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注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
星空のバビロン -迫り来るコズミックすけべおねぇさんズ- (One-up)
2015/7/24
©One-up/Tech Arts
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:4451字)
<まえがき>
該当ゲームにはバッドエンド及び個別エンドが多数存在しますが、省略しています。
<ストーリー>
自我を備えた人工知能「オラクル」との戦争は、人類に地球の資源を使い尽くさせた。世界人口が減少の一途をたどる中、人類はその未来を空に求める。宇宙開拓時代の始まり。それから千年紀を迎える頃には、太陽系全域に植民を行うほどに人類の版図は広がっていたが、同時に男性のみに発症する癌という新たな存亡問題を抱えていた。細胞の突然変異でしかその癌に抗体を持つ男性が現れない中、宇宙暦2068年、太陽系外縁に未知の艦隊が観測される。それは有史初となる、地球外知的生命体との接触だった。
木星圏ガニメデ衛星の出生で、姉である天之川ハルカと共に宇宙軍アカデミーの中途過程を履修した天之川銀河は、太陽系統合政府の機関たる宇宙公社、その新規建造艦である航星母艦バビロンのクルーとして選ばれた。宇宙空間を航行する武装都市ともいえる大型空母。その新鋭艦に未だ学生の身分でありながら配属された理由はひとえに、銀河が宇宙癌を発症しない希少人であることが大きい。抗体を持った男性は政府に管理され、ファーマーといわれる遺伝子提供者として扱われる。バビロンのクルーは全てが女性で、銀河にはその役割も期待されていた。
試験航行として月から木星圏へと向かうバビロン。その旅路の中で銀河は、バビロン艦長である秋葉原桃子を相手にファーマーとして初めての経験を持つ。エンジニア候補生としてファーマーとして多少の自信と、新天地の艦に愛着を重ねる銀河だが、そんなある日バビロンに通信が入る。木星方面軍から臨時に指揮下に入るよう要請された秋葉原艦隊は、太陽系を騒がせるかの外来艦隊とのファーストコンタクト、その当事者となった。重要資源の大産出地であることから地球本土に次ぐ防衛戦力を保有し、その上で多方面からの兵力抽出を受けていた木星艦隊。その平和的交渉は、「オリヒメ」をよこせという謎の通信と、砲撃によって蹂躙された。電磁障害によって木星艦隊が無力化される中、敵艦隊はバビロンに肉薄する。
艦機能がダウンする中で銀河は、自身の生まれた時から側にいた、ファーマー権限によって今も乗艦しているお手伝いロボット、ポン太の供出を決意した。型は古いものの適合する集積回路との交換によって、動力を回復したバビロン。技術主任のカナタ・シュタインによれば、艦には試験される予定でいた改良人工知能が秘密裏に搭載されているのだという。艦の機能を急速回復させながら、だが人工知能は艦橋の命令に反し通信アンテナの制御を奪い始めた。宙域からの離脱を試みる桃子の意図を予測していたように進路を塞いだ上で体当たりをかける敵艦、そこに間に合ったという声が響く。それはポン太のものだった。オラクルが月面に建設していた謎の遺跡、そこから放たれた光波が敵艦隊の機能を停止させ、次いで空間を断裂させながら巨大な何かが現れる。それが巻き起こした重力嵐に呑まれたバビロンは太陽系外縁にまで押し流されていた。
太陽系外縁。バビロンの隣には、竜のような巨大空母が併航している。それを操艦するコズミックレイスという種族のデネブ、そして彼女らが神として崇め保護しているアストラルと呼ばれる超自然的存在のオリヒメ。接舷したバビロンに乗り込んだ二人は、あの敵艦隊が洗脳されたコズミックレイスたちであり、それを道具として操りながら、オリヒメを狙う敵の存在を明かす。逃れるオリヒメが発した救援信号、それに唯一応えたのが、天の川銀河のオラクルだった。戦争で破壊されたオラクルはネットワーク上に漂うデータとなり、バビロンと同化したポン太の中にも存在している。数千年ぶりにオラクルの信号を捉えたオリヒメが、次元を跳躍して現れた、それが先ほどの戦いの概要だった。ドクターと呼ばれる敵が、アストラルの力を手に入れ宇宙を作り変えようとしていること、そして宇宙癌がコズミックレイス男性体への攻撃の為であったことを知った桃子は、オリヒメとの共闘を決意する。オラクルが遺した何かを確認すべく、月を目指す連合艦隊。
