C￥Documents and Settings￥User￥My Document￥脳内彼女 プレイ済エロゲのストーリーを脳内に書き残しておく為のブロｇ彼女にドキュメントフォルダ開けられたら死ぬほど殴られた

<ストーリー>

瑣事にうつつをぬかすこともなく事業に打ち込み、若くして経営者として成功した九々津操一は、ある日兄の訃報に際する。かつて恋人でありながら同じ経営者の兄を追って海外に飛び出し、そして今まさに家庭の庇護を求める義姉の晴香に鼻持ちならないものを感じつつも、操一は彼女とその娘二人を保護し、その遺された負債を清算した。
若い頃の母親に瓜二つな、操一に対しても屈託のない長女の飛鳥。父親の面影を求めながらもそれを認められない、操一が今もなお憎む兄と同じ眼差しの次女の那琴。そして娘たちだけは守りたいという、裏切りの象徴と思えた晴香。操一は自身の中のわだかまりを晴らす為に、そんな彼女たちを金で買い、家族ごっこを始めた。

<晴香ルート>

過去への清算の為に、操一は晴香とのけじめを考える。だが晴香に捨てられ兄に奪われた憎しみを仕事で晴らしていた操一は、自身が思うほどにはあの頃と変わっていなかった。思いがけず再び抱くことになった晴香に対して、非情になりきれない操一。家族の為に身体を捧げると言いよがり狂う晴香の今の姿は、恋人時代に将来を誓い合ったかつての甘い言葉を、その頃とは取り巻くものが違う操一に思い起こさせ苦しめる。そんな中操一は那琴から、兄の会社を継ぎたいという願いと、その対価を示された。



<晴香愛欲エンド>

そのことが自身と晴香に何かしらの変化をもたらすと考え、那琴を抱いた操一。一ヶ月が過ぎ、身体を求められないことに不安を抱くようになった晴香に操一は、それに飽きたのだと答えを返す。家族を捨てられる怯えと娘たちに手を出されたくないが為に、更に積極的に奉仕するようになった晴香。
その仕上げに、すっかり自身に懐くようになった那琴たちとの穏やかな団欒を晴香に見せ付けた操一。それに戸惑う晴香に、娘二人への嫉妬とあてつけ、苛烈な嗜虐を加える。そんな行為にも幾度も絶頂し喜びを感じる晴香は、自身に秘められたさがを思い知った。

それから1年後。晴香と結婚した操一だが、その内情は周囲がうらやむような温かい夫婦関係ではなかった。夫が一方的にその身体をいたぶり、妻はどんな行為でも結果でも全てを心の底から受け入れる。実際彼がそうすることはないが、かつて彼女がそうしたように、その気になれば使い古しのようにいつでも捨てられる都合のいい女。いわばペットか道具、そういうものだった。そしてそれは二人の娘にもいずれ向けられる。
そうして操一は復讐が完結し、そして憎む兄と晴香が産んだ二人に、自身の種を孕ませるという新たな復讐がこれからも続いていくことに安堵するのだった。

<晴香純愛エンド>

見返りなく那琴に経営を教えることにした操一。晴香との身体の関係は続くものの、何事もなく日々は過ぎていく。そして操一は晴香から、あれほど憎んでいた兄が自身を案じていたことを知らされる。わかっていたはずの、だが恋人を失った怒りから認められなかった兄の気持ち。二人は欠けた何かを埋めるように互いを求め合う。

そして、かつてその将来を誓い合った公園で再びやり直しを始めた二人。子供にも恵まれ周囲から祝福された結婚を果たした二人は、互いの引け目を許し合い抱え合いながら生きていく。



<飛鳥ルート>

出会って間もない飛鳥に、なぜ家族を引き取ったのかという質問をされた操一。晴香との間の内実を察したかのような彼女の表情を前に答えをはぐらかす意味はないと悟った。そしてそれを知った飛鳥は、自身が身体を捧げたいと望んだ。そういった経験をまるで感じさせない様子ながら、その表情に悲壮感はない。あの頃の晴香と見紛う姿、それでいて自身に裏表のない好意を示す飛鳥の存在は、操一に失われた時間を思い起こさせ戸惑わせる。



<飛鳥愛欲エンド>

飛鳥の身体を絶対に手放さないという暗い感情を抱く操一。晴香を凌ぐピアノの才能に、それが彼女と同じように飛鳥を自身から引き離していくのではないかと考える。だが飛鳥は操一の為ならばいとも簡単にピアノを捨て、それに反対する晴香にも食って掛かる。
もはや叔父の関心を自身に向けること以外には興味を示さない飛鳥。自身の下半身にかしずき受胎さえねだる姪の姿に、操一はなんとも都合のいい女だとほくそ笑む。叔父と姪のただれた、二人が憎む女へあてつけるその関係はいつまでも続いていくだろう。

<飛鳥純愛ルート>

晴香が手元に残していたかつての操一の手紙を好奇心から盗み見ていた飛鳥。いつしかそれを自身へ宛てられた恋心のように投影し、顔も知らない叔父への慕情と共に、そんな彼を捨てた母に密かな反発を募らせていた幼い頃。
飛鳥の思いの源泉を知った操一だが、彼女は晴香ではなく、自身もまたあの頃の自分ではない。筋違いともいえるその純粋な思いに正面から応えることができない操一。それでもその好意をどうしてか、肉体関係以外への利用も無下にすることもできないでいた。
そんな中ピアノのコンクールに出場しその才能が高く評価された飛鳥は、周囲から海外留学を勧められる。演奏は好きでありながらもプロなどとは思いもよらない飛鳥だが、操一もまた留学を後押しした。そして半年後、屋敷を出た飛鳥。これが正しいはずだと思いながらも胸にこみ上げる空虚さに、操一は自身の気持ちの正体にようやく整理をつける。だからこそ、全てを投げ出し息を切らせて自身の元へ向かってくる飛鳥を、その腕に抱きしめることができた。

