C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
水着少女と媚薬アイス ~残念なカノジョのしつけ方、教えます~ (裸足少女)
2015/3/27
©裸足少女
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:5080字)
<ストーリー>
21世紀も半ば。危惧され続けていた気候変動は現実のものとなり、地球の平均気温は世紀初頭に比して3度以上もの上昇を遂げていた。四季を失いかつての南洋のような気候となったその国。往来では普段着としての水着が日常の風景となり、酷暑の影響が人々の営みのそこかしこに現れていた。
春坂圭介は夏休みのアルバイトとして、桐浜という海沿いの街で叔母が営むアイスクリーム店、ピシャロ・ムントの扉を一年ぶりに叩く。かつて天才パティシエと持てはやされたのも過去の話。今では一介の学生に過ぎない圭介が、裏表の激しい猫かぶりな幼馴染である雨堤紗也乃との長旅に甘んじてまで再び赴いた、そこには理由があった。
ピシャロ・ムントで働き始めた圭介は叔母の春坂智子から、去年に続けての依頼を受ける。それは店の看板になるような、新メニューを考案して欲しいというものだった。幼い頃には輝くような才能を示した圭介だったが、有名なジュニア大会で優勝を飾り、天才少年と称えられたことが幼い増長を招いた。それは歳を重ね自惚れから覚めた頃にはすでに手遅れとなっていた。学生にしては達者な出来。あの頃から変わりのない実力は、今では歳相応のものでしかない。叔母の親心と悟りながらも、かつて挫折した同じ依頼に二の足を踏む圭介はその夜、寝起きする部屋から一冊のノートを発見する。
それは亡き叔父が研究していた、アイスクリーム心理学なるものの記録だった。かつて事故死した叔父。圭介が興味を持った菓子作りも元はといえば、叔父の生み出す世界に惹かれた為だった。その叔父の遺産。多種多様な素材が開発された現代では、食材の組み合わせによっては人の心理や生理に、従来では考えられないような影響をもたらしうるという。人の笑顔を何よりも喜んだ叔父らしい文面を懐かしむ圭介だったが、あるページから始まった、俄には信じがたい内容に目を奪われる。そこには好ましくない効果として、人の性欲をコントロールし性的嗜好を作り替えるような副作用も、という記述があった。多少の私心を含みながら圭介は、依頼を再び受けるのだった。
<ひなたルート>
この夏、圭介が桐浜に赴いたのは、一年前から遠距離恋愛にあった従姉、春坂ひなたに会いたいが為だった。そんな恋人の力になるべく新作アイスの試食を買って出るひなた。だがその熱意に応えられない日々が続く。
そんな中圭介は、かつての自身をモデルとした料理アニメの再放送を目にする。絶頂と凋落の象徴に、当初は視界に入れることさえ避けていた圭介だったが、ひなたとアイス作りに向き合う日々がささくれだった考えを変えていく。失敗そのものを恐れてはいけないという言葉。そしてお菓子は人々の笑顔の為にあるという、アニメに込められたメッセージが圭介の胸を打つ。
子供向けのアニメだがそこに、納得できる味に至れなかった圭介へのアドバイスが、奇しくも隠されていた。運動後の子供たちに主人公が振る舞った、甘さを抑えたレモンケーキ。味覚はその時の身体の状態で変わる。圭介がそれまで作ってきたアイスは、七年前に亡くなった叔父が遺したレシピによるものだった。当時よりも気温が上がったことで人々の味覚は、酸味や控えめな甘み、より強い冷感を求めていた。
依頼を果たし、桐浜を去る前日。圭介にはまだ務めが残されていた。それは最後まで打ち明けることができなかった、アイスクリーム心理学。頭を下げた圭介にひなたは、自身だけがその対象であったのならと、恋人を許す。恋人が父の遺志を受け継いだのだと、彼女にはわかっていた。そして圭介はその夜、最終回となるアニメを前に、かつての自身へ向けて礼と別れを告げる。
それから数年後。学生生活を終え製菓衛生師の免許を得た圭介は桐浜に戻っていた。もちろん、ピシャロ・ムントのパティシエとして。ひなたと籍を入れ、亡き義父に代わって店を支える圭介は、初めての子宝にも恵まれていた。あの時の試みが変えてしまったひなたの性的嗜好に押されながら、日課となりつつある仕事終わりの交歓を終えた圭介は、母となった智子の待つ我が家へと足を向ける。絡めた手から伝わる温もりは、明日に続く幸福への確信に他ならない。
<智子ルート>
今なお抱き続けている閉塞感と、一年前に一度挫けていた課題。自分自身でさえ信用ならなかった圭介を、智子は信じると迷いなく言ってのけた。そんな智子の為に、自身にできる何かを果たしたいと圭介は願い始める。その思いはいつしか、理性では抑えがたい肉親への恋へと変わっていた。疲労から調子を崩した智子を前にしてそれは衝動となり、支え守りたいという形を得て口を突く。そして智子も、懸命に働く甥の姿、そこに久しく感じていなかった男を見ていた。初恋が成就したことに今更ながらに慌てふためく圭介の、その唇に思いを重ねあわせる智子。そうして甥と叔母は男と女となる。
