C￥Documents and Settings￥User￥My Document￥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロｇ彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた

<キャラクター>

　　<小野寺悠宇>
　外見の通り幼いが、人懐っこい笑顔の活発な少女。19歳。


　　<倉崎鮎美>
　物静かな雰囲気の美人だが、芯は強い女性。言うべきことは言うタイプ。


　　<田村香奈枝>
　見た目に違わず性格もアダルトな美女。だが面倒見もいいようだ。


<システム>

Windows7及び98動作可。オムニバスストーリー形式ADV。シナリオ間におけるキャラクター設定に関連性は、基本的にはない。ジャンルはホラーからサスペンス、アダルトドラマやSF、ヒューマンドラマなど多岐に渡る。エンド数もバッドエンドを中心に42と膨大。



<補足>

エンディング数が多岐に渡る為、トゥルーと思われるエンドのみ記載してあります。

<ストーリー>

悠宇シナリオ(序章)

貴史はごく普通のタクシー運転手。客のない深夜、仕事を切り上げようとしていたが、いつの間にか一人の少女が後部座席に座っていた。悠宇と名乗るその少女の無垢さにほだされ疑問はうやむやに、貴史はその希望通りに街を流し始める。
深夜ラジオのホラー番組に可愛らしく怯える悠宇に、貴史は幼い頃亡くなった自身の妹の姿を重ねた。その思い出を初めて人に語ることになった貴史。自身も病院生活だという悠宇の言葉に驚き、かつて妹がそうだったように外に憧れる気持ちは理解できながらも、貴史は病院に向かってハンドルを切る。
病院に到着し後部座席を振り返るがそこに、眠っていたはずの悠宇の姿はなかった。先に下りたのだろうと自身を納得させた貴史は、先日別れた恋人に送るはずだったぬいぐるみを手に病室を訪ねる。だがそこにあったのは、今しがた心音を途切れさせた悠宇の姿。
突如現れた男をさもしい記者と早合点し罵倒する母親を前に、混乱しきっていた貴史だったが、つい先ほどあったはずの出来事を語る。いくらか冷静さを取り戻した母親が戸惑いと共にそれを否定したその時、病室の悠宇が息を吹き返した。
母親の背を押した貴史はぬいぐるみに、改めて見舞いに来る旨をしたためた名刺を添え、病室を後にした。漏れ聞こえる、夢うつつにタクシーで街を巡ったという話と運転手を案じる悠宇の声。
なんとも不思議で奇妙な物語に、それでも貴史は悠宇を知った偶然を何か言い知れぬものに感謝する。空を仰げば妖しくきらめく真円の月がそこにあった。(エンド3)



鮎美シナリオ(宇宙編)

人類が惑星間航行さえ可能にした近未来。地球連邦情報局に所属する貴史は小型シャトルを操縦するタクシー運転手として、重犯罪者の暗殺者、鮎美と接触する。だが彼女は貴史の祖父の妹に当たる人物で、そんな鮎美を祖父に託されていた貴史は、情報局の特殊作戦部を脱走した彼女が命を狙われる存在であることを知った。
全身をサイボーグ化された鮎美は、特殊な措置を講じなければ延命を望めない。だが愛する兄を失った鮎美は、これ以上の長い孤独を望まなかった。二人はいつまで続くかわからない、だが掛け替えのない時間を、その最期の時まで共に寄り添っていく。(エンド32)



鮎美シナリオ(山奥編)

外は大荒れの猛吹雪。そんな山奥で貴史は、木陰に立ちつくす一人の女性に気づく。その光景に驚いた貴史は彼女、鮎美を車内へと乗せる。幼い頃に会ったという「あの方」との再会の約束を果たそうと、一年に一度その日あの場所で待っていたのだという鮎美。
轍にタイヤをとられたタクシーを車外で押す貴史だが、猛烈な吹雪の中で気を失ってしまう。そして目を覚ました貴史は鮎美の腕の中にいた。不意に訪れた男女の営みに燃え上がる二人。



そしてその後、上着のポケットから滑り落ちた、古ぼけたお守り。いつからか持っていたそれに関する記憶のない貴史だが、それを見た鮎美は突然涙を流す。同じお守りを持つ鮎美が中から取り出した十円玉に、貴史は全てを思い出す。
母親の実家であるこの地を訪れた幼い頃、道に迷った貴史が出会った少女。吹雪の中を手を繋いで街まで歩いた、雪女の少女と貴史が宝物を交し合い約束した、結婚という幼い約束。ようやく果たされた約束に、二人は時を越えた抱擁を交わす。これから先どんな困難があろうとも、二人を再び引き離すことは出来ない。(エンド41)

鮎美シナリオ(都会編)

ある日指定を受けてある一軒家を訪れた貴史。そこでは一家総出で一人の女性を見送る、厳粛な現場だった。乗り込んできた女性に移動先を尋ねようとした貴史は驚愕する。なぜなら彼女はかつて大学の頃付き合っていた、鮎美その人だった。
車内での会話で、別れた理由が共通の友人のでたらめによるものだったと、今更ながらに悟った二人。このまま結婚式場に向かうことにためらいを覚えるようになった貴史は、彼女が知らぬ男のものになるという事実を受け入れられず、鮎美を襲ってしまう。