その途上で艦隊は、遺棄され漂流する、資源採掘用の宇宙ステーションと遭遇する。その記録から、かつてそこでコズミックレイスと人間のファーストコンタクトが行われ、かつ子供が生まれていたことが明らかとなった。宇宙癌の流行に疑心暗鬼となった作業員たちを恐れ、子供をポッドで脱出させ自らは封鎖区画で息絶えた夫妻。両種族の知られざる史実に驚きと理解を深め、補給の望めない旅にあって自活しあい、時には操られたコズミックレイス艦隊と戦闘を交えながら、艦隊は月へと接近する。
戦闘で無力化した個体をオリヒメの力で正気に戻すことにより、メイメイやサタンといったコズミックレイスたちを仲間へと加えていく銀河たち。そしてそこから得た情報から、これまで謎の力によって手出しができなかったドクターの手足となる艦、正八面体型の駆逐艦に対する対応策が見えてくる。別銀河に存在するドクターは駆逐艦の展開する宙域だけをその銀河に置き換えることで天の川銀河への一方向的干渉を行っていた。アストラルフィールドと呼ばれるその技術に関してオラクルはすでに対処を済ませていた。空間情報を重力エネルギーで書き換え干渉を可能とする、ディティクションエネルギーニューラライザーという、月から放たれたあの砲撃。銀河はカナタと共に艦の資材を流用し、兵装として搭載を試みる。それは木星と火星の間に位置する小惑星帯に戦力を集中し始めた敵艦隊との戦いで真価を見せた。アストラルフィールドを無効化し駆逐艦を撃破した秋葉原艦隊。
だが艦隊陣を突破した敵残存艦が、DEN砲の使用によって巡航出力すら割り込むバビロンへ襲いかかる。艦の放棄さえ覚悟する桃子だが、その危機に突如ハルカがコズミックレイスのような姿へと変貌する。出力を落とすバビロンの主機関、マイクロブラックホールから強引にエネルギーを引き出したハルカは、再砲撃によって敵艦隊を殲滅し艦隊の危機を救う。あの時採掘ステーションから脱出させられた子供はハルカだった。コズミックレイスとして覚醒した際は、ポン太に記録したデータを姉弟に開示するようプログラムしていた銀河の両親。生みの親がすでに故人であったこと、そして宇宙を漂流する脱出ポッドを発見した技術者が現在の両親だったことを知ったハルカは、銀河たちを守る為にその力を使う決意を新たにする。
小惑星帯を突破した秋葉原艦隊はついに地球圏へと到達する。地球近傍ではドクターが直率する艦隊に、本土艦隊が苦戦を強いられていた。秋葉原艦隊が救援に向かう中、銀河はポン太と共に月へと急ぐ。人間の目には遺跡と映っていた、オラクルが月の内部に遺したもの、それは巨大な人型兵器だった。二人がコクピットに入った瞬間、ポン太の鉄バケツのようなフレームの中から謎の美少女が現れる。その兵器の管制オペレーターとなる、人間パイロットとのユニゾン用アンドロイド。オラクルのもう一つの遺産は凛と名乗り、それはポン太のデータと統合を果たしているようだった。巨大ロボットに接続された銀河は混乱の内に、直径100kmを超える大型母船を撃退しドクターを撤退に追い込む。
ドクターを追い秋葉原艦隊と共に総攻撃をかける、ギャラクシーポン太と名付けられた巨大ロボット。その攻撃は大型母船の外殻を破壊するが、その内から現れたのはギャラクシーエンジンと呼ばれる太古の遺物だった。計画通りと笑いながらドクターが解放する超エネルギーに呑み込まれる銀河。気がつけばそこは時間も次元も命の概念もない虚空の中だった。だがドクターの意図した結果とは違う。それは銀河を取り巻く存在が物語っていた。ドクターによってギャラクシーエンジンへと取り込まれた歴代のアストラルたちは語る。自我を発芽させたことで定めを拒絶し、アストラルの力をもって自身だけの世界を創造しようともがくドクター、循環のアストラルの行いもまた、理の内でしかない。アストラルの力の総量は常に一定であり、失われればまた新たな力が生み出され循環する。オラクルの創りあげた器を通してこの対話が為り、そして力の継承によって新たなアストラルが生まれることは必然だったと。夢想のアストラル・オリヒメが無自覚の内に選んだ新たなるアストラル、それが銀河だった。