それでもなお、光明の見えない新作メニューは圭介の悩みの種だった。だがそこに思いもよらない人物が現れる。それは死んだはずの叔父だった。霊となってなお気がかりだった圭介に発破をかけるべく、アイス作りの勝負を挑む叔父。智子のこともあり、命を賭した勝負と早合点した圭介だが、結果としてその死に物狂いの足掻きは叔父の舌を満足させるものとなった。智子とひなた、そして店を圭介に託し、叔父は消えていく。その日は盆の日だった。
それから数年後。大学に通う為に桐浜に住むことになった圭介は、智子の家に居候しながら、ピシャロ・ムントのパティシエ見習いとして多忙な日々を過ごしていた。だがそこに苦痛はない。店に溢れるようになった客の笑顔、それに何より智子の笑顔の為に。圭介はアイスを作り続け、そして智子と店を支え続ける。今は従業員として、そしていつかは夫として。
<紗也乃ルート>
幼馴染としていつの頃からか恋人となっていた二人。だが学生モデルとして完璧な外面を持つ紗也乃は、理想を演じる仕事の弊害として、その裏に破綻した性格を隠していた。恋人関係を口外できない環境を厭い、遠方まで付きあう、ある面では健気な面もあるものの。圭介は叔父の遺したアイスクリーム心理学を、そんな彼女に施すことを考える。かつての自身がそうだったように傲慢な性格、それが手遅れとなる前に。そしてあわよくば、外面こそ理想といえる恋人を、更に自分好みの女へと変える為に。
だが圭介にとって、今回紗也乃が自身に付き添い桐浜に足を運んだことは未だに不可解だった。その理由を圭介は、唐突に連絡を寄越してきた彼女のマネージャーから知らされる。テレビ出演を見返りとした枕営業を頑として拒絶したことで、本来のモデル業を含めた圧力に晒されているという紗也乃。それは一ヶ月ほど前、二人が初めて結ばれた日と前後する話だった。そして店の宣伝の為に、海で開かれる美人コンテストに出場するという、面倒を嫌う紗也乃にとってらしくない行為。それは叔父とピシャロ・ムントに対する、圭介が抱く思い入れを慮った行動だった。辛辣な言葉の裏に寄せられていた思いを、圭介は改めて知る。(※1)
そんな中報じられた、記者の透破抜きによって件の悪徳業界人が失脚したというニュース。それを受け、紗也乃はこれからも仕事を続ける意志を示す。モデルとしてトップを目指す理由、それは圭介さえ忘れていた約束の為だった。天才と驕り高ぶっていた圭介に、それでも寄り添い続けた幼い紗也乃。結婚は同じ有名人としか考えられないと言い放った圭介の言葉が、トップスターを目指す現在の紗也乃を作り上げた。そして今では、自身の姿を見せることで、挫折してしまった圭介に奮い立って欲しいが為に。その思いを受けたことで閃きを得た圭介は、ついに新作メニューを完成させる。(※2)
<エスエンド>
(※2)
かつての情熱を取り戻した圭介。学生生活を終え五年の月日が過ぎる頃には、自身の店を持つまでになっていた。隣に寄り添う彼女の輝きもまた以前と変わらず、そしてかつてとは比べ物にならない。圭介はその日、国を代表するトップモデルの知古という触れ込みで、彼女と共にテレビの前にいた。碌に対応できない恋人の緊張を解きほぐそうとしてか、今夜のベッドでのオシオキを熱っぽく囁く紗也乃。だがそれはコマーシャル中という早合点から、全世界へと放たれてしまった。
スーパーモデル雨堤紗也乃の熱愛発覚。それでもなお衰えの気配さえない人気ぶり、そして恋人の責めっ気に、まだまだ落ち着けない予感を確信しながら圭介は、街へと繰り出す紗也乃の背を追う。だがこんな刺激的な日々も悪くないと、彼女とならば、そう思えるのだった。
<エムエンド>
(※1)
有名モデル、雨堤紗也乃の突然の引退は衝撃を持って世間に受け止められた。かつての栄光をあっさりと手放した当の本人は、その選択を当然のものとして恋人の隣に寄り添っている。
大学を卒業した二人は今日、幼い頃の契りを果たし、結ぶ。そこにはピシャロ・ムントで出会った面々の姿もあった。永遠の証として新郎からは指輪が、新婦からはその金属片が交わされる。あの夏を経て、圭介に自身の全てを委ねることを何にも勝る喜びとするようになった紗也乃。今その身体の中では、先ほど注がれたばかりのそれが、二人の愛の結晶を形作ろうとしている。
<はづきルート>
