C¥Documents and Settings¥User¥My Document¥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロg彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた
注意
当ブログは成人男性向けPC用ゲーム(いわゆるエロゲー)のストーリーについてを取り扱っております。
18歳未満の方の閲覧はお控えくださるようお願い致します。
記事はゲームの主要なストーリーについてを記載してありますので、重大なネタバレ要素を多量に含みます。
作品の記事について、未プレイの方及びプレイ予定の方の閲覧は自己責任でお願い致します。
特典内容やゲームについての細かい質問等があればコメントにどうぞ。
リヴォルバーガール☆ハンマーレディ (KAI)
2012/8/31
©KAI
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4743字)
<ストーリー>
世界規模の大異変が生んだデッドヘッズと呼ばれる異形の怪物たちが闊歩する荒野の世界。
人間でありながら大異変によってトリアージスという異能の能力を発現させたハンター、マリア・ダッジとキリコ・スカーレットは隊商行路維持の依頼を受け、デッドヘッズたちを殲滅する日々を送っていた。
マリアとキリコが拠点とするのはキャリアタウンコロニー。グランジランドの首都コロニーから数十km南方に存在する中規模コロニーだった。赤い月の日を警戒する街の守備隊、その部隊長の一人であるシエン・タチバナ。
月に一度現れる赤い月。生者をトリアージスに、死者をデッドヘッズへと変貌させてしまうその光は、コロニーを寄る辺とする全ての住人にとって恐怖の象徴だった。
そんな赤い月の夜、二人の家をある少女が訪ねてくる。名前をネーナ・ナインティナインといい、その話の内容は遺跡調査への護衛の依頼だった。相場の5倍の報酬を提示され乗り気になるキリコだが、マリアは余りにも出来すぎたその話をいぶかしむ。
翌日ハンター仲介業者でもある酒場の主、JJの元へ向かう三人。JJの側も慎重にはなっていたものの、最終的に三人は合意に至る。
目指すのは郊外の枯れた森の一角。ネーナが言うには、そこには大異変後も緑が繁茂しているのだという。バッドムーンの光によって自生植物が全て枯れ絶えたと信じて疑わないマリアは、その人づての噂ということ自体に胡乱なものを感じていた。
だが三人はそこで実際に、確かに失われていない原生の森を目撃する。興奮し樹を調べだすネーナだが、葉を採取したところで樹の枝に襲われてしまう。
樹がトリアージス化していると推測した三人は態勢を立て直す為、一旦その場を離れる。しかしネーナは調査の継続を希望し、三人は更に森の奥へと入っていく。
森の奥に分け入るに連れて、マリアとキリコは腐臭が強くなっていることに気づく。その原因は森の奥にあった建物だった。Dr.フィールグッド診療所とあるその建物の周りに、デッドヘッズたちの死骸が大量に投棄されていた。
三人の声を聞きつけて中から現れる紙袋を被った男。森の中で毒の研究をしているというその男フィールグッドは森の現存について尋ねるネーナに、研究の過程で対毒耐性を持ったのだろうと返答する。
襲ってくるデッドヘッズたちを逆に実験体としてしまう危険な男であることを鑑みた上でネーナは、世界の再生の為に助力を頼み込むが、にべもなく断られてしまう。
そんな中で、マリアとキリコは建物の中からの声を聞く。フィールグッドの制止を振り切った二人が中で見たものは、植物に拘禁され犯される女性の姿だった。
それを見た二人はフィールグッドの討伐を決意し、ネーナも殺さない程度ならばと同意する。
フィールグッドの毒生成のトリアージス能力と身体から植性触手を射出する能力に苦戦する二人。キリコの攻撃力を警戒された裏をつき森の中を二手に別れたマリアは、故意に捕まった上で閃光弾を用いてフィールグッドの目をくらまし麻酔弾で彼を捕らえることに成功する。
