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注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
聖騎士Melty☆Lovers (あかべぇそふとすりぃ)
2015/9/18
©AKABEi SOFT3
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:4741字)
<ストーリー>
騎士によって建国されたエーデラント王国。その王都の鍛冶屋に生まれたティル・ニールセンは騎士となることを心に決めていた。店を訪れた客に、息子との手合わせを行わせていた父。そんな父が言下にはしない思いを幼少から感じていた。騎士となる為にその養成学院、エクイテスへと編入することになったティルはそこで、クラスメイトとして四人の少女たちと出会う。街角での衝突と風呂場での遭遇という事故から始まった、どこか浮世離れした少女、セフィ・ライアード。入学初日、クラスに馴染めないティルに生来の幼馴染のように話しかけてきたことで、その友人関係が始まったカノン・ルクサーナ。何者とも馴れ合わず、騎士としての最高称号である「聖騎士」だけを見据えるフレイ・ノールズ。渡来の新兵器、銃を用いる、セフィの親友であるリル・クーリエ。
次代の女王であるオードルーン家王女の生誕祭を経て、入学から半月ほどが過ぎた頃、学院ではパートナー探しの機運がにわかに高まっていた。学院では年に四度ある実戦試験にペアで臨み、それに勝ち残ることで卒業を認められる。パートナーがいなければ試験の舞台にさえ登れない。ティルもまた、それに頭を悩ませる一人だった。
<リルルート>
銃の扱い以外は目も当てられないはずの、だが時折覗かせる剣呑さ、そして黒ずくめの刺客を退けたリルに、いつしか興味を引かれていたティル。守り守られるだけの一方的なものを良しとしないセフィはそんなティルと親友の結びつきを望んでいた。そしてティルは偶然耳にした二人の会話から、リルがセフィを護衛する聖騎士だったことを知る。二人の秘密を知ってしまったティルだが、セフィ自身はそれを幸いとして、刺客に狙われれば口を割りかねない騎士見習いの護衛を提案する。かくして座りの悪さを含みながらも、リルはティルのパートナーとなった。
母が聖騎士だったことで面識を持ったセフィとまるで姉妹のように育ったリル。周囲からの圧力じみた期待によって聖騎士の道を進むが、それまでとは違う公人たる関係は彼女の苦悩ともなっていた。歳相応の喜楽全てを捨てセフィの側にいるリル、その側に立ち彼女を友人として支えていく為に、フィルは同じ聖騎士の道を志し始める。そんなフィルに、銃の密売現場で狙撃から庇われたことを契機として、リルは言葉に出来ない感情を募らせていく。そして抜き差しならないその思いをリルが打ち明けたことで、二人は恋人となった。
初めての恋人同士での満たされた日々。だがそんなある日、騎士試験を控えたセフィが攫われるという事件が起きた。セフィの情報を知り得る、警備を白昼堂々と突破できる組織という状況が示す影にリルは、五年前の国境紛争に敗れながらも失地回復を期す、東方の敵性国家ラースラグの関与を疑う。この事件が国境を越え公となれば、周辺国を巻き込んだ戦争、あるいは内戦という事態が現実味を帯びる。早馬での追跡に乗り出したフィルとリルは深夜に差し掛かる頃、国境沿いにてその一団を捉えた。強襲によってセフィを奪還し工作員を制圧するも束の間、以前に学院で剣を交えた黒ずくめの暗殺者にリルが捕らわれるが、その手元から転がり落ちた銃でもってフィルが敵を討ったことで事件は内々に終わる。その後政治的妥協によってエーデラントとラースラグの間に同盟が結ばれ、事件の遠因ともなった懸案の銃製造技術が両国の共同管理の下に置かれたことで対立は一応の解決を見た。
それから半年後。エクイテスでの日常の中で二人は、一つの約束を交わす。そしてその三年後、ティルが聖騎士となったことでそれは果たされる。
<セフィルート>