一年前ピシャロ・ムントで出会った、近場に住むお嬢様の龍櫻はづき。まずいとアイスを罵倒された出会いこそ最悪だったものの、気がつけばいつしか彼女の姿を目で追うようになっていた。だがその時は何も言い残せず桐浜を離れてしまっていた圭介は、今年こそそれを告げるものと決めていた。再会に飛び蹴りを繰り出す凶暴さは相変わらずだったが、その気持ちに変わりはない。そして思いのその形は奇しくも、彼女も同じものだった。そして圭介は恋人となったはづきに、去年に引き続き新作アイスの試食を頼み込む。
はづきがかつての自身を主人公としたアニメのファンだったことを、踏み入った部屋の古ぼけたヌイグルミから知った圭介。どんな困難にも立ち向かっていく主人公に勇気を与えられたというはづきの、その家には彼女以外の姿はない。仕事に血道を上げ、娘を顧みない両親。圭介はそんな恋人を側で支えたいと願う。そして一年前の最終日に熱意の欠片もない適当な作りのアイスを、そうと知らず初めての褒め言葉で慰めた彼女に、居たたまれなさから何も言わずに置き去ってしまった恩人に、今度こそ報いたいと強く願う。
花火大会の夜、はづきに両親を呼び出させた圭介。圭介の思い描く親の姿と、はづきの親を求める言葉に、急な仕事で会場を後にしようとしていた両親は娘に歩み寄る。親を困らせたくないと我慢し続けた娘に、そうと知りながら、できた娘という免罪符で自らを誤魔化し続けたことを詫びながら。
そしてはづきの勇気は、新作メニューの考案に喘ぐ圭介をも立ち直らせる。決して諦めないかつての勇気を思い起こさせられた圭介は、その糸口を得て、かつての自身を超える。
<エスエンド>
それから半年。遠距離恋愛に甘んじていた二人だが、いつしかはづきからの連絡が途絶え始めるようになった。煩悶とする圭介だったが、ある日の朝不意に蹴り飛ばされ、後ろを振り返るとそこには求めてやまない彼女の姿があった。相変わらずの口さがない態度は、名門校ではなく、自身の居場所がその隣でしかありえないことを物語っていた。
聖トレア学園で始まった、二人の学園生活。ツンデレ転校生と尻に敷かれる圭介に、級友たちは時を置かず、その扱い方を学んだ。冷やかしと諦念が合わさった眼差しの級友たちに追い出された二人は、屋上で睦みあう。些細な喧嘩と仲直りを繰り返す日々に、圭介は満足感にも似たものを抱いていた。この瞬間を日常としていく為に、圭介ははづきに告げる。学園を卒業しパティシエとなった時は結婚してほしいと。
<エムエンド>
互いの居場所へとわかたれ、遠距離恋愛を始めた二人。二年後、進学という形で再び桐浜に赴いた圭介は、はづきとの結婚を前提とした同居生活を始めていた。在学中ながらパティシエ見習いとしてピシャロ・ムントで過ごす圭介に、はづきは以前までの客としてではなく、ウェイトレスとして寄り添う。より近い側で恋人を支えるはづきはあの夏以来、生涯をと決めた相手へ無私に尽くすことを喜びとする女となっていた。
今日も二人きりの時間に、出会いの場所であるそこで、二人は愛を確かめあう。そうしてこの日々は続いていく。いつまでも。
<プレイ時間>
ひなたルート(初回プレイ、ステータスS最大)5時間16分、ひなた未読イベント全回収(以下全てはじめから、4周回分)2時間12分、智子ルート1時間40分、おまけシナリオ(シナリオ3)32分
紗也乃ルート6時間32分、紗也乃未読イベント全回収(6周回分)5時間47分、はづきルート4時間51分、はづき未読イベント全回収(6周回分)5時間2分
おまけシナリオ(シナリオ1)28分、おまけシナリオ(シナリオ2)29分。計32時間49分。
<印象に残ったシーン>
(こういう台詞、グッときます。)
<グラフィッカー情報・敬称略>
一睡、ぽん介、只野豚、OKU
<あとがき・2015/4/22>
やばいです。おおよそ20時間、いっても25時間未満と思ってたらシャレにならんくらい時間かかりました。テキスト読みでの実プレイで要33時間ですが、実際はステータス試行を入れて40時間以上はやったと思います。気合で完全クリアしましたが、頑張って疲れた。ステータス10刻みで総当りなんかしたのは久々です。それもこれも、紗也乃が母乳を出してくれないせいです。昔は総当りする元気と若さもあったんですが。
後シャレにならんくらいオ○ニーした。
・CG
けいじえい氏の原画はやはり素晴らしいです。INO氏に勝るとも劣らない、裸足少女の塗りに対する抜群の親和性。しあわせなお姫さまのセシリアは今でも使うくらいなので、再度の原画でとても嬉しいです。アレが7年前のゲームというのは確かめた時は目を疑い、俄には信じがたい話でしたが。けいじえい氏は本業が漫画の方?ということもあり仕方がないのでしょうが、裸足でもっともっと見たいです。気持ち的には2年に一作くらいは、単独原画作品をやりたい。エロゲ原画でいえば裸足専業なのが救いですが。
・エロ
ステータス露出のマイナス方面?そんなもん必要性あるの?早く裸少女にナッテ!などと不肖このわたくし、当初は思っておりました。蓋を開けてみれば、水着の上にシースルーのスパッツ、貞操帯。さ、最高や…!