フィールグッドを警備隊に引き渡し祝杯に酔うのも束の間、今度はキャリアタウンがデッドヘッズたちの襲撃を受ける。
トカゲに騎乗した姿から、それが略奪と虐殺で悪名高いナイトクロウラーズ隊と悟ったハンターたちも警備隊に加勢を始める。
居住区にいたマリアとキリコはそんな中で、頭目と思われる巨大なデッドヘッズと遭遇する。ウォーピッグと呼ばれる彼は、マリアにとっては因縁の相手だった。
攻撃が通らない屈強な身体に悪戦苦闘するマリアだが、キリコが乗ったレミーでの全速衝突はさすがに堪えられなかったらしくナイトクロウラーズは退却していく。その姿にも二人は遠くない再戦を予感していた。
翌日ネーナの依頼によって、街の東方に廃棄されていた施設へ向かう一行。この時代にあって通信設備の生きた施設。そこで三人はJJの酒場で顔なじみのハンターを発見する。
様子が奇妙だった彼女が大量の蟲を産む光景を見た三人は、そこがただの通信施設などではないことを悟る。
大量に沸き続ける蟲をマリアとキリコが払いながら奥へと進む一行。奥の部屋で三人は子供と出会い、ネーナは彼に機材を貸してもらえるよう交渉するが取り付く島もなかった。
女性ハンターに行われた仕打ちが許せないマリアとキリコ。やはりトリアージス化し蟲の母体となったキッドとの戦闘が始まる。
激しい戦いが続くも、放電能力によって蟲を無力化するキリコの前にキッドは倒れる。
通信回線の生きた施設は珍しく維持の為には、デッドヘッズからの防衛も含めて人員を募る必要があった。警備隊を率いるレイナードを頼ることを提案するマリアとキリコ。気乗りしない様子のネーナだが、他に方法はなかった。
その後二人は病院にいるキリコの息子、クリスの元を訪れる。
翌日キャリアタウンは混乱の下にあった。ネーナがかつてレイナードの元で研究していた頃の話。全ての人をトリアージスに変えるというその秘密の会話が、電波に乗ってラジオで流されていたのだった。
ネーナを探す為に二人とJJは、ナイトクロウラーズの占拠下にある旧市街の廃ラジオ局へ向かう。その道中、マリアはウォーピッグの奴隷として過ごしていたかつての境遇を語る。会えば今日こそ因縁を決着させる日だとも。
廃ビルでネーナを見つけた三人だが、運悪く放送を聞きつけたウォーピッグに見つかってしまう。地下ターミナルを通りレミーとの合流を図るが、そこでもウォーピッグが立ちふさがり、戦闘の結果キリコが捕らえられてしまう。
翌日マリアはウォーピッグの指定した場所へ独りで向かう。手勢総出で迎えるウォーピッグはその無謀振りを笑うが、その瞬間マリアは催涙ガス弾を打ち込む。フィールグッドの施設にあったガスマスクをつけたJJとネーナがその間にキリコを救い出し、一同はハイウェーからの脱出を試みる。
ナイトクロウラーズも追撃に出るが、ハイウェーの橋をレミーの渡河後にロケットランチャーで破壊され、ウォーピッグは谷底へ落ちていった。
真っ当にキャリアタウンに戻れないネーナはJJと共に別ルートで街に入ることになり、二人と別れる。混乱が続く街に入ったマリアとキリコはネーナの行方をシエンに尋ねられるが、その追及をかわして数日振りの帰宅を果たす。
一月後、キャリアタウンの暴動はレイナードの弁明がなかったにも関わらず収束していた。人々が真実よりも目の前の安定を求めた結果だった。
そんな赤い月の夜の折、シエン率いる精鋭隊が出払った時を見計らったかのようにデッドヘッズが街を襲う。病院に火の手が上がったのを見てキリコは病院に、マリアはJJの元へ向かう。
クリスの病室へ急ぐキリコ。その前に死んだはずのキッドAが立ちふさがる。(レイナードによって拾われていた)
キリコを足止めしつつ、クリスの病室を目指すキッドAだったが、投擲された帯電ハンマーを頭部に受け再び逃走する。
一方ネーナとJJは酒場にいた。ネーナはこの混乱を利用してレイナードの元へ向かうことを主張する。余りにも危険すぎると反対するJJだったが、ネーナの頑なな態度に最終的に彼女も折れる。
