C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
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rex(管理人)
いやあよかったですね…契約彼女。塗りもエロもストーリーも音楽も、おおよそ全ての要素が一定以上でした。あえて点数をつけると81~84くらいはいきそう。
一周回目エンドはゲーム全体を終わらせての最終的帰結として、シナリオ的な意味ではもったいないと思いましたが、あのエンドの存在自体が駄目って意見も多いんでしょうか。プレイ後に清流さんとこしか見てないのでわかりませんが。まあ僕が良かったと思ったので、主としての結論としては答えが出ているのでそれきりです。あえて新品でやっても損したという気にはまるでならなかった。
次回作もなんかたぎるリビドー、若いエロスを前提にした気だるげな人間模様が漂ってて、エロプラスストーリーっぽくて期待度高いです。
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2014/9/26
©pure more
(注意)
ゲームのコンセプト上予備知識を得た上でプレイされた場合、娯楽性を大きく損ないます。
プレイ予定の方は閲覧を避けて頂くよう、強く推奨いたします。
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(ストーリーテキスト:3195字)
<まえがき>
赤字は初回固定ルートのみのエピソードです。
<ストーリー>
奥手な性格で、代わり映えのない日常に言い知れない焦燥を抱えながらも、それを自ら変えていく意志を持てないでいた野中宗太。そんな春のある日、宗太は自室の机の引き出しから現れた少女と遭遇する。彼女は500年後の未来から訪れた少子化対策省の公務員、遊橋玲香と名乗る。未婚率の増加はその未来において、この国の国体を揺るがすほどの人口減を招いていた。玲香たちはそんな未来を変える為に、この時代の草食男子への啓蒙を行うのだという。かくして宗太は、一年契約の彼女を得ることになった。
両親が海外赴任中の自宅で、共に通うことになる千南学園で、始まった二人の恋人期間。だが宗太は恋愛に関して、どこまでも純粋で初心だった。仕事の為に好きでもない男に抱かれることになる玲香を思うと、どうしてもその行動は億劫なものになる。玲香は自身で選んだ対象者の、資料で得ていたそんな性格を好ましいものと再確認し、ファーストキスでその気持ちに応えた。
男たるべき所作や心がけを指導していく中で、玲香は本省からその指令を受け取る。男と女が遺伝子を残す手段としての行為。その夜、仮初めの奇妙な恋人である二人は、逡巡を越えて身体を繋げあう。思いやりこそあれど、そこに「心」はあるのか。宗太には相手のみならず、自身の心情さえ判然としないままだった。
5月の中間試験、6月の体力測定と、玲香に教えを受けながら男の自信を得る努力を続けさせられる宗太。そして男性を磨く為の性行為も、時折彼女からもたらされるご褒美という形で、あれ以来二人の間では続いていた。そんな日々の中に宗太は、自身と共にひたむきになってくれる他者の存在に、これまでにない温もりのようなものを感じ始めていた。だがその思いが強くなるほどに、虚しさに似た言いようのない感情もまた胸の中を占めるようになっていく。
春から徐々に口数を増すようになった宗太の発案で、休日を利用して夏の海に赴いた二人。そこで宗太は溺れかけた玲香を危ういところで助け出す。それは玲香に、本人さえ戸惑う感情の不明をもたらした。時を同じくして、クラスメイトの女子に夏祭りの手伝いを頼まれ、そして告白を受ける宗太。それは春先からは考えられない出来事だったが、塞ぎこむような玲香の姿は、心当たりのない宗太をそれ以上に戸惑わせる。二人を取り巻き始める変化。そして宗太は、契約期間の残る玲香を脳裏に思い浮かべ、告白を謝絶する。打って変わって調子を取り戻す玲香と、安堵する宗太は、手段と目的を違えている現状を認識しながら、それを無意識の内に意識の外へと押しやろうとしていた。