鍛錬の機会をもつ内にいつしか、セフィに対して理想の影を追っていたティル。それは奇しくも彼女と重なった。自らの力で立つことを望むゆえにリルではなく、支えあえる等身大の相手。それがセフィの選んだパートナー、ティルだった。そうして二人は共に騎士試験に挑むパートナーを得た。
その日の行軍訓練にも連れ立つ二人だがそのさなか、近場の村に山賊が出没したとの報が入る。教官たちが出払う中、食料調達に出ていた級友を案じ捜索に向かったティルたちは、捕らわれていた少女を救い出す。さる貴族を狙っての犯行に、被害者と容貌がよく似ているセフィが今後巻き込まれない保証はない。降りかかる危険から守るという意志を、フィルはリルとセフィ本人の前で誓う。その体験は書物の中でしか知らなかった恋、それをセフィに教えた。
恋人という新たな関係を築き始めたティルとセフィ。だがティルが敬意を抱く担当教官のアイアネスは、騎士を政治に参画させた軍事政権樹立を画策する大貴族が事件の黒幕と示唆し、パートナーを辞退するよう迫る。それは明らかに二人の秘めた関係を悟ってのものだった。その夜ティルは二人の会話から、恋人が王女セラフィナ・オードルーンであることを知ってしまう。王は即位まで顔を秘し、そして騎士の体現であることがこの国の習い。そうアイアネス、王女の護衛である聖騎士はフィルに語る。秘密を知った上で引き下がらないフィルの粛清をセフィが許さない以上、アイアネスには王女を城へ連れ帰る以外の選択肢がない。だが譲れないのは同じで、フィルは決闘を挑む。その意志と、すでに男女の契りを結んだというセフィの告白、双方の覚悟を見たアイアネスは剣を収めた。
セフィの側にいる為には聖騎士となる以外にない。戴冠までにそれを叶える為にアイアネスの指導の元、これまで以上に励むフィル。だがそんな中、件の黒幕、公爵が反乱を起こし王城が占拠されたという報せがもたらされる。国民の信託を損なう亡命を良しとしないセフィはエクイテスの騎士たちを率いて王城の奪還を決意した。正体を明かした王女と反乱軍討伐の檄に学院の士気は高く、王座への道は切り開かれる。諌言も空しく外遊中の女王は銃の量産技術移転を今まさに交渉中であり、伝統的軍人の騎士が戦わずして使命を終えるわけにはいかないと、決起の理由を語り恭順を求める公爵。弱者を助く騎士の本分を忘れた世迷言とそれを切り捨てたセフィは、歴戦の騎士でもある公爵を、ティルと共に下す。賜死を望む公爵に爵位を剥奪した上で一騎士として報いる生を与え、王の片鱗を見せたセフィによって王都反乱は終息を迎えた。
その数年後。異例的に市井と親しく交わったセラフィナの加冠に、国民は熱狂をもってその日を迎えていた。バルコニーでその声に応えるセフィ、その隣に控えながらティルは、聖騎士として夫として王配として、彼女の為に戦い続ける決意を新たにする。
<フレイルート>
歯牙にかけない戦いをされながらティルは、彼女との手合わせに高揚感を覚える。ティルの言葉に、ストイックに力だけを求めるフレイはいかにもすげない。だが街の警備で騎士崩れの男たちに拉致され、それをティルの機転によって乗り切ったことは、フレイに思うところを生んだ。人殺しの娘にもかかわらず自身の誘いを袖にしたとフレイを罵る公爵家の息子、オルディの言葉に、汚名をそそぐ意志で剣を取るフレイの境遇を知ったティルは彼女の背を守る聖騎士となることを決意する。パートナーを巡る戦いでその剣をへし折るものの、格闘に反撃できず勝負に敗れたティル。だが好意をもった相手を殴打することができない性格を感じ取っていたフレイはその力を認め、二人は正式なパートナーとなった。そしてティルの父によって修復された剣でもって再戦に勝利したフレイは、剣を手渡された際に告げられた言葉、思いを掛けることで得られる強さがあることを自らの行いで悟る。
互いの為に、騎士試験へ向けて切磋琢磨しあう恋人たち。それを間近に控えた頃、オルディが二人の前に再び現れる。以前の無礼を悔い、獄中にあるフレイの父を仮釈放させ面会の機会を用意するという申し出。人前では見せない喜びを露わにするフレイだが、後日告げられた釈放日は騎士試験の当日で、それを無下にするのは公爵の顔に泥を塗ることだとオルディはのたまう。この数日顔を合わせるようになっていたフレイの妹のソフィア、姉妹の切とした願いを侮辱し、父の運命を弄ぶそのやり口に、怒りを糧に戦うことをティルは誓う。