紗也乃はマゾ度を上げて露出を下げさせるのが、はづきはマゾ度と露出を上げさせるのが素晴らしく楽しいです。特にはづきのマゾ-露出+のMAX付近はシャレにならんです。事前情報なしだったので、初見では鼻の穴から変な空気出た。
チ○カス、前シーンのぶっかけ汁引き継ぎなどいつもの裸足シチュは今回も完備。自分がチ○カスしゃぶらせるのが好きな変態になったのは間違いなく裸足のお陰。大量ぶっかけは1キャラにつき2シーンか3シーンほど。普通のシーンでも他メーカーの多量ぶっかけ並にはありますが。
口に出した後に飲ませず含ませたまま、挿入後出すと同時に飲ませるってシチュありましたがなんかエロい。これは初めて見ました。
・シナリオ
地球温暖化ということで、家の中でも完全に水着姿です。素晴らしきこの世界。勃起が収まる暇がなさそうで実に羨ましい時代のような、しかし道徳観は変わりないようなので謂れ無き事案に気が休まることがない時代のような。
紗也乃はご存知のようにこのような性格の有り様なので、当初はいかにマゾ方面のエロを楽しむかしか考えていませんでした。しかし回想のバレンタインデーのイベント、これはやばかったです。声優さんの好演ぶりが半端なかったこともあって。かつての主人公をはたきたくなったことこの上なし。
はづきはキャラとしてメッチャ好きです。裸足ツンデレではオシオキsweetの真明寺凛に勝るとも劣らないくらい。凛は言いすぎた。しかし裸足はツンデレキャラ企画するのうまいです。久しぶりに心をグワシときた。
・テキスト
紗也乃がぶりぶりぶりっこから素の性格に戻ることを変身終了と称すなど、独特のセンスのテキスト回し。エロテキストもじっくり読むと中々に面白いです。
・ボイス
紗也乃役の有賀桃氏は特に素晴らしかったです。件の幼い頃のボイスと、現在のふてぶてしい感じ、サド要素が増した女王様、エム要素に傾いた豚、受ける印象がどれも一つ一つ違いキャラの使い分けが相当広く感じられました。
エロ方面も高い喘ぎと低い喘ぎに緩急があり、かつ吐息の響きの幅もとても好みの喘ぎ方でした。こう書くと、なんかハゲたオッサンの最低なセクハラみたいなこといってる気がしますが。トッテモ素晴ラシイ演技デス。
・システム
裸足のいつものRealLiveエンジン。オートモード時にウィンドウを自動で消してくれるドラマティックモード的なものを確実に搭載してくれるので、昔から好きなエンジンです。初めてRealLiveエンジンのエロゲをやったのはアーヴォリオの注射器2でしょうか。あの頃から変わらずノーストレスでフィニッシュです。
ただBGV(地文エロ喘ぎ)がループせず、十数秒でストップしてしまうのが困りもの。バックグラウンドエロSEと同じく、ループ永続の方が捗ります。
CG数85(内エロCG数78)、回想数63。
エロ1CG当たりの尺は1分半(ひなた素股H1・お掃除パイズリ)から24分(はづきアイスH・フェラ)。平均8分半。
永続ループBGVなし(地文時5~20秒前後のBGVあり)、永続ループBGエロSEあり、尻モザなし、淫語修正なし。
特殊システム(オートモード時ウィンドウ自動消去機能、ステータス連動立ち絵変動システム)
2015/3/27
©裸足少女
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:5080字)
<ストーリー>
21世紀も半ば。危惧され続けていた気候変動は現実のものとなり、地球の平均気温は世紀初頭に比して3度以上もの上昇を遂げていた。四季を失いかつての南洋のような気候となったその国。往来では普段着としての水着が日常の風景となり、酷暑の影響が人々の営みのそこかしこに現れていた。
春坂圭介は夏休みのアルバイトとして、桐浜という海沿いの街で叔母が営むアイスクリーム店、ピシャロ・ムントの扉を一年ぶりに叩く。かつて天才パティシエと持てはやされたのも過去の話。今では一介の学生に過ぎない圭介が、裏表の激しい猫かぶりな幼馴染である雨堤紗也乃との長旅に甘んじてまで再び赴いた、そこには理由があった。