フィールグッドも捕らえられている、造船所を改造したチャンバーに向かう二人。過去の遺物である原子力潜水艦に侵入した二人はそこで、カプセルに押し込められ植物と人が同化したかのような怪物を見る。
それがフィールグッドの研究によって産み出された、赤い月の光に耐性を持つ生命体の成果であろうと推測するネーナ。そしてそこでレイナードの記したノートを発見する。
だがその時、カプセルを破壊して自由を得た怪物が二人を襲う。ナイフによってどうにか怪物の目を潰したJJはノートに執着するネーナの手を引きその場を離れる。
キリコと別れた後、マリアも道中でウォーピッグと出くわしていた。速射弾の集中によって後一歩のところまで追い詰めていたが取り逃がす結果となっていた。
働きを終えた四人は路上で出くわし、酒場に戻る。
戦いが終結したキャリアタウン。混乱下で赤い月の光を浴びた者も多い住民の前に、突如レイナードが現れる。トリアージス化を防ぐ新薬ブルーレジストを開発していたという彼は、その効果を衆目の前で実証してみせる。その劇的な効果の前に、件の醜聞などは街から吹き飛んで消えていた。
住人たちの崇拝にも似た支持を背景に、レイナードは街の支配を強化していく。ハンターたちはレイナードが私兵化する警備隊に組み込まれ、反動分子は徹底的に弾圧されていた。
そんな中でJJの酒場にも警備隊が現れ、ネーナの引き渡しを要求する。JJ、マリアとキリコはなおもそらとぼけるが、ネーナはこれ以上の迷惑はかけられないと自ら姿を現し警備隊に連行される。
シエンはレイナードとフィールダックのチャンバーでの会話を聞きそこに不穏なものを感じていた。更に襲撃時の不自然な状況から、ネーナの安全は自らが保証すると三人に言い残して店を後にする。
三人はネーナを救い出す為、チャンバーへの侵入を決断する。
侵入したホールで三人は警備隊に囲まれるが、彼らに武器を向けるのは躊躇われた。しかしそこにネーナと彼女を逃がしたシエンが現れる。シエンの手にはレイナードのノートとキッドAの姿があった。
シエンはノートの内容、新薬ブルーレジストは人間を強制的にトリアージス化させるものであることを読み上げる。動揺する隊員たちに、脅されたキッドAもその内容を肯定する。
シエンは命乞いをするキッドAを離すが、突然現れたレイナードにキッドAは踏み殺される。
レイナードを拘束しようとする警備隊だが、彼の身体からうがたれた触手により大半の隊員は串刺しにされてしまう。
彼を制止する声を上げるネーナ。そんな彼女の願いを聞いたレイナードは周囲に昔語りを始める。
かつて月には、地球のエネルギープラントとしての役割を持つ月面基地があった。月を統治していたのは最初期に研究者として月に渡った七人の天才たち、その中にレイナードとネーナも席を置いていた。
月はエネルギーを、地球は物資をそれぞれ送りあって平和を享受していたが、月では独立論が徐々に大勢を占めていく。
七人の統治者の内四人が独立派に回り、ついに月は地球への戦端を開いた。送電用マイクロウェーブを改造し遺伝子変異光線を地球へ向けたのだが、機器が暴走し月面上の大規模な破壊が起きる。
レイナードもネーナも最後まで保守派に属し和平を望んでいたが、この時光線を浴び不老のトリアージスを発現させて地球に脱出していたのだった。
大異変が人の手によって引き起こされていた事実に一同は絶句する。この地球で人類がまとまった数で種として生存していく為にはトリアージスとなるより他にないというレイナード。
だがそこに集まった皆はそれは人間自身が決めることだとして戦うことを決意する。それに失望したレイナードもまた、自身の身体を怪物のものに変化させた。
同時にブルーレジストの力によって怪物として甦る、串刺しにされた隊員たち。それをシエンは涙ながらに切り伏せていく。
そこに現れたフィールグッド。研究材料を台無しにされ怒り狂う彼を、シエンとネーナ、JJが力を合わせて倒す。
正面ではマリアとキリコ、レイナードとの死闘が続いていた。
キリコが心臓を、マリアが首を断ち切り、長い戦いはようやく終わる。