父への報復を覚悟しながら、聖騎士となる為には一戦たりとも落とせない試験に挑むフレイ。準決勝であたったオルディの相方、それは学院生とは名ばかりの傭兵だった。騎士を愚弄する態度に憤るオルディにさえ剣を向ける無頼。実戦では見ない双刀使いに苦戦するも、互いを守りあうティルとフレイはその二刀を叩き伏せる。
決勝でセフィとリルのペアを下して数年。全ての騎士試験を突破した二人は聖騎士として新たな道を歩んでいた。フレイの父は隠遁を余儀なくされているものの釈放され、傭兵の強要とはいえ騎士にあるまじき行いを悔いたオルディは今では学院の教官になっているという。そして二人の傍には今年エクイテスに編入した、未来の聖騎士候補であるソフィアがいる。二人のパートナーとしての日々はその間に最愛の家族を挟み、これからも続いていく。
<カノンルート>
もっとも気安い相手として自然と、パートナーにカノンを思い浮かべたティル。だが訓練に励むべき放課後に毎回、カノンは言葉を濁しながら帰っていく。そんなある夜ティルは、貴族の邸宅に侵入を試みる賊を発見する。揉み合いとなったティルだが、その外套の下から現れたのは思いもよらない顔だった。翌日ティルはその部屋を訪ねる。東方の生まれで父と共に旅をしていたカノンは、エーデラントの盗賊に奪われた、父の形見の剣を探していた。父を殺した野盗団は貴族の私兵騎士団に討伐されており、その盗品の私掠はままあることだという。エクイテスへの在籍は身元の隠れ蓑であり、捜索を諦める気はないというカノン。説得を諦めたティルは、彼女の安全を確保する為に同行を強く主張する。カノンが捕縛されること、それはティルにとってどうしても看過できない。そしてその思いの理由に至ったティルはそれを彼女に伝え、カノンもまた危険を顧みず側にいるパートナーに友人以上の感情を抱いていたことに気づく。
情報収集から得た武器商上がりの貴族、その邸宅から、カノンは形見の剣をついに発見する。だが完璧だった潜入のはずが、情報を聞き込みしていたところから足がついてしまっていた。その貴族の男は三つの案を示す。犯罪者として縄につくか、カノンの身体を対価とするか、法外な金を払うか。ティルは騎士試験を瑕疵なしで突破することで至る聖騎士、その高い報酬を全て充てる道を選ぶ。
そして始まった騎士試験。獅子奮迅の戦いで決勝まで駒を進めたティルとカノンだが、それまで子供の悪あがきとして嘲っていた貴族の男はその戦いを見るにつれ、聖騎士と成り得る二人の利用を図るようになる。男の走狗に身をやつすのならばと、二人は騎士試験に際して集まった歴々の前で自らの罪と男の悪行を告白する。結果男の失脚は確実なものとなったが、罪人として二人の捕縛も避けられないものとなった。だがそこで騎士たちの前にセフィが立ちはだかる。教官のアイアネスを従えるその姿に何かを察した騎士たちが膝をつく中、セフィは二人に国外追放を言い渡す。立場には囚われず弱者を守る剣、盾であってほしいというセフィの言葉を受け、二人はエクイテスを後にした。
それから数ヶ月後。ティルとカノンはエーデラントを離れた国にいた。法に縛られず悪を討つ義侠として、市井の中にあって声を上げられぬ者たちの為に戦い続けている。いつかはセフィたちとも再会を喜び合える、その時に思いを馳せながら、二人は助けを求める誰かの為に今日も駆ける。
<プレイ時間>
リルルート(初回ルート)9時間36分、セフィルート6時間53分、フレイルート7時間34分、カノンルート6時間7分。計30時間10分。
<印象に残ったシーン>
(滅びの美学は正直わからんものでもありません。)
<グラフィッカー情報・敬称略>
YOU(グラフィックチーフ)、おかな、さんぼんづの、みどりざめ、砂丘太、夜桜葉月、狛、pass、kurogane、朝蔵ひより、さくらめ
<あとがき・2015/10/5>
・CG+エロ
まずはこれを見てくれ。