9月の宗太、10月の玲香、それぞれの誕生日をデートで祝い求め合うその姿は、どこにでもある恋人同士のそれに他ならない。二人はそれぞれの内ですでに、その感情の正体に辿り着いていた。だがそれが実ろうとも成就しないことは論を俟たない。終わりが訪れることは宗太にもわかっていた。だが二人のこれまでの時間をないものとすることを、宗太は拒む。それは宗太が玲香から受け取っていた男の甲斐性だった。後悔は微塵もない。仕事と身体から始まった関係は恋心となり、そしてそれを打ち明けあった二人は本当の恋人となる。冬の気配の迫る11月の終わり。残された時間はすでに半年を切っていた。(※1)
クリスマスイブを目前に控えたその日、ヘルメットで顔を覆った全身白ずくめの、異様な風体の男が二人の前に現れる。その男は玲香の上司だった。監督官は被験者に恋愛感情を抱いてはならない。男は官僚らしい、感情を排除した杓子定規さで服務規程を述べ、その背任者である玲香を強制送還しにかかる。玲香の涙、そして形振り構わない宗太の懇願に僅かな私情を滲ませるものの、男の決定が揺らぐことはなかった。未来へと繋がりだした空間が時間軸から剥離し始め、放たれる光の中で男は宗太の前に手をかざす。
クリスマスイブ。宗太はその日、独り身の友人と共に一年前と変わらない一日を過ごしていた。暗い青春にため息をつきあう二人。友人の誘いでビデオを見る為に自室へと戻った宗太は、心当たりのないメールをパソコンに認める。まるで覚えのない女性名の差出人。そこには今でも宗太を愛していることと、必ず二人の未来を取り戻してみせるという文言があった。意図のわからない迷惑メールに、だが宗太は何か引っ掛かりを覚える。いつだったか、いつでも、自身の隣に誰かがいたような。そんな気配を感じながら、宗太はメールにあった未来、その文字が綴る風景を思い描く。
<二周回目エンドA>
(※1)
玲香にとってこの八ヶ月間は二度目となる体験だった。あの男に本来の世界へと連れ戻された玲香は、その隙をついて再び時空移動を行っていた。男が二度目のその造反を許容する猶予は、後の世界への影響を最小限にとどめる為、玲香が本来存在していた春の始まりからクリスマスイブ前日、その日まで。連行の為に必ず現れるであろう12月23日に向けて、玲香は対策を練り始める。(※2)
二つの世界を電子的に繋ぐ、玲香の使ったタイムマシン。その位置情報を書き換え続けることで玲香は、未来からの精密な追尾性時間跳躍を妨げる。そしてその間に宗太は玲香から、自身と彼女との間にあった事実の全てを伝え聞く。一度目の世界から引き離されたあの夜を超えれば、二つの時間軸の整合こそが本来の目的である上司は、二人を追う理由を失うと語る玲香。だが対処に手を焼き予定を遅らせながらも、その白ずくめの男は再び現れた。
タイムリミットまで残り数分。男は立ちはだかる宗太を乱雑に跳ね除け、玲香の拘束と同時に時空転送へと取り掛かる。それでもなお玲香から離れようとしない宗太を、男はどこか眩しいものを捉えたように見つめ、嘆息する。そして三人は一条の光を世界に残して消え去った。
それから1年後。宗太は未来世界に生きていた。そしてその隣には彼女の姿がある。重い処罰もなく、少子化対策省を退いた玲香と共に時空管理の専門学校に進めたことは、あの男の力添えによるところが大きい。現在の二人の目標は時空を渡り、あの世界で失われた日々の続き、クリスマスイブの夜を過ごすことだった。それは夢ではなくいつか叶う現実だろう。その温もりが互いの手の中にある限り。
<二周回目エンドB>
(※2)
玲香と男のせめぎあいの果てに訪れたタイムリミット。そして彼は通信で玲香に語りかける。全てを捨ててまで一人の男を選ぶのかと。その問いにたった一つの答えしか持たない玲香。男はそんな彼女に、未来にも現在にも寄る辺のない人間のあり方を指南する。現地人との婚姻関係があれば時空滞在者として、公的機関に認められる可能性があると。いつしかその声色は穏やかなものになっていた。国が女性に強いる、自由意志を認めない道具のような扱いを、彼は内心で疑問視していた。現場組を中心に行政内局にも少しずつ賛同者が広がっているという彼は、いつかその行為が追認され、玲香が未来を訪れることができる日も来るだろうと語る。それは玲香が諦めきっていた両親との再会に、希望を持たせるものだった。その為にも努力を続けるという言葉を残して通信は切れる。