あの騒動から数ヶ月。キリコはクリスの治療にも目処が立ち、マリアは相変わらずウォーピッグとの決着を求める日々が続いていた。
そんな二人にいつかのようにネーナは護衛を依頼する。
彼女らのような意志ある者たちの手によって、歩みは遅くとも世界はいつか、本来の美しい姿を取り戻すだろう。
<トゥルーエンド>
<プレイ時間>
全ルート6時間、回収3時間。計9時間。
2012/8/31
©KAI
キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト:4743字)
<ストーリー>
世界規模の大異変が生んだデッドヘッズと呼ばれる異形の怪物たちが闊歩する荒野の世界。
人間でありながら大異変によってトリアージスという異能の能力を発現させたハンター、マリア・ダッジとキリコ・スカーレットは隊商行路維持の依頼を受け、デッドヘッズたちを殲滅する日々を送っていた。
マリアとキリコが拠点とするのはキャリアタウンコロニー。グランジランドの首都コロニーから数十km南方に存在する中規模コロニーだった。赤い月の日を警戒する街の守備隊、その部隊長の一人であるシエン・タチバナ。
月に一度現れる赤い月。生者をトリアージスに、死者をデッドヘッズへと変貌させてしまうその光は、コロニーを寄る辺とする全ての住人にとって恐怖の象徴だった。
そんな赤い月の夜、二人の家をある少女が訪ねてくる。名前をネーナ・ナインティナインといい、その話の内容は遺跡調査への護衛の依頼だった。相場の5倍の報酬を提示され乗り気になるキリコだが、マリアは余りにも出来すぎたその話をいぶかしむ。
翌日ハンター仲介業者でもある酒場の主、JJの元へ向かう三人。JJの側も慎重にはなっていたものの、最終的に三人は合意に至る。
目指すのは郊外の枯れた森の一角。ネーナが言うには、そこには大異変後も緑が繁茂しているのだという。バッドムーンの光によって自生植物が全て枯れ絶えたと信じて疑わないマリアは、その人づての噂ということ自体に胡乱なものを感じていた。
だが三人はそこで実際に、確かに失われていない原生の森を目撃する。興奮し樹を調べだすネーナだが、葉を採取したところで樹の枝に襲われてしまう。
樹がトリアージス化していると推測した三人は態勢を立て直す為、一旦その場を離れる。しかしネーナは調査の継続を希望し、三人は更に森の奥へと入っていく。
森の奥に分け入るに連れて、マリアとキリコは腐臭が強くなっていることに気づく。その原因は森の奥にあった建物だった。Dr.フィールグッド診療所とあるその建物の周りに、デッドヘッズたちの死骸が大量に投棄されていた。
三人の声を聞きつけて中から現れる紙袋を被った男。森の中で毒の研究をしているというその男フィールグッドは森の現存について尋ねるネーナに、研究の過程で対毒耐性を持ったのだろうと返答する。
襲ってくるデッドヘッズたちを逆に実験体としてしまう危険な男であることを鑑みた上でネーナは、世界の再生の為に助力を頼み込むが、にべもなく断られてしまう。
そんな中で、マリアとキリコは建物の中からの声を聞く。フィールグッドの制止を振り切った二人が中で見たものは、植物に拘禁され犯される女性の姿だった。
それを見た二人はフィールグッドの討伐を決意し、ネーナも殺さない程度ならばと同意する。
フィールグッドの毒生成のトリアージス能力と身体から植性触手を射出する能力に苦戦する二人。キリコの攻撃力を警戒された裏をつき森の中を二手に別れたマリアは、故意に捕まった上で閃光弾を用いてフィールグッドの目をくらまし麻酔弾で彼を捕らえることに成功する。
フィールグッドを警備隊に引き渡し祝杯に酔うのも束の間、今度はキャリアタウンがデッドヘッズたちの襲撃を受ける。
トカゲに騎乗した姿から、それが略奪と虐殺で悪名高いナイトクロウラーズ隊と悟ったハンターたちも警備隊に加勢を始める。
居住区にいたマリアとキリコはそんな中で、頭目と思われる巨大なデッドヘッズと遭遇する。ウォーピッグと呼ばれる彼は、マリアにとっては因縁の相手だった。