アホだ!だがいわゆる学園萌えエロゲでエロをないがしろにしない姿勢、これは愛したい馬鹿さ加減である。ま~まれぇど辺りと通じるところがある。性器呼称でエロシーン前半はマ○コ、中盤になるとキツマンに変化、後半にはユルマンになるボイスもほしかった。姫様に、あなたが使い込んだ私のユルマンとか言わせるのは最高だ。でも駄目か。純愛だからな。
・シナリオ
以前自分もプレイした恋騎士では警備員などと言われていた騎士業ですが、今回は敵対国との暗闘あり反乱あり貴族との誇りをかけた決闘ありと、比較的騎士していたと思います。伝統的古典的軍人が廃れていく時代にあるというのも、背景にどことなくもの哀しさがあってよかったと思います。結果的に亡国の憂き目にあいましたが、ド○ツ第20自動車化歩兵師団の横腹を食い破ったというポモルスカ騎兵旅団、ド○ツ第4装甲師団の戦車数十両を撃破したというヴォウィンスカ騎兵旅団、世に謳われたポー○ンド騎兵の突撃が表したように、最後の輝きのようなものは美しいものです。
・BGV+BGエロSE
あかべえといえばエロSEに多大な期待をかけていたんですが、胸愛撫やク○ニ中、単発ですがSE音があります。ク○ニで。男のチュパ音なんかいらんのだ。AVで考えてみろ。やたらと脂ぎったオッサンが顔モザなしでク○ニしてるところを見たいか?目を閉じていれば耳でマ○コの発情具合を楽しめるか?そんな場面に百遍出くわせば百回分はシーンスキップする。これはラブリケ2から残る悪い点。これがまたシステムでオンオフ不可。仕方ないので愛撫が始まるとSEを丸ごとミュートにしなければならなかったです。そんなところにSEを入れるくらいなら、フ○ラに吸引音のSEをブッポブッポな感じでつけてくれまいか。
そして非常に残念だったのがループエロSEがそもそもなかったこと。ラブリケ2ではベッドの軋み音までループ音源で完備されており感動しつつ擦ったものですが、悪い点が残り良い点は後退してしまったということで、環境音にかんしては期待していたところのまるで逆の方向になっていました。
基本CG数80(内エロCG数53)、回想数29。
エロ1CGあたりの尺は4分半(リルスカートめくり自慰告白)から15分半(フレイ口淫)。平均11分。
永続ループBGVあり、永続ループBGエロSEなし、尻モザなし、淫語修正なし。
特殊システム(性器呼称ボイス変更)
2015/9/18
©AKABEi SOFT3
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:4741字)
<ストーリー>
騎士によって建国されたエーデラント王国。その王都の鍛冶屋に生まれたティル・ニールセンは騎士となることを心に決めていた。店を訪れた客に、息子との手合わせを行わせていた父。そんな父が言下にはしない思いを幼少から感じていた。騎士となる為にその養成学院、エクイテスへと編入することになったティルはそこで、クラスメイトとして四人の少女たちと出会う。街角での衝突と風呂場での遭遇という事故から始まった、どこか浮世離れした少女、セフィ・ライアード。入学初日、クラスに馴染めないティルに生来の幼馴染のように話しかけてきたことで、その友人関係が始まったカノン・ルクサーナ。何者とも馴れ合わず、騎士としての最高称号である「聖騎士」だけを見据えるフレイ・ノールズ。渡来の新兵器、銃を用いる、セフィの親友であるリル・クーリエ。
次代の女王であるオードルーン家王女の生誕祭を経て、入学から半月ほどが過ぎた頃、学院ではパートナー探しの機運がにわかに高まっていた。学院では年に四度ある実戦試験にペアで臨み、それに勝ち残ることで卒業を認められる。パートナーがいなければ試験の舞台にさえ登れない。ティルもまた、それに頭を悩ませる一人だった。
<リルルート>
銃の扱い以外は目も当てられないはずの、だが時折覗かせる剣呑さ、そして黒ずくめの刺客を退けたリルに、いつしか興味を引かれていたティル。守り守られるだけの一方的なものを良しとしないセフィはそんなティルと親友の結びつきを望んでいた。そしてティルは偶然耳にした二人の会話から、リルがセフィを護衛する聖騎士だったことを知る。二人の秘密を知ってしまったティルだが、セフィ自身はそれを幸いとして、刺客に狙われれば口を割りかねない騎士見習いの護衛を提案する。かくして座りの悪さを含みながらも、リルはティルのパートナーとなった。