アストラルたちから力を託され、存在と概念を消し去る、除外のアストラルとして新生した銀河。太陽系が生んだ初のアストラルとなった除外のアストラルはバビロンからの重力エネルギーをも得て、循環のアストラルを消滅させる。守るべきものを守り、その務めを果たした銀河は再び虚空の中に戻ってきていた。そこで銀河は常にその側にいた彼女、オラクルと出会う。アストラルという思念になりつつある銀河からその力を抜き去り、人間の生を再び与えるオラクル。アストラルとして星を見守る者となったオラクルはいつか星空のバビロンを輝かせると言い残し、銀河に別れを告げた。
ギャラクシーポン太の残骸に守られ、宇宙を漂う銀河と凛。青い星を背に迫る仲間たちの迎えに、銀河は万感の思いで応える。
<エピソード2>
それから1年後。循環のアストラルが滅び、コズミックレイスとの相互理解が進んだことで太陽系には平和が戻ってきていた。ファーマーとして特定の異性と結びつくことはなかったが、凛とのユニゾンが可能な唯一の人間である銀河は軍に請われ今も秋葉原艦隊の一員として軍籍にあった。その試験のさなか銀河たちは、正体不明の敵から攻撃を受ける。アストラルを生み出す原初の根源、スーパークリエイターが別次元の地球から召喚したという新たなアストラル、カブトベイダーを名乗る者。創造物でありながら自らと同じように神を生み出し滅ぼした、人類と銀河を危険視していると創造主を評するカブトベイダー。おちゃらけた様子ながらもドクターと同じようにオリヒメと宇宙の支配を語り、銀河に強い男であれと興味を示しながら彼女は去っていく。
未だドクターの遺した洗脳装置の支配下にあるコズミックレイスたちを解放するべく行動を開始した秋葉原艦隊。どんな相手であっても命を奪わず説得を諦めない、銀河のいう正義を見たカブトベイダーはそれを認め、満を持して決闘を申し込む。その信念は、艦隊戦に破れ沈みゆく艦と運命を共にするはずだったカブトベイダーに対しても発揮された。怪しげなヘルメットの下から現れた端正な顔立ちの、祖先にあやかって不二子と名乗った彼女と共に銀河は、太陽系への帰路につく。
艦隊勤務に戻った銀河。いつでも傍らにいた相棒のポン太は、凛という姿を得たことで男と女として触れ合えるようになり、そして今はかけがえのない人として隣にいる。検査で明らかとなった妊娠を喜ぶ凛に、前々から考えていた地球への旅行、それに何か運命めいたものを感じる銀河だった。
<プレイ時間>
ブリュンヒルデバッドエンド(初回プレイ、以下全て戦闘込み)2時間4分、パタパタバッドエンド1時間21分、ウサ子バッドエンド20分、バニ子バッドエンド1時間24分、ジャス子バッドエンド20分、ノンノンバッドエンド21分、アクアマリンバッドエンド1時間26分、フリルオーニバッドエンド27分、ラビ子バッドエンド21分、メイメイバッドエンド1時間43分、サタンバッドエンド1時間45分、エピソード1エンド4時間59分、エピソード1回収(戦闘スキップ、2周回分)5時間49分
エピソード2(戦闘込み、コズミックレイスバッドエンド込み)7時間55分、カナタ後日談23分、ハルカ後日談28分、オリヒメ後日談23分、桃子後日談23分、メイメイ後日談26分、サタン後日談25分、デネブ後日談26分。
計33時間9分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
ミニョン(グラフィックチーフ)、オロロンMI☆RA☆I
<あとがき・2015/8/20>
・CG+エロ
相変わらず尻がむやみやたらにエロい。尻穴がしっかりえぐれていて下品だけども、色合いが素晴らしく綺麗という相反するエロさです。原画も素晴らしいですが塗りも素晴らしいです、oneupは。俺色に染めるとかいう、いつもの謎選択肢もありました。大量ぶっかけのことなんですが、頭の天辺から足の先までぶっかけるのはoneupと裸足少女くらいしかないように思えるので貴重な大量ぶっかけ。