誰にも祝福されない、だが満ち足りた結婚式を二人きりで挙げた飛鳥と操一。そして飛鳥が学園卒業を迎えるその日を待って、操一は自身が築き上げた会社を部下に譲った。憎しみの象徴であった会社から離れ、あれからもピアノを続けていたその才能を咲かせる為に。その選択がどんな未来に繋がっているのかは、まだ二人にはわからない。だが操一にとってそれは、初めて自身が選び取った、眩しい先に続く道に思えた。

<那琴ルート>

向こう見ずだった兄の面影を最も感じさせ、それでいてこの状況全てに反抗的な那琴。操一はそんな彼女に苛立ちを覚えながらも、現実を教えることにした。庇護を受けず父の会社を継ぎ家族三人暮らしていきたいという無垢な願い。だが肩代わりされた負債は46億円にのぼり、操一が人脈の為に入会した会員制サイトでは人一人が1億円程度の端金で人生を弄ばれていた。その光景を目の当たりにして青ざめる那琴に、晴香の決断をけなす資格はないと操一は断じる。
翌日悄然としながらも、自身の身体と引き換えに、なおも父へと繋がる夢を追う那琴。兄だけでなく自身にも似た強情さを面白く思えた操一は、仕事のノウハウだけは与えることにした。その教材として今まさに整理中の兄の会社の内実を伝えられ、余りにも夢を追った業務と奔放な財務に、潰れるべくして潰れたという操一の評価をなぞらえるしかなかった那琴。父を否定する言葉を受け入れる那琴のその表情には、以前にはなかった操一への敬意が覗いていた。
ビジネスにも女にも成長と魅力を見せるようになった那琴。操一はいつしかそんな彼女を後継者のように感じている自身に気づいた。

<那琴肉欲エンド>

そこまで那琴に入れ込む筋合いはないと考え、その身体を好きにすることを決めた操一。痛みで恐怖を与えた後の優しい交わりで容易くほだされた那琴は、操一にその恋心を打ち明ける。だがそんな矢先に飛鳥の留学が決まった。晴香も保護者として海外に渡る以上、那琴もそうするべきだと操一は告げる。
そのはずが当日になっても那琴は渡航の用意をしていなかった。肉体関係を明かしてまで操一の元を離れたくないと縋りつく。狼狽し激昂する晴香だが、もはや過去の話に復讐心などなく身内である以上悪いようにはしないという操一の言葉に、飛鳥の後を追うしかなかった。そして那琴はすでに肉欲から離れられない。



それから半年が過ぎた。幾度も連れ帰ろうとする晴香と、その度に親元を抜け出す那琴。最終的に晴香が折れ、月一で顔を見せることで決着となった。ビジネスに非情になりきれない那琴は経営を諦め、操一に公私で奉仕する道を志し始める。一度そうなれば夜の間中絡み合う二人。いずれ那琴が子を宿すこともあろうが、操一にはそれで構わないと思えた。

<那琴純愛ルート>

預けた500万という資金を、2週間でどれだけ増やせるかという試験。反復し結果こそ横ばいとなったものの、自身も目を付けた新興株を嗅ぎ取ったそのセンスに操一は最終的に満足を覚えていた。



身体を重ねあいながら愛の告白をささやくようになった那琴。だが操一は将来ビジネスパートナーにさえなるだろう姪に対して、その気持ちに応えるつもりはなかった。那琴が経営の道に進めばおのずと世間の注目を集めることは明白で、その時二人がそのような関係になっていれば彼女の将来に影を落とすことはわかりきっていた。
心を遠ざける為にその身体にきつく当たる操一だったが、どんな責めも那琴の思いを覆すことは叶わなかった。ついには操一の方が折れ、一方的に思う分には好きにすればいいと頭を抱えるのだった。

それから半年ほどが過ぎ。将来は企業の運営に携わりたいと思いながらも、まずは何よりも叔父の側にいたいと願う那琴は操一の秘書となっていた。操一としても悩ましい日々だが、少なくともこうしていられる間は那琴の思いを大切にしたいと思えた。かつては口が裂けても言えなかった、愛という言葉を睦言に乗せてささやけるほどに。


<プレイ時間>
晴香肉欲ルート(初回)2時間55分、晴香純愛ルート1時間30分、飛鳥愛欲ルート2時間25分、飛鳥純愛ルート1時間15分、那琴愛欲ルート2時間30分、那琴純愛ルート1時間15分、ハーレム1時間5分。計12時間55分。誠也の部屋様攻略参照。

<印象に残ったシーン>







<グラフィッカー情報・敬称略>
星クズの夜(グラフィック統括)、ゆうう、ろにー、仁浩、カゲイラ、タカトウ、桜祢マオ、加藤リィン、古賀涼子、norco、鳩崎亜紋、ふゆら

<あとがき・11/23>
公式見ると相当冷淡そうに感じたけど、主人公が意外に寛容でした。人に気を許すことのない大人な主人公が小娘の必死こいた恋に巻き込まれて、紆余曲折の結果愛を知る。とかいうのは物凄い好きなストーリーなんですが、もう少し主人公がダウナーな人だったらよかった。この辺の、微妙に腐女入った趣味が好きになったのは多分ちぇりーそふとの影響だと思う…。ブラッドロイヤルとかEXILE。
那琴ルートとか晴香肉欲ルートとか見ると結構な素敵主人公だとは思いますが。飛鳥純愛ルートはストーリーが好み。