母が聖騎士だったことで面識を持ったセフィとまるで姉妹のように育ったリル。周囲からの圧力じみた期待によって聖騎士の道を進むが、それまでとは違う公人たる関係は彼女の苦悩ともなっていた。歳相応の喜楽全てを捨てセフィの側にいるリル、その側に立ち彼女を友人として支えていく為に、フィルは同じ聖騎士の道を志し始める。そんなフィルに、銃の密売現場で狙撃から庇われたことを契機として、リルは言葉に出来ない感情を募らせていく。そして抜き差しならないその思いをリルが打ち明けたことで、二人は恋人となった。
初めての恋人同士での満たされた日々。だがそんなある日、騎士試験を控えたセフィが攫われるという事件が起きた。セフィの情報を知り得る、警備を白昼堂々と突破できる組織という状況が示す影にリルは、五年前の国境紛争に敗れながらも失地回復を期す、東方の敵性国家ラースラグの関与を疑う。この事件が国境を越え公となれば、周辺国を巻き込んだ戦争、あるいは内戦という事態が現実味を帯びる。早馬での追跡に乗り出したフィルとリルは深夜に差し掛かる頃、国境沿いにてその一団を捉えた。強襲によってセフィを奪還し工作員を制圧するも束の間、以前に学院で剣を交えた黒ずくめの暗殺者にリルが捕らわれるが、その手元から転がり落ちた銃でもってフィルが敵を討ったことで事件は内々に終わる。その後政治的妥協によってエーデラントとラースラグの間に同盟が結ばれ、事件の遠因ともなった懸案の銃製造技術が両国の共同管理の下に置かれたことで対立は一応の解決を見た。
それから半年後。エクイテスでの日常の中で二人は、一つの約束を交わす。そしてその三年後、ティルが聖騎士となったことでそれは果たされる。
<セフィルート>
鍛錬の機会をもつ内にいつしか、セフィに対して理想の影を追っていたティル。それは奇しくも彼女と重なった。自らの力で立つことを望むゆえにリルではなく、支えあえる等身大の相手。それがセフィの選んだパートナー、ティルだった。そうして二人は共に騎士試験に挑むパートナーを得た。
その日の行軍訓練にも連れ立つ二人だがそのさなか、近場の村に山賊が出没したとの報が入る。教官たちが出払う中、食料調達に出ていた級友を案じ捜索に向かったティルたちは、捕らわれていた少女を救い出す。さる貴族を狙っての犯行に、被害者と容貌がよく似ているセフィが今後巻き込まれない保証はない。降りかかる危険から守るという意志を、フィルはリルとセフィ本人の前で誓う。その体験は書物の中でしか知らなかった恋、それをセフィに教えた。
恋人という新たな関係を築き始めたティルとセフィ。だがティルが敬意を抱く担当教官のアイアネスは、騎士を政治に参画させた軍事政権樹立を画策する大貴族が事件の黒幕と示唆し、パートナーを辞退するよう迫る。それは明らかに二人の秘めた関係を悟ってのものだった。その夜ティルは二人の会話から、恋人が王女セラフィナ・オードルーンであることを知ってしまう。王は即位まで顔を秘し、そして騎士の体現であることがこの国の習い。そうアイアネス、王女の護衛である聖騎士はフィルに語る。秘密を知った上で引き下がらないフィルの粛清をセフィが許さない以上、アイアネスには王女を城へ連れ帰る以外の選択肢がない。だが譲れないのは同じで、フィルは決闘を挑む。その意志と、すでに男女の契りを結んだというセフィの告白、双方の覚悟を見たアイアネスは剣を収めた。
セフィの側にいる為には聖騎士となる以外にない。戴冠までにそれを叶える為にアイアネスの指導の元、これまで以上に励むフィル。だがそんな中、件の黒幕、公爵が反乱を起こし王城が占拠されたという報せがもたらされる。国民の信託を損なう亡命を良しとしないセフィはエクイテスの騎士たちを率いて王城の奪還を決意した。正体を明かした王女と反乱軍討伐の檄に学院の士気は高く、王座への道は切り開かれる。諌言も空しく外遊中の女王は銃の量産技術移転を今まさに交渉中であり、伝統的軍人の騎士が戦わずして使命を終えるわけにはいかないと、決起の理由を語り恭順を求める公爵。弱者を助く騎士の本分を忘れた世迷言とそれを切り捨てたセフィは、歴戦の騎士でもある公爵を、ティルと共に下す。賜死を望む公爵に爵位を剥奪した上で一騎士として報いる生を与え、王の片鱗を見せたセフィによって王都反乱は終息を迎えた。
