C￥Documents and Settings￥User￥My Document￥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロｇ彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた

ちぇ～んじ！ ～あの娘になってクンクンペロペロ～ (May-Be SOFT)
2014/7/25


©May-Be SOFT

キャラ設定等はHPに詳しいのでそちらで確認を。(テキスト：3266字)

<ストーリー>

女子と身体を入れ替わり、心ゆくまでその感触を楽しみたいという、破天荒な妄想を常々抱いていた天坂悠介。ある日周囲の影響で、スマホを使った交流アプリ「コネクト」にアカウントを作った悠介は、自身がその一億人目のユニークユーザーとなった瞬間に立ち会う。記念としてコネクト社から送られてきた、マスコットキャラをあしらった自律ロボットとスマホ、そして謎のシリアルコード。支援ロボットを名乗るポメクトは、コネクトのマスター権限が一ヶ月限定で悠介に与えられたと語る。それはコネクトを通して他のユーザーに自身の意識を移せるという、悠介が描いた妄想そのものの機能だった。
スマホから対象の人物と悠介に発射されるという、麻酔針に含まれたナノ無線LAN。互いが持つコネクト搭載スマホを受送信の中継ツールとして人と人が身体を操作し合う、ひいては全人類の脳をネット上に文字通りコネクトすることで、あらゆる情報が一元化できるという壮大な夢を語るポメクト。だが悠介にとっては被験者の名誉云々より、気がかりな女子生徒と結ばれるかどうかという問題こそが肝要なことだった。

<香菜ルート>

男子生徒のオタク談義を毛嫌いする、クラスメイトの小倉香菜。悠介はそんな天敵を知ろうとしコネクトを使うが、彼女の部屋で思いも寄らないものを目にする。一面に広がる、濃すぎるオタク部屋風景。平素はまるでティーン雑誌モデルかと見まがう彼女が、実は有名なコスプレイヤーであったことを知った悠介は驚きと共に、暴かれた秘密に興奮を覚える。
香菜の身体を使い、衆目を忍んで行うプレイにのめりこんでいく悠介。だがその度に自身の身体で眠りについていたはずの香菜が、違和感を口にし始める。そして焦燥からそのオタク趣味に言及し、明るみになってしまったコネクトの秘密とその行為。怒り狂う香菜だが、せめてもの腹立ち紛れにとこれまで経験できなかった男装コスプレを、悠介の身体を使って始めた。そんな中で悠介は香菜の部屋に、過激すぎる衣装を認める。彼女が纏う光景を想像し憤る悠介だが、それは他人の為に自作したものだという。嫉妬を笑う香菜に、照れ隠しから思わず強い言葉でそれを否定した悠介は、彼女が酷く落胆したことを悟ったが、今更それを撤回できない。
そして一ヶ月という期間の最終日。その日呼び出された香菜に、一人ではどうしても絶頂できない身体になってしまったと告げられ押し倒された悠介。自身だけに向けられる乱れ切ったその姿に、悠介はようやくその心の内を伝えることが出来た。憎まれ口を叩きながらも、自身の本当の姿を受け入れてくれた喜びを香菜もまた、吐露するのだった。

それから幾らか時が流れ、悠介は香菜と共にコスプレイベントの会場にいた。コネクトを通じた関係は終わったものの、二人は改めて恋人としての関係を歩み始めている。人格さえ一つとなる、コネクトが映す未来を拒絶して得た、互いを必要とする不完全な関係。だがそれこそ二人が求めたものだと、彼女の笑顔を前にして、悠介は確信するのだった。



<瑠未亜ルート>

図書室で見かけた物静かな女子生徒に目を奪われコネクトを使った悠介は、彼女が田辺瑠未亜という名前の下級生であることを知る。性的な悪戯の中に、裕福ながらも孤独な家庭環境という彼女の身の上を知っていく悠介。そして記憶が飛ぶようになったことに持病のいわゆる中二病をこじらせながら、それとは別に瑠未亜もまた、近頃目にするようになった上級生に興味を持ち始める。
アルバイト先の中二病喫茶店で視界をチェンジされた結果、悠介の自慰を目の当たりにして自身もそれに及んでしまう瑠未亜。だが服装からその相手が悠介であることが知れてしまう。従業員から瑠未亜の自身に対する秘めた態度を知った悠介は、後日その気持ちを伝える。コネクトの機能を中二病的に早合点していた瑠未亜は、人見知りな自身に学園で隔てなく話しかけてくれたことも思慕となり、悠介を主と仰ぐのだった。
悠介に依存し始め、中二病喫茶を辞めると言い出した瑠未亜。それはアルバイト代を全てつぎ込んでいる大人気ソーシャルゲーム、その開発者である両親との密かな繋がりを捨てることに他ならなかった。彼女には秘密にしたまま、瑠未亜の両親をアルバイト先に呼び出した悠介。多忙な中にあっても娘のアルバイトの件や近況を把握していたことに、両親の愛情が最初から絶えていなかったことを瑠未亜は知る。