初めて迎えるクリスマスイブの日、二人は道行く恋人たちと同じように、ライトアップされた街の並木通りに足を運ぶ。それは先月に交わした約束の短さのような、あるいは500年前に交わした約束のような永さにも思えた。まるで夢のような時間。だがこれは疑いようのない現実で、それはこの先も続いていく。
二人はその灯火に願を掛ける。契約彼女という、いびつさから始まった二人の関係。それは今、契りを約して紛れのないものとなった。これからも、生涯を、そして永遠に。その誓いの元に、二人は光の輪の中を歩み出す。
<プレイ時間>
1周回目固定ノーマルエンド(初回ルート)7時間45分、2周回目(エンド1)7時間51分、2周回目(エンド2・既読部通常スキップ使用)23分。計15時間59分。気がつけば複数買い様攻略参照。
<印象に残ったシーン>
(こんな大志を抱いていた時期が俺にもありました。この前トラクターで後進してた時タヌキを踏んでしまい土木に連絡しましたが恐らくその後、保健所とかの方が処理してくれるのでしょう。公務員の皆さんありがとう)
(来世でもその次でも、七生繰り返しても君に初めて恋するよってかぁ?かあぁぁぁ!フ○ーーック!かーっ!お幸せになってくれや!)
<グラフィッカー情報・敬称略>
南浜よりこ(グラフィック監修)、チャーリー小林、神山響、しろにい
<あとがき・2015/3/28>
恋は障害があったほうが燃え上がるのです。それが500年の二回分の重みともなれば。これは二人の千年の恋物語。
(千年の恋って言ってみたかっただけ)
・CG+エロ
塗りがかなり素晴らしく好みでした。シルキーズやワッフル、ティンカーベルのように全てを全押しというわけではないですが、薄暗い部屋でロウソクの光が差すような光沢感は抜群にうまい。要はラブホの照明。それに黒いパンストの質感も素晴らしい。次回作はホテルが死ぬほど使われそうな雰囲気なので、期待度が物凄く上がる出来でした。
CG構図も個人的に、初体験正常位、股合い覗き見構図の後背位、学園祭裏庭での正常位、ラブホ騎乗位、風呂後背位、観覧車、黒パンスト後背側位、ラストの対面座位など、なかなかによいもの揃いでした。
・ストーリー
いい話でした。
主人公だけでなくヒロインも共に、互いに手を差し伸べあいながら成長していくドラマ。一方からだけ与えられるのではなく、主人公もヒロインの苦手な水泳を教えたり、効率的な勉強の方法を一緒になって考えたり、教わった料理を一人で彼女の為に作ったり、誕生日を自分の意志で祝ったり。プレイしながら、いいカップルの二人だと思いました。バカッポーであることは否めませんが。
そして恋愛の過程がまたいいですね。身体の関係が先行しながら、日常のふとした出来事がきっかけとなり一方の内面を意識し始め、目の当たりにした行動に対して初めから知っていたはずの互いの人間性を再確認し、最後に恋をする。そしてそれをもう一度繰り返すことで、また違う視点からもう一度恋をする。
まずは抜きゲであること、そしてエロを土台としてドラマチックストーリーを展開していく。素晴らしいです。これぞエロゲ。
・キャラクター
草食主人公にはその鈍感さと優柔不断さにイライラすることもたまにあるんですが、この宗太クンはあまりそういうことがなかったです。控えめですが、内外両面で常に自分より他人を優先して考えられる人間で、自身の中で答えの出ている判断を他人任せ・後回しにして愚図るようなこともなく、何より無自覚・身勝手な独善思考が全くありませんでした。ひたすらに善良でいい奴、でしたね。
・シナリオ
二周回という構成手法は結構意外でした。贅沢を言えば、あのノーマルエンドがゲームシナリオ全体に直接作用するような作りであれば、なおよかったと思います。