攻撃が通らない屈強な身体に悪戦苦闘するマリアだが、キリコが乗ったレミーでの全速衝突はさすがに堪えられなかったらしくナイトクロウラーズは退却していく。その姿にも二人は遠くない再戦を予感していた。
翌日ネーナの依頼によって、街の東方に廃棄されていた施設へ向かう一行。この時代にあって通信設備の生きた施設。そこで三人はJJの酒場で顔なじみのハンターを発見する。
様子が奇妙だった彼女が大量の蟲を産む光景を見た三人は、そこがただの通信施設などではないことを悟る。
大量に沸き続ける蟲をマリアとキリコが払いながら奥へと進む一行。奥の部屋で三人は子供と出会い、ネーナは彼に機材を貸してもらえるよう交渉するが取り付く島もなかった。
女性ハンターに行われた仕打ちが許せないマリアとキリコ。やはりトリアージス化し蟲の母体となったキッドとの戦闘が始まる。
激しい戦いが続くも、放電能力によって蟲を無力化するキリコの前にキッドは倒れる。
通信回線の生きた施設は珍しく維持の為には、デッドヘッズからの防衛も含めて人員を募る必要があった。警備隊を率いるレイナードを頼ることを提案するマリアとキリコ。気乗りしない様子のネーナだが、他に方法はなかった。
その後二人は病院にいるキリコの息子、クリスの元を訪れる。
翌日キャリアタウンは混乱の下にあった。ネーナがかつてレイナードの元で研究していた頃の話。全ての人をトリアージスに変えるというその秘密の会話が、電波に乗ってラジオで流されていたのだった。
ネーナを探す為に二人とJJは、ナイトクロウラーズの占拠下にある旧市街の廃ラジオ局へ向かう。その道中、マリアはウォーピッグの奴隷として過ごしていたかつての境遇を語る。会えば今日こそ因縁を決着させる日だとも。
廃ビルでネーナを見つけた三人だが、運悪く放送を聞きつけたウォーピッグに見つかってしまう。地下ターミナルを通りレミーとの合流を図るが、そこでもウォーピッグが立ちふさがり、戦闘の結果キリコが捕らえられてしまう。
翌日マリアはウォーピッグの指定した場所へ独りで向かう。手勢総出で迎えるウォーピッグはその無謀振りを笑うが、その瞬間マリアは催涙ガス弾を打ち込む。フィールグッドの施設にあったガスマスクをつけたJJとネーナがその間にキリコを救い出し、一同はハイウェーからの脱出を試みる。
ナイトクロウラーズも追撃に出るが、ハイウェーの橋をレミーの渡河後にロケットランチャーで破壊され、ウォーピッグは谷底へ落ちていった。
真っ当にキャリアタウンに戻れないネーナはJJと共に別ルートで街に入ることになり、二人と別れる。混乱が続く街に入ったマリアとキリコはネーナの行方をシエンに尋ねられるが、その追及をかわして数日振りの帰宅を果たす。
一月後、キャリアタウンの暴動はレイナードの弁明がなかったにも関わらず収束していた。人々が真実よりも目の前の安定を求めた結果だった。
そんな赤い月の夜の折、シエン率いる精鋭隊が出払った時を見計らったかのようにデッドヘッズが街を襲う。病院に火の手が上がったのを見てキリコは病院に、マリアはJJの元へ向かう。
クリスの病室へ急ぐキリコ。その前に死んだはずのキッドAが立ちふさがる。(レイナードによって拾われていた)
キリコを足止めしつつ、クリスの病室を目指すキッドAだったが、投擲された帯電ハンマーを頭部に受け再び逃走する。
一方ネーナとJJは酒場にいた。ネーナはこの混乱を利用してレイナードの元へ向かうことを主張する。余りにも危険すぎると反対するJJだったが、ネーナの頑なな態度に最終的に彼女も折れる。
フィールグッドも捕らえられている、造船所を改造したチャンバーに向かう二人。過去の遺物である原子力潜水艦に侵入した二人はそこで、カプセルに押し込められ植物と人が同化したかのような怪物を見る。
それがフィールグッドの研究によって産み出された、赤い月の光に耐性を持つ生命体の成果であろうと推測するネーナ。そしてそこでレイナードの記したノートを発見する。
だがその時、カプセルを破壊して自由を得た怪物が二人を襲う。ナイフによってどうにか怪物の目を潰したJJはノートに執着するネーナの手を引きその場を離れる。