ピシャロ・ムントで働き始めた圭介は叔母の春坂智子から、去年に続けての依頼を受ける。それは店の看板になるような、新メニューを考案して欲しいというものだった。幼い頃には輝くような才能を示した圭介だったが、有名なジュニア大会で優勝を飾り、天才少年と称えられたことが幼い増長を招いた。それは歳を重ね自惚れから覚めた頃にはすでに手遅れとなっていた。学生にしては達者な出来。あの頃から変わりのない実力は、今では歳相応のものでしかない。叔母の親心と悟りながらも、かつて挫折した同じ依頼に二の足を踏む圭介はその夜、寝起きする部屋から一冊のノートを発見する。
それは亡き叔父が研究していた、アイスクリーム心理学なるものの記録だった。かつて事故死した叔父。圭介が興味を持った菓子作りも元はといえば、叔父の生み出す世界に惹かれた為だった。その叔父の遺産。多種多様な素材が開発された現代では、食材の組み合わせによっては人の心理や生理に、従来では考えられないような影響をもたらしうるという。人の笑顔を何よりも喜んだ叔父らしい文面を懐かしむ圭介だったが、あるページから始まった、俄には信じがたい内容に目を奪われる。そこには好ましくない効果として、人の性欲をコントロールし性的嗜好を作り替えるような副作用も、という記述があった。多少の私心を含みながら圭介は、依頼を再び受けるのだった。
<ひなたルート>
この夏、圭介が桐浜に赴いたのは、一年前から遠距離恋愛にあった従姉、春坂ひなたに会いたいが為だった。そんな恋人の力になるべく新作アイスの試食を買って出るひなた。だがその熱意に応えられない日々が続く。
そんな中圭介は、かつての自身をモデルとした料理アニメの再放送を目にする。絶頂と凋落の象徴に、当初は視界に入れることさえ避けていた圭介だったが、ひなたとアイス作りに向き合う日々がささくれだった考えを変えていく。失敗そのものを恐れてはいけないという言葉。そしてお菓子は人々の笑顔の為にあるという、アニメに込められたメッセージが圭介の胸を打つ。
子供向けのアニメだがそこに、納得できる味に至れなかった圭介へのアドバイスが、奇しくも隠されていた。運動後の子供たちに主人公が振る舞った、甘さを抑えたレモンケーキ。味覚はその時の身体の状態で変わる。圭介がそれまで作ってきたアイスは、七年前に亡くなった叔父が遺したレシピによるものだった。当時よりも気温が上がったことで人々の味覚は、酸味や控えめな甘み、より強い冷感を求めていた。
依頼を果たし、桐浜を去る前日。圭介にはまだ務めが残されていた。それは最後まで打ち明けることができなかった、アイスクリーム心理学。頭を下げた圭介にひなたは、自身だけがその対象であったのならと、恋人を許す。恋人が父の遺志を受け継いだのだと、彼女にはわかっていた。そして圭介はその夜、最終回となるアニメを前に、かつての自身へ向けて礼と別れを告げる。
それから数年後。学生生活を終え製菓衛生師の免許を得た圭介は桐浜に戻っていた。もちろん、ピシャロ・ムントのパティシエとして。ひなたと籍を入れ、亡き義父に代わって店を支える圭介は、初めての子宝にも恵まれていた。あの時の試みが変えてしまったひなたの性的嗜好に押されながら、日課となりつつある仕事終わりの交歓を終えた圭介は、母となった智子の待つ我が家へと足を向ける。絡めた手から伝わる温もりは、明日に続く幸福への確信に他ならない。
<智子ルート>
今なお抱き続けている閉塞感と、一年前に一度挫けていた課題。自分自身でさえ信用ならなかった圭介を、智子は信じると迷いなく言ってのけた。そんな智子の為に、自身にできる何かを果たしたいと圭介は願い始める。その思いはいつしか、理性では抑えがたい肉親への恋へと変わっていた。疲労から調子を崩した智子を前にしてそれは衝動となり、支え守りたいという形を得て口を突く。そして智子も、懸命に働く甥の姿、そこに久しく感じていなかった男を見ていた。初恋が成就したことに今更ながらに慌てふためく圭介の、その唇に思いを重ねあわせる智子。そうして甥と叔母は男と女となる。
それでもなお、光明の見えない新作メニューは圭介の悩みの種だった。だがそこに思いもよらない人物が現れる。それは死んだはずの叔父だった。霊となってなお気がかりだった圭介に発破をかけるべく、アイス作りの勝負を挑む叔父。智子のこともあり、命を賭した勝負と早合点した圭介だが、結果としてその死に物狂いの足掻きは叔父の舌を満足させるものとなった。智子とひなた、そして店を圭介に託し、叔父は消えていく。その日は盆の日だった。