後女性キャラが絶滅寸前というコンセプトなことで、繁殖や交尾といった単語が非常に多かった点はよかったです。
・シナリオ
幾つか謎が残りました。ギャラクシーエンジン、ヨグ、スーパークリエイターあたりはほとんど謎のまま終わっています。凛がそのまま登場してきており、そしてオラクルも顔の下半分しか見えていませんが美幸と非常に似ているということで、oneup処女作のデデンデンとの関連が濃厚な感じがします。デデンデンをクリアしたら、上記の謎にも説明がつくのでしょうか。oneup作品の中でデデンデンと姫汁は未だにプレイしていないんですが、美幸の登場人物紹介に、自分の生が長くないなどと書かれており、もしかしてデデンデン製作時にすでに星空のバビロンのことを考慮していたのだろうかと興味深いです。というかもうストーリーにオラクルと書いてあるのでデデンデンとバビロンが同シリーズであることは間違いなさそうなのでプレイしてみたいですね。
不二子(の子孫)も登場していますが、ブリュンヒルデ学園とはシナリオ的に深い関係はありません。oneupってこういうクロスオーバー要素を結構出してきますね。ミツルギとかの名前も毎回出てきますし。好きです、クロス。
・ストーリー+キャラクター
謎があるとはいっても残った設定だけでもストーリー的に筋は立っていて、話も面白いです。というかキャラのコミカルさが。バケツポン太とハルカとの日常とか、コズミックレイスとその使い魔とかいいキャラしてました。モリリンとかバルドラとかエリーゼとかヒヨコとか、もぉんとかドラドラとかメェーとかPiしか言うことないのだけれども、なんか可愛くて癒やされた。
ブリュンヒルデはイカちゃんに声もキャラも似すぎというか、18禁イカちゃんOVAとか作ったら確かにこんな感じになりそうでした。後パタパタがね…むっちゃ可愛いかったです。まさに天使で、幸せの青い鳥でしたね。黄色いけど。
基本CG数84(内エロCG数77)、回想数61。
エロ1CGあたりの尺は5分(カナタ後日談・手コキ)から18分(ラビット族ハーレム)。平均10分半。
永続ループBGVなし、永続ループBGエロSEなし、尻モザなし、淫語修正なし。
2015/7/24
©One-up/Tech Arts
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:4451字)
<まえがき>
該当ゲームにはバッドエンド及び個別エンドが多数存在しますが、省略しています。
<ストーリー>
自我を備えた人工知能「オラクル」との戦争は、人類に地球の資源を使い尽くさせた。世界人口が減少の一途をたどる中、人類はその未来を空に求める。宇宙開拓時代の始まり。それから千年紀を迎える頃には、太陽系全域に植民を行うほどに人類の版図は広がっていたが、同時に男性のみに発症する癌という新たな存亡問題を抱えていた。細胞の突然変異でしかその癌に抗体を持つ男性が現れない中、宇宙暦2068年、太陽系外縁に未知の艦隊が観測される。それは有史初となる、地球外知的生命体との接触だった。
木星圏ガニメデ衛星の出生で、姉である天之川ハルカと共に宇宙軍アカデミーの中途過程を履修した天之川銀河は、太陽系統合政府の機関たる宇宙公社、その新規建造艦である航星母艦バビロンのクルーとして選ばれた。宇宙空間を航行する武装都市ともいえる大型空母。その新鋭艦に未だ学生の身分でありながら配属された理由はひとえに、銀河が宇宙癌を発症しない希少人であることが大きい。抗体を持った男性は政府に管理され、ファーマーといわれる遺伝子提供者として扱われる。バビロンのクルーは全てが女性で、銀河にはその役割も期待されていた。
試験航行として月から木星圏へと向かうバビロン。その旅路の中で銀河は、バビロン艦長である秋葉原桃子を相手にファーマーとして初めての経験を持つ。エンジニア候補生としてファーマーとして多少の自信と、新天地の艦に愛着を重ねる銀河だが、そんなある日バビロンに通信が入る。木星方面軍から臨時に指揮下に入るよう要請された秋葉原艦隊は、太陽系を騒がせるかの外来艦隊とのファーストコンタクト、その当事者となった。重要資源の大産出地であることから地球本土に次ぐ防衛戦力を保有し、その上で多方面からの兵力抽出を受けていた木星艦隊。その平和的交渉は、「オリヒメ」をよこせという謎の通信と、砲撃によって蹂躙された。電磁障害によって木星艦隊が無力化される中、敵艦隊はバビロンに肉薄する。