その数年後。異例的に市井と親しく交わったセラフィナの加冠に、国民は熱狂をもってその日を迎えていた。バルコニーでその声に応えるセフィ、その隣に控えながらティルは、聖騎士として夫として王配として、彼女の為に戦い続ける決意を新たにする。
<フレイルート>
歯牙にかけない戦いをされながらティルは、彼女との手合わせに高揚感を覚える。ティルの言葉に、ストイックに力だけを求めるフレイはいかにもすげない。だが街の警備で騎士崩れの男たちに拉致され、それをティルの機転によって乗り切ったことは、フレイに思うところを生んだ。人殺しの娘にもかかわらず自身の誘いを袖にしたとフレイを罵る公爵家の息子、オルディの言葉に、汚名をそそぐ意志で剣を取るフレイの境遇を知ったティルは彼女の背を守る聖騎士となることを決意する。パートナーを巡る戦いでその剣をへし折るものの、格闘に反撃できず勝負に敗れたティル。だが好意をもった相手を殴打することができない性格を感じ取っていたフレイはその力を認め、二人は正式なパートナーとなった。そしてティルの父によって修復された剣でもって再戦に勝利したフレイは、剣を手渡された際に告げられた言葉、思いを掛けることで得られる強さがあることを自らの行いで悟る。
互いの為に、騎士試験へ向けて切磋琢磨しあう恋人たち。それを間近に控えた頃、オルディが二人の前に再び現れる。以前の無礼を悔い、獄中にあるフレイの父を仮釈放させ面会の機会を用意するという申し出。人前では見せない喜びを露わにするフレイだが、後日告げられた釈放日は騎士試験の当日で、それを無下にするのは公爵の顔に泥を塗ることだとオルディはのたまう。この数日顔を合わせるようになっていたフレイの妹のソフィア、姉妹の切とした願いを侮辱し、父の運命を弄ぶそのやり口に、怒りを糧に戦うことをティルは誓う。
父への報復を覚悟しながら、聖騎士となる為には一戦たりとも落とせない試験に挑むフレイ。準決勝であたったオルディの相方、それは学院生とは名ばかりの傭兵だった。騎士を愚弄する態度に憤るオルディにさえ剣を向ける無頼。実戦では見ない双刀使いに苦戦するも、互いを守りあうティルとフレイはその二刀を叩き伏せる。
決勝でセフィとリルのペアを下して数年。全ての騎士試験を突破した二人は聖騎士として新たな道を歩んでいた。フレイの父は隠遁を余儀なくされているものの釈放され、傭兵の強要とはいえ騎士にあるまじき行いを悔いたオルディは今では学院の教官になっているという。そして二人の傍には今年エクイテスに編入した、未来の聖騎士候補であるソフィアがいる。二人のパートナーとしての日々はその間に最愛の家族を挟み、これからも続いていく。
<カノンルート>
もっとも気安い相手として自然と、パートナーにカノンを思い浮かべたティル。だが訓練に励むべき放課後に毎回、カノンは言葉を濁しながら帰っていく。そんなある夜ティルは、貴族の邸宅に侵入を試みる賊を発見する。揉み合いとなったティルだが、その外套の下から現れたのは思いもよらない顔だった。翌日ティルはその部屋を訪ねる。東方の生まれで父と共に旅をしていたカノンは、エーデラントの盗賊に奪われた、父の形見の剣を探していた。父を殺した野盗団は貴族の私兵騎士団に討伐されており、その盗品の私掠はままあることだという。エクイテスへの在籍は身元の隠れ蓑であり、捜索を諦める気はないというカノン。説得を諦めたティルは、彼女の安全を確保する為に同行を強く主張する。カノンが捕縛されること、それはティルにとってどうしても看過できない。そしてその思いの理由に至ったティルはそれを彼女に伝え、カノンもまた危険を顧みず側にいるパートナーに友人以上の感情を抱いていたことに気づく。
情報収集から得た武器商上がりの貴族、その邸宅から、カノンは形見の剣をついに発見する。だが完璧だった潜入のはずが、情報を聞き込みしていたところから足がついてしまっていた。その貴族の男は三つの案を示す。犯罪者として縄につくか、カノンの身体を対価とするか、法外な金を払うか。ティルは騎士試験を瑕疵なしで突破することで至る聖騎士、その高い報酬を全て充てる道を選ぶ。