それから数年後。大学に通う為に桐浜に住むことになった圭介は、智子の家に居候しながら、ピシャロ・ムントのパティシエ見習いとして多忙な日々を過ごしていた。だがそこに苦痛はない。店に溢れるようになった客の笑顔、それに何より智子の笑顔の為に。圭介はアイスを作り続け、そして智子と店を支え続ける。今は従業員として、そしていつかは夫として。
<紗也乃ルート>
幼馴染としていつの頃からか恋人となっていた二人。だが学生モデルとして完璧な外面を持つ紗也乃は、理想を演じる仕事の弊害として、その裏に破綻した性格を隠していた。恋人関係を口外できない環境を厭い、遠方まで付きあう、ある面では健気な面もあるものの。圭介は叔父の遺したアイスクリーム心理学を、そんな彼女に施すことを考える。かつての自身がそうだったように傲慢な性格、それが手遅れとなる前に。そしてあわよくば、外面こそ理想といえる恋人を、更に自分好みの女へと変える為に。
だが圭介にとって、今回紗也乃が自身に付き添い桐浜に足を運んだことは未だに不可解だった。その理由を圭介は、唐突に連絡を寄越してきた彼女のマネージャーから知らされる。テレビ出演を見返りとした枕営業を頑として拒絶したことで、本来のモデル業を含めた圧力に晒されているという紗也乃。それは一ヶ月ほど前、二人が初めて結ばれた日と前後する話だった。そして店の宣伝の為に、海で開かれる美人コンテストに出場するという、面倒を嫌う紗也乃にとってらしくない行為。それは叔父とピシャロ・ムントに対する、圭介が抱く思い入れを慮った行動だった。辛辣な言葉の裏に寄せられていた思いを、圭介は改めて知る。(※1)
そんな中報じられた、記者の透破抜きによって件の悪徳業界人が失脚したというニュース。それを受け、紗也乃はこれからも仕事を続ける意志を示す。モデルとしてトップを目指す理由、それは圭介さえ忘れていた約束の為だった。天才と驕り高ぶっていた圭介に、それでも寄り添い続けた幼い紗也乃。結婚は同じ有名人としか考えられないと言い放った圭介の言葉が、トップスターを目指す現在の紗也乃を作り上げた。そして今では、自身の姿を見せることで、挫折してしまった圭介に奮い立って欲しいが為に。その思いを受けたことで閃きを得た圭介は、ついに新作メニューを完成させる。(※2)
<エスエンド>
(※2)
かつての情熱を取り戻した圭介。学生生活を終え五年の月日が過ぎる頃には、自身の店を持つまでになっていた。隣に寄り添う彼女の輝きもまた以前と変わらず、そしてかつてとは比べ物にならない。圭介はその日、国を代表するトップモデルの知古という触れ込みで、彼女と共にテレビの前にいた。碌に対応できない恋人の緊張を解きほぐそうとしてか、今夜のベッドでのオシオキを熱っぽく囁く紗也乃。だがそれはコマーシャル中という早合点から、全世界へと放たれてしまった。
スーパーモデル雨堤紗也乃の熱愛発覚。それでもなお衰えの気配さえない人気ぶり、そして恋人の責めっ気に、まだまだ落ち着けない予感を確信しながら圭介は、街へと繰り出す紗也乃の背を追う。だがこんな刺激的な日々も悪くないと、彼女とならば、そう思えるのだった。
<エムエンド>
(※1)
有名モデル、雨堤紗也乃の突然の引退は衝撃を持って世間に受け止められた。かつての栄光をあっさりと手放した当の本人は、その選択を当然のものとして恋人の隣に寄り添っている。
大学を卒業した二人は今日、幼い頃の契りを果たし、結ぶ。そこにはピシャロ・ムントで出会った面々の姿もあった。永遠の証として新郎からは指輪が、新婦からはその金属片が交わされる。あの夏を経て、圭介に自身の全てを委ねることを何にも勝る喜びとするようになった紗也乃。今その身体の中では、先ほど注がれたばかりのそれが、二人の愛の結晶を形作ろうとしている。
<はづきルート>
一年前ピシャロ・ムントで出会った、近場に住むお嬢様の龍櫻はづき。まずいとアイスを罵倒された出会いこそ最悪だったものの、気がつけばいつしか彼女の姿を目で追うようになっていた。だがその時は何も言い残せず桐浜を離れてしまっていた圭介は、今年こそそれを告げるものと決めていた。再会に飛び蹴りを繰り出す凶暴さは相変わらずだったが、その気持ちに変わりはない。そして思いのその形は奇しくも、彼女も同じものだった。そして圭介は恋人となったはづきに、去年に引き続き新作アイスの試食を頼み込む。