艦機能がダウンする中で銀河は、自身の生まれた時から側にいた、ファーマー権限によって今も乗艦しているお手伝いロボット、ポン太の供出を決意した。型は古いものの適合する集積回路との交換によって、動力を回復したバビロン。技術主任のカナタ・シュタインによれば、艦には試験される予定でいた改良人工知能が秘密裏に搭載されているのだという。艦の機能を急速回復させながら、だが人工知能は艦橋の命令に反し通信アンテナの制御を奪い始めた。宙域からの離脱を試みる桃子の意図を予測していたように進路を塞いだ上で体当たりをかける敵艦、そこに間に合ったという声が響く。それはポン太のものだった。オラクルが月面に建設していた謎の遺跡、そこから放たれた光波が敵艦隊の機能を停止させ、次いで空間を断裂させながら巨大な何かが現れる。それが巻き起こした重力嵐に呑まれたバビロンは太陽系外縁にまで押し流されていた。
太陽系外縁。バビロンの隣には、竜のような巨大空母が併航している。それを操艦するコズミックレイスという種族のデネブ、そして彼女らが神として崇め保護しているアストラルと呼ばれる超自然的存在のオリヒメ。接舷したバビロンに乗り込んだ二人は、あの敵艦隊が洗脳されたコズミックレイスたちであり、それを道具として操りながら、オリヒメを狙う敵の存在を明かす。逃れるオリヒメが発した救援信号、それに唯一応えたのが、天の川銀河のオラクルだった。戦争で破壊されたオラクルはネットワーク上に漂うデータとなり、バビロンと同化したポン太の中にも存在している。数千年ぶりにオラクルの信号を捉えたオリヒメが、次元を跳躍して現れた、それが先ほどの戦いの概要だった。ドクターと呼ばれる敵が、アストラルの力を手に入れ宇宙を作り変えようとしていること、そして宇宙癌がコズミックレイス男性体への攻撃の為であったことを知った桃子は、オリヒメとの共闘を決意する。オラクルが遺した何かを確認すべく、月を目指す連合艦隊。
その途上で艦隊は、遺棄され漂流する、資源採掘用の宇宙ステーションと遭遇する。その記録から、かつてそこでコズミックレイスと人間のファーストコンタクトが行われ、かつ子供が生まれていたことが明らかとなった。宇宙癌の流行に疑心暗鬼となった作業員たちを恐れ、子供をポッドで脱出させ自らは封鎖区画で息絶えた夫妻。両種族の知られざる史実に驚きと理解を深め、補給の望めない旅にあって自活しあい、時には操られたコズミックレイス艦隊と戦闘を交えながら、艦隊は月へと接近する。
戦闘で無力化した個体をオリヒメの力で正気に戻すことにより、メイメイやサタンといったコズミックレイスたちを仲間へと加えていく銀河たち。そしてそこから得た情報から、これまで謎の力によって手出しができなかったドクターの手足となる艦、正八面体型の駆逐艦に対する対応策が見えてくる。別銀河に存在するドクターは駆逐艦の展開する宙域だけをその銀河に置き換えることで天の川銀河への一方向的干渉を行っていた。アストラルフィールドと呼ばれるその技術に関してオラクルはすでに対処を済ませていた。空間情報を重力エネルギーで書き換え干渉を可能とする、ディティクションエネルギーニューラライザーという、月から放たれたあの砲撃。銀河はカナタと共に艦の資材を流用し、兵装として搭載を試みる。それは木星と火星の間に位置する小惑星帯に戦力を集中し始めた敵艦隊との戦いで真価を見せた。アストラルフィールドを無効化し駆逐艦を撃破した秋葉原艦隊。
だが艦隊陣を突破した敵残存艦が、DEN砲の使用によって巡航出力すら割り込むバビロンへ襲いかかる。艦の放棄さえ覚悟する桃子だが、その危機に突如ハルカがコズミックレイスのような姿へと変貌する。出力を落とすバビロンの主機関、マイクロブラックホールから強引にエネルギーを引き出したハルカは、再砲撃によって敵艦隊を殲滅し艦隊の危機を救う。あの時採掘ステーションから脱出させられた子供はハルカだった。コズミックレイスとして覚醒した際は、ポン太に記録したデータを姉弟に開示するようプログラムしていた銀河の両親。生みの親がすでに故人であったこと、そして宇宙を漂流する脱出ポッドを発見した技術者が現在の両親だったことを知ったハルカは、銀河たちを守る為にその力を使う決意を新たにする。
