激しいセックスに疲れ眠りこける結。その髪を撫でながら秋人は虚空を見つめていた。その視線の先には早朝のテレビから流れる、片倉凪咲自殺の一報が続いている。声のない叫びに静寂が満たされる部屋。どこか嬉しげに身体を撫でながら、朝に大切な報せがあると昨晩語っていた結、その余韻はここにはない。
あの日々はもう戻らない。
<凪咲エンド>
二年前に自殺した前ディレクター、支倉一正は凪咲の婚約者だった。取引先の子息で出入りのデザイナーとはいえ政略結婚には違いなかったが、幼い頃から兄のように慣れ親しんだ凪咲にとって彼は間違いなく初恋の相手だった。だが支倉は妹のような凪咲ではなく、もはや叶わない彼自身の恋に殉じた。代わりに父が充てがおうとしたのは、祖父と孫ほどにも歳の離れた、今回婚約発表があった提携先の男だった。自身がその都度に阻んできたものの凪咲は幾度か自殺未遂を起こしている。今回も目を離すべきではなかったと車中の秋人に語る、先輩秘書の梵戸。婚約者の元に宿泊することになるであろうその前日の今現在、凪咲は姿を消していた。今二人は温泉街を目指している。そこはかつての恋人が身を投げた橋でもあった。
自身の境遇と運命にささやかな泥を塗る為に始まった、愛のないセックス。それはいつしか凪咲の中で憤りのはけ口でしかなかったはずの相手に対する、情のわきどころとなっていた。今、確かに恋をしている。この気持ちは、これ以上偽ることができない。差し挟めば何百人もの人間を不幸にしかねない私情。二人はその恋を、貫くことを決めた。
それから二年後。海外へ身を隠していた二人は、一年前に欧州で立ち上げた新たなブランドがアジア東京コレクションでの成功から軌道に乗り始めたこともあり、千中沢を訪れていた。前回この温泉宿に入った時とはその関係の何もかもが変わってしまっているが、新たに芽吹いたこの気持ちに紛れはない。未来を共にする秘書、そしてパートナーとして。一生その側で、凪咲を守っていく。
<プレイ時間>
綾子エンド(初回ルート)7時間42分、結エンド1時間47分、凪咲エンド1時間26分。計10時間55分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
南浜よりこ、北風つかさ、おりーぶ、あいにぃ一号、まろ
<あとがき・2016/8/16>
梵戸さんは死ぬほど恰好よかったです。ダブルオーセブンみたい。
・エロ+CG
南浜氏担当のイベントCGではおなじみの、顔伏せでのセ○クスやフ○ラ。これが好きだという方は絶対に買いのゲームです。全体の1/5強と、これまでで飛び抜けてその割合が高いです。屋上で夕陽の中汗だくで壁を支えに、身体をのけぞらせながらの凪咲の立ちバックがエロすぎた。元恋人に結合部を凝視されながら、それでも生殖行動をやめない動物のようなセ○クスである。
・シナリオ+ストーリー
pure moreといえば学生の刹那的なセ○クスというのがブランドカラーですが、今作はよりその傾向が強くなった感じでした。自傷的な凪咲に対して、自分を蔑ろにするほどに盲目的な結と、ヒロイン二人との肉体関係が綺麗に対比されています。
ただこのゲームはダブルヒロインであると思っていたので、ほぼバッドエンドという扱いだった結ルートは意外でした。一応妊娠が確定していそうですが、それを打ち明けることなく終わり、そして凪咲も上記のようになってしまったので、正直後味はあまりよくありませんでしたね。まあ妊娠っていってもあの状況では、○ク○ズの誠並に無責任な孕ませなんですけど。彼ほど自己正当化はしない主人公だったので、そこまでの不快さはありませんでしたが…。心がかさぶたに覆われたような無気力主人公になってしまっていたので、結ルートをどうにかハッピーエンドにもっていくのは難しかったでしょうが、そこはどうにかしてほしかった。だって病んでしまったけど結基本的にはメッチャいい子だし…。
で結を犠牲に強いる形でハッピーエンドを成し遂げる凪咲ルートですが、これも思いが通じ合うまでが盛り上がりの頂点で、その後は結構あっさりと終わってしまった感じです。いわゆる駆け落ちエンドになるんですが、曲がりなりにも片倉グループという大企業が、創業家一人娘の失踪に対処できないとも二年で廃業するとも思えず、実家との対決がバッサリ切られた感がどうしても拭えませんでした。
ただ繰り返しになりますが、登場キャラクターたちが物語で織りなす享楽的で退廃的な雰囲気は、このメーカーの得意とするであろう特色で、今回はそこに濃厚な死の気配という新しい要素もあわさって、それは今作も素晴らしいです。
・BGM+ソング
これが素晴らしいのはMore系列なので当然そうなります。特にpuremoreは他ブランドに比べて、耽美なメロディーで作られている感じが好きです。契約彼女だけは毛並みが違うけども。
綾子・結エンドで流れる「confess」は歌詞にルート内容があわさって特に素晴らしい。完全にバッドエンドソングであり、結の為のイメージソングです。
基本CG数66(内胸露出以上のエロCG数55)、回想数21。
エロ1CGあたりの尺は1分(凪咲自室脱衣)から10分(凪咲自室後背位顔伏せ)。平均5分。
永続ループBGVあり、永続ループBGエロSEなし、連戦時付着精液残留なし、尻モザなし、淫語P音修正なし。
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