はづきがかつての自身を主人公としたアニメのファンだったことを、踏み入った部屋の古ぼけたヌイグルミから知った圭介。どんな困難にも立ち向かっていく主人公に勇気を与えられたというはづきの、その家には彼女以外の姿はない。仕事に血道を上げ、娘を顧みない両親。圭介はそんな恋人を側で支えたいと願う。そして一年前の最終日に熱意の欠片もない適当な作りのアイスを、そうと知らず初めての褒め言葉で慰めた彼女に、居たたまれなさから何も言わずに置き去ってしまった恩人に、今度こそ報いたいと強く願う。
花火大会の夜、はづきに両親を呼び出させた圭介。圭介の思い描く親の姿と、はづきの親を求める言葉に、急な仕事で会場を後にしようとしていた両親は娘に歩み寄る。親を困らせたくないと我慢し続けた娘に、そうと知りながら、できた娘という免罪符で自らを誤魔化し続けたことを詫びながら。
そしてはづきの勇気は、新作メニューの考案に喘ぐ圭介をも立ち直らせる。決して諦めないかつての勇気を思い起こさせられた圭介は、その糸口を得て、かつての自身を超える。
<エスエンド>
それから半年。遠距離恋愛に甘んじていた二人だが、いつしかはづきからの連絡が途絶え始めるようになった。煩悶とする圭介だったが、ある日の朝不意に蹴り飛ばされ、後ろを振り返るとそこには求めてやまない彼女の姿があった。相変わらずの口さがない態度は、名門校ではなく、自身の居場所がその隣でしかありえないことを物語っていた。
聖トレア学園で始まった、二人の学園生活。ツンデレ転校生と尻に敷かれる圭介に、級友たちは時を置かず、その扱い方を学んだ。冷やかしと諦念が合わさった眼差しの級友たちに追い出された二人は、屋上で睦みあう。些細な喧嘩と仲直りを繰り返す日々に、圭介は満足感にも似たものを抱いていた。この瞬間を日常としていく為に、圭介ははづきに告げる。学園を卒業しパティシエとなった時は結婚してほしいと。
<エムエンド>
互いの居場所へとわかたれ、遠距離恋愛を始めた二人。二年後、進学という形で再び桐浜に赴いた圭介は、はづきとの結婚を前提とした同居生活を始めていた。在学中ながらパティシエ見習いとしてピシャロ・ムントで過ごす圭介に、はづきは以前までの客としてではなく、ウェイトレスとして寄り添う。より近い側で恋人を支えるはづきはあの夏以来、生涯をと決めた相手へ無私に尽くすことを喜びとする女となっていた。
今日も二人きりの時間に、出会いの場所であるそこで、二人は愛を確かめあう。そうしてこの日々は続いていく。いつまでも。
<プレイ時間>
ひなたルート(初回プレイ、ステータスS最大)5時間16分、ひなた未読イベント全回収(以下全てはじめから、4周回分)2時間12分、智子ルート1時間40分、おまけシナリオ(シナリオ3)32分
紗也乃ルート6時間32分、紗也乃未読イベント全回収(6周回分)5時間47分、はづきルート4時間51分、はづき未読イベント全回収(6周回分)5時間2分
おまけシナリオ(シナリオ1)28分、おまけシナリオ(シナリオ2)29分。計32時間49分。
<印象に残ったシーン>
(こういう台詞、グッときます。)
<グラフィッカー情報・敬称略>
一睡、ぽん介、只野豚、OKU
<あとがき・2015/4/22>
やばいです。おおよそ20時間、いっても25時間未満と思ってたらシャレにならんくらい時間かかりました。テキスト読みでの実プレイで要33時間ですが、実際はステータス試行を入れて40時間以上はやったと思います。気合で完全クリアしましたが、頑張って疲れた。ステータス10刻みで総当りなんかしたのは久々です。それもこれも、紗也乃が母乳を出してくれないせいです。昔は総当りする元気と若さもあったんですが。
後シャレにならんくらいオ○ニーした。
・CG
けいじえい氏の原画はやはり素晴らしいです。INO氏に勝るとも劣らない、裸足少女の塗りに対する抜群の親和性。しあわせなお姫さまのセシリアは今でも使うくらいなので、再度の原画でとても嬉しいです。アレが7年前のゲームというのは確かめた時は目を疑い、俄には信じがたい話でしたが。けいじえい氏は本業が漫画の方?ということもあり仕方がないのでしょうが、裸足でもっともっと見たいです。気持ち的には2年に一作くらいは、単独原画作品をやりたい。エロゲ原画でいえば裸足専業なのが救いですが。
・エロ
ステータス露出のマイナス方面?そんなもん必要性あるの?早く裸少女にナッテ!などと不肖このわたくし、当初は思っておりました。蓋を開けてみれば、水着の上にシースルーのスパッツ、貞操帯。さ、最高や…!