小惑星帯を突破した秋葉原艦隊はついに地球圏へと到達する。地球近傍ではドクターが直率する艦隊に、本土艦隊が苦戦を強いられていた。秋葉原艦隊が救援に向かう中、銀河はポン太と共に月へと急ぐ。人間の目には遺跡と映っていた、オラクルが月の内部に遺したもの、それは巨大な人型兵器だった。二人がコクピットに入った瞬間、ポン太の鉄バケツのようなフレームの中から謎の美少女が現れる。その兵器の管制オペレーターとなる、人間パイロットとのユニゾン用アンドロイド。オラクルのもう一つの遺産は凛と名乗り、それはポン太のデータと統合を果たしているようだった。巨大ロボットに接続された銀河は混乱の内に、直径100kmを超える大型母船を撃退しドクターを撤退に追い込む。
ドクターを追い秋葉原艦隊と共に総攻撃をかける、ギャラクシーポン太と名付けられた巨大ロボット。その攻撃は大型母船の外殻を破壊するが、その内から現れたのはギャラクシーエンジンと呼ばれる太古の遺物だった。計画通りと笑いながらドクターが解放する超エネルギーに呑み込まれる銀河。気がつけばそこは時間も次元も命の概念もない虚空の中だった。だがドクターの意図した結果とは違う。それは銀河を取り巻く存在が物語っていた。ドクターによってギャラクシーエンジンへと取り込まれた歴代のアストラルたちは語る。自我を発芽させたことで定めを拒絶し、アストラルの力をもって自身だけの世界を創造しようともがくドクター、循環のアストラルの行いもまた、理の内でしかない。アストラルの力の総量は常に一定であり、失われればまた新たな力が生み出され循環する。オラクルの創りあげた器を通してこの対話が為り、そして力の継承によって新たなアストラルが生まれることは必然だったと。夢想のアストラル・オリヒメが無自覚の内に選んだ新たなるアストラル、それが銀河だった。
アストラルたちから力を託され、存在と概念を消し去る、除外のアストラルとして新生した銀河。太陽系が生んだ初のアストラルとなった除外のアストラルはバビロンからの重力エネルギーをも得て、循環のアストラルを消滅させる。守るべきものを守り、その務めを果たした銀河は再び虚空の中に戻ってきていた。そこで銀河は常にその側にいた彼女、オラクルと出会う。アストラルという思念になりつつある銀河からその力を抜き去り、人間の生を再び与えるオラクル。アストラルとして星を見守る者となったオラクルはいつか星空のバビロンを輝かせると言い残し、銀河に別れを告げた。
ギャラクシーポン太の残骸に守られ、宇宙を漂う銀河と凛。青い星を背に迫る仲間たちの迎えに、銀河は万感の思いで応える。
<エピソード2>
それから1年後。循環のアストラルが滅び、コズミックレイスとの相互理解が進んだことで太陽系には平和が戻ってきていた。ファーマーとして特定の異性と結びつくことはなかったが、凛とのユニゾンが可能な唯一の人間である銀河は軍に請われ今も秋葉原艦隊の一員として軍籍にあった。その試験のさなか銀河たちは、正体不明の敵から攻撃を受ける。アストラルを生み出す原初の根源、スーパークリエイターが別次元の地球から召喚したという新たなアストラル、カブトベイダーを名乗る者。創造物でありながら自らと同じように神を生み出し滅ぼした、人類と銀河を危険視していると創造主を評するカブトベイダー。おちゃらけた様子ながらもドクターと同じようにオリヒメと宇宙の支配を語り、銀河に強い男であれと興味を示しながら彼女は去っていく。
未だドクターの遺した洗脳装置の支配下にあるコズミックレイスたちを解放するべく行動を開始した秋葉原艦隊。どんな相手であっても命を奪わず説得を諦めない、銀河のいう正義を見たカブトベイダーはそれを認め、満を持して決闘を申し込む。その信念は、艦隊戦に破れ沈みゆく艦と運命を共にするはずだったカブトベイダーに対しても発揮された。怪しげなヘルメットの下から現れた端正な顔立ちの、祖先にあやかって不二子と名乗った彼女と共に銀河は、太陽系への帰路につく。