キリコと別れた後、マリアも道中でウォーピッグと出くわしていた。速射弾の集中によって後一歩のところまで追い詰めていたが取り逃がす結果となっていた。
働きを終えた四人は路上で出くわし、酒場に戻る。
戦いが終結したキャリアタウン。混乱下で赤い月の光を浴びた者も多い住民の前に、突如レイナードが現れる。トリアージス化を防ぐ新薬ブルーレジストを開発していたという彼は、その効果を衆目の前で実証してみせる。その劇的な効果の前に、件の醜聞などは街から吹き飛んで消えていた。
住人たちの崇拝にも似た支持を背景に、レイナードは街の支配を強化していく。ハンターたちはレイナードが私兵化する警備隊に組み込まれ、反動分子は徹底的に弾圧されていた。
そんな中でJJの酒場にも警備隊が現れ、ネーナの引き渡しを要求する。JJ、マリアとキリコはなおもそらとぼけるが、ネーナはこれ以上の迷惑はかけられないと自ら姿を現し警備隊に連行される。
シエンはレイナードとフィールダックのチャンバーでの会話を聞きそこに不穏なものを感じていた。更に襲撃時の不自然な状況から、ネーナの安全は自らが保証すると三人に言い残して店を後にする。
三人はネーナを救い出す為、チャンバーへの侵入を決断する。
侵入したホールで三人は警備隊に囲まれるが、彼らに武器を向けるのは躊躇われた。しかしそこにネーナと彼女を逃がしたシエンが現れる。シエンの手にはレイナードのノートとキッドAの姿があった。
シエンはノートの内容、新薬ブルーレジストは人間を強制的にトリアージス化させるものであることを読み上げる。動揺する隊員たちに、脅されたキッドAもその内容を肯定する。
シエンは命乞いをするキッドAを離すが、突然現れたレイナードにキッドAは踏み殺される。
レイナードを拘束しようとする警備隊だが、彼の身体からうがたれた触手により大半の隊員は串刺しにされてしまう。
彼を制止する声を上げるネーナ。そんな彼女の願いを聞いたレイナードは周囲に昔語りを始める。
かつて月には、地球のエネルギープラントとしての役割を持つ月面基地があった。月を統治していたのは最初期に研究者として月に渡った七人の天才たち、その中にレイナードとネーナも席を置いていた。
月はエネルギーを、地球は物資をそれぞれ送りあって平和を享受していたが、月では独立論が徐々に大勢を占めていく。
七人の統治者の内四人が独立派に回り、ついに月は地球への戦端を開いた。送電用マイクロウェーブを改造し遺伝子変異光線を地球へ向けたのだが、機器が暴走し月面上の大規模な破壊が起きる。
レイナードもネーナも最後まで保守派に属し和平を望んでいたが、この時光線を浴び不老のトリアージスを発現させて地球に脱出していたのだった。
大異変が人の手によって引き起こされていた事実に一同は絶句する。この地球で人類がまとまった数で種として生存していく為にはトリアージスとなるより他にないというレイナード。
だがそこに集まった皆はそれは人間自身が決めることだとして戦うことを決意する。それに失望したレイナードもまた、自身の身体を怪物のものに変化させた。
同時にブルーレジストの力によって怪物として甦る、串刺しにされた隊員たち。それをシエンは涙ながらに切り伏せていく。
そこに現れたフィールグッド。研究材料を台無しにされ怒り狂う彼を、シエンとネーナ、JJが力を合わせて倒す。
正面ではマリアとキリコ、レイナードとの死闘が続いていた。
キリコが心臓を、マリアが首を断ち切り、長い戦いはようやく終わる。
あの騒動から数ヶ月。キリコはクリスの治療にも目処が立ち、マリアは相変わらずウォーピッグとの決着を求める日々が続いていた。
そんな二人にいつかのようにネーナは護衛を依頼する。
彼女らのような意志ある者たちの手によって、歩みは遅くとも世界はいつか、本来の美しい姿を取り戻すだろう。
<トゥルーエンド>
<プレイ時間>
全ルート6時間、回収3時間。計9時間。
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