紗也乃はマゾ度を上げて露出を下げさせるのが、はづきはマゾ度と露出を上げさせるのが素晴らしく楽しいです。特にはづきのマゾ-露出+のMAX付近はシャレにならんです。事前情報なしだったので、初見では鼻の穴から変な空気出た。
チ○カス、前シーンのぶっかけ汁引き継ぎなどいつもの裸足シチュは今回も完備。自分がチ○カスしゃぶらせるのが好きな変態になったのは間違いなく裸足のお陰。大量ぶっかけは1キャラにつき2シーンか3シーンほど。普通のシーンでも他メーカーの多量ぶっかけ並にはありますが。
口に出した後に飲ませず含ませたまま、挿入後出すと同時に飲ませるってシチュありましたがなんかエロい。これは初めて見ました。
・シナリオ
地球温暖化ということで、家の中でも完全に水着姿です。素晴らしきこの世界。勃起が収まる暇がなさそうで実に羨ましい時代のような、しかし道徳観は変わりないようなので謂れ無き事案に気が休まることがない時代のような。
紗也乃はご存知のようにこのような性格の有り様なので、当初はいかにマゾ方面のエロを楽しむかしか考えていませんでした。しかし回想のバレンタインデーのイベント、これはやばかったです。声優さんの好演ぶりが半端なかったこともあって。かつての主人公をはたきたくなったことこの上なし。
はづきはキャラとしてメッチャ好きです。裸足ツンデレではオシオキsweetの真明寺凛に勝るとも劣らないくらい。凛は言いすぎた。しかし裸足はツンデレキャラ企画するのうまいです。久しぶりに心をグワシときた。
・テキスト
紗也乃がぶりぶりぶりっこから素の性格に戻ることを変身終了と称すなど、独特のセンスのテキスト回し。エロテキストもじっくり読むと中々に面白いです。
・ボイス
紗也乃役の有賀桃氏は特に素晴らしかったです。件の幼い頃のボイスと、現在のふてぶてしい感じ、サド要素が増した女王様、エム要素に傾いた豚、受ける印象がどれも一つ一つ違いキャラの使い分けが相当広く感じられました。
エロ方面も高い喘ぎと低い喘ぎに緩急があり、かつ吐息の響きの幅もとても好みの喘ぎ方でした。こう書くと、なんかハゲたオッサンの最低なセクハラみたいなこといってる気がしますが。トッテモ素晴ラシイ演技デス。
・システム
裸足のいつものRealLiveエンジン。オートモード時にウィンドウを自動で消してくれるドラマティックモード的なものを確実に搭載してくれるので、昔から好きなエンジンです。初めてRealLiveエンジンのエロゲをやったのはアーヴォリオの注射器2でしょうか。あの頃から変わらずノーストレスでフィニッシュです。
ただBGV(地文エロ喘ぎ)がループせず、十数秒でストップしてしまうのが困りもの。バックグラウンドエロSEと同じく、ループ永続の方が捗ります。
CG数85(内エロCG数78)、回想数63。
エロ1CG当たりの尺は1分半(ひなた素股H1・お掃除パイズリ)から24分(はづきアイスH・フェラ)。平均8分半。
永続ループBGVなし(地文時5~20秒前後のBGVあり)、永続ループBGエロSEあり、尻モザなし、淫語修正なし。
特殊システム(オートモード時ウィンドウ自動消去機能、ステータス連動立ち絵変動システム)
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