艦隊勤務に戻った銀河。いつでも傍らにいた相棒のポン太は、凛という姿を得たことで男と女として触れ合えるようになり、そして今はかけがえのない人として隣にいる。検査で明らかとなった妊娠を喜ぶ凛に、前々から考えていた地球への旅行、それに何か運命めいたものを感じる銀河だった。
<プレイ時間>
ブリュンヒルデバッドエンド(初回プレイ、以下全て戦闘込み)2時間4分、パタパタバッドエンド1時間21分、ウサ子バッドエンド20分、バニ子バッドエンド1時間24分、ジャス子バッドエンド20分、ノンノンバッドエンド21分、アクアマリンバッドエンド1時間26分、フリルオーニバッドエンド27分、ラビ子バッドエンド21分、メイメイバッドエンド1時間43分、サタンバッドエンド1時間45分、エピソード1エンド4時間59分、エピソード1回収(戦闘スキップ、2周回分)5時間49分
エピソード2(戦闘込み、コズミックレイスバッドエンド込み)7時間55分、カナタ後日談23分、ハルカ後日談28分、オリヒメ後日談23分、桃子後日談23分、メイメイ後日談26分、サタン後日談25分、デネブ後日談26分。
計33時間9分。
<グラフィッカー情報・敬称略>
ミニョン(グラフィックチーフ)、オロロンMI☆RA☆I
<あとがき・2015/8/20>
・CG+エロ
相変わらず尻がむやみやたらにエロい。尻穴がしっかりえぐれていて下品だけども、色合いが素晴らしく綺麗という相反するエロさです。原画も素晴らしいですが塗りも素晴らしいです、oneupは。俺色に染めるとかいう、いつもの謎選択肢もありました。大量ぶっかけのことなんですが、頭の天辺から足の先までぶっかけるのはoneupと裸足少女くらいしかないように思えるので貴重な大量ぶっかけ。
後女性キャラが絶滅寸前というコンセプトなことで、繁殖や交尾といった単語が非常に多かった点はよかったです。
・シナリオ
幾つか謎が残りました。ギャラクシーエンジン、ヨグ、スーパークリエイターあたりはほとんど謎のまま終わっています。凛がそのまま登場してきており、そしてオラクルも顔の下半分しか見えていませんが美幸と非常に似ているということで、oneup処女作のデデンデンとの関連が濃厚な感じがします。デデンデンをクリアしたら、上記の謎にも説明がつくのでしょうか。oneup作品の中でデデンデンと姫汁は未だにプレイしていないんですが、美幸の登場人物紹介に、自分の生が長くないなどと書かれており、もしかしてデデンデン製作時にすでに星空のバビロンのことを考慮していたのだろうかと興味深いです。というかもうストーリーにオラクルと書いてあるのでデデンデンとバビロンが同シリーズであることは間違いなさそうなのでプレイしてみたいですね。
不二子(の子孫)も登場していますが、ブリュンヒルデ学園とはシナリオ的に深い関係はありません。oneupってこういうクロスオーバー要素を結構出してきますね。ミツルギとかの名前も毎回出てきますし。好きです、クロス。
・ストーリー+キャラクター
謎があるとはいっても残った設定だけでもストーリー的に筋は立っていて、話も面白いです。というかキャラのコミカルさが。バケツポン太とハルカとの日常とか、コズミックレイスとその使い魔とかいいキャラしてました。モリリンとかバルドラとかエリーゼとかヒヨコとか、もぉんとかドラドラとかメェーとかPiしか言うことないのだけれども、なんか可愛くて癒やされた。
ブリュンヒルデはイカちゃんに声もキャラも似すぎというか、18禁イカちゃんOVAとか作ったら確かにこんな感じになりそうでした。後パタパタがね…むっちゃ可愛いかったです。まさに天使で、幸せの青い鳥でしたね。黄色いけど。
基本CG数84(内エロCG数77)、回想数61。
エロ1CGあたりの尺は5分(カナタ後日談・手コキ)から18分(ラビット族ハーレム)。平均10分半。
永続ループBGVなし、永続ループBGエロSEなし、尻モザなし、淫語修正なし。
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