それでもかつて執着心の薄かったはずの貴史が自身を求めたことに、鮎美は長い間燻らせていたその思いを認めた。駆け落ちのように貴史の元へと身を寄せた鮎美。少なくはない波乱はあったものの、二人の気持ちを認めた鮎美の両親とも和解し、全てはいつか二人が望んだ未来へと近づいている。(エンド36)

香奈枝シナリオ(殺人編)

タクシーを運転していた貴史は目の前で、ビルから男が転落死する瞬間を目の当たりにする。狼狽し車を飛び出すが、いつのまにかタクシーの中には妖艶な女性が乗り込んでいた。現場を離れた方がいいと忠告する女性の言葉に突き動かされるように車を発進させる。
街中を流したどり着いた山奥。そこでその女性、香奈枝は事実を語り始める。香奈枝は現在では残り少ない獣人の人狼であり、それをどこからか聞きつけた男が彼女を利用しようと近づいてきた。だがその真の姿を見た男はそれが浅はかな考えであったことを、身をもって知ることとなる。恐怖に足をすくませ、階下へと転落した男。
そして目の前でその正体を現した香奈枝。だが貴史にとってそれは驚くに値しない光景だった。なぜなら彼自身も人狼だったゆえに。それを肉体の交わりで知った香奈枝は、貴史をつがいとして認めた。元来一匹狼であった貴史。なりゆきに戸惑いながらも、それも悪くはないと思いなおすのだった。(エンド16)

香奈枝シナリオ(淫乱編)

運転中急な腹痛で公園のトイレに駆け込んだ貴史。そこにあった、午前1時に淫乱な女が現れる、という落書きに興味を引かれる。時間は折りしもその数分前。冷やかし混じりでその時を待った貴史だが、その予想をあざ笑うかのように、ハイヒールが床を打つ音が響き渡る。隣のトイレから秘めやかに響き出した、女性のくぐもった喘ぎ声と水音。それに激しい興奮を覚え自身を慰めるも、貴史には隣の個室に荒々しく分け入る度胸はなかった。



貴史が車へと戻ったところ、一人の女性が窓を叩く。車内での会話で、その女性、香奈枝から死別した夫の財産分与を親族と交渉するパートナーになってほしいと頼まれた貴史。そして香奈枝は夫に代わる新たな主人をも求めていた。
マゾヒストの香奈枝の主人となった貴史は、自身の股座に彼女を跪かせ奉仕させながら、あの日トイレに現れた女性について尋ねる。それに返るのは妖しい微笑のみ。主を求めるあの女性が、再びあの場に姿を現すことはないだろう。(エンド21)

香奈枝シナリオ(諜報員編)

貴史はタクシー運転手を装った、業界では名の知れた運び屋。今日も、諜報員で馴染みの女性でもある香奈枝の持ち込んだ大きなトランクを運ぶ仕事が入っていた。だが公安に所属するはずの香奈枝を乗せたタクシーがなぜかパトカーに追跡され銃撃まで受ける。それもそのはずだった。香奈枝は組織を裏切り海外の別組織の元へと逃亡しようとしていた。
警察の追跡をどうにか振り切り埠頭へとたどり着いた貴史。自身を新人の頃から見守り続けた恩人として海外への組織に誘う香奈枝だが、貴史はそれを断った。それを半ば予想していたかのように、微笑を浮かべながら船に乗り込む香奈枝。だが貴史は香奈枝から、失踪した妹の鮎美がサイボーグ化されながらも生きていることを伝えられる。驚き振り向いた貴史だが、すでに船は陸から遠ざかりつつあった。
近い内に香奈枝の元を訪ねることになるのだろうと思いつつ、彼女が残したトランクを開く貴史。香奈枝の残り香に貴史は今日初めての、心の底からの感情を爆発させた。(エンド28)



悠宇シナリオ(裏家業編)

仕事でテレビ局を訪れた貴史は、軽く変装をした少女を客として乗せる。一瞬驚いた表情を見せたものの、トランクに荷物を載せ後部座席に乗り込んできた少女。身なりから業界人と知れたが、あいにく芸能界に詳しくない貴史には小野寺悠宇という名を聞いてもひらめくものはなかった。
場所を問わず流してほしいと頼まれた貴史は、海に向かうべくタクシーを走らせる。車中何かを口にしかけて、その都度言葉を飲み込む様子の悠宇に気まずさを覚えた貴史は気まぐれにラジオをつける。そこに何か既視感を感じながら。
ラジオから流れるニュース。それは映画祭の授賞式に出席するはずの「ストレンジ・ワールド」助演女優の小野寺悠宇が行方不明というものだった。これが終われば米国に拠点を移さなければならず、どうしても日本を離れたくない理由があるという悠宇。それは以前入院していた頃に出会い命を救われた、一人のタクシー運転手に会いたいという切な願い。
そう縋られる貴史だが、当の本人にその心当たりはなかった。半年前に事故で記憶を失っていた為に。その告白に絶望し踵を返す悠宇。
記憶がないにもかかわらず酷く心持ちの重い貴史。タクシーに預けられた荷物を届けようと荷を改め目に入ってきたのは、小さなクマのぬいぐるみだった。その手触りはあの時の少女の姿をその脳裏に鮮明に甦らせる。そして投げかけられた声に振り返った先には、紛れもないその少女の姿。
喜びを全身で表す悠宇は、今度は自身が貴史を助ける番とその決意を固くする。そして二人はこの巡り会いの運命を再びもたらした言い知れぬ何かに、心からの感謝を思うのだった。(エンド9)