あれの意義は物語的にはヒロインのリトライ行動の演出、プレイ側には初めからのメニューを再クリックするアクションに新しい意味を持たせることだと思います。しかしあのエンドだけは救済がない、あそこで終わってしまった話という扱いは残念に思いました。例えばあのエンドを迎えた宗太が後に、遺伝子操作で500年生きながらえた、もしくは両親が開発者となったタイムマシンによって500年後へと旅だち、あの白ずくめの男となったとか。
玲香と再び逢う為に、そうと知られずとも彼女を守る為に、成長した宗太が、決断を経て強くなった玲香をかつての自身に託す。玲香だけではなく宗太にとってもあのエンドが基点となっていれば、そういった風に全ての展開が昇華されていたら、なおよかったかなと思います。
そういう意味では、伏線に見えたものがあまりそういう働きをしていなかったのは、それはそれでそちらも意外でした。玲香に妙に肩入れする上司。顔を隠しボイスもない故に、身近な存在である宗太自身か哲二であることは間違いないと思っていました。去年の三月から大学に招聘されそれ以来不在の、かつて米で研究されていた分野を共に専攻しているという高名な研究者の両親。これは米ということでいかにもタイムマシン関連と、あたりをつけていました。
後オープニングから暗雲をもたらしまくる、契約失敗時はその時代の男から遺伝子の提供を受け、妊娠してから帰還しなければならないという規定。これは起こることがなくて、本当によかったです。これだけは外れてよかった。
・BGM
主題歌の「全部君のせいだ」、上司登場時に使われる事が多かった「Welcome To The Future」など素晴らしいです。主題歌も含めてテクノ系、エレクトロニカ系とでもいうんでしょうか、こういうピコピコ電子音的な音楽もいいですね。というかmore音楽が好きになりました。
基本CG数63(内エロCG数50)+SDCG数5、回想数19。
エロ1CGあたりの尺は3分(6/20エプロン姿を背後から愛撫)から12分(10/11観覧車サイリウム挿入)。平均7分。
永続ループBGVなし、永続ループBGエロSEなし、尻モザなし、淫語修正なし。
高評価を頂けたみたいで、この作品を好きな一人として嬉しいです。
あのノーマルENDは認められないって方も居られるでしょうが、イイ作品なんだけどなあ。
某ショップで特価シール貼られてて悲しい。
お話の流れの中でエロもしっかり造られていますし、二人一緒に頑張って関係が進展して行くのが素敵ですよね。
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rex(管理人)
いやあよかったですね…契約彼女。塗りもエロもストーリーも音楽も、おおよそ全ての要素が一定以上でした。あえて点数をつけると81~84くらいはいきそう。
一周回目エンドはゲーム全体を終わらせての最終的帰結として、シナリオ的な意味ではもったいないと思いましたが、あのエンドの存在自体が駄目って意見も多いんでしょうか。プレイ後に清流さんとこしか見てないのでわかりませんが。まあ僕が良かったと思ったので、主としての結論としては答えが出ているのでそれきりです。あえて新品でやっても損したという気にはまるでならなかった。
次回作もなんかたぎるリビドー、若いエロスを前提にした気だるげな人間模様が漂ってて、エロプラスストーリーっぽくて期待度高いです。
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清流
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あのノーマルENDは認められないって方も居られるでしょうが、イイ作品なんだけどなあ。
某ショップで特価シール貼られてて悲しい。
お話の流れの中でエロもしっかり造られていますし、二人一緒に頑張って関係が進展して行くのが素敵ですよね。
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