そして始まった騎士試験。獅子奮迅の戦いで決勝まで駒を進めたティルとカノンだが、それまで子供の悪あがきとして嘲っていた貴族の男はその戦いを見るにつれ、聖騎士と成り得る二人の利用を図るようになる。男の走狗に身をやつすのならばと、二人は騎士試験に際して集まった歴々の前で自らの罪と男の悪行を告白する。結果男の失脚は確実なものとなったが、罪人として二人の捕縛も避けられないものとなった。だがそこで騎士たちの前にセフィが立ちはだかる。教官のアイアネスを従えるその姿に何かを察した騎士たちが膝をつく中、セフィは二人に国外追放を言い渡す。立場には囚われず弱者を守る剣、盾であってほしいというセフィの言葉を受け、二人はエクイテスを後にした。
それから数ヶ月後。ティルとカノンはエーデラントを離れた国にいた。法に縛られず悪を討つ義侠として、市井の中にあって声を上げられぬ者たちの為に戦い続けている。いつかはセフィたちとも再会を喜び合える、その時に思いを馳せながら、二人は助けを求める誰かの為に今日も駆ける。
<プレイ時間>
リルルート(初回ルート)9時間36分、セフィルート6時間53分、フレイルート7時間34分、カノンルート6時間7分。計30時間10分。
<印象に残ったシーン>
(滅びの美学は正直わからんものでもありません。)
<グラフィッカー情報・敬称略>
YOU(グラフィックチーフ)、おかな、さんぼんづの、みどりざめ、砂丘太、夜桜葉月、狛、pass、kurogane、朝蔵ひより、さくらめ
<あとがき・2015/10/5>
・CG+エロ
まずはこれを見てくれ。
アホだ!だがいわゆる学園萌えエロゲでエロをないがしろにしない姿勢、これは愛したい馬鹿さ加減である。ま~まれぇど辺りと通じるところがある。性器呼称でエロシーン前半はマ○コ、中盤になるとキツマンに変化、後半にはユルマンになるボイスもほしかった。姫様に、あなたが使い込んだ私のユルマンとか言わせるのは最高だ。でも駄目か。純愛だからな。
・シナリオ
以前自分もプレイした恋騎士では警備員などと言われていた騎士業ですが、今回は敵対国との暗闘あり反乱あり貴族との誇りをかけた決闘ありと、比較的騎士していたと思います。伝統的古典的軍人が廃れていく時代にあるというのも、背景にどことなくもの哀しさがあってよかったと思います。結果的に亡国の憂き目にあいましたが、ド○ツ第20自動車化歩兵師団の横腹を食い破ったというポモルスカ騎兵旅団、ド○ツ第4装甲師団の戦車数十両を撃破したというヴォウィンスカ騎兵旅団、世に謳われたポー○ンド騎兵の突撃が表したように、最後の輝きのようなものは美しいものです。
・BGV+BGエロSE
あかべえといえばエロSEに多大な期待をかけていたんですが、胸愛撫やク○ニ中、単発ですがSE音があります。ク○ニで。男のチュパ音なんかいらんのだ。AVで考えてみろ。やたらと脂ぎったオッサンが顔モザなしでク○ニしてるところを見たいか?目を閉じていれば耳でマ○コの発情具合を楽しめるか?そんな場面に百遍出くわせば百回分はシーンスキップする。これはラブリケ2から残る悪い点。これがまたシステムでオンオフ不可。仕方ないので愛撫が始まるとSEを丸ごとミュートにしなければならなかったです。そんなところにSEを入れるくらいなら、フ○ラに吸引音のSEをブッポブッポな感じでつけてくれまいか。
そして非常に残念だったのがループエロSEがそもそもなかったこと。ラブリケ2ではベッドの軋み音までループ音源で完備されており感動しつつ擦ったものですが、悪い点が残り良い点は後退してしまったということで、環境音にかんしては期待していたところのまるで逆の方向になっていました。
基本CG数80(内エロCG数53)、回想数29。
エロ1CGあたりの尺は4分半(リルスカートめくり自慰告白)から15分半(フレイ口淫)。平均11分。
永続ループBGVあり、永続ループBGエロSEなし、尻モザなし、淫語修正なし。
特殊システム(性器呼称ボイス変更)
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