悠宇シナリオ(屋敷編)

小野寺財閥の娘を客として乗せることになった貴史。彼女の目が見えないことと、小野寺家の養女であり元々はある孤児院に身を寄せていたことを知った貴史は、かつて院の暴力的な大人たちから身を挺して貴史たちを守り、そして最近再会した香奈枝から聞いた話を思い出す。(香奈枝殺人編エピソード)
可愛がっていた悠宇の幸運が事実とわかり喜ぶ貴史だが、今の彼女の幸せを壊してまで名乗りを上げることははばかられた。自身には彼女の目を治してやる、その治療費さえまかなうことは叶わない。目が見えるようになれば望まない結婚が待っていると怯える悠宇に、義父とよく話し合えばわかりあえると諭した貴史は、彼女を屋敷へと送り返した。
その1年後。彼女のことが気がかりとなって身の入らない日々が続いていた貴史の前に一人の客が現れる。愛娘の言葉に意固地な義父もついに折れ、顔を見せに来いという、その願いの結果。ようやく巡り会えた、彼女にとっての本当の幸せがそこにあった。(エンド13)




<プレイ時間>
悠宇シナリオ序章45分(以下既読部は手動スキップ使用)、鮎美シナリオ(宇宙編)30分、鮎美シナリオ(山奥編)40分、鮎美シナリオ(都会編)35分、香奈枝シナリオ(殺人編)40分、香奈枝シナリオ(淫乱編)35分、香奈枝シナリオ(諜報員編)45分、悠宇シナリオ(裏家業編)55分、悠宇エンド(屋敷編)30分。計5時間55分。Chaserのジャンクヤード様攻略参照。

<あとがき・11/23>
僕がリアルタイムに買ったエロゲの、恐らく5番内に入るくらいの古いゲームです。悪夢95、同窓会、TAXI…後は忘れた。当時十さ…○才。そして今までに見た中では、もっともエロいPC98パケ。PC本体ないのにパケ持ってるくらい。悠宇のケツ最高や！
PC98時代のソルシエールは本当に絵が綺麗。スリムでアダルティックな系統の絵柄とその塗りではシーズウェアを凌ぎ、正直往年のエルフに準ずるレベルだと感じます。といっても僕がやったことあるのは、移植版のあるこれとストレンジ・ワールドだけですが。
このゲームにしてもストーリーも小さく纏まったいい出来でWin7でも動きますし、多くの人にやってもらいたい、それなりに埋もれた良作。香奈枝さんには未だにお世話になってます。
そろそろ僕の息子にもお迎えが来てる気がしなくもないですが、死ぬまでにプレイしたい、PC98だからこそのゲームが幾つか。ソルシエールのジオ・スレイブとペルソナ、姫屋のYES!HG、カスタムのスタープラチナ、旧くらげのルーキーズ、もはや語るまでもないエルフとシーズ名作群辺りでしょうか。特にイヴととYU-NOは過去にSS版をやってるので、どうせやるなら原盤をやりたい。無理…！(スマイル)
誰か稼動PC98持ってる人いないかな～。ﾁﾗ。ゲーム持って行くのにな～。ﾁﾗﾁﾗｯ。
時に何年かぶりにWin98で強制終了食らったんですが、この時代のエラーメッセージの表現って露骨だったなと再確認。
「不正な処理が行われたためプログラムを強制終了しました」「データ消えてるじゃねえか！ふざけんな！」ｺﾞﾝ ＼BEEP／
PCの前ちょっと離れただけで不正処理？ウ○コしにいっただけなんですけど…。まさか排泄行為や食事行為がMSに駄目出しされるとは。人権侵害でハンストも辞さない。
まあこのゲームと環境において多分、ディスクの読み込みが止まってしばらくすると何か処理ミスが起きるみたい。データをHDDに直移ししたらエラー出なくなったということは。ブルースタックは7だと一度も見たことないけど凄い安定してますね。進化を感じる。XPまでは結構見ましたが。
時に裏家業編で淀さんが悠宇のことをジョディ・フォス○ーを思わせると言ってましたが、オスカー2度の大女優はさすがに盛りすぎ…ああ、タクシードライバー。なるほど、なるほど、なるほどっ。