その後、恋人としての日々を過ごしていく二人。コネクトの行き着く未来を拒絶した二人は今、個々の人間として互いを思い合っている。あれから瑠未亜は少し変わり、学園の周囲に対してもほんの少し明るくなった。悠介に対してもその愛情は変わらないものではなく、日々深まるばかり。そして今彼女に求められている魔法を実践する為に悠介は、目の前の華奢な身体を抱きしめるのだった。



<さくらルート>

美術にいまいち乗り気でない教え子に悪戦苦闘するクラス担任で美術教師の宮森さくらと、その問題児の筆頭である悠介。さくらの熟れた身体に若い興味を抑えられず、それをコネクトを使い満たそうとした悠介だがその過程で、ボロアパートの汚部屋に住むアイドルオタクという、学園でのたおやかな姿とはかけ離れた彼女の私生活を目の当たりにすることになる。
汚部屋を大掃除しつつ、労働のご褒美としてその豊満な身体を堪能する悠介。当の本人は、記憶にないながらも日に日に変わっていく自室の風景に、友人に対してその戸惑いを吐露していた。コネクトを介したそのやり取りから悠介は、彼女にとって放っておけないという生徒の存在を知る。補習中無意識の内に裸を見せてしまったという他ではありえない逸話から、その相手が自身を指していることを確信した悠介。互いの温もりを感じながら初めて身体で結ばれた二人は、教師と教え子という立場を超えて恋人となった。

それからほどなくして、さくらの妊娠が明らかとなる。コネクトで果たされる人格の統合はそんな二人から恋人、そして夫婦という関係を奪い去っていってしまうものだった。それを拒み、二人で作っていく未来を選び取った悠介とさくら。そしてその証は今、さくらのお腹にある。



<羽衣ルート>

悠介の自宅の隣に越してきた、転入生の絹村羽衣。控えめでどこか抜けている彼女に恋心を抱いていた悠介は、コネクトのマスター権という降って湧いた幸運をさっそく利用するのだった。
Hカップという歳不相応な、途方もない身体にのめりこんでいく悠介。そんな中で羽衣の部屋から、自身に宛てられた手紙を発見する。そこに記されていた、友人がいない頃に接された思い出、男子生徒のセクハラを窘めた行動、そして終わりに結ばれた思い。その意味を悟り翌日身構えていたものの、踏ん切りがつかなかったのか学園を後にする羽衣。その後を追った悠介は、ふらふらとした足取りの彼女にトラックが迫る瞬間に出くわす。すんでのところで身体を交換し事故を避けた悠介だったが、咄嗟の判断が災いして、意識を覚醒させたまま行動に及んでしまったことに思い至る。
羽衣にとって明らかになった、コネクトの伏された機能。だがこれまでに感じていた違和感の正体を全て知り得てなお、羽衣が悠介に寄せる思いに変わりはない。片手落ちの関係は終わりを告げ、二人は恋人として、初めて結ばれることとなる。

コネクトは二人に、完全に画一な、存在の結合をもたらそうとしていた。自分自身を隣に置き、そこに差異を認めて寄り添っていくことはできない。そして人は独りきりでは生きていけない。薄れゆく意識の中でそれを悟った二人は合一を拒絶し、互いを求め合える未来を選んだ。
季節は巡り冬。それからも二人は変わらない関係を続けている。完全ではない。だがゼロではないプラスの、何かを積み足していくことが出来る関係。それこそが、機械ではない、恋人であり家族であり、人間であることのあるべき姿なのだろう。あの日々を思い返して、悠介はそう思うのだった。季節は冬、春はすぐそこに。

---

<プレイ時間>
バッドエンド(初回ルート、サブキャラ全回収)4時間21分、香菜ルート(以下全て初めから、部屋物色全選択)3時間45分、瑠未亜ルート(草薙冥回収込み)3時間44分、さくらルート3時間49分、羽衣ルート3時間24分、ハーレムエンド(最終選択肢から)15分。計19時間18分。

<グラフィッカー情報・敬称略>
NYARA(グラフィックチーフ)、タク。、hira、ぽん介、梶谷そら、ふゆら

<あとがき・8/18>
かなり久しぶりのメイビー作品になりました。まあ…メイビーってディザーサイトから受ける印象と本編のそれが全く差異ないというのが安定ですね。
一時期正直もうエロゲやらんのとちゃうんかと思ってた頃があったので、そんなことはなかったぜというところが一番の収穫でした。塗りは随分淡い色合いに変わってましたが、薄くはないのでこれはこれで好き。

(ちぇ～んじ！：感想)